俺ラディッツは弟を絶対に守り抜く   作:ドゥナシオン

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目まぐるしく動く戦場

ラディッツが思うよりも、地球勢がほんの少しだけ保っていると思っていた時間は終わりが近づいていた。

 

フリーザ軍の第二弾が来たからではない。

 

第二弾の方は一段階目と大差なく、それ以上に統率が取れているようには見えなかった。

 

その理由は

 

「あんたを捕まえたら褒賞は思いのままなんだよ!!」

「さっさと俺に捕まれってくれや!!!」

「・・・・成程・・・」

 

第二弾の方はどうやら自分を全く知らない実力で選ばれた上級戦士のようだ。

 

一段階目の数分の一の戦士達は、自分を知っている・無傷で捉えたいという思惑から連携を取り、物凄く統率が取れていて崩すのに苦労したが、二弾の方は単体で突っ込んできてくれる分、網を張るように風切羽の粒子を置いて怯ませ、ドドリアを下した桃白白の毒が怯んだ者達を餌食にして終わりであった。

 

だが大勢を一気に相手にした事で桃白白のスタミナも切れ始め、弱仙豆を大量に作ったがストックが切れ始めてきて、ラディッツ以外の持ち分が二・三個と心許なくなった時に、若手サイヤ人の手を避けていたラディッツの動きが止まってしまった!

 

止められたのだ・・・・

 

「いけないんだぞラディッツ!!!」

「!!・・・あぁ・・」

「お前は!!お前はフリーザ様や俺達の所にいないといけないんだぞ!!!」

 

-いけないんだぞナナバ!フリーザ様の軍に知らないやつ入れたら。-

 

在りし日・・・・ずっと昔の初対面は俺がいたらいけないと言っていたのに・・・

 

「それとお前!!俺がラディッツと話しているんだから他の奴等の相手しに行け!」

「・・・うっす・・・」

「まったく!」

「はは・・・・話しながらも息を止められるようになったんですねグルド様・・」

「ふん!俺に捕まったんだからさっさと諦めてフリーザ様にごめんなさいするんだぞ!!」

 

ギニュー特戦隊の一人、真っ先にグルドがラディッツの下に辿り着いたのだ。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「何故お前達が地球にいるんだ!!!」

「は!それをお前達に教えて俺に何の利益になるって言うんだよ特戦隊の隊長さんよ!!!」

 

フリーザ軍の第一段階目の勢力の中に特戦隊の姿や気配がなかったと知った時、ラディッツは特戦隊の忙しさを知っているのでもしかしたら後から合流してくるかもしれない事に思い至り、なるべくフリーザに見えないところで待機をしていたターレスに念話を飛ばして宇宙空間で待ってもらっていた。

 

ラディッツの予感は的中し、特選部隊は地球方面とは反対側の場所で起きた奴隷商人達による反乱を潰してからの参戦となり、後からやってきた特戦隊の宇宙ポッドを、カカオと金の髪のランチとカプセルコーポレーションの技術班が心血を注ぎこんで作った、おかしな科学力を持つ地球を見回してもイカレテいる性能を持ち合わせた手持ちバズーカ砲が、宇宙一を誇るフリーザ軍の科学の粋を集めて誂えられた特戦隊用の宇宙ポッドを五つ瞬時に破壊したのだ・・・・地球の科学力のバグここに極まれり

 

それを見たターレスは汗が止まらなかった・・・・

 

あのまま地球の中に入れたら速攻でラディッツ達の負けが確定ているとはいえ

 

うぉぉぉぉぉ!!!誰だ!!!!殺してやる!!!

 

宇宙ポッドを破壊したとてそれは自分達の地獄の始まりの合図に過ぎないからだ!

あんな事でくたばるような連中だったら!こっちは楽で助かるってのによ!

ポッド壊れたってのに無傷で激怒しながら突貫してくるってどんだけ頑丈なんだよ!

頑丈過ぎて可愛げの欠片も感じやしねえ!!

 

「全員死ぬなよ!!!

生きて坊ちゃんから美味い酒と上手い飯をたかって!!俺がブルマと結婚式上げるのを泣いてみる日が来るまで絶対にくたばるんじゃねえぞ!!」

「は!そりゃ隊長無理ってもん出す!!」

「ンダ!!」

「ラディッツ補佐官からご飯とお酒を貰えても、ブルマお嬢さんはありゃ無理でしょ・・」

「「諦めなよそこは」」

「・・・うっせえぞ!兎に角くたばるなよ!!!」

 

ったく!人がいい事言ってやる気出せてやってるってのに!!ブルマは無理だって・・あぁ!!!あんな愛の告白みたいな背中の押し方見背つけられたら絶望したくなるよ!!だってな!一緒に死んで上げるわよって!!どっから見ても愛の告白じゃねえかよ!!!

