俺ラディッツは弟を絶対に守り抜く   作:ドゥナシオン

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教えと情報・前編

「う・・・嘘だろう・・・・」

「そんな・・・お父さんがあんなにあっさりと・・」

「ちぃ!だから戦う時は相手を舐めずに最初から全力を出せと言ってるんだぞ・・・」

「そんな事言ったってピッコロ!あの孫君がこんなにあっさりと・・・」

「・・・・うるせえ奴等だな・・・こいつ死んじゃいねえからさっさと傷の手当てしてやれよ。もう気もすんだだろう?さっさとうちのクソガキを地球に帰してやりたいんだが?」

 

・・・・・親父・・・・俺の事案じてくれるのは嬉しいが・・・もう少し言い方考えようよ

 

宴が終わっ次の日の朝、孫家ファミリーと残っていたフリーザ軍一同とクウラと機甲戦隊達とベジータ王一行は、今回の大騒動で出てしまった被害の後始末の為に泣く泣く(本当に泣きそうになっていたのと泣いたのが何名かいました・・)ラディッツの作った朝食を食べた後にそれぞれの仕事をしに、片や地球内で片や宇宙の仕事場に戻った。

 

クウラと機甲戦隊は仕事が無いだろう・・・・とか思った者達は表情に出てクウラに読まれたのか

 

「あんな輩を瞬殺できるようにしてくる。」

 

仕事ではないがどこまでも己を高めようというストイックな姿に・・・・うちの阿呆子ザルは弱かった・・・

 

「クウラ様・・・・その御無理はなされずに・・・・」

 

時折休みに来てくださいとか・・・・自分を誘拐してあまつ未だに虎視眈々と狙っている狼を招いきれやがる・・・・少しは懲りろ、周りにいる女性陣は兎も角として男衆一同の表情悪鬼だぞ?ここまでくるとどちらに怒りを沸かしているのかわかったもんじゃねぇなくらいに・・・

 

そんな超極甘な阿呆子ザルの言葉に気を良くしたクウラ様なんて

 

「お前こそ息災でいろ。」

 

何かあればすぐに来るとか・・・・超絶カッコいい別れ方して宇宙に飛んでたし・・・なんだかな・・・・

 

それはラディッツの日常的にはいつも通りなのでいいとして(周りはこん畜生だが)、次々と孫家から客人がいなくなり静かになった後、いきなり北の界王様から一斉通信が入って驚いた・・・・中にはお茶を飲んでいた人もいたので吹いてしまったが

 

 

「お前達!!!異界の人達が全員帰れる目途がたったぞ!!!!」

 

超絶聞きたかった吉報なので、唖然呆然の後にブルマ・クリリン・悟飯と武天老師様は大声で叫んでしまう程の喜びを表し、悟空とベジータとピッコロも薄っすらと笑いながらも内心で滅茶苦茶喜んだ。

 

「帰れることになってよかったですのう。」

 

全てはこの悟飯お爺ちゃんの祝いの言葉が全てである。

 

どれ程この世界の人達が新設で居心地が良くて御飯が美味しかろうとも、それぞれの愛する者達の待つ世界にどれ程帰りたかったか。

 

大泣きするブルマにうっすらと涙をにじませるクリリンと悟飯を、武天老師様が優しく背中を叩いて・・・・帰れる、これ程嬉しい事は無いだろう。

 

しかし帰れると言っても、向こうの世界の地球の意志とやらはどう説得すればいいのだという難問をどうクリアするんだというベジータの問いに・・・・・おっかない答えが返ってきた。

 

曰く、向こうの世界の大神官様とやらが直々に第七宇宙の地球の意志に

 

「消し飛ばされるか、あの者達の乱行を改めさせるから以降許すかどちらかを直ぐに選びなさい。」

 

有無を言わさない問いかけに地球の意志は迷いなく許す方を選び

 

「いい子ですね、それでは向こうの世界にお知らせしますので彼等は一日両日中に戻ってるでしょう。」

 

とか説得できましたというお手紙が、この世界の地獄に開いている穴から出てきたとか

 

なにそれ怖い案件だろう・・・・

 

「・・・・あの父ならやるでしょうね・・・・」

 

