俺ラディッツは弟を絶対に守り抜く   作:ドゥナシオン

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悟空とブルマのドラゴンボール探し!・・・・兄は心配です⑥

エイジ749 燃えるフライパン山前にて・・・・

 

「悟空や・・・その・・・チチちゃんと言ったかのう?

二人とも本当に結婚の約束をしていいのか?」

「おらは大丈夫だぞ。」

「悟空さのお爺様だべか?おらは牛魔王の娘のチチと言います。

ふつつかもんですがよろしくお願いしますだ。」

 

・・・・孫の良い笑顔と、恥じらう可愛い娘さんの言葉に悟飯は天を仰ぐ。

 

 

お師匠様と再会を果たせた次の日は、これまたブルマに知らせで今度は同門の弟弟子の居所が分かり、しかも天災に遭って難儀をしているという。

 

唯一火を消せるであろう芭蕉扇は、お師匠様が鍋敷きにして汚して捨ててもうたというあれな発言にひっくり返りそうになったが、フライパン山に行って何とかしようというので自分も付いて来た悟飯は、まさか悟空が嫁さん見つけたとかいうとは想定外過ぎる・・・・ラディッツの言う通り、冒険に出すの早すぎたのだろうか?

 

しかしだ、悟空もチチという娘も手を繋いで互いの顔を見て嬉しそうにしており、父親の牛魔王もこれからは宝はいいから娘と婿になってくれる悟空の幸せを見守る為に頑張りますと亀仙人に土下座して誓っているのを見ていると、自分も見守ってみるかと静観する事にした。

 

子供同士の約束で自然解消しても、そのまま結婚をしても悪い方向にならないように大人達がきちんと見守ればいいのだから。

 

悟飯と子供達二人の話がまとまり落ち着いた頃合いを見計らって、亀仙人は少し高めの土塀の上に立ち、悟飯に上着を渡して全身に力を籠め始めみるみる細い体が筋肉に覆われ始めた!

 

「亀仙人のじっちゃんの体が!!!」

「武天老師のお爺ちゃん大丈夫!!??何処かの血管切れたりしない!!??」

「じ・・・爺さんどうしちまったんだよ・・・」

 

悟空とブルマとウーロンは亀仙人の肉体の変わり様に唖然とし、幾ばくか気の運用を知識と知っているヤムチャとプーアルは-アレ-をこんなにまじかで見られるのかと胸を高鳴らせる中、悟飯の解説が入った。

 

「悟空!よっく目に焼き付けておけ!亀仙人様が編み出されたとっておきが見られるぞ!」

「亀仙人のじっちゃんの・・・」

 

悟空はこれまで感じた事のないピりついた空気に、何か物凄い事が起きる予感がして、ヤムチャ同様に亀仙人の動きを見逃すまいと凝視し始めれば、気を十全に体内に溜めた亀仙人が動いた。

 

 

筋肉で大きくなった肉体を振わせながら、燃えるフライパン山を見続けながら両手で何かとてつもない力を凝縮するように力を込めつつ前で合わせていき

 

「か・・・め・・・は・・め・・」

 

左手を上にして右腰に持っていき体をねじる時も巨大化した亀仙人は震える様はまるで鳴動してい今にも噴火しそうな活火山のようであり、武道に素人のブルマやウーロンをしても、何か途轍もない事が起きる前触れだと分かるほどであり、亀仙人の中のエネルギーが最高潮に達した時!

 

「波!!!!!!!」

 

凄まじい裂ぱくの籠った言葉と共に突き出された亀仙人の両手から凄まじい青白い極太のレーザーの様なものが照射され、一瞬辺りを光で呑み込まれ爆風が起き・・・視界が元に戻れば・・・

 

「ふぃ・・・これでいいかのう・・」

 

フライパン山の火は消え、亀仙人も普段の細くてお茶目なお爺ちゃんに戻っていた。

 

あれほどの山の、天災の炎が消えた・・・・

 

「あのう・・・武天老師様・・・・火は確かに消えましたが、牛魔王の城と山もその・・・・」

「へ?・・・・・あ・・・・」

 

凄まじい物を見せつけられた悟空達は唖然としてその事実を見ても指摘する事を思い浮かばない中、割とかめはめ波を見てきた悟飯の指摘がなされて亀仙人は土塀に座ったまま後ろを振り返ってやらかした事に気が付いて・・

 

「うっかり張り切りすぎていもうたわい・・・てへ」

 

だあ!!

