sideとある文官より
あぁ・・・・ラディッツ様とその弟であるカカロット殿のお血筋を引く御子に出会える日がこようとは誰が考えたか?
ラディッツ様を取り戻す為に地球を攻めに行って敗けはしたが、宇宙には我等の力が必要でありその為に和睦をすべしというラディッツ様の慈悲深いお言葉をフリーザ様が呑んでくださり本当に良かったと思う日がこようとは・・・地球と和睦を結べたからこそ今回我等は可愛らしいお客様をお迎えで来たのだから。
ラディッツ様の甥御様は名前を地球名では孫悟天、サイヤ人名をタ-ラップ様であると初めてフリーザ様の母艦に乗られ短い間ですがお世話になりますと恥ずかしそうにされながらもご自身の名前を言われてしっかりと挨拶されたのがなんとも愛らしく・・・不覚にも幼い頃のラディッツ様を思い出して泣きかけてしまった。
髪は長髪のラディッツ様とも特殊な癖っ毛のカカロット殿とも違う・・・確か地球の髪形で-坊ちゃん刈り-というような髪型でタ-ラップ様のお母君が手づから子の髪形にされたとタ-ラップ様が説明されていた・・・・・なんと親子愛に溢れた良き話であろうか。
タ-ラップ様に是非ともラディッツ様の幼少の頃よりのご活躍をお教えせねば
ラディッツ様もあの跳ねっかえりのバーダックと生粋のサイヤ人とは思えない優しいギネの事を愛して家族の為とフリーザ様の為に沢山頑張って偉業を成した事を。
私が母星でのご意見番からフリーザ様の母艦での直接のご意見番となったのはこの時の為であったか・・・・タ-ラップ様!私が沢山ラディッツ様の軌跡とフリーザ様達の偉大さをお教えします故待っていてくださいね!!!
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孫悟天の人生は順風満帆といえる・・・まぁたったの五年しか生きていない幼児に何を言っているんだと言えばそうなるだろうが、-カカロットの息子-で-ラディッツの甥っ子-で-で-バーダックの孫-とくれば・・・・惑星サイヤでもフリーザ軍でも大事にされる要素しかありゃしねえ血統の正真正銘のお坊ちゃん。
カカロットは惑星サイヤの現国王・ベジータ王と兄弟分の誼を結び、祖父のバーダックなんて惑星ベジータが滅ぼされたあの日に単身でフリーザとやり合い生き永らえた伝説の戦士!
惑星サイヤのサイヤ人にとって強い戦士は矢張り尊敬の的でありそんな戦士の父と祖父を持つ悟天はというと、ブロリーと軽くではあるが組み手を成立させられる程の戦士の素養バッチリと持った凄い子である。
ラディッツの事は言わずと知れたフリーザ軍でトップのフリーザ様を始めとした中枢部の丸ごとがラディッツ愛しているを標榜にしていますがナニカな奴しかいねえので説明要らんだろう・・・・・
そして地球でも俳優にして現実の英雄の孫悟空の息子で、祖父牛魔王が切り盛りしてい大繁盛して大宿となった温泉宿ー芭蕉温泉ーの一人娘にして結婚するまで宿を大きくするのを手伝い親孝行の看板娘と言う評判でお客様を沢山呼び込み宿を大きくしただチチの息子である。
そんな凄い父・母・祖父達・伯父を持った悟天は今現在ラディッツ愛しているを掲げているフリーザの母艦に乗って宇宙を旅しながら様々な事を学んでいる。
特に上記の文官様みたいな人から-沢山の事-を学んでいる訳で・・・・
しかし悟天はどんな話であっても自分でもできる事がないか学べる事はないかと楽しみながら聞いているので、教えている者達からすればこれほど素晴らしい生徒はいなかろう。
フリーザの下に、タ-ラップ様に教えを授けたいというラディッツ大好き・タ-ラップ様も可愛いですの文官達が突撃して教師の座を巡ってバトル勃発にまで進展しかけたのは阿保だろう・・・・
だがしかし
「皆さんの気持ちは-大変よく分かります-」
帝王フリーザ様がそんな阿呆な気持ちを理解しちゃっているからしょうがない・・・・
悟天は実に、幼少期のラディッツと似ているのだから
優しい笑顔で優しい言葉を柔らかい声で降らせる
純粋な良い子に、日頃から汚れた事を平然としてのけるフリーザ達の心は癒されているのだから。
