俺ラディッツは弟を絶対に守り抜く   作:ドゥナシオン

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誰にとっての楽しい毎日・・・・

△月○日

 

フリーザ軍で働いて早一月、もう半月待ったら初給料!・・・・お金の管理のやり方分らないから母さんに預けてお小遣い・・・軍内にいると色々とお菓子貰ってるから使いみち無いから-将来-他の星に出かける時の為に貯めておいてもらおう。

親父も最近は文官として働いているおかげか俺に無茶苦茶特訓してこない。

 

筋肉痛で休みますをしたら、親父も同じ職場みたいなもんだから不味いの分かっててくれるのか助かる。

でも基礎メニューは俺の方から続けると宣言してるからちょっとずつは強くなってるはずだ。

半月待てば、初給金と初自前スカウターが貰えるから、その時まで戦闘力測らないでくれって母さんにも頼み込んだからそっちも楽しみ!!

 

戦闘力三千とかになってたりして!

 

△月○日

・・・・初給料出て嬉しかった。

全額入ったクレジット渡したら母さんが物凄く喜んでくれて何よりだ。

俺には何かないのかって親父がにやつき聞いて来た。

きっと母親離れできないガキだとか笑ってんだろうなと思うとイラっとするけど、俺も大人になったんだ!!今度なっていなしてやったぜ。

 

・・・うん・・・・本音は初スカウターで測った俺の戦闘力が、千五百三十と・・・超微妙だったのに落ち込んで、親父の絡みに噛みつく元気がなかっただけ・・・・文官するって言ったけど、せめて五千は欲しいな。

 

ギニュー特戦隊の皆さんに、普段している基礎トレーニング聞いて実践してみよう。

親父と母さんのイチャコラ激しいから・・・・其の内弟妹できそう。

 

宇宙は結構物騒で凶悪な宇宙人が多いって記されてる。(戦闘民族サイヤ人とかフリーザ軍とかがトップ・・)

 

万が一親父達が留守の時に攻めてきた時俺が守ってやれるようにしないと。

せめて強い・・・特戦隊の皆さんは無理でも上級戦士の人達が防衛体制しけるまで時間稼げるくらいにはならんとな。

(フリーザ軍の現本拠地としている惑星ベジータ攻める阿呆はおらんを知らぬ・・)

 

△月○日

 

ふっふっふ!俺はとうとう同好の士を作る事に成功した!!

 

「リーキュ!!」

「マトマ!!!」

「ゲ・・・ゲンイン!!!」

「スーナ!!!」

「ラディッツ!!!」

 

「我等!将来のサイヤ人を担う者達なり!!!」

 

ドーーーーン!!!

 

ふっ、決まったな。

 

俺と同い年の奴等と決めるファイティングポーズは嬉しすぎる・・・

 

 

少し遡って五日前、俺と同じ年頃の中級戦士候補の子供達四人が軍の見学に来て休んでる時、コッソリと連れ出してギニュー特戦隊の皆さんのファイティングポーズ練習を覗かせたのだ!!

 

ここ半月で特戦隊の皆さんのポージングが洗練されて、動きもキレッキレになって超絶かっこよくなっているファイティングポーズに、覗きに連れ出した時にはブー垂れてた子達の瞳がキラキラしてるぜ!!

 

連れ出した時は、サイヤ人が覚えないといけない偉い人身分証明書で黙らせて連れてきた分、喜んでくれなかったらマジどうしようかと胃がちょびっと痛くなりかけたのは内緒。

 

俺達サイヤ人は基本というか、全員が黒髪・黒瞳で、見分けつかないかというとそうでもない。

 

長髪を三つ編みにしてるのがリーキュウ、おかっぱで俺よりも長身なのがマトマ、ポージングの掛け声で噛み噛みだったのだがゲンイン、紅一点のスーナはショートカットの可愛い女の子。

 

そして俺ラディッツを中心に、ゴレンジャーの簡単ポージングをして・・・・決まったぜ。

 

