俺ラディッツは弟を絶対に守り抜く   作:ドゥナシオン

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異文化交流会時々弟世代交流後に・・・・

交流会後の深夜

 

 

「まったく・・・・お前が四股を踏んでいたらこの地球が割れていたんだぞカカロット!」

「そうだぞ悟空!悟雲兄さんが気が付かなかったら本当に・・・お前って本当に危なっかしいな・・・」

「はは・・・悪かったって・・・ベジータもクリリンももう勘弁してくれよ・・・」

 

昼間兄ちゃん以外の身内一同に叱られたんだから勘弁してくれと、夜も更け交流会のメンバーの子供達と自分達の子供が寝静まった頃合いを見計らい、パオズ山の一番てっぺんで大量の食べ物と少量のお酒を持ってきて月見としゃれこんでいる悟空とベジータとクリリンは四方山話をしながら今回の交流会の楽しさを話し合っている内に、矢張り最初のうっかりはと、ベジータとクリリンに思い出したように怒られ悟空は白旗を振る。

 

でも、交流会事態は本当に楽しかったな~と、男三人は持ってきた小さな瓶ビールをコップに入れずにそのまま飲みながら思い出す。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

遡った昼

 

悟空の地球割りかけ事件!(そうとしかいえねえ・・・・)後は、予定通りの交流会となれて関係者一同ほっとした。

 

悟空とドスコイが相撲ならではの突っ張り・張りて・猫だまし・くんでの投げ技等の型を見せながらの勝負の真似事をして、矢張り所作が綺麗だと評判が良かったのだが・・・

 

「・・・・誰も廻しつけてやろうって奴いなかったな・・・」

 

型と四股の真似をした子はいたが、廻しはハードル高かったようだ・・・・

 

まぁ相撲自体に興味を持ってくれたからそれでいいとドスコイとお弟子さん達は豪快に笑いながら、交流会の子達と記念写真をしてちゃんこ鍋を山村の人達とサイヤ人の子供達と一緒に作りもした。

 

初めて触れた食材を危なっかしい手つきで切るのを悟空もハラハラしながら、一緒に調理をしている兄をちらりと見れば、兄は優しい表情で子供達に丁寧に教えて作っている。

 

誰にでも優しい兄ちゃん・・・・こんな穏やかな平和がずっと続けばいいと悟空は願いながら、沢山の鍋に入れる水と調理酒と調味料をせっせかと運び、大人に混じって少し大きくなった悟天と悟白と悟炎とウミも手伝う。

 

ちなみにだが・・・・悟炎とウミは生まれてまだ二歳半なのでお手伝いと言ってもお椀をもって行ったり紙皿をもって行ったりなどの可愛いお手伝いで、大人達はその光景に癒された。

 

だがしかし、悟天は地球人の母のチチも黒髪黒目なのでどこから見てもサイヤ人の同胞に見える悟白もサイヤ人としての特徴を色濃く受け継いだのだが、悟炎は瞳は黒だが髪と眉と尻尾は名の通り炎のように赤く、ウミは髪と尻尾の色はサイヤ人だったが水色の肌をしている。

 

「・・・・こいつら本当にサイヤ人の子供なのか?」

「随分と変わった子供達ね・・・」

「-タ-ラップ-と悟白は同じ地球生まれのサイヤ人なのに随分と違うな。」

「本当にサイヤ人なのか?」

 

・・・・・どこの世界の子供もデリカシーなんてなくて容赦ないである・・・・

悟炎とウミを一目見て大人のサイヤ人達は思っても口に出さなかったのを容赦なく自分達と違いすぎるだろうとか言っちゃうし・・・

 

確かに見た目違うが、二人の母親のソラと二人の-祖父-になるラディッツが聞けば気分が悪いだろうし何よりもきっとこれからサイヤ人もこの二人のような子供達が増えるだろうから今のうちにガツンと言い聞かせようとベジータ王が前に出る前に、四人のサイヤ人の子供達はふわりとした腕の中に納められ

 