あのいつでも飄々として何事にも動じないウィスが冷汗流しながら半笑いするのを

 

「・・・・大神官って人はウィスさんの父ちゃんなのけ?」

 

そんなにおっかない人なのかと悟空が聞けば

 

「はい・・・父は地球と地球に住まう人達よりも、第七宇宙に破壊神と天使がいない事の方が大事だと判断して、もしも地球が許さないと言ったら有無を言わさずに処断していたでしょう・・・」

 

あらゆる意味でビルス様や自分達よりも躊躇いの無い大鉈を振るう人だというウィスの答えに、どちらの世界のビルスも思い出したようにうんざりとした顔になり、破壊神より怖い人ってと、悟飯お爺ちゃんも入れてドン引きした・・・・破壊神様よりも怖い存在いるなんて・・・・・もうその大神官様とやら以上はいないよねと・・・神様に祈ってしまった・・・神様だって負けそうなのについついと・・・・

 

しかし帰れることには変わりはなく、お世話になりましたと互いに挨拶をしようとした先に待ったが入った。

 

「おらいっぺんこの世界の父ちゃんと戦ってみてえ!!!!」

 

・・・・・・悟空の病気が出ちゃったのだ・・・・

 

向こうの悟空は、この世界の人達にいっぺん戦ってみてえという想いは抱いていたがここでそれを言うのは失礼だぞと、親友とお師匠様にがっつりと釘を刺されたので我慢しようしたのだが、向こうの世界では絶対に会えない父と一度だけでも戦ってみたかったのだ。

 

無論ゴットになるつもりはない!何なら超化も二まででそれ以上の力は出さない。

 

予めこの世界のバーダックの強さを聞いていた悟空の出した結論である。

 

強いから戦いたいのではない・・・・自分でも何と言っていいのか分からないが、それでもどうしても・・・・ここでこのまま別れたら絶対に後悔する気がして・・

 

「いいんじゃない?」

 

お前それは幾らなんでも失礼だろいうという親友達と周りが止めようとするのを、この世界のビルスが先んじて許可(?)を出し

 

「この地球じゃなくて僕の星でならいいでしょう。」

 

存分に暴れてごらんよとまで言われた・・・・

 

 

・・・・・双方に何があってもいいようにと弱仙豆ではない仙豆をもってラディッツは待機係となり、おらも父ちゃん心配だと悟空も付いてきて、当然向こうの全員はビルス星について来た。

 

見ているだけだが親父がうっかり巻き込まれないか心配だとジュニア達も付いて来ようとしたが、五月蠅さそうだからこれ以上は連れて行かないよというビルスの無情な一言で全員諦め、そしてこの世界のバーダックVS向こうの世界の悟空という世にも不思議な対決は・・・・始まって三十秒で終わった・・・・・それも勝者はバーダックで・・・・いやマジで

 

 

何がどうしてそうなったかというと

 

「こっちの世界の父ちゃん!!!」

「あん?」

「おら超化は二までしかなんねえかんな!!!」

 

 

・・・・・確かに自分の息子と同じやつかもしれねえが、俺のクソガキ其の二はもっと賢くて謙虚で内心自慢の息子で、目の前の奴なんて真っ赤な他人なのに何でこんな事に付き合わされなければならないのだと、向こうの世界の悟空と違って大変ドライな考えをお持ちなバーダックは

 

「はん・・・お優しい事で。そしたら、始めるか?」

 

ウィスの瞬間移動でビルス星について互いに戦い合う為の距離を取り周りが遠くに離れて早々に高らかな悟空の発言を受けたバーダックは即座に動いた・・・・のだが・・・

 

それは途轍もなくゆっくりとした歩調で、構えようとした悟空に向かって悠然とした足取りで向かい、その動きに悟空はへっという顔をして戸惑った。

 

始めるというからには、父ちゃんが気を解放して向かってくるのを自分が受け止めるてそこから戦いが始まると思っていただけに、殺気どころか闘志も何も感じず、ゆったりとした笑みまで浮かべて・・・・何がしてえんだろと・・・・思った瞬間

 

「馬鹿が・・・」

 