 

・・・お爺ちゃんにてへぺろされてもなんだかなである・・・・

 

まぁ・・・・無事火は消えればこの辺りも元の涼しい気候に戻り、牛魔王が治めてフライパン山が燃えたので遠方に逃がした村人達もこれで戻ってこようし、何よりも城はまた立てればいいという牛魔王とチチは亀仙人達にお礼を言い、ブルマと悟空はドラゴンレーダーを見ながら瓦礫の中を探せば

 

「姉ちゃんあったぞ!!」

「やった!えっと・・・星が六個、六星球(リュウシンチュウ)ね!!」

「やったやった!!あと一つだ!!!」

「あと一個よ悟空!!!!」

 

たった三日ではあるが物凄いトラブルを乗り越えてきた二人としては、残りのドラゴンボールはあと一つだと両手を握り合ってピョンピョンと跳ねて喜び合うのを、ドラゴンボールを知らない牛魔王とチチは不思議そうにし、願いの内容を知らないウーロン達はそんなに凄い願いするのだろうかと首を傾げ、代表するようにチチが喜び合う二人に近づき質問をした。

 

「悟空さ、姉様、それが見つかってそんなに嬉しいだか?」

 

チチにとって悟空が姉ちゃんと呼ぶブルマは自分にとっても姉様になるとそう呼び、それはそもそもなんだと聞かれたブルマは、文献に書かれた通りに教えて上げればチチと牛魔王は目を丸くした。

 

「たまげた・・・・何でも願いを一つだけ叶えてくれんのか・・・悟空さ達はそんで何をお願いするんだ?」

「えっと・・・」

 

チチが持った当然の疑問を、ブルマと悟空は顔を見合わせて言いよどむ。

なにせこれは超個人問題が発生する事であり、そもそもが願いの対象となる兄は何も知らず、自分達が勝手に願う事なのだ。

 

それをお願いするというのは兄が自分達を使ってお願い事をさせているのだろうか等というとんでもない誤解による悪評が立った日には申し訳ないとブルマは思い言い淀むのを

 

「実はの、儂には悟空の兄になるもう一人孫がいるのじゃが、その子は病か何かが原因で肉体の成長が十五歳の頃から止まっておるのじゃ。」

「えぇ!!悟空の兄ちゃんて言えばあの武侠ヒーローの悟雲さんじゃないか!!」

「そうか・・・其れであの人は最近人前に出てこないのか・・・」

「それは・・・お気の毒に・・・」

「あ奴の肉体はそんな事になっておったのか・・・」

 

悟飯が助け舟を出し、孫悟雲を知っているウーロン達は悟雲の肉体の秘密を知って驚き、昨日悟雲ことラディッツに直接会った亀仙人は、あの明るい笑顔の青年にそのような影が付きまとっている事に驚きを隠せず、ラディッツを知らなくとも肉体が成長しない人がいる事に牛魔王とチチは気の毒な人がいると顔を暗くする。

 

「私ね・・・悟空もだけど、お兄ちゃんの背なんて本当はどうでもいいの・・・だけどね!お兄ちゃんそのこと知った時とても悲しそうだったの!沢山の人助けて善人なお兄ちゃんは!!悲しい事あっても誰にも見せないの!!!私達に辛いとか言ってくれないの!!!!そんな事なんともない事だって笑うのよ!!!!」

 

いつまでも子供同然に自分達を守り、祖父にもお師匠様にも頼らない兄を見ている事しか出来ないのが辛いと、見つけた六星球を握りしめながらブルマは今まで我慢していた涙をぼろぼろと流す。

 