「みんな、あの赤い髪と尻尾の子は悟炎という子で、空色の肌の子はウミというんだ。

お父さんがサイヤ人で、お母さんの方があそこで鍋に味付けをしている綺麗なオレンジ色の髪の人なんだ。」

 

サイヤ人と異星人が結婚をすれば、その種族の特徴かもしくは混じり合いどちらとも違う子が生まれるんだよという分かりやすい説明に、

 

「そうなんだ・・・ねえおじさん!そしたら俺も異星人のお嫁さん貰ったらそうなるのかな?」

「う~ん・・・それはどんな種族の人になるかは分からないが・・・きっと無事に産まれてくれれば外見はどうでもよくなると思うぞ?」

 

オジサンの子供も生まれたばかりで今昼寝をしているからここにはいないが、一人は綺麗な水色の髪と尻尾の子だというラディッツの言葉に興味を持った子供達は、ご飯食べ終わったら見に行きたいとラディッツにせがみ、良い感じで話が終われて周りの大人達はほっとして、ちゃんこ鍋が煮えたのでイサヤ村長の乾杯の音頭で昼食会が始まり子供達はガツガツと貪り食っていく。

 

タ-ラップとサイヤ人の子供達に呼ばれた悟天も、日頃の慎ましさはお出掛けしてもらい同じ勢いで貪り悟空も負けるかと‥‥大人げなくガッツいてやがるせいで瞬く間に鍋は空になっていく。

 

ちなみにだが悟天も自分もおじちゃんやお父さんのようにサイヤ人名が欲しいとおねだりをして、俺の孫可愛すぎるだろうと脳内暴走させたバーダックが速攻で付けて上げたのだ!

 

自分と名前の響きを似せつつ、ラディッツのラとカカロットのッを入れたとっておきでどうだという言葉に、悟天はにこにこして受け取ったサイヤ人名である。

 

そんな我が子と夫の食欲の凄まじさに、お行儀の悪さは後で叱ると心に決めながら

 

「子供達にうんと食べてもらうだよ!!」

 

チチは頑張って肉まん・チャーハンを大量に拵え

 

「ばっちゃんの会の料理力はこんなもんじゃねえだよ!!ばっちゃんの会の皆の衆!!気張りよ!!!!」」

「「「「応!!!!!」」」

「はっはっはっは・・・・・チチもおばあちゃんたちも無理にしないで、俺が沢山作るから・・・」

 

大勢の胃袋に大量の料理が治められていく端から、村の女子衆が料理魂を燃え滾らせて作っていくのをラディッツが半笑いしながら、女性陣の倍の料理を作り、参加者一同の胃袋を満足させる事に大成功した。

 

地球って綺麗で面白くって美味しいものが沢山あるんだな~と、交流会のメンバー達は大満足した後、ラディッツとブルマの許可を得て子供部屋で眠っている悟水と悟優をみんなで見に行き、そして目を丸くした。

 

なんで保育カプセルに入っていないのか?

 

事前の知っていたベジータ王とナッパ武官長とキューカンバ以外の全員の疑問に

 

「地球人は子供達をこうやって育てるんだよ。」

 

サイヤ人や宇宙の子供達は力の使い方をある程度習得して直ぐに戦士として働けるようにする為と、フリーザ軍内部では多数の言語を扱えるようにとの学習機能も付けられているのが一般だが、地球では子供のうちは戦う事は・・・・まぁ絶対に無いとは言えないが少しずつ学んで大きくなるのだという説明に、子供達も大人も地球とは随分と子供を悠長に育てるんだなと少し呆れた。

 

そんな事では強いものが沢山いる宇宙で生き残れないだろうと

 

なんとなくそんな考えを察したラディッツは心のうちで苦笑する。

だって地球の子育ての方法を聞いた親父がもっと直接的に

 

「随分と甘ったれた育て方してんだな・・・」

 

とか言いやがったんだもん・・・いいじゃないか、その星ならではの育て方があるんだから。

 

それの子育ての仕方に呆れている気配は少しあれども、赤ちゃん可愛いとガッツリと見てくれているのだからそう悪いようにはとられまい。

 

