俺ラディッツは弟を絶対に守り抜く   作:ドゥナシオン

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子は鎹、或いは駄目な奴と知られた方が上手くいくって・・・

神様に話した事で、ラディッツの心が少し・・・ほんの少しだが一息ついた

 

落ち着いたラディッツは卵を大事に抱えながらおもむろに立ち上がり、

 

 

「この念話を聞いている者全員に告げる、今地球全土の気を探知し続け異形の気配が消えた事を確認した。」

 

まだ幾ばくかは残っているかもしれないが、一先ずは防衛よりも救助活動を優先しても大丈夫だろうと鶴仙流の高弟達とサイヤンℱの警備員達全員に念話で通達し

 

「お師匠様、今悟空とクリリンと共にカリン塔の方にいます。

はい、二人も俺も無事です、今夜一晩此処で様子を見ますので負傷した者や疲労の激しい者は・・・はい、わかりましたお頼みします。」

「ヤムチャか?こっちは悟空とクリリンと一緒で大丈夫だ。師兄は絶対に大丈夫だろうが・・・そうか、そちらも大丈夫か・・・休めるうちに休んでてくれ、俺が見張って・・・お前まで見張ってる必要は・・・分かった、無理はしないでくれよ。」

「天、餃子、よく頑張ったな・・・・天、餃子はもう疲労が酷すぎて精神昂らせすぎてる・・・・あぁ、気を当てて落として寝かせられたか・・・・餃子には俺から言われたと言って・・・ん、こっちは悟空とクリリンもいて大丈夫だ、武天老師様がランチさんと一緒に防衛線してた!!??・・・・そのランチさんって髪の色・・・金だよな。

いやまぁ・・・後で気になった理由を教えてやる・・・は?ナイスガイだと口説かれた?・・・・・・頑張れ・・・」

「武天老師様、ランチさん共々お怪我は?はい、こちらは悟空とクリリンも一緒でカリン塔の上にある・・・そうです、神様のおられる神殿に、はい、今日一晩此処から地上の気配を見張っています。

大丈夫です、ここは何故か-地球の気-が力を貸してくれやすいらしくていつも以上に地表を身近に感じられて・・・・無理はしません。

お師匠様達と武天老師様には休んでいてほしいんです。

そうです、お歳なのですから、おやすみなさいませ。」

「ブルマか?あ・・・・うん、怖かったな、おっかなかったな・・・・大丈夫、悟空とクリリンも一緒にいる。

ここから見ているが、もう地球全体に異形の者達はいないから。

今日一晩様子を見ててやる、ブルマの家の周りを起点にして・・・チチ達のいるフライパン山と爺様たちのいる山村は大丈夫だ。お師匠様達も大丈夫。

うん、うん、明日絶対に行くから、見張ってるからブリーフさんとビキニさんの三人でぐっすりと寝るといい。

怪我した人達は看護ロボットに対応してもらえ。

そう、良い子だ。お休み。」

 

 

・・・・・・次から次へと集団や各個人に、地表からほど遠いこの場所から念話できるんだと、ラディッツの元気づけに成功した神様もびっくりである!!

 

これは、自分が神になる為の修行の関門の一つで、物凄く難しい事であった。

 

遠い昔、まだ人々の科学がそこまで発展していない時は未曾有の大災害に見舞われそうな時は心の清らかな者を選んで逃げるように神託を降す事が稀にあって・・・自分はあれがとても苦手で苦労した。

 

今でこそ容易な事だが、それはたゆまぬ研鑽の果てに出来た事なのに・・・なんで目の前の青年はしれっとやっているんだろう?

 

「・・・・お主・・・念話で話しているが・・」

「あ、はい。お師匠様達にきちんと報告・連絡しないと怒られるんです。」

 

それが無くとも大丈夫だと伝えたいので-地球の気-を借りて、地表にいる大切な人々に繋いでもらって念話を容易にさせてもらっているんですとか・・・・にこにこ顔で訳分らん事言ってる・・・

 

 

地球の気とはなんだ!!??