自分達はそんなに頼りないのか・・・そう思うこと自体が子供の証拠だと分かっていても、悔しくて・・・悲しくて・・・情けなくて・・それでもお兄ちゃんが喜ぶ姿が見たくて

 

「だから!私と悟空は勝手にお兄ちゃんの悲しい事消したいの!!お兄ちゃんが余計なお世話だって言ったとしても!そんなの関係ないの!!」

 

だって成長を喜ぶ兄の姿を自分達が見たいだけだから・・・これは自分達のエゴなのだと泣くブルマを、悟飯と悟空はそっと背中を撫で、心情を知ったウーロン達もブルマに近づいて足や肩をポンポンと優しく叩く。

 

「あのさ・・・・悟雲さんてメディアでしか見た事ないけどさ・・・・お前達がそんなに思ってくれてした事だったらお礼言ってくれると思うぞ?」

「・・・うん・・・僕もそうだと思う・・」

「あんた達・・・」

 

ウーロンとプーアルにも慰められて

 

「姉様!!おらもドラゴンボールを一緒に探しに行く手伝いする!!」

 

将来兄になる人の悲しみを消す手伝いをしたいと言ってくれるチチの姿に

 

「チチちゃん・・・うぅ!!ありがとう!!!!」

「ありがとうなチチ!!!!」

 

嬉しくなったブルマと悟空は小さなチチに突撃して抱き着く。

残りは一つで悟空がいる、そして強そうなヤムチャと周りを見晴れるウーロンとプーアルもいるのだから、チチが来たとしても大丈夫だと確信して牛魔王にチチも連れて行っていいかお伺いを立ててみれば

 

「将来のチチの兄さんになる人のお役に立ちに行くんだから、おらの方からお願いしたいくらいだ。チチ、頑張って来るんだぞ。」

「おっとう・・・おら頑張る!!!!」

「へへ、悟空の嫁さん元気だな。」

「女の子はこの位明るくて元気が一番ですよ。」

「チチちゃん、悟雲の為にありがとうのぅ。」

 

和気藹々とするのを、亀仙人は良き光景に胸が締め付けられる程喜ぶ。

 

たった一人の為に大勢の者達が優しい心で動いている・・・いつ見ても、何度見ても泣きたくなる・・・・嬉しくて・・・・

 

数百年前に魔族によって滅ぼされかけた人間を守り抜いた武泰斗様の優しさが報いられるような光景は、きっとこれから何度見られたとしても、この喜びが薄れる事は無いのであろうと・・・・・・しかし、たった一人だけ心の内にもやがかかった者がいた。

 

ヤムチャである

 

確かに何かの原因で肉体が成長できないのは同じ男としても一人の人間としても気の毒に思う・・・だが・・・・ブルマという娘が、その男の事を思って泣いていると思うと胸が・・・・何故かチクリとしたのだ・・・

 

▲▲▲

 

「ありがとうねお爺ちゃん達!!私達もっとドラゴンボールの近くに行ってから休むわね。」

 

落ち着いた後に、ブルマがホイポイカプセルの家を出し、十日分用意した食料が余り気味なのでチチと悟空と、意外に料理が出来るウーロンとプーアルに手伝ってもらって昼食を大量にこさえてみんなで食べた後すぐに、手伝ってくれるチチを牛魔王の手元に早く返せるように直ぐに出発する事にした。

 

牛魔王と悟飯と亀仙人は子供達の旅についてくのは無粋だというので、牛魔王に空飛ぶ車と飛行機をの入ったホイポイカプセルを渡して一旦お別れとなる。

 

「気を付けていくのじゃぞ・・・何かあったらまた連絡するのだぞ?」

「悟空とブルマの願いが叶う事を祈っとるぞい。」

「チチ、くれぐれにも皆様に迷惑をかけるんじゃあねぇぞ?」

「うん!行ってくるだよおっとう!!」

「またな!!!」

 

 

一頻り挨拶をした後、ヤムチャの運転で荒野を北進して日が沈んだところでホイポイカプセルの家を取り出した。

 

