俺ラディッツは弟を絶対に守り抜く   作:ドゥナシオン

224 / 233
魔人対策に界王神様現る!!??

エイジ761 十月六日

 

ラディッツはその日、三日前に開かれた交流会の様子を地球の国王達に知らせるレポートを自宅で作成していた。

 

交流会のメンバー達がどのように地球に興味を持ったか、今後どのような地球の体験をしてみたいか等、きちんと聞いた事を音声付きのレポートを纏めて地球での交流会を継続していくメリットをプレゼンする積りで。

 

無論地球の子供達も惑星サイヤは難しくとも、地球と惑星サイヤがフリーザ軍も交えての正式な同盟を結んだ時、地球が宇宙からの侵略宇宙人の脅威から守る一環として月にサイヤ人の戦士達を常時五名ほど駐在できるようにベースを作らせてほしいという要望が出た。

 

要望を出された地球側としては、今は良き隣人であってももしも今後彼等が牙をむく事があればと危惧する声が上がり、それは当然の事であろう。

 

宇宙人は皆いい人などというお花畑野郎なんて政治の世界にはおらんし・・・・居たら即刻首だろうが・・・まぁそれは兎も角として前国王の言葉がサイヤ人のベース基地を月に作る事を許可する事となった。

 

前国王陛下曰く、彼等のような先進的な科学力で作られた宇宙船を使われれば、地球を侵略する事なぞ容易であろう

 

確かにその通りで、速度重視のアタックボールに乗って多数で攻められてくれば、如何にラディッツであろうとも地球に侵入する事が止められない・・・・まぁそこから先はラディッツとその周りの戦士達とブロリー達が本気を出せば返り討ちには出来る。

 

しかしだ、百年後の事なんて誰にも分からない

 

今後地球にいる戦士達のような強さを持った戦士達が絶対にいるとは限らない。

 

サイヤ人も寿命は地球人と変わらず、ただ戦士として力を振える若い肉体時代が長いが、一定の年齢に達すれば老いる・・・・らしい・・・

 

らしいというのは・・・これまた実に-戦闘民族サイヤ人-らしい理由で、戦士として船上で死ぬものが圧倒的に大多数で、老後をおくったというサイヤ人をラディッツも知らないから、らしいという話しか出来ないという。

 

しかし長命ではないので、大体地球人と変わらないという。

ならば百年後にはラディッツ達はおらず、子世代・孫世代も一線を退いているだろうし、今後彼等の下で生まれてくる子供達を-戦力-として期待するというのは人として間違っている気がするというのが前国王の言葉であった。

 

地球に住んでいるラディッツ達は戦闘民族として生きたいのではない、穏やかに家族で仲良く暮らしたいと常々言っている。

 

ならば彼等の子孫達を力の道具として見るのは、地球を守る為政者としては間違ってはいないだろが、それでも

 

「彼等も私達が守るべき地球の国民だと私は思っている。」

 

皆はどうかという言葉に、甘いと思いつつもこのような国王だからこそついて来た大臣達は一斉に頭を下げ、-戦闘民族サイヤ人-であり続けるであろう惑星サイヤのサイヤ人達の月のベース基地建設を是として建設も地球とサイヤ双方の力で建てられた。

 

最初に月から発せられるプルーツ波でサイヤ人が大猿化しないように、月全体にプルーツ波を通さないムーンシールドを月全体をコーティングした。

 

この時は地球の天才科学者・ドクターゲロとミセスブルマ、そのちちのブリーフ博士となんとペンギン村から千兵衛博士もやって来て、地球で装置を作り、ラディッツ達の護衛されて月で最終作業をして完成した時は祝勝会を開いたほどであった。

地球全体を覆っていたムーンシールドはその時にお役御免となりムーンシールドを張る為の衛星も回収された。

 

半年に一度メンテナンスを怠らないようすれば問題は無く、サイヤ人達は大猿化の懸念も無くベース基地作りに勤しみ、それから一月で完成されたのだ。

 

末永く良き同盟国として付き合えるようにすべく交流会を開くに至ったのだ。

 

