俺ラディッツは弟を絶対に守り抜く   作:ドゥナシオン

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赤いリボン再び・・・・

エイジ761 十月六日 地球 

 

sideマゼンタ

 

俺の人生は七歳で滅茶苦茶にされた・・・・・世間で英雄と持て囃されている-孫悟雲-と奴と同門の師兄の-桃白白-によってだ!!

 

俺は七歳まで父が自らの手腕で一から作り上げた-レッドリボン軍-の総帥の息子として多くの人間にかしずかれて生きていた。

 

最初は小規模だったらしいが、俺が物心ついた頃に裏の世界の大半を取り仕切っていたらしい。

 

らしいというのは俺はその頃はまだ学校に通い始めて間もない子供だった時に、父が俺に付けてくれた家庭教師が教えてくれた。

 

父達の裏家業を良く知り抜いているという男が、いずれは俺が父の総帥の座を継ぐのだから今から-様々な事-を覚えるようにと、嫌みったらしく言って来た事が昨日のように思い出せる。

 

「いいですかお坊ちゃま、貴方様はお父様、レッド総帥が日々裏の稼業で稼がれているお金で贅沢をしているのです。

今の生活を捨てる事は出来ますか?」

「やだ!なんで俺の生活を邪魔されなきゃいけないんだよ?」

「そうでしょう、そうでしょう。世の中には-正義-だのなんだのを言って、強いものを妬む者が大勢います。

悪事だろうが何だろうが、強ければよいのです。賢く支配すればいいのです。」

 

レッド総帥はそうやって今ある軍を大きくして、いずれは世界征服を果たします。

 

ですからお坊ちゃまはレッド総帥様の後を継ぐ立派な大悪党になって、弱い者どもを支配するのですよ。

邪魔者が強ければ知恵を使って出し抜け、時間をかけて仕留めればいいのです。

 

そんな事を言って家庭教師は、あの日・・・・レッドリボン軍の本部が襲撃された日に俺の成長報告を直接しに行き運悪く居合わせたようで襲撃時に死んだらしい。

 

俺はその日は偶々学校の行事で外にいた。

 

父の方針で俺はレッドリボン軍のレッド総帥の息子という事は世間には伏せられていて、一般人として世間を学ぶために普通の小学校に入れられたのが其の時は功を奏した。

 

軍が襲撃を受けると同時に、父の信頼の厚い幹部が何人か父の指示で仕事に出ていた事で難を逃れる事が出来て、父からの最後の指示を受けたと俺を迎えに来た。

 

数日後、幹部たちと共に落ち延び少し人里離れた場所でホイポイカプセルの家を取り出し一息ついた時に、何気なくつけたテレビからレッドリボン軍の壊滅とその功績を立てた者達の名が流れて俺達の仇の名が分かった。

 

父に付いて行き世界征服を夢見ていた者達は俺を逃がしてくれた幹部以外にも大勢いたらしく、程なく母とも再会した。

 

母も父の野望を共に夢見て邪魔をした孫悟雲と桃白白を酷く怨み、ことあるごとに俺に父の偉大さと偽善の戯言-正義-を罵り、俺にいつか父の仇をと望んだ。

 

当然俺も最高の生活を奪い、慕っていた父と、いずれ俺のものになる筈であった-全て-を奪い壊した・・・・・いずれ力をつけて消してやる。

 

そう決めたのだが・・・・・孫悟雲は人類ではどうする事も出来ない奴である事が年経るごとに判明した。

 

あいつは地球人なんかじゃない

怪物だ

 

だがそれでも俺達は諦めなかった。

 

怪物を倒すには俺達も怪物を作ればいい

 

幸い孫悟雲が捕らえたドクターゲロ以外にも彼以下ではあるが其れなりの科学者達が地下に潜り俺に接触をしてきて、ドクターゲロと共同で研究していた人造人間を作る事にした。

 

ドクターゲロが生きているのならばどこかで世界最強の人造人間を作るだろうと科学者たちは予想し、完成していればあいつは必ず世に出すと言っていた科学者たちの言葉は正しく、レッドリボン軍が壊滅してから十七年後に天下一武道会を襲った謎の敵として姿を現し、自ら人造人間セルと名乗っていた。