「えっと・・・私とチチちゃんは同じベットで寝るとして・・・」

「おらはソファーでいいぞ。」

「俺もそこでいい。」

「僕はヤムチャ様の側で寝たいです。」

 

・・・・ベット一つ余った・・・

 

「そしたら俺ベットでいいよな!!!」

 

ブルマとチチを守りながら寝るという・・・・ぐふふ笑いをするウーロンは当然しばかれた!(・・・誰にかはご想像にお任せします・・)

 

結局チチも自分も一人前のレディーなので別々に寝る事にして、瓦礫や埃で汚れた男達を一斉に風呂場に放り込んだ後、ブルマとチチが手際よく大量作り置きの中華まんをすべて蒸し器で再度温め直し、スープにサラダにと残った食材を全て調理していく。

 

明日の朝は自分達はパンで、悟空にはお米を炊いておにぎりを作ってあげられるようにして。

 

「姉様、明日で全部終われるといいだな。」

「そうね、お兄ちゃんに早く喜んでもらいたい・・・・喜んでくれるかな・・」

 

過保護な兄は、自分の事で弟妹達が危険な目に遭う事の方を嘆いたらどうしようとブルマがしょぼくれるのを

 

「おらは悟空さと姉様の兄様の事ちっとも知らねぇけど、二人が大好きな人ならきっと良い人だろう?」

 

そんなら自分を思ってした事を喜んでくれるはずだというチチの頭を、ブルマはありがとうと撫でるのをチチは嬉しそうにはにかみ笑いをする。

 

一人っ子だったチチは、姉が、それも優しい姉が出来たのがお婿さんを見つけられたのと同じくらい嬉しいのだ。

 

兄様って言う人にも早く会いたいとチチは願う。

 

こんな素敵な人達が一生懸命何かをしてあげたいと願う人とはどんな人かと・・

 

 

 

「・・・・悟空、如意棒仕舞えよ・・・・・」

「駄目だ!姉ちゃんとチチが出てくるまでおらこのままここから動かねぇぞ。」

「・・・・・もう覗かないってのに・・」

 

男達が出た後はブルマとチチが風呂に入り、二人が入ってお風呂場の入口が閉まると同時に、入口前に悟空が如意棒をもってでんと座り込んだ・・・言わずと知れた覗き対策であるが・・・・もう本当に覗きをする気がないウーロンが信用ねぇなと言えば、当然だという昔からウーロンのスケベさを知っているプーアルに指摘されて口げんかになるのを、ヤムチャがまぁまぁと執り成し、そして二人が出た後賑やかな夕食が始まり、ドラゴンボール探しの三日目の夜が更けていった。

 

 

「いい天気ね!!!」

 

最後のドラゴンボールを探しに行くには絶好の日和りだと、ホイポイカプセルの家を仕舞った後ブルマが張り切り車で出発を・・・・しようとしたその時

 

「あぶねぇ!!!!」

 

ブルマとチチを抱えて飛び退りながら、みんな逃げろという言葉にヤムチャもプーアルとウーロンを抱えてかなり後方に飛び退けば、今までいた場所にミサイルが命中した!!

 

「何!!盗賊!!??」

「・・・・あそこに誰かいんぞ!!!」

 

悟空の指摘に驚いたブルマと他の者達が指差された上空を見れば、人が乗っている小型ロボットが居りてきた!!

 

襲撃者は思ったよりもダメージを受けていない一行に舌打ちをしてスピーカーで投降を呼びかけてきた。

 

「このロボットの性能は強いんだぞ!!無駄な抵抗しないで大人しくドラゴンボールを渡せば見逃してやる!!!!」

 

・・・まさか自分達以外にドラゴンボールを探している者がいるとは思わなかった一同は驚いたが、はいそうですかと渡す程やわな一行では無いのだ!!

