エイジ749 地球南側にて・・・
「ほほう!この家の広さは儂の亀ハウスよりも格段にでかいのう!」
「本当ですね!亀仙人様の家を二つつけてくらいですかね?」
「テレビがある!しもうた!!今日はお昼に乳のでかくて可愛い姉ちゃんのニュースキャスターが出る日じゃった!!」
「亀仙人様!!良い子の!しかも悟飯さんのお孫さん達の前でなんという事を!!」
「・・・姉ちゃん、乳がでかいとなんかいい事あんのか?」
「・・・・・悟空、今の言葉は忘れなさい・・・武天老師のお爺ちゃん!!悟空に変な言葉覚えさせないで頂戴!!」
「ほい!!??・・・あ、しもうた・・ついうっかり。」
何時ものスケベ心出してしまったと舌をぺろりと出して照れる亀仙人に、あまりそういう事をよく分かっていない悟空は兎も角、スケベじいちゃんだこの人と、分かってしまったブルマは頭を痛める・・・・弟子だった悟飯お爺ちゃんは兎も角、優しくて真面目なお兄ちゃんと武天老師のお爺ちゃん会わせて大丈夫だろうか?
少し遡った海岸線にて・・・
悟飯に頼まれた事をきちんと果たそうと、ブルマと悟空はもれなくついてくるであろう兄に対しても腹を括り、絶対に旅を続けられるように頑張ろうと誓い合った。
「えっと・・・武天老師のお爺ちゃん・・・でいいかな?」
「んむ?若くて可愛い娘からそんな可愛い呼ばれかたしたら儂嬉しいぞい!!」
「そ・・・そう?可愛い・・・えへへ・・」
ブルマとしては、悟飯お爺ちゃんのお師匠様というからには優しいながらもピシリとした凄い人をイメージしていただけに、ファンキーなファッションにどこか軽いノリがある亀仙人に、旅の間は私がしっかりしなくちゃを標語にしていたブルマの心にするりと入り込む。
そして雰囲気が柔らかく、きっと武道の世界では偉いのかもしれないのに偉ぶらないところがお兄ちゃんにも似ているので、元々ご飯お爺ちゃんのお師匠様という事もあって薄かった警戒心がほぼ無くなったので、身内だけに見せる、顔を赤らめ手で頭の後ろをかく仕草つきのえへへ笑いが自然と出たのだが、そのブルマの少し幼い笑い方に亀仙人は驚いた。
ブルマが着ている服はデザインからして都のものであり、物言いもどこか蓮っ葉で少し擦れているギャルのイメージがあったのだが、こうしてみると朴訥な娘っ子であった。
見た目で人をはかるもんでもないわいと分かっていたつもりであったが、まだまだ自分は修行不足じゃなと、亀仙人は本気で反省した・・・・こんな娘っ子にエロい事仕掛けたら駄目じゃろうな~とか・・・・どこまで本気なのかは分からんが、まぁ本当に反省してお尻を-偶然-触るだけでやめようと誓ったのだ!・・・・この後すぐに、この娘に触ったら死ぬからやめる様になる・・・
それは兎も角として、武天老師のお爺ちゃんでブルマの呼び方は決まり、悟空は亀仙人のじっちゃん呼びを本人の許可を得て、今悟飯と自分達の兄を呼ぶのでポイポイカプセルの家を出して亀仙人と海亀に中で待ってもらい、悟空とブルマも家の中に入って通信機器に手を伸ばす。
・・・・・どうかお兄ちゃんが仕事でいませんように!!!!
ブルマは渾身の祈りを込めて!!・・・・祈ったのだが世の中無情であった・・・
パオズ山の悟飯お爺ちゃんの家の電話にかけたら
「はい、こちら孫悟飯宅です。」
「!!!!お・・・・お兄ちゃんどうしてお爺ちゃんの家にいるの?」
いないでほしいと祈った相手が出てきた事に、ブルマは顔に冷や汗を流して内心で滂沱の涙を流し、察した悟空もあわわという顔になって亀仙人と海亀は何事だと目を丸くする中
「うん・・・大丈夫・・・無事にドラゴンボールの三つ目見つけて残り四つで、うん、残りはイーストエリア内に固まってて・・・そうね・・・・上手くすれば十日もかからなさそうで・・・危ない事?悟空がいるから大丈夫!!!
お兄ちゃんが過保護すぎるの!!え?・・・あぁお爺ちゃんのお師匠様の武天老師様を見つけて今目の前に・・・・場所は・・・お爺ちゃんの家から海岸に出て南下したところに、ポイポイカプセルの大きな家だ下からそこに来てくれれば大丈夫。
周りは家一軒もないから、直ぐに・・・あ・・・んもう!!!」
泡食っていたブルマが百面相をしながら何やら相手と話し込み、怒ったり説明したり最後は矢張り怒ったりと大忙ししながら通信機器を切って怒髪天になった!!