 

そこから先は天下一武道会を中継していたカメラが壊れたのか放送局の配慮かは分からないが映らなくなったが、それだけで十分だった。

 

ドクターゲロが生きて孫悟雲の住む山村に住んでいたのは調査済みだったが、どこであんなものを作っていたかまでは組織としてまだまだ小粒な俺の立ち上げたレッドリボン軍の力ではつかみ切れなかったが、いずれ奴の周辺を調べ尽くしてデータを奪えばいい。

 

その時の俺は成人してそれなりに有名な大学を出てどこに就職をしても通る身分を手に入れた。

 

そしてその身分を使ってドクターゲロが立ち上げた-レッド製薬-に潜り込んだ。

 

レッド製薬はドクターゲロが自身が稼いできた資金で一から立ち上げたように見せかけているが、この会社は元々は父の立ち上げたレッドリボン軍が表の世界でも真っ当にしのぎを得るために作られた会社で、ドクターゲロも当然その事を知っていて稼いだ資金で前任者に大金を渡して乗っ取った・・・・ある意味において悪の天才科学者が顕在していたのだと俺としては嬉しかった。

 

この会社をドクターゲロに大きくさせて熟したころに俺が手に入れる。

科学者達もドクターゲロが作り上げたものや知識を貪欲の求め、少しずつ俺は出世してセキュリティーが固い場所にも出入りできるようなり、あともう少しでドクターゲロが保管しているであろう中枢に近づいた時-幸運-が訪れた!

 

-ピラフ-という小男と、ピッコロという・・・・直接は初めて見た宇宙人にしか見えない男が持ち込んできた物が俺のいたラボに持ち込まれてきた事から幸運は始まった。

 

レッド製薬はその名の通り製薬会社としての側面を持ちつつ、科学的な実験をするラボも持っていて、丁度俺が働いているラボには古いものを知れべる為の年代測定器の機具が置かれており、ピラフと名乗る小男の持ってきた-球-を見た時、俺は運命を感じた!

 

何かが俺に囁いた・・・・あれを手にして復活させれば俺は絶大な力を持つと!!

 

そして俺も囁きを聞く前に感じた!これは力あるものだと!!いずれ世界を手にする俺の力になるのもだと!!!

 

だから手に入れた!!

 

先年この地球は宇宙人に侵略されかけ、それがきっかけで孫悟雲の古巣の奴等が助けきただかでそこから同盟を結んで交流が始まった。

 

あいつは矢張り地球人ではなく宇宙の化け物だったか。

同盟理由なぞ奴にとって都合の良すぎる話だが内容なぞどうでもいい!!

 

宇宙には俺達には想像も出来ないような科学が存在し、同盟先のフリーザ軍というところにもそれなりの訳あるの奴等がコッソリと小遣い稼ぎで地球には無い代物を裏世界に持ち込み、そして俺達は-ステルス機能-付きの防具一式を手に入れた。

 

その防具はステルス機能をオンにすれば人の目や監視カメラは当然のように、そしてスカウターという達人たちの気を数値にして測れる代物からも気を発見させない事ができるという。

 

俺達は防具よりもステルス機能を研究し、ドクターゲロと持ち込んだピラフが少し席を外したすきに常時着ているステルス機能付きのスーツの機能をオンにし、球をホイポイカプセルに入れて直ぐに会社の外に出て、一路秘密基地に向かった。

 

基地にいる奴等諸共地下に潜り!この球を研究し復活させれば!!俺がこの地球の王にだってなれる!!!

 

待っているがいい孫悟雲!!俺は貴様に復讐をする!!!!