 

「悟空!!」

「おう!伸びろ如意棒!!!!」

「狼牙風風拳!!!」

 

投稿を上から目線で呼びかけられた瞬間、ヤムチャは悟空の名前を呼んでこいつ倒すぞと目線で言えば、悟空も察してブルマとチチを降ろしながら二人同時にロボットに飛び掛かった。

 

「へ?・・・ええええ!!???」

 

悟空は馴染んだ如意棒でロボットの右腕をぶっ叩いて壊し、悟空の目線で右狙いを察したヤムチャは、狼牙風風拳を更に姿勢を低くしてロボットの右足に五発の手刀を打ち付けバランスを崩させ派手に転がし、起き上がれないように腰の刀で左足も壊し

 

「これでもう起き上がれんぞ、コックピットを壊されたくなければ自分から出て来い。

言っておくが出てきながら下手な真似したら容赦はせんぞ。」

 

元砂漠の盗賊で鳴らした獲物に呼びかける常套句に、こいつ本気でやばいと感じた中のものは、降参ですと大人しく・・・・出てきたのは悟空と背丈の変わらない、黒い変わった服を着た犬獣人だった・・・

 

 

 

「なんと!・・・ピラフ様!!ピラフ様!!!!」

「どうしたマイ?」

「ドラゴンボールを持っていた連中を襲撃したら、反対にシュウが捕まってしまいました・・・それもロボットを完全破壊した手練れたちに・・」

「何だと!!!えぇい・・・そいつらもきっと同じようなドラゴンボールを見つけるレーダー持っているだろう・・・・迎え撃つために戻ってこいマイ!!」

「・・・・シュウはいかがいたしましょう・・・」

「耳のイヤホン型の通信機を付けているから、大人しくそいつらに情報渡して身の安全をはからせろ。」

「は!畏まりました!!・・・・もしもしシュウ?黙って聞いて・・・いいかい?」

 

 

「・・・・という場所にありまして・・・」

 

襲撃者の一味のボスピラフからの指示で悟空達の尋問に素直に恐れ入りましたと白状するシュウに、悟空とヤムチャの力を十全に見せつけられたブルマ達は、二人に恐れ入ったのだろうとシュウの言葉を疑う事無く、縄で縛ったシュウの案内とドラゴンレーダーの示す方向が一致するので出発をした。

 

「悟空さとヤムチャさん強いんだな!!おら、おっとうと同じくらいに強い人初めて見たからぶったまげただよ。」

「あんた本当にすごかったわよ!本格的に武道で食べていけるわね!!」

 

・・・・・昨日炎どころか山まで消したあれはぶったまげすぎてカウントしない事にしたチチやブルマ達の称賛に、車を運転するヤムチャと、筋斗雲に乗って周りを警戒しながらも話を聞いている悟空を照れさせる。

 

ウーロンもまさか二人があそこまで強いとは思わず、ヤムチャ様すごいでしょうと己の事のようにどやるプーアルに反抗する事を忘れて素直に頷き、和気藹々とするのをシュウはほくそ笑む。

 

このまま罠にかかって自分達がドラゴンボールで世界征服をする所を指を咥えて見ていればいいと・・・・・いう夢は泡と消えた・・・

 

「わぁすんげぇお城だ・・・」

「・・・・怪しいな・・・」

「そうか?さっさと行って悪い奴等やっつけてドラゴンボール探しに行こうよ。」

「う~ん・・・プーアル、ウーロンと蠅になって中見て来てくれ。」

 

これが自分達だけであればさっさと行こうという悟空に賛成するヤムチャだが、チチという女の子もいるので盗賊としての慎重さをヤムチャは発揮する。

 

安易に踏み込んで痛い目見るのは昨日したばかりなので懲り懲りとも言うがそれは兎も角

 

「僕は良いですけどウーロンは無理です。」

「あ!!おまえ・・・」

「だってウーロンは変身幼稚園の先生に悪さして退学になったせいで、変身時間五分しか出来ないんですもん。」

「う〜・・」

 

一日とは言え旅をした仲のウーロンの・・・スケベすぎる悪さの内容言わなかっただけでもプーアルに恩に来てもいいと思うが、僕が行きますというプーアルにうーろんはぐぬぬしながら見送る・・・しょうがない子ブタであった

 