「お兄ちゃんの馬鹿!ちょっとは十六歳になった妹を信用しなさいってのよ!しかも武天老師のお爺ちゃんの事言ったら直ぐに行くって言って切っちゃうし!!」
「・・・兄ちゃん怒ってたけ?」
「あぁそれは大丈夫、其れよりも私と悟空に怪我無いか危ない事してないか心配してたけど、旅に対しては何にも言ってなかったから大丈夫そうよ。」
きっとご飯お爺ちゃんが説得してくれたんだろうというブルマの言葉に、悟空は兄ちゃんに反対されなくてよかったとほっとするのを、亀仙人が尋ねてきた。
「お前達の兄とやらは相当厳しいのか?」
世慣れてそうなブルマと、悟飯の孫という贔屓目を抜いても鍛えて良そうな悟空が大慌てするほどであれば厳格で真面目一直線なのかと思ったのだが
「う~ん・・・・お兄ちゃん私と悟空が大好きで、私達もお兄ちゃん大好きなんだけど・・最近過保護なの・・」
「成る程のぅ・・・若い者は自分を試したいが、兄として弟妹達を守らんとするのは当然じゃが、匙加減が難しいところではあるのぅ。」
「そうなのよ・・・私達の事を思ってくれるのは嬉しいんだけど・・・ねぇ・・」
「兄ちゃんもっとおら達の事信用してくれねぇかな?」
「若いうちはそうやって互いに大いに悩みあって道を見つけ合えばよい。幸いお前達には悟飯が居るじゃろう。
あ奴が居れば、その兄も行き過ぎた事を諫めてくれる。
しかしお前達もあまり兄の想いを無下にしてはいかんぞ?」
ここらは天下の武天老師と慕われている亀仙人としての面目躍如である。
教え導き、楽しい明日を目指せる若者たちを育てる事が大好きないいお師匠様なのだが・・・・スケベであった。
別に装っているのではない!仮面をつけて実はではない!!
平和が好きだ!素晴らしい若者たちと優しい世の人々が好きだ!!それと同じくらいにピチピチの綺麗な姉ちゃんも大好きなのだ!!!
柔らかいお胸や体に包まれたい!チヤホヤされたい!!チュッとキスをされて、デートもしてみたい!!!・・・仙人かこいつはという位に欲望にも忠実である・・・・が!悟飯の孫娘扱いの可愛い娘さんは・・・・滑って転んでお尻につかまるくらいかと・・・実に懐が宇宙の如く広大無辺な仙人様なのだ・・・うんきっと・・・
そんな亀仙人様に、海亀とブルマは呆れ、悟空は姉ちゃんと亀は何を悩んでいるんだろうと首を傾げた時、中心人物・亀仙人の顔が鋭いものとなった。
高速で物凄い気を・・・さらに言えば凄まじい何かの気配を纏った持った者が近づいてきておる!
「亀!二人とここにおれ!!儂が様子を・・・」
「あ!!兄ちゃんの気配がすんぞ!!」
「本当!!出迎えないと!!」
「あこりゃ二人共!!!!」
習得した武が錆びること無く、亀仙人は車以上の速さでとんでもない気を持った者が使づいてくることを察知し、悟飯の孫二人を守るべく動こうとしたのだが、悟空が兄が来たと喜び、ブルマも悟空の言葉で外に飛び出してしまった。
二人の方が出入り口の近くにいたとはいえ、止めるのが遅れたと臍を噛みながら亀仙人も外に飛び出せば
「お懐かしゅうございます武天老師様・・・」
「悟飯!!・・・元気そうじゃのう・・・」
飛び出てきた自分を見て、膝をついて弟子の礼をとる悟飯の姿と
「ブルマ!悟空!!はは、無事な姿を見てほっとしたぞ。」
「兄ちゃん!兄ちゃん!!」
「お兄ちゃんったら過保護よ・・・でも会えて嬉しい・・」
悟空とブルマに兄と呼ばれている真っ白な袍に身を包んだ少年とも青年とも見分けがつかない男が、悟空を片手で抱き上げ、背がさほど違わないブルマも開いている手で抱き上げて笑っている・・・・先程の凄まじい気配を出していたのがどちらか全くわからない程に、穏やかなる午後の海岸であった・・・・
其れも当然であった
気配の正体はラディッツであり、祖父を抱いて初めて会うお師匠様に緊張するが半割であり、残り九割五分は早く二人の無事な姿を確かめねばというお兄ちゃん心百万パワーが溢れたのだ!!!・・・こいつ弟妹の為なら世界も敵にしそうなやばい奴に進化しとる・・・幼馴染達が見たら泣くぞこら・・・いや・・・ヤンデレフリーザ様と軍と幼馴染達はもっと怖いもんに進化してたなうん・・・
まぁ・・・それは兎も角、二人の無事な姿を見てほっとしたラディッツはいつもの穏やかなラディッツに無事戻り、そのおかげで武天老師に変な目を付けられずに済んだのだ。
あのままの気配であったならば、如何に平和大好きな武天老師であっても、弟子の孫悟飯の孫とは言え得体がしれないと警戒を抱かれても文句は言えないくらいにやばい気配であったのだ本当に。
らしくないサイヤ人と周囲に散々言われたラディッツにも、戦闘民族サイヤ人の血が間違いなく流れており、戦闘意欲と闘争心が著しく欠けていると言えども、いざとなれば躊躇いもなく力を振うのだから・・・悟空とブルマのいつもの無邪気さのお陰で、悟飯以外の子供達三人と、武天老師・亀仙人のファーストコンタクトは何事も無く無事に済んだのだ!
・・・本当に良かった・・・・