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・相手が孫悟雲ことラディッツでなければこの復讐劇はレッドリボン軍の再建と地球征服を目指した男が勝利ないし世界を恐怖のどん底に突き落とす事が出来たかもしれない・・・・そう、相手がラディッツでなければ、宇宙の最新科学を更に研究して再現させただけではなく他の機能も充実させたステルス機能の追跡なんて出来る筈が無かったのに・・・・

 

「・・・・・・・なんだって二十年前に壊滅させた筈の軍が復活してるんだか・・」

「な・・・なんでここが・・・」

 

この秘密基地は自分とは関わりのない者達を何人も経由して作らせた場所で、一見すればーただの大型倉庫ーで少しずつ機材を持ち込み、ロボット達に地下の施設を作らせた最新の秘密基地であったのに・・・やはりこいつは怪物だと、マゼンタはラディッツに恐れ慄きガタガタと震えた。

 

秘密基地について科学者達に球を調べさせるべくカプセルから出して数十分後に、私服姿のラディッツに強襲されたマゼンタ達はなすすべも無く捕まり、転がされ唖然とするのをラディッツは冷たい目でマゼンタを見下ろす。

 

「何故お前達の企と居場所が分かったのか?ふん、俺がお前に教えてやる義理なぞ無い。

ここについて直ぐにお前達の事を通報したからじきに警察が来る・・・-これ-か・・・なるほどここに置いてあるカプセルに入れて持ち出したか。

ホイポイカプセルというのは日常的に便利な反面、犯罪の道具としても優秀なのが考えものだな・・・・」

 

大きなものを持ち運べるコンテナもホイポイカプセルにする事が出来、その中に何を入れたとしてもカプセルに戻せば中のものまで一緒に縮むのだから。

 

誘拐犯の類がいつかこのことに着目する前に、生体感知されたらカプセルにならない仕様にしてもらえるように研究してもらうべきかと、レッド総帥の忘れ形見のマゼンタを縛り上げ、その前に-軽い風切羽・球体-で制圧した者達を広い部屋に閉じ込めてきたラディッツは、意識があるとはいえぎっちりと縛り上げてマゼンタの記憶を読んだ後は放っておいて球を持ち出したカプセルに戻して回収した後にそんな事を考えている。

 

マゼンタは非常に・・・・否!新・旧のレッドリボン軍そのものからしてラディッツが関わった事が運がなかったと言えよう!!

 

マゼンタの作戦は確かに衝動的ではあったがそれでも成功確率は高かったのだ!何度も言うように相手がラディッツでなければ。

 

ラディッツは界王神様と其の従者から話を聞いた後、兎に角魔人ブウの封印された球がレッド製薬にあるのならば、何かある前に取ってくると界王神達に家に留守を頼むという暴挙を起こしやがったのだ・・・・・確かにラディッツの飛びに付いて行くのはビルスをしても不可能だから、一刻も早くという気持ちはわかるが・・・・まぁラディッツの行動は正しく、ラディッツがレッド製薬についた時にはドクターゲロが青い顔をしてラディッツに正体不明の球が盗まれたというとんでもないニュースが飛び込んできた。

 

いつ、誰がどうやって持ち出したのかも監視カメラに映っておらずに犯人の行く先も不明だと言われた時、ラディッツはすぐさま外に出て上空に飛びつつテラに-不自然に映らない空間-と自分がピラフに見せてもらった球の写真を頭に描いてテラに共有し、地球の何処かに無いかも同時に探させた。

 

相手はステルス機能を切ったのか不自然な空間は無かったが、球は直ぐに見つけられそして、ラディッツは直ぐに行動に移しそして・・・・・赤いリボンは再びラディッツの手によって解かれた。

 

どこかの世界線にはこんなラディッツはおらず、またマゼンタと彼が築いた新・レッドリボン軍も新たな戦力をもっておりこうもあっさりと壊滅はせずに世界を滅亡の危機に追いやったが・・・・災厄の未来事赤いリボンは再び解かれ消滅させられたのだ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お兄様~、せっかくあの小悪党をそそのかして魔人ブウの封印された球を奪わせたのにあっさりと取り返されましたわ~。

いっそ私達が手に入れたほうが早くないかしら?」

「う~ん・・・・あいつは本当に厄介そうだね~。

僕達があいつに変に干渉したり、球を手に入れようとしたらあの馬鹿みたいに見つかって一網打尽にされちゃいそうだから、やっぱりあいつの周辺を責めるのが一番だろうね~。まだ破壊神は寝てるみたいだから焦らずにやろう・・・・そうだね・・・あと五・六日でなんとかなりそうだからさ、周辺の事任せたよ。」

「はい!そうしますお兄様!!!」

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