俺ラディッツは弟を絶対に守り抜く   作:ドゥナシオン

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悟空とクリリンの修行旅:熱戦!烈戦!!

エイジ750 地球

 

「クリリン、ホイポイカプセルの家使わねぇんか?」

「あぁ、天気のいい日は野宿で体を鍛えてもいいだろう。」

 

暖かい気候が続く南側なのだから、クリリンは旅に一日の終わりは野宿で過ごす事を提案した。

 

悟雲兄さんの心配ももっともだが、いないだろうが野盗や猛獣が出てきても気配を感じて起きて叩きのめすのも修行だろうと。

 

「でも・・・兄ちゃんおら達の事心配してこれくれた訳だし・・・」

「雨の日や風の強い日に使えばいいさ。星も綺麗だし真上見ながら寝ないと勿体ない気がするぞ?」

 

心配なら夜番を交代でしてみてもいいというクリリンの言葉に

 

「そっか!ちゃんと安全確保ができればいいんだな。」

 

言われた事をそのまま受け取る性質の悟空は、言われた事の抜け穴を探して自分なりに解釈をして適用させるクリリンの言葉を素直に受け取る。

 

クリリン的には、雨の日とかも洞窟探したり持っているものでサバイバルしてこそ修行の旅になるのではないかと思うのだが・・・三日一緒に生活して過保護ラディッツの実態知ったので諦めた・・・・ホイポイカプセルの家ずっと使ってなかったのを素直な悟空がペラリ言った日には・・・二度と修行の旅だしてくれんだろうし・・・最悪成人するまでずっと一緒だとか言われそうで怖い・・・使う時は使おう・・うん・・・

 

悟空が海に潜って大型魚と二枚貝も採ってきてくれたので火を熾したクリリンは手際よく貝を外してお湯の入った小型鍋に入れて味噌を放り込み、魚と貝の味噌汁と森で見つけた果物が夕食。

 

なるべく冷凍で持たされた食料は使わない方向で旅をしてみる

 

パチパチ

 

「なぁ・・・クリリンは・・・・旅に慣れてんか?」

「そうか?」

 

歯を磨いて横になった悟空は、寝ぼけ眼で片付けをするクリリンに話しかける。

 

手際が良くて、まるで兄ちゃんを見ているみたいで

 

「だって、おらと同じくらいに食べもんのあるところ知ってるし用意も片付けも早えぇし。」

「多林寺の近くも森と川が多くてな・・・俺ちびでトロイからご飯良くとられてさ、自然に覚えたんだ。」

「そっか・今は大丈夫だぞ・・お腹すいたら、おらの分も・・や・・・・」

 

スゥスゥ・・・

 

「・・・・悟雲兄さんがお前を外に出したがらない理由が何となくわかるよ。」

 

途中で眠ってしまった悟空に、クリリンは優しく毛布を腹までかけてやる

 

大食いのくせして他人の飯の心配を当然のようにする優しい子を、世間の悪いのから守りたいんだろうと、ひねくれてしまったクリリンは悟雲の気持ちがよく分かる。

 

荒事に平気で突っ込んでいく素直な奴は、自分くらいのが隣にいて丁度いいのだろう。

自分がいなければもしかしたら、旅の許可を悟雲兄さんは降ろさなかっただろう

 

せめて十五歳くらいになるまでは

 

火の番と見張りをしながら、最初の見張りをしながら星を眺める。

明日も晴れるといいな

 

 

・・・・・悟空との旅はトラブルが向こうからくるのだろうか?

 

ドラゴンボール探しの道中を、お兄ちゃんには内緒よでブルマ姉さんに教えてもらったクリリンは、まるでその焼き直しを見ているようだと、銃を持っていた二人組を悟空と縛り上げてへたり込んでしまった人達を助けながら頭を痛める。

 

朝食を食べ終わってまた悟空達は走り出した

 

砂浜では特に足だけではなく下半身全体に力を入れて走り、岩場を見つけたら全身の動きを意識して、時には互いに不意打ちをしあって打ち合いながら走り合い、ワチャワチャしながら走っていたら、銃声と怒声と悲鳴が聞こえた二人は、顔を見合わせて悟空は筋斗雲を呼んでクリリンは悟空の背中に飛び乗り急いだ。

 

緊急事態だ文句はなかろう!!