 

いや!地球だとて惑星としての生命はあるのは知っているが!気を借りるってなんだ!!それを使って念話させてもらってるって!!先代様もそんなこと一言も言ってない!!!

 

・・・・・こ奴もしかして、人々を守る為に神様になった方がお悩み無くなるんじゃあないかと、神様は真剣に悩んだ。

 

人々の幸せだけを考えて生きていく人生・・・・きっとこ奴なら、人々に神託をうまく告げて介入しすぎずさりとて放って置きすぎもせずにいい塩梅で見守ることが出来るのではなかろうかと・・・・そうすれば、自分の中を誰かが知る知らないで悩む事も無いのだから・・・・神様になった孫悟雲として永久にこの地球の人々に知ってもらうことが出来るのだから

 

しかし次の瞬間無理だとその阿呆な思考を放棄した

 

こ奴は根本的に人々の温もりの中でいたいからこそ葛藤を抱えていた事をはたと思い出したから

 

これは愛情の塊でできているようだが、寂しがり屋の甘えん坊なのだと

 

そんなラディッツの腕の中の卵が不意に震え出した

 

 

「!!神様!!!」

 

遂に、ピッコロ大魔王に託された卵が孵るとなるとラディッツも慌てて神様に助けを求め、兄の声に異変を察知した悟空とクリリンも直ぐに兄の下に駆け付けた時

 

ピシリピシリと音をたてて卵にひびが入りそして・・・・

 

「・・・・父・・・・」

 

ひびの入った卵を益々大事に持っていたラディッツを、卵から生まれた緑色の子供がラディッツの事を見てそう宣った・・・周りに自分と同じともいえる神様ガン無視してだ・・・・・・はぃ?

 

 

▲▲▲

 

「・・・・ふぁ~・・・・まだ眠い・・・」

「大魔王様・・・寝るのはいいのですが、私を抱えて寝ないでください・・」

「何故だ?」

「何故って・・・・お腹はすかないのは知っていますが、水は飲みますよね?」

 

大魔王様に抱きしめられてたら水くみに行けないですよというピラフの言葉に、ドラムに行かせるといって大魔王様はピラフを抱えて荒野の崖に靠れかかってうつらうつらとする。

 

脳無したちとは言えども、一斉に孵化させるのは矢張り体力が大幅に削られる・・・ドラゴンボールで若さを戻していなければ弱って死んでいたかもしれないが、自分にとってもスリルになったのでそこは良いが・・・

 

「そろそろあれに預けた卵が孵るころだな。」

「・・・・邪気を持って生まれたら、大魔王様は・・・」

「そうはならんだろう。」

 

あれは今の儂の-感情を詰め込んだ卵-と言ったのだ・・・・さて、その絡繰りにあの男は気が付くだろうか・・・・というのは直ぐに分かるだろうな・・・

 

フォン

 

本当に・・・・そんな音がしそうな静かな気配で白い袍を纏った男が、緑色の子供を腕に抱いてやって来た・・・

 

「・・・・どいういう事か説明してもらおうか・・・・あぁピラフ、お前に怒っているんじゃない。

卵から孵ったこの子供に!いきなり父おや呼ばわりされたからここに来たんだ!!」

 

やってきた男は自分の事よりもなんでお前が今来るんだろいう敵意をむき出しにしたピラフに懇切丁寧に事態を説明している事と、卵から孵ったものに父呼ばわりされたのかというのがおかしくて、ピラフを抱えたままピッコロ大魔王は大笑いし、笑い事じゃないとラディッツは顔を真っ赤にして抗議する。

 

 

 

父と・・・呼ばれた・・・・ピッコロ大魔王が神様から分離したものであるのならば、この場合の父は神様になるんじゃないかと呆けてしまった自分に、

 

「父、お前は大層寂しがり屋なのだな。

安心しろ、これよりは俺が父を守ってやる」

 

・・・・・産まれたばかりの緑色の子供は!!物凄くしっかりとした言葉使って!弟達の前でなんかすごい事言って来たんですけど!!!!