悟天は様々な庇護の下、一路-ナメック星-を目指している
あの星は一度天変地異で滅びかけたのだが、ジュニアが同族に会ってみたいという想いベジータ王に頼んでナメック星を身に行ってもらった事がある。
いきなりナメック星に着陸をしてナメック星人を驚かせないようにと配慮の下、ナメック星とは別の近くの無人の星からドローンタイプの観測ロボットを飛ばして観察したところ、少しずつではあるが木々が生えて畑もあり、水質が豊かな星に復活しているという話をジュニアとラディッツが聞いてとても喜んでいた。
その話は宇宙の農業発展に活かせないだろうかと宇宙農業のプロジェクトの時に話が持ち上がり・・・・・その話をラディッツから聞いたフリーザ様ってば速攻でナメック星に行って国交結びませんかのお話を直接ご自身で持っていきやがったのだ・・・
当然悪の気を帯びたフリーザがナメック星に降り立った瞬間に、ナメック人の戦士達が十重に八重に二十重に囲みこまれた訳で・・・・・その人達は全員無傷で無事です。
一応第三者の立会いの下で国交樹立のお申し込みをしたほうがいいでしょうと、ラディッツの話をフリーザと共に聞いていてかつナメック星を観察したベジータ王がナメック星人の戦士達に丁重に来た経緯を説明して自分達は無害ですを主張しただけではなく
「・・・・・・信じられん事だが其の悪の気を放つ者と会おうという最長老様の思し召しがあった・・・・案内するが!何かしたら許さんぞ!!」
最長老様の付き人のネイルが最長老様の言葉を携えて一触即発しそうだった現場に駆け付け事なきを得たのだ。
「ほっほっほ、この星のトップは実に話の分かるお人のようですね~。」
私はきちんと話せる人には敬意を払うのですよと、フリーザはすんなりと自分に会うという最長老様の言葉に気を良くした事で、剣呑な雰囲気となった親衛隊も気配が柔らかくなり
「宇宙の方がお見えになるとは初めてで私の子供達が驚いて失礼な事をして申し訳ない。
私がこの星の最長老ですが、貴方が私達と誼を通じたいというお方ですか?」
「はい、私は貴方達の住むこの星を含めた東の銀河を治めているフリーザと言います。
あぁですが別に私達に臣従しなさいという話は一切ないので安心してください。」
会談も始まりからスムーズに進んだ。
最長老に言った通り、フリーザは緩やかな統治を好み一つ一つの星々を縛ろうという思惑は一切ない。
そんな事をすれば面倒な事しかないからだ
統治する為に一体どのくらいの人材が必要で、労力を考えれば馬鹿馬鹿しくなる。
それでは面白くもなんともないから、注目した星を征服するなり傘下に入れるなり利になりそうでなによりもラディッツが喜びそうな星とこうして誼を通じる方法が採用されており、地球とサイヤ以外で国交を結ぶのはナメック星が初となる。
自分達が来た理由をフリーザが直接最長老に話した。
その言葉に偽りはないのを感じ取った最長老は、
「分かりました、我々も外の世界を知る良い機会が巡って来たのでしょう。」
このお話をお受けしますと、最長老はベジータ王の為人とフリーザの僅かにある誠意を信じてみる事にして国交樹立に踏み切って、巡り巡って悟天が第一回目の宇宙農業勉強会はナメック星とあいなったのだ・・・・・・五歳の孫悟空とチチの息子がフリーザ達に守られてナメック星に行く・・・・・それもフリーザ親衛隊のマトマとリーキュとガジャの他に
「タ-ラップ!!今日も我等とポージングの特訓をしようじゃないか!」
「あ!ギニューさん!!」
「その後に俺と宇宙船内鬼ごっこするぞ!」
「バータさん・・・・この前それで扉壊して怒られましたよね?」
「細かい事はいいんだよタ-ラップ!そういう時は相手に甘いものを贈れば何とでもなるぞ~。」
「リクームのいう通り、楽しんだもん勝ちだぞ。」
「もうジースさんまで・・・」
・・・・・ギニュー特戦隊も勢揃いしてだ・・・
ラディッツの甥っ子なんて超楽しそうな案件俺達も混ぜてくださいフリーザ様と直訴して通って以来、ギニュー特戦隊は毎日のように悟天を構い倒そうと虎視眈々と狙っている!