 

「ひぃ・・・た・・・頼む!!妻だけは・・」

「・・・あばよ・・」

「あなた!!!」

「「やめろおおおお!!!!」」

 

・・・・・

 

「は?」

「伸びろ如意棒!!!」

「でえええええいいいい!!!」

「ぎえぇぇぇ!!!」

 

 

銃を持った二人組を、悟空が如意棒で頭をぶったたいてクリリンが降下しながらかかとを脳天に叩きつけてあっという間に終わらせる。

 

「き・・・・君達は?」

 

とってもふくよかな金髪の男の人と、サングラスをかけた女の人が、襲撃の最中突然空から降ってきて悪人を倒てくれた少年二人にポカンとした。

 

「おらは孫悟空!」

「僕はクリリンです。僕達は武闘家で修行の旅の最中なんです。」

 

この辺の対応は、少し世慣れているクリリンが引き受け、二人の名を尋ねて何があったのかを詳しく聞き出せば、

 

「助けてくれてありがとう、悟空君、クリリン君。

私はギョーサン・マネーで、こちらは妻のオッカネーだ。

どうも私達を殺して企業を乗っ取りたい者達がいるらしくてね、親族にそんな悪事をなすものはおらんと忠告を無視して休暇の旅に出たのがまずかったらしい・・・」

 

二人が助けたのはカプセルコーポレーションと世界の資産を二分するギョーサン・マネーである事を知ったクリリンはぶったまげ、身内から狙われている事に資産の事は分からない悟空共々二度ぶったまげた。

 

・・・・・これって警察に駆け込んだ方がいい案件だよなとクリリンは話を聞いて頭痛を起こす・・・・警察から悟雲兄さんに俺達の事はいかないように口止めしなくちゃダメ案件だこりゃ・・・

 

幸いここは悟飯宅からフライパン山の中間地点で、結構大きな町が近くにある筈

 

「予備の車とかありますか?」

「飛行機でいいかね?」

「はい、お二人は飛行機に乗って頂いて、僕と悟空はあの雲に乗って付いて行きます。

悪党は縄で縛ったままぼくが釣り上げて持っていくので安心してください。」

「なんと・・・あのような雲に・・」

「へへ、あれ亀仙人のじっちゃんに貰った不思議な雲で筋斗雲て言うんだ。」

「僕達本当にあれで大丈夫なの?」

「「大丈夫です。」」

 

オッカネの心配そうな声に、二人は笑って答えて悪党をつるし上げて出発となった。

 

「君達には助けてもらったお礼がしたい、良ければ私達が戻るまで待ってもらえないかね?」

「ぜひそうしてちょうだい!」

 

少し大きな町の入口で飛行機から降りたマネー夫妻の言葉に、目を覚ました悪党達を再びクリリンが頭をぶっ叩いて気絶させてから、悟空にちらりと視線を送れば

 

「クリリン、急ぐもんじゃねぇしおらは待ってもいいと思うぞ。」

「そうだな、分りました。

こいつら警察に渡したら待合室あったらそこで待って、無かったら外で待ってます。」

「有難い。」

 

瞑想の仕方をラディッツから教えられた二人は、待っている時間も修行に当てて暫くして夫妻は出てきた。

 

「一時間後に私達の私設警備が来ることになってね、その前に食事でお礼をさせてはくれまいか?」

「遠慮しないで沢山食べてちょうだいね!」

「「・・・ありがとうございます!!!」」

 

助けたのは悟空とクリリンだが、はらっぺらしの食べ盛り二人は遠慮なくご馳走になって

 

「なんと・・」

「二人とも健啖家ね・・・・お腹壊さないかしら?」

 

優に二十人前食べた。

 

二人の食べ方は綺麗で、見ていて気持ちのいい食べっぷりに夫妻は子供はこの位がいいのねと楽しそうに食事は進んだ。

 

「君達先程亀仙人様の名前を出していたが・・」

「はい、僕も悟空も武天老師様の弟子なんです。」

「もしかして!天下一武道会の準優勝した孫悟空君と!その兄弟弟子のクリリン君ね!!名前を聞いて直ぐに思い出すべきだったわ。」

 

たったの五日前の事なのに忘れるなんてと、格闘技好きのオッカネーは二人が来ている亀仙流の道着を見て気が付かなかったなんて不覚とばかりにがっくりして、再び顔を上げた時は普段どんな修行や亀仙人はどんな人かをマシンガントークで聞きまくり、食べている悟空をポカンとさせて、クリリンの顔も少し引きつって来たのでギョーサンが苦笑しながら妻の暴走を止めている時にデザートのケーキが来た。

