俺ラディッツは弟を絶対に守り抜く   作:ドゥナシオン

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その戦い、制限付きにつき・・・

「ラディ!!俺は絶対に超化しないから側にいさせてくれ!!!」

「狡いわよゲンイン!!私だって力の制御装置つけてもいいから今すぐに地球行きたいわよ!!!」

「・・・・・ゲンイン・・・スーナ・・・いや-他の皆-も気持ちは嬉しいんだが・・・兎に角今回の事が解決するかせめて向こうのセルを倒し切るまでは地球には入らないでほしい・・・・親父も怒っても駄目だからな?言っとくがブロリーも言った事を破ったら二度とお前とは関わらないからそのつもりでいろ・・・・ベジータ王もしょげないでください・・・。」

「・・・・クソったれが・・・・・」

「ちょっとバーダック!!・・・ラディ・・・」

「ラディ!!!俺やっぱりラディの所に行く!!!行きたい!!!」

「ブロリー!!!・・・・スーナ達とブロリーは俺がきちんと責任もって・・・バーダックはキューカンバに見てもらう・・・・すまない、何時もお前にばかりに・・・」

「ベジータ王・・・・・」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

遡った十五分前

 

向こうのラディッツの話が終わったところで昨日山村一同から届けられたご飯を温めて朝食にして、食べ終わったところで薄い緑茶を全員で呑みながら向こうのラディッツが見つけたという地獄にある穴の話をきちんと聞いた。

 

なんでも大きさは人が数人はいれるほどの大きさであり、自分と同行していた鬼たちは誰一人として吸い込まれなかったという・・・・・つまり、その穴もまた向こうの地球がアウト判定出した相手という訳で・・・向こうのブルマの推察がいよいよもって信憑性が高まりつまるところ

 

「・・・・・・私達帰るにはどうすればいいのよ・・・」

 

この一言が全てだったりする

 

帰り路は見つけた、しかしどんな事をすれば!向こうに戻っても再度追い出されずに済むのかという方法がさっぱりと見つけられない!!なに!!??二度と孫君と旦那を戦わせないとかなんとかすればいいの!!??

 

無理よ其れって!!!

 

何でか知らないけれども孫君や私達の周りは年がら年中戦いやらトラブルやらホイホイ来るし!!孫君やベジータや子供達が余計な事しちゃったりして!!戦いが来るのが普通になってるっていうのに!!!!

 

「どうしろってのよ!!!!!」

 

それこそ私達の生き方丸ごと否定じゃないのよと、怒りながら泣くブルマに向こうの悟空とベジータも本気で慌てふためく。

 

悟空もブルマは大切な仲間で、ベジータは最近ようやく愛しているという自覚を持つことが出来て大切な妻で・・・・普段泣かないブルマの本気の涙に見ていて胸が痛む・・・割とガチで・・・・

 

悟空もベジータも基本我が道行くタイプでそうなると周りの事が少々・・・多少・・・多分に疎かにする悪癖があるが・・・・・今回の件は様々な事を思い知らされて精神的ダメージが物凄いことになっていたるする。

 

そんな中で何があっても、それこそベジータが技と魔人化して悟空と戦う為に一般人に手を出してしまった時も、どうにかしなければいけないという思い一つで耐えたが・・・・二人同様に今回は耐えきれず・・・・そんなブルマをベジータが優しく抱きしめそして

 

「・・・・最悪は俺達だけがこっちに残る事を条件に・・・・こっちの世界のテラに交渉してもらう・・・・いいなカカロット。」

「ん・・・・・元はおら達だし・・・・・チチ達に会えなくなるのは嫌だけど悟飯達だけでも返したいしな・・」

「ちょ!!!」

「お父さん!!!」

「悟空!!!??」

 

幸いこの世界のラディッツは地球意志・テラと仲が良く、そのテラが向こうの宇宙の意志とが疎通できるから交渉は可能なはずだとか言いながらとんでもない宣言をかましやがった・・・・

 

実際悟空は家族と仲間のいる世界の平和のために、セル戦の後に生き返る事をせずにあの世に留まった。

 

その時のベジータには理解できなかったが、今ならば悟空の気持ちがわかり同じような事を提案した。

 

元凶の自分達が残るからと、最悪ゴールデンフリーザは向こうに戻って何かしようとしてもビルス様が破壊するだろいうという算段の下でだが、そんな事を言われた方は冗談ではない!!ふざけるなである!!!

