エイジ761 十月一日 地球 孫家宅
ピピピピ
「お兄ちゃ~ん、宇宙から通信コールが・・・・あら・・・・もしもしフリーザさん・・・そのお兄ちゃん寝ちゃってるの・・・うん・・・-地球の土壌サンプル-の詰め合わせは終わってるのは私も一緒にしてたからちゃんと終わっているの断言できる・・・送るのはいいからこっちに来たい?・・・・ちょっとみんなと相談してみるわね・・・あ!悟優泣いてるみたい!後出かけ直すわね!!」
ピ
「ふんぎゃ!!!ぎゃああ!!」
フリーザからの通信が来たのをラディッツに知らせに来たブルマは、家で地球のとフリーザ軍との両方ができる仕事がデスクワークの上で、腕を枕にして深居眠りについているラディッツを見て通信に出た。
フリーザもラディッツと同じく優秀なブルマに信を置いており、ブルマがフリーザに応対してもなんの問題もない。
そもそも宇宙からのラディッツ宛の通信はフリーザかベジータ王に限られており、ベジータ王もラディッツの伴侶である事と優秀な女性科学者と目している切ったブルマであればとそちらも無問題。
そのブルマが双子の片割れの泣き声をきいて通信を切って子供部屋にすっ飛んでいきそこで見たものは
同じベットで寝ている悟水の足が悟優のお腹に乗って、重いと泣いている悟優の姿であった。
「あらあら・・・・悟水の寝相の悪さで起きちゃったのね。今度から別々のベットにしないとその内に悟優が午睡の下敷きになってそうね・・・それにしても、悟優を泣かせた本人はその隣で爆睡してるし、お兄ちゃんもコレクトコール音と悟優の爆泣きでも起きないなんて悟水は完全お兄ちゃんに似たのね~。将来大物間違いないわね・・・」
悟水と悟優が産まれて早一年以上が経ち、双子の生命力の凄まじさにてんてこ舞いしていた新米ママ・ブルマも今や一端のママである。
ママになっても長い髪はそのままの長さを維持してお洒落もするが、よく泣く悟優を相手にしても動じずにゆったりと抱き上げてあやしながら、バイクの排気音並みの泣き声の近くで寝ている双子の片割れと夫の爆睡に半ば呆れながら、この一年本当にいろんなことがあったなとふと振り返る。
・・・・・本当に異次元の世界の人達が帰って自分が双子を生んだ後には色々とあったのだ・・・・・
まず第一に、お兄ちゃん・ラディッツの活動範囲がうんと広がった!
これはジュニアが向こうの悟空さんから口頭伝授された瞬間移動を彼等が帰ってからの半年で習得で来たから・・・・・嘘のような本当の話で・・・
向こうの悟空さんは確かヤードラットの人達に直伝されても二年近く擁したという時間をたったの半年でほぼ自力習得はおかしいと思った人はきっと悪くない!
更に習得できた理由が
「親父の気を感じて親父の側に行きたいと死に物狂いで念じたら気が付いたら親父の前にいたんだ。」
・・・・・もっとおかしいだろう・・・それなら兄ちゃんに絶対に会いたい悟空も習得してなきゃ嘘だろうに・・・・なんなら私の子にいつでも会いたいんですの帝王様や、小僧を攫い放題できるだろうを掲げるそのお兄様とか、ラディッツ愛しているぞの様々なお身内だってそんな理由で習得でいるだろうに・・・・半年で習得をしたジュニア以外は未だに誰も習得できていない・・・・ご愁傷様ですだ・・・ジュニアに対する嫉妬や羨望の眼差しの嵐が凄かったぜ・・・・
本当になんでジュニアだけが出来るのかしらと、地球が生んだ科学の申し子・ミセスブルマにも永遠の謎化しつつある。
だがそのおかげでジュニアはフリーザ軍の最速のアタックボールでポンジャに行って村長に会い、その足ですぐにラディッツの元に戻っていつでも会えるようにした・・・もうラディツの喜びようが凄かった!