「おぉ、お前達上達が早いな。」

「ふわぁ!!!ぎ・・・ギニュー隊長・・・」

「ん?なんだ、子供がかしこまろうとするな。

ラディッツを見習え、俺達に会って嬉しさ抑えきれんで速攻でサイン強請って来た猛者だ。

お前達もいるか?」

「いいんですか!!欲しいです・・・あ!このスーツの背中の白い部分に!!」

「お・・・僕は・・」

「おいマトマ、なれない僕なんて言葉使うなよ。」

「うるさいぞリーキュウ!!あ・・・・白の手袋の袖の部分に・・」

「僕は・・・・スーナと同じく背中の部分に・・」

「ハッハッハ!子供はそのくらいの元気さでちょうどいい。

きちんと訓練をして軍律を学んで栄えあるフリーザ軍の一翼を担うんだぞ。」

 

偶々通りかかったギニュー隊長の対応マジ神っす!!

俺以外の四人もギニュー隊長のサイン貰って良かったな。

 

ギニュー特戦隊ってフリーザ軍の花形だったみたいで、本来は俺達みたいな下っ端にもなってない奴等があっても口きいてもらえないらしい。

 

けど本当に強い人は紳士なんだろうな。

えばり散らさないし、横柄な態度しないし・・・・あの禿と大違いだ・・・・

 

△月○日

 

前日に禿の事かいたのが悪かったのか、ナッパのおっさんにばったりと出くわしちまった・・・運がねぇ。

 

この禿、軍内の書庫から帰り路に偶々会って、何が気に食わなかったのかギニュー特戦隊の皆さんに取り入った恥知らずだとか一方的に言ってきて、後はこっちの事無視して行っちまった嫌な奴だ。

 

落ち込んでた俺を見かねたナナバさんに相談したら、どうも俺と同じサイヤ人の大人達は、何の苦労も無く軍の中枢に入った俺の事が口の端に上って苦々しく思ってるらしい。

 

まぁ・・・確かにコネ入社に近いかもしれないけれども・・・・・あれは酷いと思う。

 

会う度に嫌味やあざけりの目を向けてきて、小物臭が漂いすぎて、なるべく会いたくないと思うと会うらしい。

 

「ふん!また会ったなおべっか使いのラディッツ。」

「・・・・ども・・・」

 

付けられた二つ名が酷すぎないか?俺まだ六歳児なのに、そんな幼児相手に大人げなくないか?

しかし相手してられんと仕事があると言って切り抜けようと頑張ったら

 

「お前俺にこれだけ言われても悔しくないのか!!意気地のない!!!」

 

向こうが執拗にキャンキャン吠えて五月蠅くってイラっとして

 

「お前の親父達も相当情けないな!!ガキに養ってもらって暢気ブッこいて・・・」

 

そっからは俺は何も覚えてない

 

気が付いたらメディカルポットで酸素マスク付けてた。

いきなりの状況に混乱して暴れそうになったら、ナナバさんが付いててくれたのかアナウンスで落ち着くように指示してくれて、眠いなら寝てしまえと言われてまた寝て、次に目が覚めたら自分の部屋だった。

 

横を見れば、涙ボロボロと流してる母さんと、傷だらけの親父がにやっと笑った姿が目に飛び込んできた。

 

体を起こそうとしたら、母さんに慌てて横にされてまた泣かれた。

 

「あんたね!上級戦士に喧嘩売るなんて何考えてるのよ!!殺されたって文句言えないのよ!!・・・・こんな目に遭わないように文官になったの嬉しかったのに・・・無茶して・・」

「・・・・母さん・・」

 

どうやら母さんは俺が文官になって喜んだ理由は、早く働きだしたからじゃなくて、傭兵の武官で俺が危ない目に遭う事が無くなった事を喜んでくれたのだとこの時知った。

優しい母さんに心配かけちまって、俺はひたすら謝った・・・横になって様にもならないけど、謝ったらもう二度としないでと約束させられて許してもらった。

それにしても

 