いきなりゾッとするような冷たい声が耳朶をうつと共に、後頭部を抑え込まれと同時に大量のエネルギー弾を頭に撃ち込まれ、悟空は成す術もなく地面に顔面を埋められ、それでも悟空が気を喪うまでエネルギー弾が途切れる事は無く・・・・

 

「親父!!!悟空さんはもう!!!!」

「はん!気を失う程度に調節はしてやったぞ・・・・・こんな馬鹿の相手してられるかよ。」

 

自分から戦いたいと言いながら、初手から本気を出す気が無いという腑抜け発言を聞かされたバーダックは、悠然と近づくと見せかけ距離を半分以上詰めてもポカンとしている馬鹿野郎の数歩前で瞬時に超化の二になって脚力に力を集めて秒に満たない瞬間に悟空の頭に手を置くと同時に容赦なくエネルギー弾を撃ち込んだだけであったのだ・・・

 

まぁ相手は死なんだろう・・・なにせ・・・

 

「いっちっちっち・・・・・・おら・・・負けたんか?」

 

周りが今の勝負(?)に付いて行けずに唖然としている内に、仙豆も食べずに自分で復活できる奴なんだから。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「お前相手舐めて死ぬタイプだろう?」

 

あんな馬鹿な事を言って闘いに挑むやつが戦士名乗ろうなんて烏滸がましいんだよと・・・・向こうの悟空と後二名(誰だろね・・・・)は顔を熱くなるほどに赤面した。

 

その通りだから・・・・一人はあわや何度も死にかけており、一人は其れで父を一度死なせてしかも二度目は地球丸ごと死地にして、もう一人はその手の事をして散々痛い目に遭っている野郎どもなので仕方がないが・・・・

 

「やる時は全力で殺れ、ひとたび戦い合うってなったらそれ以外何にも考える事なんてねえだろう。」

 

それが戦士としての基礎だろうと・・・・・最愛のクソガキにお茶係させながらバーダックはビルス星で向こうの悟空に説教する・・・・・確かに自分の息子とは違う真っ赤な他人だが・・・・どこかギネの面影のあるこの馬鹿を放っておけないという・・・この辺やっぱりラディッツの父親なのかという一面を発揮しているバーダックの厳しい言葉に

 

「へへ・・・分かった・・・・おらやっぱりこの辺が駄目なんだな・・」

 

向こうの悟空もついやってしまう悪癖でここまでボロボロにされたのは初でありお言葉もごもっともで素直に聞き入れながら、心がウキウキとしてしまうのを止められない。

 

説教を聞きながら悟空は理解したのだ。

 

何故自分がこの世界のバーダックと戦いたかったのか・・・・それはベジータがトランクスの事を思って厳しくするのを嬉しそうにするトランクスの遣り取りを見ている内に、自分にも父親がいたら、あんな風に修行を付けてもらっていたのかもしれないという・・・憧れを持っていたのだと。

 

そしてそれは自分達のいた世界から要らないと放り捨てられた事で、自分の父ではないが同じ人がいて、どうしても自分も-父に稽古をつけてもらう-事をしてほしかったのだと。

 

そんな悟空にへらへらしてんじゃねえ馬鹿野郎と実に口の悪いバーダックの言葉にも悟空は笑ってしまい、お前は可笑しな奴だとバーダックは毒気が抜かれてしまいそこでお開きになった。

 

「・・・・向こうの孫悟空は真っ当な超サイヤ人ゴッドになるって聞いたから期待していたのに・・・」

 

この世界のビルス様の目論見は見事に外れて・・・だが、向こうの世界で起こる出来事でバーダックの教えは-色々-な場面で重要な役割を担ったのは未来の話である

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「魔人ブウ?」

「そんな奴がこの地球に居んのか?」

「あっと・・・いるというよりは僕達の世界では地球の何処かに封印されていたんです。」

 

色々とお世話になり、その挙句父が物凄く失礼な事をしてしまった事で、息子・悟飯は本気でこの世界の人達に何か返したい!何が出来ると脳みそをフル回転させて、この情報あればこの人達の助けになるんじゃないのという事柄を引っ張り出した!それが魔人ブウの事である。

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