 

全員で帰れる方法がないから泣きたいのに!愛している夫が自己犠牲とかふざけんじゃねえである。

 

第一

 

「・・・・・・帰る事を考えるのも重要だと思うが、それは向こうのセルを如何にかするのが先決だと思うのだか・・」

 

こっちのラディッツが空気を読みつつ恐る恐る口を挟んだ。

 

帰るにしても向こうのセルがどう出るか全くわからないのだからと

 

眠っている時までテラの意識を通して地殻の側に張り付くようにしているセルは、そこから動こうとしないのがラディッツからすれば不気味であった。

 

てっきり陰の気を集めるのに集団虐殺とかを警戒していたのだがピクリとも動かない。

 

その場にとどまったとて陰の気を取り入れる事は不可能であるはずなのに

 

テラと共同で陽の気を向こうのセルの周りに配して、流れ込んできた大量の陰の気の急襲を妨げているのに気が付いていなくとも、陰の気が吸収できない時点で何かしらの動きをしそうなものなのだが・・・・・今この時だって何の動きも無い・・・・

 

向こうの人達が無事に全員帰れるようにするのは一緒に考えるつもりのラディッツとしては、向こうのセル対策をするので暫く、何を見ても聞いても静かにしてほしいと、夫ベジータに慰められた事で落ち着きを取り戻したブルマを見てその場にいる全員に要請を・・・・出す前に

 

「カカロット、ジュニア、天津飯は仕事に行ってきなさい。」

 

朝食を終えても残りそうな弟達を仕事に送り出す。

 

三人は名残惜しそうにしていて、悟空なんて絶対に撮影は午前で済ますと宣言をして飛んで行くのをラディッツは苦笑しながら見送り、祖父達にものんびりとして欲しかったのだがそちらは三人から断固として断られたので諦め

 

「これから俺の幼馴染達と父達と・・・・・兎に角関係者一同に一斉に連絡を取るから終わるまで待っていてほしい。」

 

向こうの全員に断りをいれながら食事用の家具全てをカプセルに戻し、広くなった今に通信装置を出し-赤いスカウターーを掛ければ通信装置が作動して空中に映像が結ばれ・・・映像が鮮明になるかならないかの前に・・・

 

「ラディ!!!あぁ・・・・良かった!!もう少ししたら俺からお前に連絡を入れるつもりだったんだぞ!!!」

 

男の声が孫家の居間に響き渡り、結ばれた映像には今にも泣きそうな短髪の黒髪の男が真っ黒い瞳を潤ませている姿が映り

 

「ゲンイン・・・・心配かけてすまない。

フリーザ様から連絡が行っていると思うがその件に関する事だ。」

 

ラディッツはいの一番に、フリーザ様の本拠地・惑星ポンジャで文官長としての仕事をしているゲンインに連絡を入れ、次に惑星サイヤの方にいる幼馴染達と両親とそして王に連絡を入れ、そちらも映像がきちんと出る前に次から次へとラディッツを心配する言葉が溢れかえり、遂には全員超化しないからそっちに行くを言い出したのをラディッツがストップをかける。

 

理由は一つ

 

超化は全員の戦闘力を爆発的に上げてくれる代わりに、-陰の気-を生み出す可能性が高いからだ。

 

戦闘狂カカロットと対面した時にそれは感じており、超化のプロフェッショナル(?)である向こうの悟空とベジータに確認を取ってみれば、確かにそういう側面があり悟空に至っては超化したら普段乗れる筋斗雲に乗れなくなるという返答で確信を得た。

 

精神を鍛えて平常心を保てたとしても、超化というのは戦闘民族サイヤ人の闘争心と邪気で爆発的に強くなるというのだと。

 