全ては地球と宇宙が平和であり続けられるように・・・・・なのにだ・・・交流会の三日後に、破壊神様達曰くのこの第七宇宙全体を震撼させるかもしれない球を・・・

 

「・・・・・よりにもよってお前が見つけてしまったのかピラフ・・・・・」

 

こいつは何かそういうものを引き寄せると言おうか引き当てる能力でもあるのだろうかと、自分の事をあまり好きではないが今回は相談があるからと訪ねてきたピラフとピッコロ大魔王をリビングに招き入れて話を聞いたラディッツは物凄くがっくりとしたくなった。

 

いま自宅にいるのはラディッツ一人であり、弟達は仕事でブルマとと子供達はお兄ちゃん忙しいだろうからチチさんの家に半日遊びに行くと言って出かけており、祖父は-祖父親衛隊-(お察しください・・・)に連れられて病院に定期検診に行っている。

 

半月前から歩く筋力が低下した祖父・孫悟飯

 

地球人としては長く生きたほうであり、いつどうなるか分からない年齢になっている。

だからと言ってみすみす死神に渡して堪るかとターレスが息巻き、祖父の友人であるドクターゲロが五年前に自らの名義で立ち上げた-レッド製薬-でラディッツの許しを得て作り上げたナノカメラでしていた検診を一ヶ月から半月とペースを速めて検診を行ってもらっている。

 

だがどれ程の科学力があろうと、どれ程の栄養価が詰まった-神物-であろうとも寿命を延ばす事には限りがある・・・・せめて祖父を安らかで穏やかな環境で眠るように旅立ってほしいというのが近頃のラディッツ達、大人の総意である。

 

まかり間違っても!魔人ブウが復活をして宇宙存亡をかけた気苦労の中で悲しみながらなんて絶対にご免である!!!

 

ご免であるが

 

「・・・・・掘り出さない方が良かっただろうか・・・」

 

泣きそうなピラフが悪いわけではないのはラディッツが良く知っている・・・ついつい愚痴として先程のような事を言ってしまったが・・・・

 

「これをこの地球に埋めたまま放置した者達の責任だと俺は思うぞ?」

 

先程の言葉は悪かったとピラフとこ奴を貶すのかと怒り心頭に発しながらピラフを膝に乗せて座っているピッコロ大魔王にも謝罪しながらラディッツは思っていた事を述べる。

 

向こうの世界の魔人ブウは神々に所在確認をされていたという。

 

具体的な場所は兎も角として地球に封印されていた状態であると・・・ならば、魔人ブウが封印された当時は破壊神様が寝ていて仕方がなかっただろうが、所在を知っていた神・界王神は何故五百万年間もの間そんな途轍もない厄災を放置していたのか?

 

理由は知らないが五百万の間の何処かで破壊神様に連絡を付けて・・・・そしたら地球が無くなっていたかもしれないな・・・・今のビルス様は地球贔屓になってくれている現状ならばその封印の球だけ破壊してくれるかもしれないが、当時だったら面倒だから地球ごと破壊して終わってそう・・・・だから隠したのだろうか?

 

五百万年前であっても地球ならば生命が横溢した素晴らしい星だから、害が及ばないようにと・・・

 

しかしだ、自分が考えた事が理由であるのならば宇宙に球を持って行って消滅依頼をするという手段もあろうし、とれる手段はいくつか考えれば出るのではないだろうか?

 

「それもせずにただ放置されているのが問題あったと俺は思うぞ?」

「・・・・そんなものか?」

「そうだな・・・・例えば・・・・球が発見されて誰かが元あった位置から動かせば・・」

 

ピンポン

 

「・・・・こんな時に・・・・二人共すまないちょっと待っててくれ。」

「客だろう?行ってこい。」

 

宇宙存亡のかかっているかもしれない話をリビングでしていればインターフォンが鳴っり、今日は客が来る予定はなかったはずだがとラディッツは首を傾げながら玄関に向かった。

 

弟達やブルマ・爺様達が返って来たには早すぎるし気配が違う。

 

というよりは感じた事の無い気配にラディッツは警戒を強める。

 

地球人の気ではないが、邪気は感じられない。

 

「どちら様・・・・・」

 

