おらに嫁さんできたぞ
・・・・弟が何言っちゃってるのか分からない・・・みなさい、フライパン山の火を消しに来てくれた武天老師のお爺ちゃんと、同門心配してきてついて来たお爺ちゃんも唖然としてるじゃないのよ・・・・
何がどうしてこうなったの?
▲▲▲
「あぁもう!!!どうして私達の旅はトラブルが付いて回るのよ!!!!」
「姉ちゃん大丈夫け?」
旅を始めてまだ二日目の朝からブルマは頭をバリバリと掻いて怒り狂い、それを心配する悟空というなんとも言えない雰囲気に、-三人の男ども-は何も言えずに正座している。
男というが、一人はブルマと同い年の様な・・・まぁちょっと見てくれの良い兄ちゃんだが、好青年を絵にかいたような兄や、さわやか武闘家鶴仙流のお弟子さんで男の人を見慣れているブルマの意識の端にも上らずに上半身を縛られながらの正座となっている。
そして残りの・・・男の子の部類だろうか。
一人は子豚で、もう一人は猫と狸を掛け合わせたようなぬいぐるみのような可愛さを兼ね備えているが縄目を受けている盗賊男の相棒という事で、昨晩ブルマの入浴を覗いていた子豚よりも罪が重い!!
そう・・・出掛けて二日目で覗きの痴漢子豚を、魚を捕って戻って来た悟空が見つけてとっ捕まえた。
「そこ風呂場で今姉ちゃんが入ってんだぞ!!!!」
「へ?わわわぁぁぁぁぁ!!!!」
女性には優しく、決して裸を見てはいけない事を、祖父・兄・ゲボ兄ちゃんや村の男達からきちんと教わっている悟空にとって、大切な姉の裸を覗く奴はぶっ飛ばしても文句は言わさんである!!
叫びながらニヘラ顔をしていた子豚に突進すれば、子豚もこちらに気が付いて悲鳴を上げながら逃げようとしたが!誰が逃がすか!!!!
「ぎゃん!!!」
怒りに燃えたとはいえ、悟空だとて無論手加減した上でげんこつ一発で済ませた。
自分達はこの地球の人達よりもはるかに力が強く、本気を出してしまったら相手が死んでしまう事を兄から散々に教わり、故に悟空は余程でない限り祖父から手ほどきを受けた護身用のジャンケンを出さない・・・・そもそも山村とパオズ山周辺に、こんな悪童や犯罪者はいないので、初めて犯罪者(?)を捕まえたのだ。
「へぇ!!何々!!!」
流石に怒声と悲鳴で外で何かがあったと気が付いたブルマが、何事かと慌てて窓を開けて確認しようとしたのを、姉の裸を子豚に見せるのが嫌な悟空はすぐにやめさせた。
「姉ちゃん風呂の窓から顔出しちゃだめだぞ!!今悪い奴捕まえたからおらが家に入る前に服着ておいてくれ!!」
「・・・うん・・・・」
「ほら!お前も立って家の中に入れ。」
「痛いな・・・・たかだか覗きくらいでお前乱暴すぎないか?」
「姉ちゃんの事覗いたお前が悪いんだろう!!」
「ちょっと家の中覗こうとしてだけだよ!!」
「嘘つけ!お前ニヤニヤしてたぞ!!ああいう顔をしている男は碌でもない事をする奴だって梅婆ちゃんが教えてくれたぞ!!」
「誰だよ梅婆ちゃんて!!!」
ぎゃいぎゃい言いながら子豚をひっ立ってて家に入った悟空は、子豚を放さずに来ようにキッチンにあるビニールひもを取り出しあっという間にお縄にして、漸く安心だとばかりにほっとした時、子豚はにやっと笑って
「バーカ!バーカ間抜け!!変化!!!!」
「む?・・・・いぃぃぃ!!!」
ぼわん!!!
子豚が変化といった途端に子豚が蠅になった事に、悪口を言われてムカッとした悟空は驚いたのを見た子豚だったものはあばよと言いながら外に出ようとしたが・・・扉はおろか窓は全て閉まっていた・・・・ならば換気扇でもなんでも隙間があればと必死に探しに行こうとしたが
「でりゃあああああ!!!」
バッチン!!!!!