超化ゴットと神の名を冠したとしても、神だとて清らかなる地球の神もいれば邪神いるのだから・・・・万が一全員の超化による陰の気を大量に吸い込んだ向こうのセルがまかり間違って莫大なエネルギーで強くなるなり、最悪は制御できずに地球諸共にする程の大爆発を起こされては堪らない。

 

自分の推測があっているとは限らないが間違っているという証はなく、万が一の賭けなんて絶対にしたくはないラディッツは必死に説得をする。

 

幸い向こうのセルと戦った経験のある者達がいるから対応してみせると言い切って・・・ふだんラディッツという男はそんな言葉を使わないのに、自分達を心配させまいとしている姿がいじらしくて・・・・

 

「ラディ・・・・・お前が死んだら俺達はこの宇宙を守る気なんてさらさらないからな!

ポンジャとフリーザ様達周辺以外は放っておくぞ!」

「・・・・ゲンインの言う通りだな、お前が大事にしたもの以外は本当にどうでもいい。」

「そうよ!!私だってその他はベジータと私達の可愛い子供達とサイヤ人以外は知ったこっちゃないするんだからね!!!」

「ごめんラディッツ・・・俺もそうなるからね・・・」

「それが嫌だったら絶対に今回も生き残れよ!!!」

「ゲンイン・・・・リーキュ・・・スーナ、ガジャ、マトマ・・・・分かった、石に齧りついてでもしぶとく生きるよ・・・だからそれで許してくれないか親父?」

 

幼馴染達の大変物騒な本音に、それが本当の本音だと知っているラディッツは困ったような嬉しいような-いつもの-へにゃりとした笑みで全員の想いに応える。

 

だって自分だとて一緒だから

 

だから、フリーザ様に従って生きていたのだから・・・・根は一緒なのだから・・・その思いを汲み取って必死に頑張るからと、モニター越しでもわかる殺気丸出しで形相がもうオニだって逃げ出すよ、何なら向こうのセルも殺気で殺せそうだよなおっかないバーダックはじろりと大事な-クソガキ-を見据えて

 

「・・・・・死んだら俺がもう一度お前をぶっ殺しに行くから覚えておけよ?」

 

・・・・・愛が天元突破しすぎて怖い言葉吐き捨てやがったよ・・・・それの言葉を聞いたギネにしばかれ、無事でいてちょうだいねと言った母さんが一番真っ当だよと本気で涙ぐむラディッツに、無事でいてくれとベジータ王が穏やかに言葉お送りそちらもやる事が多いだろし、こちらもそろそろメタルクウラが到達する頃だと言われて通信を終えた・・・・・向こうにいるブロリーも、メタルクウラぶっ壊すと意気込んでいて士気は高い・・・・

 

ブルマとフリーザの科学班共同の薬液のデータですぐさま実物が用意されたとゲンインから聞いた時、ラディッツ心の底から安堵した。

 

メタルクウラに対しての勝率がぐんと上がると

 

地球と違いいつでも毒物の様なものを拵えらえるようにしている-傭兵国家・サイヤ-の実力の一端が垣間見える出来事であった。

 

ベジータ王が掲げた平和に貢献するにもまだまだ武がものを言う宇宙では必要な事であり、それが今回は役に立って良かったとそんな考えをちらりとしながらラディッツは、映像無しの通信でフリーザ様と特戦隊の皆さんとクウラ様達に同時複数に通信を入れ、

 

「はい!!絶対に死にませんから!!!へ?・・・・分かりました・・・・クウラ様とフリーザ様の折衷案として-カレー味の餅入り雑煮-をお出しします!!・・・・あんこパフェで手をうってください・・・・ありがとうございますグルド様、ザーボン様・・・ドドリア様も・・・はい、周りをきちんと頼ります。

はい、はい・・・皆様もどうかお気を付けて・・ご武運をお祈り申し上げます。」

 

案の定自分達は絶対に行くぞの全員を宥め、頼み事聞いてやる代わりにカレー作れとそれよりも餅を作れと言って来た冷凍兄弟の頼みごとをラディッツは其れなら同時に要望を聞いてお出しできる新レシピで手をうってもらい、俺達もお前の側に行きたいのにと泣く特戦隊の皆さんには特別パフェでごめんなさいをすれば