玄関の扉を開けた先にいたのは・・・・

 

「こんにちはサイヤ人のラディッツさんですね。」

「あ・・・・はい・・・」

 

人の良さそうなラディッツからしたら物凄く背の低い・・・・白い髪をとさか状にしている薄紫色の肌の人と・・・・その人の背後から物凄くいかつい顔をしてラディッツを睨みつけて立っている白い髪を長髪に伸ばしている赤鬼みたいな人が立っていた・・・

 

「初めてお目にかかります、私は界王神のシンと申します。」

 

後ろにいるのは私の従者のキビトと申しますとか・・・・・

 

「は・・・・・はぁ・・・・」

 

・・・・・つい先ほどラディッツが対応の下手な相手としてあげつらおうとした人が、寸前で玄関にいるっとどういう事だろう・・・・・

 

ズズ・・・・

 

「すみません、何のご連絡も入れていないのに突然訪ねた私達にお茶を淹れてくださって。」

「いえ・・・・・まぁ・・・」

「・・・・馳走になる・・」

「・・・どうぞ・・・」

 

いきなり界王神様に来られたラディッツは、まさかいつまでも玄関に立たせておくわけにもいかないのでピラフ達のいるリビングに通して-出鱈目家事-でシンとキビトの為にお茶を用意しながらピラフに二人の身分をさっさとあかし、ピッコロ大魔王は兎も角目の玉が零れ落ちないだろうかというほど驚くピラフに同情しながら、お茶を淹れ終わりシンとキビトに粗茶ですがとお出しして

 

「地球のお茶も美味しいですね~キビト。」

 

なんて暢気な感想をいただいてしまい、流石のラディッツも溜息をついて単刀直入に話を聞いてもいいですかとシンに伺いを立てた。

 

ことが宇宙存亡どころか地球の危機である。

家族一同の生命が掛かっているラディッツは日頃の礼儀を取り外したのを、従者と紹介されたキビトの方は無礼なとラディッツの言葉に怒り立ち上ったのをシンが静かな声で静止した。

 

「招かれていない私達にお茶を振舞ってくれたラディッツさんに無礼ですよ、座りなさいキビト。」

 

静かであっても威厳を感じるその言葉に、キビトは渋々とだがガッツリとラディッツに怒りの視線を向けながら座るキビトの無礼をシンが詫びる。

 

「申し訳ありません、キビトの無礼をお許しください。」

「そんな!界王神様!!貴方様は神・・・」

「黙りなさいキビト、こちらのラディッツさんは宇宙の平和を守ろうというお人なのですよ。そんな人に無礼を働いてはいけません。」

「しかし・・・・・分かりました、申し訳ない・・・」

 

キビトは一介のそれも昔はフリーザ達の悪事に加担していた経歴を持つラディッツの事を-教えられて-知っており、悪事を働いた者が界王神様に無礼な口を利いたことが許せないが、主の顔に泥を塗る訳にはいかず、シン以上に深く頭を下げてラディッツに謝るのを、当のラディッツが慌てふためいた!!

 

「そんな・・・神様方が一介のサイヤ人の-私-に頭を下げてはいけないですよ!」

 

お茶の感想を口にされたので魔人ブウの意見をはやく聞きたかったのは事実だが、キビトの言う通り、神様を急かすというのは大変な無礼であったとラディッツも反省してシンとキビトにきちんと謝罪したのを、シンは普通に受けたがキビトは驚いた。

 

何故なら

 

「・・・・破壊神様とも知己を得られている者が、従者の私に謝るのか?」

「は?・・・えぇ・・・悪い事をしてしまったのですから・・・当然かと・・」

 

主に無礼を働かれれば従者として許せず怒りを表す程度は兎も角として無礼を咎めるのは至極当然であろう、例えばラディッツだとてフリーザを侮った奴をそのまま許すなんて絶対にあり得ないのだから。

 

「成る程、お前も私のように主にお仕えした事があるのか。」

「従者に・・・・近かったですね。」

 

従者の前の小姓で文官ではあるが似たようなもので在り、従者の心情を疎かにして申し訳ないと素直にラディッツが謝罪すれば、キビトも怒り過ぎたと謝った。

 

