あ、はい、、頑張って、、
「・・・・遅い・・・悟雲の奴!自分で朝から呼び出しておいて何故来んのじゃ!!」
「まぁまぁお師匠様・・・悟雲師兄が状況終了宣言出した後も徹夜で地球の気・・・でいいんでしょうか?
そんなのを見張って居た後だからお疲れなのでは?」
「兄者とても無限に体力がある訳ではないでしょうから・・・・しかし、何故兄者と深い縁のある人達全員に声をかけられカプセルコーポレーションに集まって欲しいと言ったのか・・・小妹と-武天老師様-達は何かご存知ですか?」
ピッコロ大魔王の復活と其の軍勢による侵攻は、たったの六時間弱で決着がついた
ラディッツが天界から鶴仙流の関係者と武天老師様とサイヤンℱの警備員一同に、地球の気を全て総ざらいした果てに、敵影は認められずひとまず状況終了にしてもいいだろうと・・・・・天界で自分の半生を神様にうち明けながらも、ラディッツはきちんと大切な人達全員を守れるように地球全体の気を探っていたのだ。
そして話し終え、神様から頑張ったと頭を撫でてもらって気持ちが落ち着いたところで、悟雲は状況終了を知らせ、そして万が一があるといけないから一晩様子を見ると言って帰ってこなかった。
そして朝の七時ごろにラディッツから再び念話で救助活動がひと段落していたらと、今カプセルコーポレーションにいる人達を呼び出しておいてもう一時間が経つ。
普段フラフラしているが自分から言い出した時間にはきっちりとしているラディッツらしくないと一同が心配し始め出したのだ。
「・・・天君・・・・もういいわよ!小妹で!!・・・でも、武天老師のおじいちゃんとおじいちゃん先生一緒の場所に呼んだら・・・不味い事になるってわかりきってるのに本当にどうしちゃったのかしら?」
たったの四か月しか生まれた差は無いのに、小妹と自分を呼ぶ天津飯に、ブルマはもう抵抗する事を諦めつつ、鶴仙人と亀仙人双方大好きだが、特に鶴仙人が言葉の端々で亀の奴はというのを聞いていた身としてはこの状況が心配になる・・・だって顔を見合わせた時、おじいちゃん先生の気配が物凄くビリビリとして・・・今だって
「ふん!今更儂が亀に言いたい事なんぞありゃせんわい!!」
「ふん!儂こそ鶴に言う事なんぞ・・・・良い弟子を沢山持ったの・・」
「!!!・・・そういう風にぽつりと言うところがお前は昔からだな!!!」
おじいちゃん先生が突っかかりそうになるのを、鶴仙流の道着を着たヤムチャが人の良い笑顔を少し困ったようにしながら仲裁に入ってる。
「まぁまぁお師匠様・・・しかしまさかフライパン山のチチと牛魔王さんまで呼んできてほしいって言われた時にはびっくりしたな・・」
悟雲師兄の頼みでチチと牛魔王を背中に乗せて舞空術で飛んで戻って来たのだ
「んだな、おら達の所はなんでだか無事だったんだけんども、外はどえりゃい事になっとったらしいからな。」
「んでも、兄様のお仲間の方達が全部倒しちまったんだろう?
オッカネぇ奴等がいなくなってほっとしただよ。」
おら達は念話というのは貰ってないが、ヤムチャさ達は悟空さとクリリンさが無事なのも教えてもらったんだろいうというチチの言葉に、ヤムチャは悟雲師兄が一緒にいるから大丈夫だとチチ達を安心させる中、本当にそろそろ姿現してくれんかなと、良い人笑顔が引きつりそうになるヤムチャであった。
いくら念話で大丈夫と言われても、昨日の今日で無事な姿が見られなくてブルマなんてそろそろ泣きそうだし、武天老師様も悟空とクリリンの心配をして、天津飯と餃子とお師匠様なんて探しに行きそうで・・・・普段通りの白白師兄様が変な気がする・・いつもはおっとりいしているブリーフさんとビキニさんだってしょげてきているんだ!!
そのヤムチャの声に応えるように
「すまん!遅くなった!!」
ラディッツが音もなくカプセルコーポレーションの中庭に降り立った!
相変わらず舞空術で飛んできても気配のかけらも感じさせないラディッツの出現に!
お兄ちゃんと、ブルマがいつも通りに兄の懐に飛び込もうとした時動きが止まって
「・・・・お兄ちゃん、悟空とクリリンの間にいるその-緑色の子供-誰?」
いつもの鶴仙流の白い袍の道着に身を包んでいる兄の腕の中には現在-三人の子供-がいた・・・・自分とお兄ちゃんの弟達の悟空とクリリンは分かる。
お兄ちゃんがクリリンの事を、悟空の兄弟という事は自分の弟だという発言に乗っかって、自分もクリリンと姉弟になって、クリリンはブルマ姉さんと呼んでくれている大切な弟だが・・・・その二人の真ん中にいる緑色の子は一体・・・
「・・・父、ここにいる者達が今の父が守りたいと思う大切な者達か?」
「・・・・・そうだ・・・・お前はもう少し話し方を学ぼうな・・・」
「ふん・・・いいだろう。
駄目父は俺が守ってやるが、そのせいで父が恥をかくような事をするのは本意では無いからな。」
長い時間共に在るのだから、多少は譲歩してやると・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はいいいいいい!!!!!????
なんだ!どうして緑色の子供がお兄ちゃんを見上げて父と呼び!!そして何故お兄ちゃんは子供の尊大な言い方を注意しているが、父と呼ばれた事を訂正していないの!!!
それも駄目父とか言われてるのに!!!
