俺ラディッツは弟を絶対に守り抜く   作:ドゥナシオン

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逆襲のメタルクウラ

はぁ・・・・はぁ・・・はぁ・・・

 

「カカロットさん・・・・・」

「あぁ・・・・ん・・・と・・」

「僕の名前を呼びずらいなら無理に言わなくても大丈夫です。」

 

今は僕とカカロットさんしかいないんですからという孫悟飯の言葉に、全ての力を出し切り肩で息をしている悟空は苦笑する。

 

本当に全部を使い切った

 

 

気力も体力も・・・・・怒りすらも全てを攻撃力に変換してメタルクウラに叩きつけてやった気すらする。

 

無茶をしたものだと悟空は自分のした事に苦笑する。

 

あの膨大なエネルギーをその身に一時受け入れた時は、負荷が過ご凄すぎて臓器器官が消滅するかと思わせられる程の・・・・・一歩間違えれば死んでいる気すらしてきてゾッとする

 

自分が死にそうになった事ではない

 

あの優しい兄がいつもこんな膨大な気を借り受けて戦っていたという事に対して

 

何故兄がいつも戦いの後は身体が弱り遂には死にそうになったのかがよく分かる。

 

鍛え続けてきた自分ですらこれなのだから、鍛えても肉体が強化されずに華奢なままの兄であれば尚のこと・・・・もう二度と兄を前線に出すものかと悟空はあらためて己に誓う

 

こんな苦痛をあの優しい兄に負わせる事が悟空には耐えがたいことであり、戦いは全て自分達する・・・・そう、自分-達-だ

 

自分一人で戦えるという程に自分は強くない事を悟空は知っている。

 

近くにはこの宇宙の頂点・破壊神ビルス様と天使のウィス様が住んでおり、近頃あいつも兄弟分に入れるべきかと悩んでいるブロリーや、フリーザを始めとした兄の幼馴染達とそしてベジータ王がいて・・・・・クウラ達もカウントしてやるか。

 

そんな埒も無い事を考えながら、悟飯が出してくれた仙豆を受け取り口に放り込む。

 

仙豆は幾らでもあるんだから最低でも五十個は持ち歩いてくれとは兄からの頼みであった。

 

不意に何が起こるか分らない人生を歩かされてきた兄の言葉は金言だ

 

仙豆はトニーの考えた通りに八卦炉温泉の近くに仙豆畑を作ってみれば大豊作であった。

 

あれから十年近く、仙豆は有り余るほどあり近頃では医療系の何かに使えないかをカリン様とトニーが検討している程で、自分達は沢山持ち歩いている。

 

自分だけではなく、周りの傷ついた者達が大勢出た場合には仙豆を割って分け与えられるようにと

 

そして戦って全てを使い切った後は必ず直ぐに仙豆を食べる事を徹底されている悟空は、メタルクウラを倒しても慢心せずにすぐに悟飯に預けておいたホイポイカプセルから仙豆を出して貰い二人ですぐに呑み込み・・・・それが二人の命の助けとなった・・・・

 

 

デスボール!!??

 

 

冷たいゾッとする気を上空から感じた二人は即座に振り向き、自分達の知るエネルギーの球体に驚愕をしながら

 

「「か・め・は・め波!!!!!!!!!」」

 

瞬時に隣り合いでかめはめ波を繰り出し消滅させそして

 

 

「あ・・・・・な・・・んで・・・」

「あぁぁ・・・・」

 

デスボールの向こう側にいたのは・・・・・

 

 

「「「「「「「「こんなサルに負けたのか俺のくせに・・・」」」」」」

 

 

数多のメタルクウラの姿に、悟飯と悟空は言い知れぬ恐怖を感じて身が竦んだ

 

何故倒したはずのメタルクウラが・・・・・それもあんな数でいるのだ?

 

確かに!ビックゲデスターというメタルクウラを生み出す本体が存在する限り増殖されるとは聞いてるが・・・・・メタルクウラが未だに生み出されているという事は、あの破壊神ビルスと宇宙の三分の一を実質的に支配しているフリーザ達が総出でビックゲデスターを探しているというのに・・・・

 

その事実とそして、一体を倒すだけでもあれほどの力を必要としたのにざっと見ただけでも十体以上もいるメタルクウラに、悟飯と悟空は心こそ折れなかったが覚悟を決めた。

 

見開いた瞳と口をぎゅっと引き結び二人は即座にアルティメット化するのをメタルクウラは身を眇め

 

「そういえば、先程お前達に負けた俺が面白いものを見ていたな。」

 

急に世間話をするかの如く口を開き、何を言い出すのだと警戒しながら二人はメタルクウラ見ていれば、内容は世間話とは程遠いものであった

 

「俺の知る孫悟空とベジータが-フュージョンとやらをしていたな。」

 

あんな奇妙で馬鹿馬鹿しいポーズなぞ取りたいとも思わんが

 

「俺自身同士であれば-同化-すれば同じような効果が出るのではないかと思ってな。」

 

・・・・・それは悪夢のような言葉であり

 

「誰がさせるか!!!!!」

「魔閃光!!!!」

 

悟飯と悟空は悪夢を現実化させて堪るかとメタルクウラの同化を阻止するべく直ぐに動いた。

 

メタルクウラが単体だけでも飛んでもな怪物であるのに!それが十体以上いるメタルクウラが同化してしまっては・・・・それだけは!!!

 

悟空が圧倒的な力でメタルクウラの体の何処かを破壊し、再生途中で悟飯が技を叩き込んでもう一度悟空が破壊し倒す事五体の所で二人はメタルクウラ三体に捕らえられた。

 

仙豆を食べている余裕はなく、スタミナが切れかけ息が上がった隙をつかれ捕らえられた二人が見たものは・・・・・・溶けた金属が一つになるように同化していく十二体のメタルクウラ達・・・・・同化するごとに気が膨れ上がり、悟空達を捕らえていた三体も交じって計十五体のメタルクウラが一体の・・・・正真正銘の怪物を生みだされた・・・

 

「・・・・・・・なんて気だ・・・・・・」

「そんな・・・・・ゴールデンフリーザと同じくらいだなんて・・・・」

 

かつてこれ程の気を感じた事がないこの世界の悟空と、ゴールデンフリーザを相対した悟飯は冷や汗が止まらないのを、メタルクウラは詰まらなさそうに見てそして

 

「直ぐに死んでくれるなよ二人共?」

 

そうでなければこんな奇妙な事をした甲斐が無いと宣い、地獄の蓋が開いたのであった

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