グルト以外は
グルトはラディッツは好きだが、ラディッツの甥っ子にさして興味がないのか特戦隊の勢揃いポージングを見せた後はどこかに行ってしまう。
「僕・・・・何かしちゃいましたか?」
グルトに嫌われているのだろうかと悟天は落ち込んだが
「あいつは基本フリーザ様と俺達とラディッツ以外にはあんなもんだぞ。」
フリーザ様の親衛隊の面々には顔すら見せない事の方が多いというギニューの言葉に悟天はキョトンとした。
悟天の知っているグルトは
「ラディッツ!ちゃんと食べているか休んでいるか?もっと頻繁にフリーザ様と俺達に連絡をしろ!!
この飯美味いからお前も沢山食べろ!それはお前が運ばなくていい!おいそこの兵士!お前達が働かないでラディッツさせるなんて駄目なんだぞ!!!」
ラディッツに心配からくるお小言を言いつつもなにくれとなく面倒を見ているいい人である。
そんなグルトにラディッツは嬉しそうに話に頷き、面倒を見てもらってお礼を言って楽しそうにしている。
そうか・・・・・あの人は伯父さんが大好きなんだなと悟天はギニューの話と日頃見ていたグルトの様子で納得をして、グルトの素っ気ない態度を気にする事は無くなった。
伯父さん好きな人に悪い人はいないもんねとは・・・・ここはまだ五歳の幼い子供の可愛い思考なのだ。
悟天は本当に知らないのだ
フリーザがラディッツだけを目当てにして地球を滅ぼそうとした事を
地球丸ごと決戦のあの時、悟天は大人達から悪い宇宙人達が攻めて来るという事しか聞かされておらず、その後の結末も何故フリーザ達と惑星サイヤと地球が同盟を結んだのかの本当の意味を知らないでいる。
国王達が地球の一般人の未来を想い真相を闇に葬ったように、全ては子供達の未来に影を落とさない為の大人達の配慮であった
無論悟天が大きくなって大人になり真相を知り違った時は話す事をラディッツと悟空達は話し合って決めている。
だが、知らないままのほうがいい事も往々にあるのが世の中である。
少なくとも子供のうちは敵だ味方だというしがらみを与えたくないと
そうした思いの中で育っている悟天はラディッツの周りにいる大人達が大好きであり、好かれれば当然相手も嬉しくなるのが人情であろう。
ラディッツの甥っ子可愛いなと今日も悟天を構いつけようとギニュー達は手を伸ばしたが
「悟天~、文官のおっさんが悟天が授業に来ないって探してたぞ~?」
「あぁ!!・・・そうだったこの時間に約束してたんだった・・・」
「駄目だぞ悟天!」
「約束破ったらいけないぞ?」
小さな悟天の体はすっぽりとブロリーの腕の中に納められ、約束の授業の事を悟天にレズンとラカセイもブロリーと一緒に注意する。
ギニュー達と遊んで時間を忘れてしまった悟天は閉まったという顔をして赤くなり、急いでいってきますとブロリーの腕の中から飛び出そうとしたが
「文官のおっさんも連れてきたからここで授業聞けばいいぞ。」
・・・・悟天を抱えたままブロリーは床にどかっと座った。
今悟天たちのいる部屋はプロジェクターが丁度ある部屋で、授業も出来るからここで聞いてその後に組手遊びをしようと無邪気に笑うブロリーは、実は中身は悟天と同じではないかと悟天を取られた形になった特戦隊の面々は思ってしまう。