 

「そろそろお別れだが、私達を助けてくれたお礼が食事だけというのは些か薄情に過ぎる。

何か望む事は無いかね?」

「そんな・・・僕達は偶々通っただけで・・」

「そうだぞおじさん、ご飯食わせてもらって十分嬉しいぞ。」

「しかし・・・それでは私達の気が済まない、何かさせて欲しのだよ。」

 

ギョーサンの言葉に本気で言っている事を察したクリリンと悟空は、断るのも気の毒な気がして、さてどうしたものかと思案し、クリリンが名案を思い付いて悟空の耳にこしょこしょと提案すれば

 

「それいいな!!」

「だろう?」

「おや、決まったかね。」

「はい!どこかで天下一武道会とまではいかなくとも格闘技大会が開催されているところはありませんか?」

「ふむ・・・・今のところはないが・・・君達通信機器は持っているかね?」

「はい、ありますが・・・」

「君達は一年旅をするという、その間に大会をする所があったら連絡を・・・おや?失礼。

私だ・・・へ?・・・いや・・・私設警備から出せなくも無いが・・・ちょっと待ってなさい!!!」

 

クリリンの通信機器に、旅の間にどこかで大会があったら知らせようとしたギョーサンの通信機器に連絡が入った。

 

その内容は

 

「君達凄い運の持ち主だね。」

「「へ?」」

「実は私程ではないがナーリキンという富豪が私的に格闘技大会を開くのに私の所から何人か選手になる者はいないかと問い合わせがあってね。

君達出てみるかい?」

「・・・やった!!!!!」

「強い奴等いっぺぇいるかな!!!」

 

早速望みが叶ったと大喜びする悟空達と、きちんとお礼が出来て喜んだ夫妻は、夫妻を迎えに来た私設警備の人達が来て別れた。

 

「場所は渡した地図の通りだ。

旅を終えたら私達を訪ねて欲しい、この名刺を私の家の門番に見せれば通れるようにしよう。

これは私直通の通信機器に通じる。

君達のを登録しておくから、来る前に一報くれると助かる。」

「でも・・・それでは甘えすぎでは・・・」

 

助けたとはいえ大富豪の家に行く事を躊躇うクリリンを、

 

「なに、私たち夫婦は格闘技と旅が好きでね。一年後にどんな話を聞かせてもらえるか楽しみにしているよ。」

「悟空君!クリリン君!!気を付けて旅をしてね?一年後楽しみにしているからね!!」

「うん!おじさん達も悪い奴等に気を付けてな。」

「お言葉に甘えさせていただきます、ギョーサンさんとオッカネさんもお気をつけて。」

 

二人の通信機器の番号をギョーサンに教えて登録してもらい、一年後を約束して二人は紹介された場所に走って向かった。

 

場所はここから北西にあり、フライパン山には行けないなと少し悟空をがっかりとさせたが、終わったらまたフライパン山を目指そうというクリリンの言葉に嬉しそうに頷いてダッシュした。

 

 

 

▲▲▲

 

「ここか・・・姉ちゃんの家と違って・・・絵本で見たお城みてえなところだな・・」

「色んな家の作り方があるんだな。」

 

しかし、門から家の距離の広さはカプセルコーポレーションとどっこいどっこいであり、ギョーサンからの紹介の悟空とクリリンですと言えばすぐに通され中の広さに圧倒される。

 

自分達の様に道着を着ている人がいて・・・・

 

「クリリン!!あの人達裸だぞ!!!」

「あん!!??」

「馬鹿悟空!!!すみません!!こいつ力士の人達を見るの初めてなんです!!!」

「なんだそうか!!そうだな、相撲なんて結構マイナーだからな~。」

「ちびっ子じゃ知らなくともしかないすっね親方。」

 

まわしを付けた人を裸だと指差してしまった悟空をクリリンが叱って庇えば、力士の人達は笑って許してくれた。

 

「天下一武道会にでも出れば少しは有名になるかも知れんが、なかなか踏ん切りがつかなくてな。」

 

世の中は鶴仙流やキックボクシングやプロレスの方が受ける世の中だと嘆く力士に、

 

「そっか?おらは強くなって戦いてぇって人は、誰だって格闘家だと思うぞ?」

 

難しい事はわっかんねえけどなとからりと笑う悟空に、指をさされて怒った力士・ドスコイはありがとうと悟空の頭を優しく撫でた。

 

