「速報です。
昨日世界を震撼させた宇宙よりの侵略者達は、なんと孫悟雲さんの宇宙での知り合いの銀河を守る方々が駆け付け、そして手を携え撃退する事に成功したと国王陛下直々のお言葉がありましたがその続報です。
侵略者達が再度この地球とその周辺を侵略する意図が消えたわけではなく、再度このような事が無い様に、銀河を守る-フリーザ軍-と孫悟雲氏の同族、惑星サイヤと共に平和を守る同盟を結ぶ事を決めるという声明がありました。
内容はまだ不明ですが、十分後に王室より正式な発表が・・・・・」
ブツン
「・・・・・・茶番・・・て言っていいかクソガキ?」
「・・・これ以外で地球の人々を安心させる案があるなら俺の事を罵倒しようが何しようが構わんぞ。」
「ラディッツ・・・意地悪言わないで上げてよバーダック・・・・カカロット達だってカリカリしてるけど・・・私達までそんなんじゃラディが・・・」
「け!!・・・・まったく・・・」
・・・・・それは俺が言いたい台詞だよ親父・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
俺達の住んでいる宇宙とこの地球の未来を賭けた大激突は確かに一旦は決着を見た
それはその日の夕刻に非常事態宣言が解除され、外部と遮断していたシェルターを外からパスコードで開けていき、そして今日のニュースで流れている通り、国王陛下直々に終わりの顛末を告げられたのを、山村の俺の家にいる親父が面白くなさそうにテレビを消して嫌味を言ってきて、母さんがそんな事言うもんじゃないと宥めてくれてる・・・
けどな?
やさぐれたいのって俺なんだけど?
やさぐれていいのは俺だと思うんだけど?
俺の事を愛しているからしました
そんな理由で宇宙を席巻しているフリーザ様達と幼馴染達
そんなフリーザ様達と幼馴染を迎え撃った俺と弟達の決着は、テレビで報道されるようなきれいごとなんかでは決してない
それでも・・・必要だから捏造する
フリーザ軍とは宇宙を分かりやすく銀河を守る軍だと詐称して、襲ってきた当人達だなどとおくびにも出さずに共闘したいい宇宙人の方だと・・・・酷い詐欺だ
俺が地獄に行く罪が一つ増えただけだからまぁいい・・・・
首尾としては・・・・上々の筈なのだから・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
ネズミのトンミの一世一代の告白により、ラディッツ達は様々な理由で和睦をする事で合意した・・・・しないと本当に大変な事が起きるから
それはもう仕方がないと、当事者のラディッツは腹を括った。
とりあえず鶴仙流の弟妹弟子達の五人が手足を失っている。
それをトンミに診せそして、半月ではなく五日あれば軍の最新医療で元に戻れるというので、トンミに医療ポッドと必要な物を持ってこさせ、地球での治療可能な環境にしつつ
-地球の方針とフリーザ様達の方針が一致するまで会えません-宣言を、フリーザ様達に伝えた。
口裏も合わせなければいけないし、なによりもフリーザ様達と直接戦った弟妹弟子達の心情を思うと、自分の心が挫けそうになる・・・・戦争が終わってお仕舞で、皆がめでたしめでたしだなんていうのは御伽話しか絵本の中にしか存在しない
再生治療で手足が元に戻ると言えども、其の時に付けられた心や精神に付けられた傷を思うと・・・・これが侵略や戦争になれている、もしくは戦争を実際に知っている世界の者達ならば、戦士が自分の責任において戦った事だとどこかで割り切れるのかもしれないが、平和が当たり前の中で育った彼等には、戦った相手の素性を内密にして、宇宙の平和の為に結ぶ和睦する事を呑んでくださいとは酷な事だ・・・・
彼等のメンタルケアとそして・・・・怒りをきちんと受け止めないといけないな・・
自分で始められた事を、その当人が傷つけられた当事者たちを置き去りにして話を進め、真実に蓋をさせた上で和睦までするのだから・・・・きっと今後、フリーザ様ないしあの様子だとゲンイン達どころかザーボン様とドドリア様と特戦隊の皆さんはもとより、古参の方達もきっと地球に来るだろう・・・・それは弟妹弟子達の来ない場所で事前連絡を必ずしてもらうか、俺が出向くかをして彼等の傷に触れないような配慮も必要か・・・・
つまり、戦後処理が不可欠なのだ
始めたのはどちらとか賠償だのなんだのをしない代わりに、多くの者達に嘘をつき続ける胆力がいるのだ・・・・・重いのだ物凄く・・・・
「・・・・・・それを呑まねば地球が危ないのだな・・・」
「・・・もっと言えばこの宇宙全体が危機に陥りその余波で地球が吹き飛びます。」
あの日、地球が攻められる本当の理由を話した国王陛下と数人の関係者だけに、ラディッツは真実を話しそして-共犯者-を作った
その事を誰よりも分かる国王達は溜息をつく
政治的に必要な事だ
この地球の安全を守る為の偽りを終生言い続けそして墓場まで持っていかなければならない。
「ラディッツ、孫悟雲。」
「はい。」
「覚悟をしよう。」
自分達の愛する者達を守る為に、どぶ水を飲み干し泥の道を行く覚悟を