「いってええええええ!!!!!」
子豚が蠅になった事に驚いたが、逃がしてなるものかという悟空の執念が勝り蠅をぶっ叩く事に成功し、子豚は目を回しながら変身が解けてしまった・・・・顔をパンパンに張らしながら。
ついてない・・変身能力で村人脅して可愛い子をお嫁さんにしようと計画してたら、村に警備会社というのが出来て、悪事出来なくなったので覗きとか見つからなさそうな事したが村長にバレて当分は村の外に出ろと水と食料三日分待たされて追放されて、家見つけたら美人の姉ちゃんがいて覗いたらまた捕まってしまったのだから。
「ふ~ん・・・あんたウーロンて言うんだ・・・村でスケベな悪さしまくって今朝方村を叩きだされて、うろついていたところを私達の家見つけて・・・覗きしたんだからお兄ちゃんに言いつけようかな?」
「勘弁してくれよ!!まさか武侠ヒーローの孫悟雲さんの身内だって知らなかったんだよ!!!」
縄をぎちぎちに縛られている子豚を、風呂から出たブルマが早速尋問に取り掛かった。
とはいえ虎の子のピーピーキャンディはお兄ちゃんに全て没収されて、脅す手立ては後は悟空の腕力のみだが弟にそんな事させたくないので、ここは虎の威を借りる狐作戦!孫悟雲の名前を出してしまえを敢行したら、兄の威光が凄まじいのか、それとも一切合切をさっさと話した子豚・ウーロンの情報収集力が高いのか、孫悟雲の身内と言った瞬間ガクブルして降参してきてくれて、悪さしようとか逃げようとする気配は無くなった。
・・・・お兄ちゃん世間でどう思われてるんだろうと改めて気になったブルマはウーロンに聞いてみる。
「ねぇ、あんたそんなにお兄ちゃんが怖いの?」
「はぁ!!??そりゃそうだろう!東の都の犯罪組織潰したの悟雲さんのお師匠様って事になってるけど半分方は悟雲さんが潰したとか、噂では世界征服企んでいた悪の組織も潰したとか、兎に角むちゃんこ強くて悪を憎み、少しの悪さも見逃さない人だって話だぞ!!」
・・・・・いや・・・現役悪人で自分殺しかけた人の弟子になったり、何なら宇宙規模の巨悪に一目惚れしやがった阿呆子ザルだぞあれは・・・・
それは知らないブルマであっても、あの優しいお兄ちゃんとイメージが違いすぎると悟空と顔を見合わせながら、ウーロンは明日村の警察なりもしかしたら兄が興した警備会社・サイヤン・ℱの支部か簡易駐屯所があるかも知れないから置いて行こうと話が決まり、兄は罪を償う人には優しいと怯えて錯乱しかけたウーロンを宥めてとりあえずは
「・・・・俺も食っていいのかよ。」
「姉ちゃん覗いた罰はおらがげんこつ落としたから終わりだろう?」
「悟空がとっちめてくれたからもういいわよ。それに子供のあんたに覗かれてもそこまででもないしね。」
ウーロン・・・九歳という子供のお陰で色々と助かったのだ・・・
そこまではまだよかった
エロ小僧の村にドラゴンボールの反応があったので、ウーロンを届けがてらドラゴンボールも頂こうと、ブルマは車を出してウーロンと悟空を後ろに乗せ出発した時・・・荒野の真ん中を通ったのが良くなかった・・・
「あぁ!!ヤムチャ様!!カモが来ましたよ!!」
「なに?久しぶりの獲物だな・・・ふふ・・」
少し離れた岩山に巣食っている盗賊コンビに目を付けられジェットももんがーで突撃をかけられながら、車という事でいきなりロケット砲をぶっ放された!!
「ちょ!!!」
「マジかよ!!」
「・・・・アンにゃろう!!!」
左わき腹から襲撃を受け、飛来してくるロケット砲弾にブルマとウーロンは死んでしまうと悲鳴を上げる中、悟空はすぐさま窓から飛び出て車の屋根に上がり
「筋斗雲!!伸びろ如意棒!!!だりゃぁぁぁぁ!!!」
筋斗雲を呼び出しながら如意棒を伸ばし、直ぐに飛来した筋斗雲に飛び乗りロケット砲弾に向かっていき
「返すぞ!!!!」
如意棒でロケット砲弾を、撃ってきた黒髪長髪の男に叩き返した・・・
「嘘だろう!!!!!・・ぎやぁぁぁぁ!!!!」
「そんな!!来ないでぇぇぇ!!!!」
チュドン!!!!