十分過ぎて蠅になったプーアルが戻り、変身を解いて中の様子や見取り図を大雑把に地面に書いていく。

 

一見何の変哲もなさそうだが、時に谷や山間に罠を仕掛けた事のあるプーアルの目から見れば、罠の箇所が何となくわかり、ついでに襲撃者がピラフという男の人とマイという女の人の残り二人である事も判明した。

そして会話の中から捕らえた者も、シュウという名前だと判明した時、悟空とブルマは複雑そうな表情で顔を見合わせた。

 

何となれば山村の悟空の幼馴染の双子にシュウとマイがいるのだから・・・

 

まぁそこは今置いておくにしても、罠を気にするよりも手っ取り早く行こうというヤムチャはニヒルに笑った・・・

 

 

「ピラフ様!!!あいつ等人間じゃありませんよ!!!!」

「分かってる!!!・・・なんなんだあいつ等は!!!!」

 

ピラフとマイは、見ているモニター壊れてないかとモニターの正常さと自分達の視覚がバグってないかを疑った!!

 

「パンパカパンパンパーーーーーン!!!!!!」

「でえりゃあああああ!!!!!!!」

 

例によって例の如く、如意棒を装備した悟空が前方から飛んでくる矢だの弾丸だのを如意棒を手元で高速で回しながら弾き、壁の横からの罠はヤムチャが手刀でたたき落とし、天上からのギロチンなどは旋風脚でぶっ壊し、床に穴が開いても飛び越えるか如意棒を伸ばして左右の壁につっかえ棒にして足場にしてヤムチャ共々飛び越していくのなんて・・・・現地球人からすれば信じられないである!!!

 

何なのだあれは!あんなめちゃんこな動きする奴なんて!どっかのギャグ世界か時間軸とか間違えていないかと・・・何故か唐突に思ったピラフだが、どう思おうが二人の破竹の勢いは止まらずに罠を露呈させられ壊されていく光景が無くなる訳ではない。

 

ちなみにブルマとチチとウーロンはプーアルの変身した空飛ぶジュータンに乗せてもらい二人の後を追っかけながら、チチも頭の上についているカッターで罠壊しを手伝い前を行く二人をきちんと援護している。

 

そして後ろから大岩が転がってくるという古典的な罠も、チチのヘルメットから出るビームを大岩のあちこちを撃ち付ける事で時間が少しかかったが砕くという大金星をおさめた・・・もうピラフ一味はとんでもない集団に襲撃をかけられたとしか言いようがない・・・・そんな一行に初手で捕まったシュウは、ヤムチャ特製の縄抜け不可能な縛られ方で転がされ、猿轡もかまされ城の入り口前の柱に繋がれている・・・もう本当にワンころのように・・・

 

 

「ピ・・・ピラフ様!!」

「こうなれば城内であろうともミサイルを・・・」

 

ドカン!!!!!!

 

・・・・凄い逆転劇をピラフが思いついたが少し遅かった・・・・

 

城内でミサイル使われていたら、確かに-この時間軸-の悟空とヤムチャでは防ぎようがなかっただろうが、その前に

 

「ドラゴンボール渡せば縛るだけで後は何もしねぇぞ!!!!!」

「大人しく降参をしろ!!!」

 

悟空達が来る方が早かった・・・

 

扉をぶっ壊わされて如意棒をもつ悟空と刀を振りかざすヤムチャを前に、この部屋には罠も武器も無く、本当に何にもなくなったピラフとマイは呆気に取られて両手を上げながら降参し、大人しくドラゴンボールを渡さざるを得なかった・・・・

 

七星球(チーシンチュウ)が手に入った。

 

悟空とブルマ達の手元に七つのドラゴンボールが集い、後は神龍を呼びだすのみである!




ドラゴンボール探しに頭が一杯の悟空は、かめはめ波を自分で出せるかという試しは無くなりました。

そしてチチがドラゴンボール探しについて行くのは筆者の中では当初なかったのですご、感想欄にて良いネタを頂けたので早速使わせていただきましたm(_ _)m

たんたんと様、ありがとうございますm(_ _)m
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