今回の悟天の旅には護衛としてブロリーが乗り込み、親父~のパラガスさんとレズンとラカセイも一科学者として同行している。
パラガスとレズンとラカセイはフリーザ軍にいた頃と相変わらず優秀であり、優秀な人材が大好きなフリーザが食指を動かして勧誘したのだが
「お誘いいただき有難い事ですが、儂はブロリーが望むこと以外に興味はないのです。」
「僕達もあのぶっ飛んだ破天荒なターレス様の面倒を見る為に側を離れたくないです。」
「その代り何かあれば優先的にお仕事を引き受けさせていただきますのでよろしくお願いします。」
パラガスには丁重に断られ、レズンとラカセイは営業紛いを賭けられて断られ、いっそ清々しい断り方にフリーザは気を悪くした様子はなく、お仕事を頼む時はぜひお願いしますよとお茶目に答えた・・・・帝王の貫禄かね~。
そんな楽しい愉快な面々の旅だが、実はレズンとラカセイの他にもターレスが悟天に付いて行きたがった。
「いいか悟天、俺達サイヤ人は自由を愛する種族だ。」
気ままに宇宙を旅をして美味いものを食って美味い酒を飲む旅にいつか連れて行ってやるとそう言い聞かせてきたのだターレスは。
同族大好きっこなターレスの薫陶を受けた成果が実ったのか、悟天は自由に野山を駆けまわり大人達が拵えてくれる美味しい物を沢山食べて笑顔で毎日を過ごすのを見続けたターレスにとって、悟天の初の宇宙旅行を他の奴等に取られたと泣いて悔しがったのだ!
しかしだ、悟飯お爺ちゃんの定期検診と重なってしまったのだ。
ターレスは悟飯お爺ちゃんの定期検診付き添いを取り、泣く泣く諦めレズンとラカセイに悟天の事を頼んだぞと言って送り出したのだ。
悟天が地球を出発した時は家族一同は言うに及ばず、山村の農村部一同も蝶ネクタイに子供のスーツを着た悟天を盛大に見送った。
悟天は家族の中でも去年生まれた妹のアイにお兄ちゃんの顔を忘れられないようにとアイをぎゅっと抱きしめてから行ってきますと見送りの人達に笑顔で応えて旅立った。
アイは母のように長髪ストレートの黒髪で生まれ、尻尾もあり純粋なサイヤ人の血を色濃く受け継いだ可愛いい妹。
悟水と悟優が産まれた二月後に産まれ悟天も父達同様にメロメロであり、宇宙船から通信を入れる時はアイが起きていないかなと期待するのだが、父達が揃っている夜ではもう寝ているのでがっかりとしてしまう。
沢山の事を学びたいが、沢山お土産を持って地球に帰りたくもある悟天を大人達は優しく見守る。
科学の粋を集めて作られたフリーザの母艦であれば、地球からナメック星まで往復八日で行けてしまう・・・・フリーザ軍の科学力も、地球の科学力に負けないほどに凄いの一言である・・・・・レズンとラカセイもエンジンのチューンナップに関わっている・・・もう魔改造やん
四日で向こうにつき、一日ナメック星に泊まって次の日に帰るという強行軍だが悟天は念願の宇宙の旅の中で学べるので文句なんぞ欠片も無い。
みんな優しい人達の旅が楽しいと・・・・・順調に行って帰る旅だと悟天を含めて誰もが疑わなかった・・・・・ラディッツからの凶報がもたらされるまでは・・・・