ホームランの上に盗賊コンビの乗り物の真下に命中して、吹き飛ばされたコンビは目を回しながら地面に叩きつけられるという無様さを晒す。
出オチでやられた二人・・・・・悟空凄いがなんかもう、ある意味において滅茶苦茶である・・・・互いに名乗り合ったり武道の質の高さを褒め称え合ったり、技を出し合っての颯爽と敵倒すシーンがどこにもねぇ中の御用となった盗賊コンビ・・・あはれあはれ・・・
まぁ何はともあれ追いついて来たブルマが、悟空に命じて二人を容赦なく縛り上げる様に言いつけるが、ウーロンが待ったをかけた。
「そいつ知らないけど、猫っぽい奴はプーアルってんだ。」
「あんたの知り合い?」
「まぁ・・・南部変身幼稚園ってところで一緒だった・・・」
「つまりあんたと一緒で何かに変身できるって事?」
「俺達変身している間はきちんと変身している物の能力もってんだ・・・こっちの兄ちゃん強そうだから、プーアルがハサミや他の刃物になって縄解かれて暴れられたら負けちまうよ・・・」
悟空の出自と強さを知らないウーロンは、保身一択ではあるが有益な情報を提供し、そしたら目を覚ました瞬間、ウーロンにしたように虎の威を借りる狐作戦第二弾を敢行する事にした。
ウーロンであれだけの効果があったのだから、そしたら襲って来た本物の悪党であったなら・・
「マジで本当に申し訳ありませんでした!!!」
「僕が皆さんの事を見つけたんです!!罰するなら僕だけに・・・ヤムチャ様・・短い間でしたがお世話になりました・・」
「プーアル!!お前と俺は!出会った時に生きるも死ぬも一緒だと誓っただろう!!
悟雲さんの妹さん!悪いのは良い奴だったプーアルを悪の道に引き込んだ俺なんだ!!」
「ヤムチャ様!ヤムチャ様だけが悪い訳じゃない・・・」
・・・・なんだろう?悪い奴捕まえたのに、其の悪者二人の遣り取りを見せつけられている自分が何で悪い事している気分にさせられるんだろう・・・解せんとブルマは頭を抱えながら、三日の旅でトラブル続きで嫌になって切れたのだ・・・
「いい事!!!私達今旅をしているの!そのお供しなさい!!
言っとくけど悟空強いから逃げだせないし、逃げられたとしても!あんた達の事を悟雲お兄ちゃんに凶悪犯として手配書を世界中に回してもらうからね!!私と悟空を襲ったとか!ある事ない事もんの凄い尾ひれはひれに背びれまでつけて言いつけるからね!!!」
「・・・俺達の事許してくれるのか?」
「執行猶予!!旅の間に悪い事しなかったらあんた達・・・・カプセルコーポレーションは知ってるでしょう?
私あそこの娘で、変身できる二人と、武道出来そうなあんたを雇ってもらえないかパパに聞いてみるから。」
ブルマとしては、変身できるウーロンとプーアル入れば、忙しくてあちこちに飛び回っている兄の影武者させられないかを素早く算段し、ヤムチャという奴は・・・まぁ更生させられないかと兄の見様見真似をしてみるのだが・・・
「俺!あんな小さな村より都会に行きてぇ!!」
「ヤムチャ様!これ絶対にお受けするべきです!!こんなビックチャンスもう来ないですよ!!!」
「・・・・男が女の世話になるのも癪だが・・・・勝ったのはお前達だ・・・好きにしろ・・」
ブルマの話にウーロンはすぐさま飛びつき、ヤムチャは男の沽券にかかわると渋りかけたが、棒をもって大地に力強く立つ悟空に、あの小僧に負けたのだから仕方ないと諦め、素直にお世話になる事にして、話は纏まり二人の旅が三人になり、そして五人になってとりあえず車に乗ってウーロンがいた村に行き、ドラゴンボール回収へと向かった。
ちなみにだが・・・
「運転は俺がしてやる、お嬢さんは休んでろ。」
「あら、優しいのね?」
「ふん・・・・あんたが雇い主になるからな・・」