「今すぐ行きたい!!何なら二・三日ポンジャに滞在したい!!!テラに聞いてどのくらいなら地球を離れていていいか聞いてみる!!!」
周りがジュニアの習得できた瞬間移動の初超長距離移動を祝そうとしたら・・・・その親父は完全浮かれて阿呆子ザル化して即お出かけしようとしやがったのだよ・・・・阿呆だ
本人は地球を長期間ないしどれくらい離れていても大丈夫かの実験もしてい居ないのに、いきなり超長距離を行こうとしやがるんだもん・・・・当然・・・
「こ・・・・の・・・・馬鹿親父が!!!!!」
ちょっと説教食らいやがれと物凄く息子に説教されて、理由が理由なので周りは誰もフォローせず、寧ろ
「・・・・・このクソガキは本当にどうしようもねえな・・」
「兄ちゃん駄目だとおらも思うぞ?」
最愛の弟と親からも駄目だし食って撃沈したのだ・・・・阿呆子ザル
まぁそこから先は、カプセルコーポレーションがフリーザ軍とクラッシャーターレス軍団のレズン達との共同で開発した乗り心地を重視し作られた宇宙船が作られた。
オーディオの位置をどこにするかとブリーフ博士が迷うのを、どこでもいいですからと周りが押し切って完成させて少しずつ距離を延ばす実験をして、ポンジャに半日なら大丈夫とお墨付きを大説教から三か月後に貰ってその日のうちにポンジャへと飛んで大歓迎された。
何となればラディッツはポンジャの実質的な領主であり、ポンジャの特産品・モチ米を駆使して過疎化しそうなポンジャを少しずつまた元の賑やかな星になった。
たとえそれが一度は悪意によって蹂躙され、原住民の半数近くが殺害されても彼等は挫けなかった。
ヘラー一族と彼等に扇動されたフリーザ軍を離反した反乱軍によって、ポンジャの住民と惑星の半分近くが滅せられ森を焼かれ田畑と生命を蹂躙されて・・・・だが襲って来た者達の大半が元・フリーザ軍であっても、自分達を助けてくれて、死んでいった同胞たちの仇をとってくれたのも星の復興を手伝ってくれた領主様と同じ種族のサイヤ人の戦士方で、憎き敵の首領を倒してくれたのがフリーザ様その人で・・・
「儂等は今まで通り、フリーザ様の庇護の下でいつか領主様が来るのを待とう。」
ポンジャもナメック星同様でそれぞれの村に長老がおり、長老を統括する最長老がいる。
その最長老と長老達と一部のポンジャの住民は、忙しいから会いに行けないがといつも申し訳なさそうに通信映像でやり取りをしている可愛い領主様ことラディッツに敬意を持ち、何年経とうとも彼から受けた恩恵を忘れずに、彼の方が信を置いているフリーザ様に従属する道をえらんだのだ。
そして月日が流れとうとう可愛い領主様が大人になって訪れた事に、ポンジャの住民一同は喜んで迎え入れた。
元来が優しく善良な彼等は優しいラディッツとの相性がすこぶる良く、ラディッツが企画した惑星興しの恩恵を忘れずに代々伝えていく事にしたのでラディッツを直接知らない者達も、彼から受けた恩恵を忘れずに感謝して当の本人に会えると大喜びをしてお祭り騒ぎになった。
そしてラディッツは知ったのだ。
惑星ポンジャの近くであっても他の惑星は農耕に適したところは数える程も無く、農耕が出来たとしても土の滋味が不足しているのか植えた種と苗の三分の一が収穫できればいい方である事を。
ラディッツはそれを知って即日の内に、フリーザの許可を得て農耕出来る星とその収穫量と現在のフリーザ軍のデータベースで分かりうる限りの食事をする種族の総数を見て頭を抱えた。
・・・・・絶対的な食糧総数が足りてない・・・・
何故宇宙海賊が時に宝石を山ほど乗せた宇宙船よりも食料運搬宇宙船を襲っていたのか
そして何故宝石の類を乗せた宇宙船よりも食料運搬宇宙船の方が警備が厳重だったのかの意味を知った。
軍にいたあの当時はおかしなことがあるものだと思っていたが、日々の忙しさの中にそういうものかで片づけてその意味を知ろうとしていなかった。
理由は単純
食料の方が貴重だからだ
考えてみれば故郷だった惑星ベジータだって濃厚には全く適していなかったが、宇宙の半分の星くらいは農耕できるだろうからそれで回っているのだろうとか・・・・頭の中が御花畑過ぎると流石のラディッツだって自分の能天気さに嫌気がさしたほどであった。
フリーザ軍であればフリーザ様の力と財力で食料を購入する優先度も高くてそして貢がせていたところもあるのだろう。
当時も今も、素晴らしい環境の下で空腹が辛いと感じた事の無いラディッツは、他が空腹になりやがては飢えて最悪を考えた時それは駄目だと感じた・・・・だから
「フリーザ様!お願いがあります!!!!」
「おや・・・貴方が私にお願いがあるのですか!!??」
様々な事を知りそして考えたラディッツは、地球に遊びに来たフリーザにお願い事を口にして、当然ラディッツの全てを愛しているフリーザはそのラディッツからお願い事をされたのが嬉しくてもう色んな幸福メーター振り切って
「どこの星をリゾートにしたいのですか!?あの子達と快適に過ごせる惑星で貴方に影響なく過ごせる星を十個見つけてありますから言ってごらんなさい!!」
「へ?」
・・・・・・・フリーザ様の思考回路が凄すぎるよ・・・・自分にお願いされるなら宇宙に関する事だと呼んだのは流石だが・・・またポンジャの時みたいに星の購入を言われると思って、その前にプレゼントできるようにもう十個も用意しておいてあるところからして色々と怖いよこの人・・・・
そんな天元突破しすぎて愛が暴走しているフリーザ様に、しどろもどろと違いますを宣言したラディッツは頑張ってリーキュ達親衛隊とザーボンとドドリアを交えてのプレゼンを頑張ったのだ!