 

・・・其れでも愛してるから!まだどちらも選ばれてないから!!

 

「ワンちゃん目指して頑張りますかって!!!」

「ッ!・・・貴様ターレスか!!!何故貴様が此処にいて我々を攻撃した!!」

「へ!!そんな事教えてやる義理なんて欠片もありゃしねえよ!!!」

 

そこからは血みどろの戦いになった。

 

遠距離射撃をするカカオと近接近で戦うアモンドが最速を誇るバータとタッグを組んでいる事が多いジースを相手取り、レズンとラカセイでリクームを足止めしてターレスとダイーズでギニューの相手をする事になり、戦力外に見られた形のグルドが、俺を馬鹿にするのかと思いはせずに、逆にこれ幸いとばかりに大気圏突入をしてそして

 

「ラディッツ!!一緒にフリーザ様に謝ってやる!!!」

 

サイコキネシスでラディッツを捕まえる事に成功し、降るように説得することが出来たグルドは内心でほっとしたのだ。

 

スカウターでラディッツ達の一連の言動を知った時、どうしてフリーザ様と自分達と戦う事を選んだのかグルドにはさっぱりと分からなかった!

 

だって地球人とカカロット達を皆殺しにするんじゃ無くて!五百人残してもらえる温情をふいにするなんてありえない!!

 

きっと離れていて戻りづらいのだろうと、なら一緒に謝ってやるから帰ろうと・・・

 

グルドが促すのを

 

「兄者を放せ!!!」

「操気弾!!!」

「グ!!!邪魔するな!!!」

 

天津飯とヤムチャが割って入り、操気弾を間一髪のところで躱したグルドは仕方がないとサイコキネシスの標的をラディッツから何度も自分に飛んでくるエネルギー弾に変え、操っていると思しき男に返したが、片割れの手刀で統べて落とされ気が付けば接近されていた!

 

やられる!!

 

グルドが両手をかざしてサイコキネシスで動きを止めようとしたが何故か効かずに拳がグルドの顔面に当たりそうになった時!!

 

「天!!シールド!!!」

「リクームボンバー!!!」

 

 

ラディッツが天津飯を片手で背に庇いながら下に落下しつつシールドを張るのと、リクームが両手を握りしめ合い、その両手を相手の体に叩きつけながらエネルギーを爆発させる技がシールドに叩きつけられるのが同時に起こった・・・

 

「あ・・・兄者・・・」

「無事か・・・間一髪か・・・」

 

見ればヤムチャも同時回収されていたのか隣には同じように地面の上にへたり込んでいるヤムチャの姿があった。

 

ヤムチャも天津飯も、気を使っては弱仙豆を食べて使い続けた結果、体が限界に近づいている。

 

体力があればいい訳でもなく、体が回復させられたとて自然回復とは程遠い、クスリを使っての無理やりに近い回復に体が悲鳴を上げ始めている矢先、とんでもなさすぎる暴力的なエネルギーを纏ったリクームの衝撃に、当たっていないとはいえ爆発的な力を感じ取った天津飯が身震いするのを、リクームは二っと笑った。

 

「久しぶりだなラディッツ!!!そんな弱い奴等なんて助命嘆願してやるようにフリーザ様にお願いしてやるから美味いパフェ作ってくれよ!!!」

「・・・リクーム様・・・お久しぶりですが!ただいまの状況ではお断りさせていただきます!!」

「・・・・頑固なお前ならそういうと思ったよ・・・」

 

だったらとっ捕まえて後で作ってもらうわというリクームを、ラディッツと天津飯達は迎え撃つ。

 

「俺はグルド様の方に行く!!リクーム様は近接近タイプで力を爆発させて使われるのが上手い!!口からも気弾撃ってくるから注意しろ!!!」

「へ・・・指揮は相変わらずに上手いな・・・」

「生意気なんだぞラディッツ!!!」

 

少しづつ・・・・だが確実に潮目が変わろうとしている・・・・

 

スーナを捕らえている事に成功しているが、リーキュは悟空とクリリンを相手にしても引く事は無く意気軒昂であり、ヤムチャ達がリクームの方に向かった事でジュニアと桃白白がマトマを相手をしているが、マトマにも疲労の色は見られない・・・

 

大半の兵士達が倒されても、フリーザ軍の方に向かって流れが変わろうとしてる

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