ブルマにぞんざいな口をききながらも運転を買って出るヤムチャには、女性が苦手というか、免疫がないというか、兎に角プーアルにも内緒にしているが女性全般ごとが体が受け付けない・・・筈であったが何故かブルマという娘相手でも普通に話せている。
ヤムチャ的には不思議であったが、何故いきなり女性相手でも平気になったのかは実に単純な理由であった・・・それは偏に恐怖である。
荒野でプーアルと出会い、ヤムチャの武術・プーアルの変化の術で獲物を翻弄する盗賊になった。
そんな悪党には悪党仲間からの情報があり、孫悟雲が裏世界の新進気鋭になる筈であったレッドリボンという組織を壊滅させたことを把握していたのだ。
そんな怖ろしい男の身内を襲ったとなれば、最悪首が飛ぶかもしれない事に震えあがったところを、これ以上トラブルが兄の耳に入ったら旅は確実に強制終了させられることが分かっているブルマが内緒にしてやるから旅のお供をしろと言い、その後の事まで世話してくれると言われて心の底から安堵した後ともなれば、訳の分からない女性苦手です症状なぞお空のかなたに消えたのだ・・・・これもある意味ラディッツ効果であろうか?・・・・間接的でもしっかりとやらかすなぁあれは・・・
「一星球(イーシンチュウ)あっさりと手に入ったな姉ちゃん。」
「こんなのが何でも一つ願いを叶えてくれんのか・・」
「世の中不思議なものがあるんですね。」
ウーロンの悪童を更生させてくれるならと、お礼にドラゴンボールが貰えて悟空はほくほく顔で喜び、ドラゴンボールの話を聞いたウーロンとプーアルは無邪気に感想を述べるのを、ブルマは少しお疲れであった。
「・・・その前に色々とありすぎよ・・・次は・・・位置的にフライパン山ね。」
「なん!!!!」
キキィィ!!!!
「ちょっと!!ヤムチャ・・・・どうしたの?」
「・・・・あそこはやめておけ・・・」
急ブレーキをかけられて驚き抗議しようとしたが、ヤムチャの真剣な顔に抗議をやめ忠告された。
ヤムチャとて自分の強さに自負はあるが、それでも棄権に飛び込んで楽しむという破綻した性格はしておらず、何なら良識が薄いだけで常識はある。
「あそこは俺以上の悪党がいるんだ。」
己の宝を守る為にと、山の近くに来たものを手に掛けた牛魔王が・・・・
・・・・・そうカッコつけって止めたのに、ブルマは悟空がいるから大丈夫と言ってきかず、悟空も何とかなるだろうと言ってこれも聞かず、ウーロン達は巻き込まれたくないが逃げても地獄なので泣く泣く強制参加させられたが・・・・なんでこうなる?
「いやぁ!!悟飯さんのお孫さん達に会えるなんて嬉しいですわい!!」
「それにしても山がどうして燃えてるのかしら?」
「おっちゃの家あそこけ?火消せないのか?」
「ありゃ普通の水じゃ消えなくての・・・火を消し飛ばす芭蕉扇ていうのを武天老師様が持っているってんで貸してもらおうかと思っての。」
フライパン山を遠くから見たら火事になっており、姉ちゃん危ないからここにいてくれと、筋斗雲に乗って偵察に行った悟空に牛魔王が気が付いて、筋斗雲と如意棒を見て話はとんとん拍子に進んだ・・・亀仙人と孫悟飯の威信も凄いんだよ・・・
「す・・・凄ぇ・・・牛魔王とあの二人普通に話してらぁ・・・」
荒事と言おうか武闘家を見慣れている悟空とブルマは牛魔王に臆することなく、山が何故燃えているのか、それに対して打つ手はないのかを聞きだし、丁寧に応対している牛魔王の姿にウーロンはぶっ飛び、この二人には本当に逆らったらだめだとヤムチャとプーアルは誓う中、ブルマはお爺ちゃんと武天老師のお爺ちゃんの居場所は知っているので空飛ぶスクーターで迎えに行く事にした。
「火を消したら一つ欲しいものがあるけど貰っていいかしら?」
「火をしけてくれる恩人に、一つなんてけちくせぇ事できねぇだよ。
一つと言わずに沢山持っていってくれ。」