な・・・・なんなのよ!!!ピッコロ大魔王パニックよりも!こっちの方が大パニックになったブルマ達青少年組であったが・・・・亀仙人と鶴仙人は様々な意味で思考が飛びかけた・・・・二人は若りしころのピッコロ大魔王を武泰斗師匠と封印する為に近くで見ていた、謂わばあの時の生き証人であり、当然ピッコロ大魔王の顔を片時も忘れた事なぞ無い!!
そんな大魔王を黒い道着着せて子供にしたような者を!悟雲が大切な弟達同様に大事に腕の中で守っている事が信じられず、鶴仙人は何をしていると鋭く馬鹿弟子を詰問しようとしたがピッコロ大魔王もどきの子供の発言と、それを受けた時の馬鹿弟子とのやり取りの方に思考がぶっ飛んだ!!
待て!!!こいつはまごう事無き独身だぞ!!!それも婦女子と付き合うどころか一度も逢瀬もデートもした事の無い・・・・あるとすればブルマとビキニの買い物や遊びについ会いに行くか!!球に悟空の婚約者のチチをエスコートしているだけの奴なんだぞ!!!!
女っ気ゼロの奴だぞ!!
それが父って・・・・
「悟雲!!!全部説明せい!!!!」
気が付けば、鶴仙人はラディッツの両腕を掴んでいた。
近頃は何かに想い悩んでは自分達と距離を取ろうとしている馬鹿弟子の心情を慮って少し見守ろうかとしていたのだがとんでもない!!!
矢張りこいつは自分達がきちんと側で見張っていないと駄目な奴だ!!
今度こそ!!何が何でも胸の内の全ては無理であっても、聞けること全部聞くまで誰が逃がすか!!!
「・・・お師匠様・・・」
「そうじゃ!!儂はお前のお師匠様じゃ!!!弟子が弱ければ鍛える!!弟子がやらかせば叱る!!!弟子が悩めば話を聞いてやるお前のお師匠様は儂しかおらんじゃろうがこの馬鹿弟子が!!!!」
それは・・・雷喝であった・・・・
鶴仙人の心からの叫び声であった・・・・近頃の馬鹿弟子は、何かを知った風な顔をしては頭を振って忘れようとか変な大人の感じを出していた・・・確かに悟雲は妙に大人の世界の事を知っている、それもおもに政治や国の中枢に関わる事を
きっと、十二歳の頃まで育ったという惑星で何かしら重要な仕事についていたのが馬鹿弟子の言葉の端々で分かっていた。
だが、其の事を打ち明けてはくれまいかと、何故お前は知っているのだと水を向ければ、悟雲は顔をうたれたように呆然として、そして逃げたのだ・・・・辛い毒出しの修行にも耐え、初めて持てた弟妹弟子達との間の事が上手くいかずに落ち込んでいても、何があっても逃げなかった悟雲が・・・・だから、聞くまいと尋ねまいとしたのだ。
聞かれる事が苦痛であるのならば、そっとしておいていつか時間が過ぎて悟雲の心の中で解決された時に自然と話す日が来るのではないかと・・・甘い見通しをした自分が馬鹿だった!!
そうだ!こ奴はフラフラとさせておくと何をしでかすか、または巻き込まれるかわかったものではない馬鹿弟子じゃった!!!
その証が自分だと、今の自分だから言えることだが、己を理不尽な理由で
殺しかけた男の知識に感心したからとはいえ絆されて弟子になるって普通ない!!無いが!!無い事をするのがこの場弟子で・・・・そして酷く寂しがり屋の甘えん坊で泣き虫で・・・・毒入りだと知らずとも、もうなくなったアメの瓶を時折取り出して撫でまわし、縋っている子供のまんまの馬鹿弟子で・・・
「逃がさんぞ!!お前の中のものを全部を言い切るまで絶対に絶対に逃がさんぞ!!!」
悟雲の腕の中で驚いている悟空とクリリンという小僧がおろうが!天地が裂けたって離すものかと、泣きながら言ってくれるお師匠様か・・・・
「なんだ、きちんと下界の者達にも大切にされてるではないか・・・駄目父は馬鹿父でもあったか・・・」
「・・・・儂の馬鹿弟子に何の文句があるのじゃ小童・・」
「無い、少なくとも俺はあんたを信用する気になった。」
「・・・・は?」
自分が馬鹿弟子を馬鹿弟子というぶんには構わんが!ピッコロ大魔王に似ている得体のしれん奴が悟雲の事を父と、それも駄目だの馬鹿だのを付ける事にムカついて問いただせば・・・儂を信用するって・・・・どの辺からそうなったのかさっぱりとついていけない鶴仙人を置いてけぼりするように、ピッコロ大魔王もどきが頼みもせんのに名乗ってやると言ってきた・・・
「俺は昨日から-地球名・孫悟雲-の息子になった-ジュニア-だ。」
「・・・は!!???」
ち・・・地球名と・・・ではこ奴は悟雲のサイヤ人の名前を知っているという事になる!・・・・言ったのか・・・新しく弟としているクリリンにも弟弟子にしたヤムチャにも、まして古くからの絆を結んでいる天津飯にも餃子にも言っていない事をこの小童に・・・
「名前は父が付けてくれた、はっきりと言えばネーミングセンスはどうかと思うが分かりやすい。
見ての通り魔族だが、邪悪の眷属ではない事はこの地球の神が保証している。」
「・・・・・・」
「気になるのであれば聖地カリンの上空にある天の神殿に行って確かめて来るといい。
そちらの方が駄目父のまだるっこしい話よりも直ぐに分かるからおすすめだな。」
・・・・・・・・・・・
「本当に全部説明せいよ馬鹿弟子!!!!!!!」