地球の土壌とポンジャの土壌を研究して培養して、農耕がほどほどに出来る土地に撒いてみて耕して土壌改良をする。
そしてゆくゆくは口さがない人達から屑星と言われてしまう星にも何かしらの作物を育てるようにし
「慢性的な宇宙の食糧不足の解決の一条になる事をしたいんです。」
もしかしたら、地球のドラゴンボールよりもはるかに強力な力をもつドラゴンボールがありそれに宇宙の星々の土壌改良を願った方が一瞬かもしれない事をラディッツはちらりと考えたが
それでは駄目だと即座にその考えを捨て去った
元々対価の分からないドラゴンボールを使う事自体に良い感情はなく、そもそもが自分達の生きていくうえで必要な物を自分達の計り知れない力に頼るのが間違っていると感じたラディッツは、何十年どころか何百年経ってもいい。
長命なフリーザ様の一族にその考えを認めてもらい、長期計画を立てられそれを実行してもらえたならば、何百年或いは何千年か後には食糧が行き渡りそれと共に宇宙の人々の笑顔が増えてくれることをラディッツは願ったのだ。
無論、食糧が行き渡る世界でも己達の欲得ずくで争い合う事もある事も知っているが、それでも人々の不幸が少しでも減らせる事の端っこでも手伝えればと思い願った事は・・・
「許可しましょうラディッツ。」
あなたの望む事を全てしなさいという、慈愛の響きをもったフリーザの言葉でお墨付きを得るに至った。
何故この子はこんなにも優しいのでしょうと、フリーザは嬉しくなりそしてその願いが上手くいく可能性が低い事を冷静に試算しつつも許可を出す。
北銀河と東西南の銀河の一部はフリーザの勢力圏になってはいるが、そこには元からいた支配者たちが今も地元の惑星と周辺とのかかわりを根強く持っており、当然ラディッツの考えに飛びつく者達の他に、自分達の既得権を侵害されると邪魔をする者達もいるだろう。それこそ大半はそうかもしれない。
食糧を握る事で支配している者達であれば尚の事・・・・だが、フリーザはあえてラディッツにそれを知らせずに自ら苦労をして学ばせる方針を固めた。
もしんその困難を自らの力で打ち破り道筋を作る事が出来たならば、今ラディッツを引きずり下ろそうと画策している愚か者たちを黙らせる事が気で、不動の地位をフリーザ軍の中に確立できるから。
そんなフリーザの思惑は知らずともラディッツの生活は激変し、地球の科学者達と農耕の研究者さんと様々な物を栽培しているプロの農家の人々(大半は山村のじっちゃんばっちゃんです・・・・)と相談・研究・実験を繰り返し、遂にエイジ761の九月に目途がたち、ポンジャの近くのカン星という芋が多少採れる星に第一号の実験をすること事になり、先程の通信はフリーザが其の進捗を聞くという態のラディッツとお話がしたかったんですという通信だったのだ・・・・本当にあの帝王はである・・・まぁブルマもその辺もう慣れているのでいつでも通信どうぞにしているところがまぁでもあるが、それは兎も角
ラディッツも壮大な計画への第一段階くらいではあるが目途がたった事にほっとして、近頃は昼でも眠る時があるのでそういう時は休ませることにしている。
其の方がラディッツが安全な地球の孫家宅で守られているのだから
この家には必ず誰かしらがいる
バーダックとギネも時折ギネの買い物に出かけるが基本は家におり、ジュニアも泊まりの仕事はしないで家に帰ってくる。
悟空も俳優業はそのままなので時折泊りもあるが終わればすっ飛んでくる。
マイとランチと結婚をしたヤムチャと天津飯も山村に住んでくれておりご近所さんである。
そしてセルは・・・・以外にも警察官やってる。
職業的に子供達のあこがれだと知ったセルは、子供達と何よりも妻に喜んでほしいと生き返ってからすぐさまクリリンおじの伝手を使って最短で警察官になれる道を邁進して、当然宿直もあるがクリリンと重なってもあの家にはソラもおり悟空叔父や何よりも兄君が父君を守るだろと信頼しているので心配はしていない。
だが当人がどこかに行かれるのは困る・・・・確かに地球内であれば今はターレス達もおり月にはサイヤ人の兵士達が交代で地球を守る役目をしてくれているし何より
「ラディ!!」
・・・・・ブロリーがいるのだから・・・・・だが、ブルマはそれでも不安になる
何故なら、ブルマと山村の人々が信頼を全幅に寄せている破壊神様が休眠に入ってしまっているから・・・・一抹の不安がどうしても拭い去る事が出来ないのだ