サイヤ人の子供達も惑星サイヤを得たベジータ王の方針で、保育カプセルのプログラムから戦士に育てる為に態と気性の荒い子供にする為の洗脳教育だけを外し、生来の気質を育てる方向に大きく舵を切ったのだ。

 

サイヤ人が戦士だけを目指すのではなく、武官・文官を素質と本人の希望で成れるようにという方針を打ちたてての事であった。

 

穏やかな気質であっても、強くなれるという証明をラディッツがしてくれたのだから・・

 

見目が違う子の出現・気質もやがてバラバラになっていくかもしれない・・・それでも

 

「どんな見た目になろうとも、サイヤ人はサイヤ人だよ。」

 

ベジータ王の心を言い当てるようにラディッツの言葉は紡がれる。

 

どれ程遠くにあろうとも、どれ程枝分かれしようとも自分達はサイヤ人という同胞(はらから)なんだよと・・・

 

「同胞・・・・そっか・・・この子達も悟炎とウミも俺達の同胞なんだ!!!」

「なんか不思議だけどそうなんだね・・・」

「じゃあさじゃあさ!!百年後はもっといろんな髪の色や肌の色したサイヤ人がいるのかな?」

「もしかしたら形状も違うかもしんねえな。」

「俺は・・・・サイヤ人の女の子と結婚したいな・・・」

 

ラディッツの言葉に自然サイヤ人の未来想像の話になるのを、部屋の入口にいるバーダックは聞いていて不思議になる。

 

惑星ベジータがフリーザによって消されてから凡そ二十年以上の月日が経とうとしている・・・・・あの時は自分達は全滅は無くともフリーザをぶっ殺さなければサイヤ人はフリーザによって飼い殺しになると思っていたのに・・・・なのにサイヤ人の未来の話が宇宙の端の地球で話されているのが本当に不思議で・・・・・

 

俺も長生きして曾孫ってやつをギネと一緒に見てみるかとか、柄にもなく思う程で

 

そして夕食の支度も子供達全員で手伝い深夜に悟空がベジータとクリリンを誘って月見と洒落こんだのだ。

 

兄をフリーザの魔の手(悟空と天津飯談・・・)から救ってくれたベジータに悟空は感謝し、クリリンもベジータの穏やかながらも王をしているベジータに好意をもって打ち解けている。

 

何か重要な事を離すでもなく、何となしに話して食べて飲むのが楽しくて・・・・・

 

「なんかさ・・・・ベジータさんて・・」

「クリリン・・・今は俺に敬称はいらないぞ?」

「十歳も離れている訳じゃないだろう?」

「・・・そんなもんか?」

「クリリン、ベジータがそうして欲しいならそれでいいじゃんかよ。」

「はは・・・悟空は大らかすぎるだろう・・・」

「いや、カカロットくらいでちょうどいい。」

 

王である事を自分から望んでなったのだが、ラディッツの身内に気楽に話してほしいと思っている。

 

歳も近く、ウマが合いそうな二人には・・・・ジュニアだと何となく敷居が高そうだとベジータは思ってしまう・・・・見た目ほど気難しくはないのだが・・・

 

兎も角、ベジータは二人にこういうプライベートなところでは気楽に話して頼み、クリリンもフランクなところがあるのでわかったと約束をして、三人は自然とラディッツの良いところの話で盛り上がり、適当なところでクリリンがお開きを宣言してそれぞれの寝床へと帰った。

 

地球は安全だからと、スカウターで所在確認だけをさせてついてこなくていいと言われたナッパ武官長とキューカンバを思ってのクリリンの配慮であった。

 

そして翌朝朝食を摂って交流メンバーは宇宙へと帰り、日常が・・・・戻りはしなかった

 

 

「古い文明の痕跡が埋まってそうなところを発掘していたら、年代測定も中身の確認も出来ず、大魔王様のお力をもってしても壊れない妙な大型卵のような物を見つけたんだが。」

 

お前の知り合いならこれが分かるんじゃないかとピッコロ大魔王と共にやって来たピラフの持ち込んだ映像が全ての始まりであった・・・・・・

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