「はは・・・一つでいいから約束ね、悟空!その三人見ててね!!!」
牛魔王にドラゴンボール探しに約束を取り付けたブルマは、スクーターであっという間に行ってしまった。
「元気な娘っ子さんだな・・・あぁ!!!おらの娘のこと忘れてた!!!」
「ん?おっちゃんにも娘がいんのか?」
「あぁ!チチっていう可愛い娘でな・・・あっと、これがチチの写真だ。」
「あ!可愛い!!」
「なかなかの美人さんですね。」
「数年後には男達から言い寄られそうだな・・・」
牛魔王は久しく会えなかった悟飯と、もしかしたらお師匠様に会えるかもしれない喜びで、娘のチチに芭蕉扇を借りに行かせたことをすっかり忘れていた事を思い出し、懐から写真を出して悟空達に見せ、すまないが探しに言って欲しいという頼みに、悟空は二つ返事で了承し、かわいこちゃんに会いたいウーロンも乗っかり、筋斗雲に乗れないウーロンは悟空の背中にしがみついて荒野を探しに行った。
牛魔王としては自分で行きたかったのだが
「うりゃ!!!」
「はぁ!!!・・・あんたこうやって火事が周りに行かないように防いでたのか・・」
「・・・・罰が当たったのかもしんねぇからな・・・」
燃えている山が時折り火を爆ぜ周りにまき散らそうとしするのを、牛魔王は水では消えないので巨大な戦斧を振り上げて巻き起こる風で消し飛ばすのを、ヤムチャも旋風脚で、プーアルも巨大扇風機になって手伝う中、牛魔王が漏らした言葉に耳が痛くなる。
悪事をなせば、何かしらの罰が当たっているのは自分達も同じだから・・・牛魔王は宝を守るという身勝手な思惑で人を殺めた末に天から火が落ち家を失い山は燃えたままであり、自分達は楽して生きたいからと盗賊に身をやつしそして悟空とブルマにつかまって・・・・・
「悟空!!!右のほうに恐竜に追いかけられてる女の子がいんぞ!!」
「あ!!あれか!!!しっかりと摑まってろよウーロン!!」
「ひぎゃぁぁぁ!!!!」
元悪党達がしんみりとしている中、ウーロンと悟空は荒野で恐竜に追われている女の子を助けようと筋斗雲を飛ばすが・・・
「あんれおっそろしいだよ!!!!」
シュルルルルルルル・・・・ズシャ・・・・・
「へ?」
「は?」
・・・・逃げ惑っていた筈の可愛い女の子が振り向きざまに頭に乗せていた刃物を両手で挟み、何と恐竜目掛けて投げればあやまたず恐竜の首をおとし・・・怖ろしいと言いながらヘルメットの中央にある黒石からビームを出させて木っ端みじんにしたのだ・・・・この場合おっそろしいのってあの可愛い子なんでないかと思ったウーロンは正しい気がする・・・うん・・・・マジで・・
「悟空・・・あの子放っておいても大丈夫じゃねぇ?」
「大丈夫だとおらも思うけど、牛魔王のおっちゃん心配してっから連れて帰ろう。」
「・・・まぁそうだな・・」
見た目可愛いけど中身おっかない女の子に、お近づきになりたくないウーロンの提案は、悟空に却下され雲でゆっくり近づき
「お前ぇチチか?」
「あんれ!変な雲に乗ってる奴がなしておらの名前知ってんだ?」
確かにそれは怪しいだろうなと思ったウーロンは直ぐに牛魔王に会った事、芭蕉扇を仲間が取りに言った事と、牛魔王からたのまれてチチを探しに来た事を話して
「そっか!!武天老師様の家どこか分かんねぇから時間かかると思って心配したけんど、そっか・・・おっとうに頼まれたのか・・・」
「お前ぇ雲に乗れそうだな、手を貸してみろよ。」
「うん!!よっ・・・わぁぁ!!」
「あぶねぇ!!!」
「おわぁ!!!!!」
「い!!!・・・あぁぁ・・」
「あんれぇ!!!」
チチが雲に乗りやすいようにと悟空が手を貸した時、突風が吹いて雲に乗りかけたチチがバランスを崩し、引き上げようとした悟空に驚いたウーロンが、背中にしがみつこうとして足に力を入れた時、悟空の尻尾も巻き込んでしまった!