 

-お前は絶対に怪我しちゃ駄目なんだぞラディッツ!!!-と怒るように案じてくれるグルドの優しい言葉にじんとして、同じようなザーボンとドドリアに泣きそうになりながら周りを頼りますと約束をして、メタルクウラは絶対に全滅させるという全員に武運を祈る。

 

 

「お待たせしましたが・・・・・大丈夫ですか皆さん?」

 

時間にして十数分の通信を終えたラディッツは、待たせてしまった人達に向き直りさぁこれからの対策の話をしましょうと振り返れば、爺様達三人を除いた全員が物凄く疲れ切っていた・・・・・まだ何もしていない筈なのになと、首を傾げるラディッツに向こうのラディッツを入れた全員が言いたい!!

 

お前は一体何者なんだ!!!!!

 

・・・改心したラディッツなんて数十年ぶりに見た両親に衝撃受けて口から魂出てるよ・・・・いやマジで

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

とりあえずと言われた本日の三度目のお茶をラディッツから出された一同は、それを飲んでどうにかこうにか精神と気を落ち着かせる・・・・・・もうこいつは神様だって言われたって驚くもんか位に図らずも一同が認定(?)をして

 

「サイヤ人達の超化が駄目だというのならば、この世界のフリーザなりクウラが駄目な訳は何ですか?この世界の破壊神でもやりようはあるでしょう?」

 

落ち着けば超有能なのはこちらもあちらもフリーザ様は同じであり、サイヤ人達の超化の代わりにこの世界のフリーザとクウラないし、破壊神がいれば如何に強くなっているセルだとても簡単であろと発言をする。

 

一度だけ地獄で共に反乱した仲ではあるが、それは其れこれはこれで邪魔であれば消滅させるのみなフリーザの発言に

 

「フリーザ様とクウラ様も戦闘の根底は殺意が前提なので、陰の気を生み出す要因になりますので超化と変わらないんです。」

 

慌てる事無く反論をし、そしてビルス様の方は今状況が芳しくないと報告をした。

 

どうやら相手のメタルクウラなのかビッグゲデスターの方が狡猾なのか、両方がそうなのかは分からないが、メタルクウラ同様に惑星自体もコピーが作られその度に惑星達が移動して本物が分からず、手を焼いているのだと・・・・・つまり

 

「この地球の中のセルはここにいる全員でどうにしなくてはいけないのですね。」

 

全員の思いを代弁するようなウィスの発言に、ラディッツは溜息をつきそうになるのを堪えながら頷く。

 

超化できない弟と悟空さん達、ビルス様の力も半減されているので通用するかどうかわからず、第一ビルス様の破壊の力もどう作用するのか分からずやめておこうとなり・・・つまるところ今現在の最大火力は皮肉な事に身を損なう程の力を出せるラディッツであるという・・・・・・

 

ラディッツの邪魔にならないようにと画面に映らないようにと居間の端で座っている悟飯と鶴仙人は泣きたくなり、ブルマはお兄ちゃんがまた無理をしてしまうと泣くのを武天老師が優しく抱きしめながら暗澹たる思いに心が痛む・・・自分達ではどうにもしてやれない悔しさと共に

 

そんな武天老師様達を見て、青年悟飯は心を決めた

 

「あのラディッツさん・・・・僕は今やアルティメットにはなれませんが・・・なり方ならわかります!!」

 

もしもまだ時間があるのならば精神と時の部屋で、カカロットさんに伝授したいと申し出た・・・・・もしも自分が修行を、或いはアルティメットを維持していればもしかしたらすぐにでも向こうのセルをと思うと忸怩たる思いで・・・・そしてもしかしたら教えながら自分も再びアルティメットになれるのではないかと一縷の望みをかけて。

 

そんな息子の憂い顔に向こうの悟空も浮かんだことがあり

 

ツイツイ

 

「・・・・なんだカカロット?」

「あのさベジータ・・・・」

 

ベジータの服を引っ張り悟空は物凄く真剣な顔で提案をした

 

超化なしだけどおら達もう一度合体しないかと・・・・

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