ドスコイは、自分の手にすっぽりと収まってしまう子供相手に、自分達の姿を笑われたと激高しかけたのが恥ずかしいと思った。

 

自分で言ったように、相撲を知る子供は少ないのだから仕方がないと、寂しく思う。

 

矢張り流行らないのだろうかと・・・・

 

「なぁ!!おらもそのまわしってやつをつけてみて良いか?」

「はい?」

「おい悟空!!??」

 

・・・・・思ってたらツンツン頭のお坊ちゃんが何か嬉しい事言ってくれたような・・・

 

「「「ええ!!???」」」

 

成り行き見守っていた連れの力士たちも驚いているではないか・・・

 

 

 

「さぁ!!!ただいまより大富豪ナーリキン氏による格闘技大会が始まります!!

先ずは・・・おっと!!相撲界からちびっこ力士の登場か?

お名前を伺っていいですか?」

「・・・・クリリンです・・・頑張ります・・・・」

「クリリン君!対戦相手は大人だが大丈夫かい?」

「・・・・・張りて一つで終わらせさせていただきます!!!」

 

まわし一つで真っ赤なクリリンは、対戦相手誰でもいいからさっさと終わらせる宣言に、対戦相手のキックボクシングスタイル男のおじさんは顔を真っ赤にして開始の合図で突っ込んできたが

 

「ごめんなさい!!!」

 

バシン!!!!

 

「おっとこれは!!クリリン君宣言通りに相手を張りて一つで相手を土俵ではありませんが舞台から落としました。

勝者クリリン君!!」

 

おおおお!!!!

 

「・・・・次悟空か・・・俺もう着替えるぞ!!!」

「えぇ?このままでよくねぇか?」

「着替える・・」

「はは!一度でもまわしで戦ってくれれば十分だよ。悟空君も一回戦以降は着替えたまえよ。」

「分かった!」

 

悟空としては、そのつもりがなくとも何か失礼をした気がしたので相撲というのを広める手伝いの為にまわしつけて技を教わってそれでこの大会を勝ち抜こうとしてクリリンも巻き込んだのだが、あの格好は恥ずかしいとクリリンは一度で音を上げ、ドスコイも悟空達の戦い方をしてほしいと、一度ずつで着替える事になった。

 

悟空はドスコイの弟子のドッスンと当たり、

 

「これは!ここはあえてこう言わせてもらいましょう!!

見合って見合って・・・はっけよい!のこった!!!」

 

天下一武道会のプロ実況者にも劣らない名司会者は、あえて相撲の行事言葉で始まりを宣し、悟空は突っ込んでくるドッスンのまわしに両手をかけて、綺麗に場外に放り投げた。

 

「勝者悟空君!!!!」

 

 

勝った悟空は少し目を回したドッスンの手を取って立たせて、二人でドスコイ達の下に戻った。

 

「ありがとうクリリン君、悟空君。

これで少しは相撲が印象付けられたら私は嬉しい。」

「僕達も相撲の事もっと勉強します。張りてや投げ技とかとても参考になりそうです。」

「おらも!!」

「君達は・・・本当にいい子だね・・・悟空君、君は尻尾を腰に巻いてまわしで少し潰れ気味で痛いだろう、着替えておいで。」

「えぇ、次ドスコイさんの番だろう?おらそれ見てから着替えるよ。」

 

それにこれ尻尾の鍛錬になるしと両手を頭の後ろに回してにからと笑う悟空に、

 

「はは!ではいそいで勝って戻らないといけないな。」

 

立派な体躯をした本物の相撲取りが、堂々と立ちあがって宣言するドスコイの姿に、クリリンと悟空は世辞ではなく本当にかっこいいと思った。

 

先程の言葉にも偽りはなく、二人は強くなる事に貪欲であり様々な事が修行になるのだと信じている。

 

そして何よりも楽しい!

 

知らない事を見て知って、調べて覚えていく事が、二人は楽しいのだ。

 

 

ナーリキンの開いた大会は、悟空がドスコイを降して夕暮れになり、残った悟空とクリリンの同時優勝という少し尻切れトンボの様な終わりを迎えたが、これは私的な大会なので夕暮れまでと予め言われているので悟空とクリリンは納得をして優勝カップを仲良く受け取り、優勝の商品としてナーリキン宅で豪華ディナーが振舞われる事になった。

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