尻尾の鍛錬をまだしていない悟空は力が抜けながらも、落ちるチチの下になろうと体を入れ替えた時・・・・・偶然互いの口と口が・・・・・偶然にも口付けをしてしまったのだ・・・
おら・・・
「あいってってって・・・頭うっち・・・どうしたんだ?どっか痛いのか?」
下になった悟空は、顔を真っ赤にして離れたチチを降ろしながら起きようとした時、泣いているチチにびっくりした。
しかしびっくりし、それ以上にショックを受けたチチはそのまま悟空に乗っかったまま大泣きし始めた。
「どうしよう!!おらどうしよう!!!!わぁぁん!!」
「おい!!いったいどうしちまったんだよ!!泣くなよ・・・」
「だって・・・だって!!おらなんも知らねぇお前ぇと口付けしちまっただ!!」
チチは口付けの意味をおっとうの牛魔王から教えられている。
これは愛し合う夫婦がするものであり、そうでなければしてはいけないのだと・・・それをしてしまった自分はきっと・・
「おらもうお嫁さ行けねぇよ・・・・」
ぐすぐすと泣きながら言うチチの言葉に、悟空はお嫁さんという言葉が思い浮かんだ。
姉ちゃんが言っていた、いつか素敵な人と恋をしてそして結婚してお嫁さんになるのだと。
其の時結婚やお嫁さんというものがどういうものか教えてくれた。
好きな人とずっといて、やがては好きな人の子供を産んで家族になる幸せな人の事だと・・・
「お前ぇ、お嫁さんになりてぇのか?」
「・・・・うん・・・でも・・・知らない人と口付けしちまったおらはもうお嫁さんになれねぇよ・・・」
「口付けしたら駄目なのか?」
「だって!・・・それはお婿さんになってくれる人とするもんだっておっとうが・・」
「そっか・・・なぁ、お前ぇおらと結婚すっか?」
「・・・へ!!??」
「おい悟空!!!お前何言ってんだよ!!!」
一部始終を見ていたウーロンは、チチの純情からくる勘違いと言おうか、牛魔王が教えた事はこの場合は事故だから大丈夫だと仲裁に入ろうとした時、悟空がとんでもない事を言って止めようとしたのだが遅かった。
「おら恐竜倒した時のチチ見た時すごく強い女の子だってワクワクしたんだ!!
チチとならずっと一緒にいたら楽しそうだぞ。
牛魔王のおっちゃんと、じいちゃんとチチとおらと兄ちゃんで一緒に暮らすの悪くなさそうだし。」
楽しく暮らす、それが結婚だと気軽に悟空は言ったのだ・・・ある意味において勘違いでは無いんだよねこれって
その気軽さといおうか、明るい笑顔の悟空にチチは頼もしさと言おうか安心感を覚えてしまった・・・もしかしたらこの人が自分のと
「・・・お前ぇ・・」
「悟空だぞおらは。」
「・・・悟空さは強いおらの事好きになったんか?」
「ん?あぁ、好きだ、一緒に楽しい事沢山やれそうだ!!」
「そっか・・・そしたらおら達運命に引き寄せられて口付けしたんだな!!!」
「へ?運命?」
運命と言われてもわからずにキョトンとする悟空をチチは置き去りにして、悟空のプロポーズ(?)を元気一杯のとびきりの笑顔で了承した!
「そういう事ならおらは悟空さのお嫁さんになるだ!!!」
「そしたらおらはチチのお婿さんだな。」
・・・これまた悟空も祖父と兄が愛している可愛いにっぱり笑顔で受け止める・・・結婚前から似たもの夫婦かこやつらは
単純に、結婚というのも夫婦が何をするのかも知らない悟空はチチと一緒に暮らすのが楽しそうだからと意味も分からずチチに結婚を申し込み、これまた愛し合うという綺麗な言葉を知りつつも本当の意味で分かっていないチチは喜んでプロポーズを受け・・・・ウーロンは呆れ、そしてブルマに連れられてきた亀仙人と悟飯は言うに及ばず、ウーロンから経緯を聞いた牛魔王は頭を抱えた。
・・・そう言うつもりで教えたんじゃないのに・・・・娘を案じて悪い虫つかないようにという意味で教えたのに・・・・まぁ幸いにも相手は尊敬する兄弟子の孫悟飯の孫であり、良い子の悟空であるのがせめてもの救い・・・・・どうなるんだろうかこれは?
ぜぃ、、ぜぃ、、はぁ、、はぁ、、
お、折れたフラグを直して回収したったぜ、、最高長文になっちまったけどおらに悔いは無ぇ!
フラグではなく運命だ!!、、多分