「親父はどうして傷だらけなの?」

 

疑問をそのまま口にしたら、にやっとしながら俺の頭をいつも以上に優しく撫でて部屋を出て行っちまった。

 

何あれと思ってると、母さんが教えてくれた。

 

「あの人あんたの喧嘩相手のナッパって人の所に殴りこみかけに行ったのよ。」

「・・・えぇ・・・」

「でも相手のナッパって人、肋骨バキバキに折れててあの人でいい勝負出来て勝って来たらしいのよ。」

「肋骨を?」

「あんた覚えてないの?あんたとナッパって人の遣り取りを最初から見てた人の話だと、あんた私達の事言われて怒ってくれたんでしょ。」

「そ・・・だって・・」

 

まさか見てる人がいるとは思わなかった上に、理由知られるのが嫌だった。

あいつが言った事は全部出鱈目で、親父と母さんもきちんと軍の命令通り仕事してるのに。

 

そんな俺の頭を、母さんは優しく撫でてくれる。

 

「怒ってくれてありがとう。母さんとバーダックの為に怒ってくれたんでしょ。」

「・・・・」

 

ドストレートに言われて照れくさくて無言でいても気にせず優しいままの素敵な母さん虚仮にされて悔しかったんだ・・・

 

「けどね、あんたがこんな目に遭う方が私達は嫌だよ、本当にもうしないでね。」

「分かった・・・・ねぇ、ナッパって人の肋骨どうして折れてたの?」

 

何か話が途切れそうだっからナッパの容態について聞いてみれば、母さんは驚いて

 

「あんた覚えてないの?あんたがナッパって人の不意を突くように頭突きでスーツにひび入れて肋骨までダメージいかせたのよ?

・・・・戦闘力上がったのかね?」

 

驚いたのって俺と母さんどっちだろう?

俺の現在の戦闘力であの頑丈スーツにヒビ入れる程の戦闘力持ってないんだけどな。

 

怪我はメディカルポットに入れてもらえたから次の日ピンシャンになったけど、喧嘩沙汰、それも直属とは言えなくとも一応上司にはなる上級戦士に喧嘩売った処分にビビッて恐る恐る職場に向かう俺・・・・うん、情けない。

うじうじと部屋に居たら親父に引っ担がれて家からおい出された・・・・マジ辛い

 

ここは土下座して・・・・・謝る前にナナバさん筆頭に文官さんが出迎えてくれた。

 

「文官の意地を見せつけてくれてありがとうラディッツ!!」

「武官だけで組織回せる思うなよ!!今度宇宙ポットの酸素量!到着目的地のギリギリで入れたろうか!!」

「野蛮なだけで世の中通ると思うなざまみろ!!」

 

・・・・・なんか思ってたのと違う・・・何故に俺を誰も叱らんのだ。

おまけに処分なしどころか今日は特戦隊の皆さん仕事終えてのんびりリフレッシュタイムしてるから、パフェの相伴預かって来いってナナバさんのお達しってなんのこっちゃい?

 

▲▲▲

 

sideナナバ

 

ふっふっふ、本当にとんでもない逸材を儂は見つけたもんじゃわい。

ラディッツのお陰でギニュー特戦隊の連中も借りてきた猫の様に軍内部で揉め事をおこさなくなった事で、儂はフリーザ様から直接お褒めの言葉をいただけて天にも上る心地じゃった。

 

じぃ・・・いいえ文官長ナナバ。

貴方が拾って来たサイヤ人の小僧のお陰で、ギニューさん達が矢鱈とファイティングポーズの見せつけをしなくなった事でいざこざが減りましたよ。お手柄です

 