悪事を働いたと思えない程の好青年なラディッツに驚きながら

 

その様子を、シンはじっと見つめて二人が謝罪を受け入れ合い再び席についた時おもむろに口を開いた。

 

「私達が今日ラディッツさんをお訪ねしたのは魔人ブウの件です。」

 

こちらのピラフさんが球を発見した時からその様子をずっと見ていたというシンの発言に、ラディッツとピラフは驚いた。

 

ピラフは見られていた事に全く気が付かない事に、ラディッツはシン達が予め魔人ブウの封印された球が発見される事を予期していたようなシンの言葉に。

 

驚く二人を尻目にシンは話を続ける。

 

「実は私達は破壊神・ビルス様達が休眠の為にビルス星に戻られた時と入れ違いにずっと地球にいたのです。」

「な!!」

「理由はビルス様達に頼まれたからです。」

 

ラディッツは地球に界王神様達がずっといた事に驚くのを、シンは理由を直ぐに明かした。

 

自分達が地球に呼ばれたきっかけは異次元よりもたらされた魔人ブウの話が発端であった。

 

地球にそんな物騒な物があり、いつ暗黒魔界の者達が魔人ブウの封印を解き肉りか分からない中で休眠をしなければいけない状態で地球を無防備にするのをあのビルスが怖れたのだ。

 

己が守れない分、地球にいるヘンテコサイヤ人・ラディッツの影響を受けて今やブロリー程ではなくとも超化サイヤ人の二よりも圧倒的に強く成る程鍛え上げたシンに白羽の矢を立てた・・・・という訳ではなく

 

「私のご先祖様の話は異次元の方達からお聞きになっておられますか?」

「あぁ・・・確か向こうのビルス様に剣に封印されたという。」

「そうです、もし万が一魔人ブウの封印の球を見つけた者がいたら、直ぐに-ご先祖様-に相談して対応するようにと言われまして。」

 

いかに超化の二を上回る力をシンが得ているとしても、その力を使って魔人ブウの復活を阻止する戦略・戦術を立てるにはシンは圧倒的に経験が少ない。

 

五百万前に魔人ブウが封印されて以降、それぞれの東西南北の銀河にもそれなりの悪がいたが全て人の手によって解決できた範囲内であり、魔人ブウのような厄災をシン自身が知らないのだ。

 

知らない事に対応するには、魔人ブウ対応は無理であり

 

「ビルス様が眠りに入られる半月前にご先祖様の封印は解かれたのです。」

 

ℤソードが抜ければ超人的な力が手に入るという伝説は、界王神のご先祖が入っていたのだから、全ての説明をされたシンもキビトも唖然としたが、いつまでも啞然とさす程ビルスは甘くなく、さっさとソードの封印を解いて、老界王神にもシン達にした話を一方的にして強引に事態を呑み込ませたのだ。

 

いつ自分の休眠が始まるか分からにビルスはそれほど焦っていたのであり、全ての理由を聞いた老界王神はビルスの焦った様子から何かを納得して全てを引き受ける事にした。

 

どのみち破壊神が眠りについてしまったら、その間の宇宙の秩序は界王神達が見守る事になるのだから。

 

そしてシン達は何事もなくビルスの目が覚めればと祈ったのだが・・・

 

「その・・・見つかってしまったわけでして・・・」

 

無情にも魔人ブウの封印された球が発見され、あまつ年代測定の為に-レッド製薬-に持っていかれ、発見したピラフ達がラディッツ宅に来たので自分達の姿を見せる事にしたのだ。

 

「もしもの時はラディッツさんに姿を見せて全てを話すようにビルス様に言われましたのです・・・・・その・・・・ご先祖様のお知恵を借りて事態収拾を目指しつつ万が一暗黒魔界の者達が来た場合には-事前にフリーザ達とベジータ達-には話を通しているからそちらと共闘しつつ・・・・私自身は貴方の側で安全第一に居ろと言われまして・・・」

 

・・・・・・・・なんだそれは?フリーザ様達はこの話を事前にビルス様から知らされているの?

俺知らされてないけど・・・・

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。