ラディッツが真剣にファイティングポーズを褒めれば褒める程に、特戦隊達は儂等相手よりもラディッツに見せて満足するようになって万々歳じゃ。

それまでは勝手に目せ付けられては微妙な顔をすれば勝手に怒り狂って殴り飛ばしてたやつらとはとても思えんほど機嫌がいい。ぜひこのままでいて欲しいもんじゃ。

見せつけられ率が減ったフリーザ様も心が平穏なようで何よりじゃ。

 

それにラディッツの珍妙な趣味を広めようとしておるのか、同い年のサイヤ人の子供達を引き入れて、特戦隊達と交流を取り持ちおった。

 

最初は何をしておるのかと見ておったが、近頃は十数人にも同行の士を増やして将来ちょっとした派閥が出来そうな勢いじゃ。

 

そ奴等と何を話しておるのか、将来独立してサイヤ人のコミュニティ強化でも目論んでると思って監視の虫型ロボットで会話を拾ってみれば、あ奴は特戦隊がいかに強くて毅然としており、強者特有の傲慢さはなく紳士的で優しい戦士だと言っておった。

 

聞いた儂、耳掃除して録音した分を聞き直したが聞き間違いではなかった・・・・・あ奴等の本性伏せておこう・・・・夢を壊したらかわいそうな気がする。

 

ファイティングポーズを見せつけ理不尽に怒るパワハラ集団だとはとても言えんし、何よりも話を聞いたサイヤ人の子供達に変化が起きつつある。

 

それまでは戦闘民族サイヤ人の誇りの為に強くなると言っていたのが、特戦隊達に羨望の眼差しを向けて、我がフリーザ軍で頭角を現してファイティングポーズを敵に見せつける程の強いチームを率いる将になるのだと、フリーザ軍寄りの思考になりつつある。

それを報告すれば、フリーザ様の機嫌は上々じゃったが、あの子ザル達が自分達よりになった事に側近のザーボンとドドリアは驚いておったの。

常日頃から、サイヤ人のサルどもと見下しておるから、子供達も全員あの頑固で意地だけが無駄に高いサルの仲間入りするもんだと思って居ったから仕方ないかの。

 

それ等を察せられたフリーザ様は愉快そうじゃったな。

 

ほっほっほ、良い事ですよナナバ文官長。

そのままその子ザルの好きなようにさせて、サイヤ人の子ザル達を私達の方に引き込ませなさい。

ザーボンさん、ドドリアさんも、子ザル達には優しく接してあげなさい。

そうすれば労せずして良い手駒が入る事を思えば、難しくはないでしょう?

 

どうやら-計画-に若干の変更がありそうじゃわい。

ラディッツは-残す-のは当初の予定通りじゃが、もっと多くのサイヤ人の子等が残されそうじゃな。

 

菓子を与えれば単純に喜んどるのが可愛いもんじゃ。

 

しかし・・・両親を悪し様に言えばあ奴上級戦士のナッパに平気で噛みつきおった。

両親が大切とは、いや・・・・そもそもすべてがサイヤ人らしくない童じゃった。

 

そのらしくないまま我等の思惑通りにフリーザ様の掌の上で愉快に踊ってくれるのが一番じゃ。

サイヤ人の子供達を纏めさせて・・・・其の為にも子ザル達の戦闘訓練官に策を弄するか。

 

きつい訓練は全てサイヤ人の上級戦士にやらせて、我等フリーザ軍の訓練官にはやりすぎだと子ザル達を擁護するような事を言わせて程の良い訓練をさせる。

きつく死にかける事で力が上がるサイヤ人の特性を生かせば、偶に程よくしても強さの伸びに阻害が出ることはないしの。

辛い時に優しくされればあの戦闘馬鹿達も恩に着ようし、何よりも子ザル達はまだ大人達の様に独立した自由の戦闘民族サイヤ人という思考に染まっておらん。

 

今から大人と子供の間を分断し、其の時までに選別せよというフリーザ様のご用命をはたさねばいけぬのう。

 

久しぶりの楽しい日々に、まだまだ老いさらばえてられんわいのう、ほっほっほっほ

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