 

 

兄の威厳無くなるから辞めて!!もう本当に死にたくなるから許して!!!

 

・・・なんだこれは・・・・確かこの卵から孵ってくるのは・・・・

 

「ちょっとピッコロ大魔王の所に行ってきます!!!!!」

「あ!!・・・・何と・・・もう見えん・・・・」

 

ポポと神の目をもってしても捉えきれないラディッツの舞空術の速さに、神様達は舌を巻くが

 

「・・・・悟雲兄さんが寂しがり屋ってどいういう事だ悟空?」

「おらだってわっかんねぇ・・・・」

わかんないけど、何かムカッと来た弟達であった

 

 

その弟達を置いて、この子供はどういう事なのだとラディッツがピッコロ大魔王に詰め寄れば、

 

「言っただろう、その卵には今の儂の感情を詰め込んだと。」

 

そして自分は其の前にこうも言った

 

今の自分は空であり、動くのは今のところピラフの心の中の熱意ある思いで動くのだと・・・・つまり・・

 

「・・・この卵の中の子供は-空-だったのか?」

 

辿り着いた答えをラディッツがすれば、大魔王は大魔王様らしい人を食ったようなにんまりとした笑みを浮かべ

 

「その通りだ、お前達の内の誰かが抱いていても、お前達の善の心とやらに染め上げられて良き者しか生まれない筈であったが・・・・お前は何をそこまで怒っているのだ?」

 

・・・・それは絶対に悪が生まれない仕組みの賭けであり、だからこそピッコロ大魔王はあれほど自信満々に賭けをしてたのだが、良きものが生まれて何故この男が抗議に来たのかが大魔王にはわからなかったが、

 

「お前産み主だな。」

 

生まれたばかりである卵の中身がもう尊台に話しかけてくるのを、大魔王は愉快気に対応する。

 

「その通りだ、お前を生んだのは儂だ。その様子だと授けた儂と神の数百年分の知識もきちんと根付いたか。」

 

無垢の子供なんて生んでも面白くも無い、ならば知識も経験もある子供を誕生させてあ奴等に手を焼かせた方がさぞ面白かろ言うと目論んだ事が上手くいき、どうやらそれが原因で終始自分と相対しながらも冷静だった悟雲を慌てさせることが出来たようだ。

 

そして

 

「俺を抱いていたのはこの-父-だ。」

「ほう、儂ではなくお前はその男を父にしたか。」

「そうだ、知識や経験は俺や産み主のお前よりも凄い、地球の中がさぞ小さく見えるような人生を送っているのが俺には見えた。」

 

そして、そんな凄い大人であるはずのこの父と見込んだ男は・・・

 

「物凄く寂しがり屋だ。」

「おい!!!!!!」

「ほぅ?」

「は?」

 

 

思いっきり自分の内面を暴露されたラディッツは真っ赤になって抗議し、ピッコロ大魔王は面白い事が聞けるかと身を乗り出してピラフなんてこの鉄面皮が寂しい事あるかと呆れた・・・・しかしそれがひっくり返された・・

 

「この父は知識や経験が充実しているが-精神-が未発達だ。

いつも心の中は不安でいっぱいで、日々どうすれば大切な者を守れるか、大切な者達を大事にするにはどうすればいいかと考えている反面、自分もその人達に愛されたいし抱きしめて欲しいと願ってるようだぞ。」

 

はっきりと言えば心とやらが全くもって安定していない駄目父なのだこいつはという緑色の子供のきっぱりとした物言いに、ラディッツは子供を降ろす事はしないが膝崩れを起こして真っ赤な顔を俯かせる・・・・・最悪だ・・・・自分の性癖ばらせれるような羞恥プレーされて・・・・もう死にたい・・・・

 

死にたい中で

 

「父!俺に名前を付けてくれ。」

 

父の側で生きていくのにピッコロ大魔王にではなく父に名前を付けて欲しいという言葉に、脳みそが羞恥心でパンクしたラディッツは、もう知らない・・・・好きにしてくれと胃気持ちで一杯であった・・・・この子供の言葉には力があり、適当を言っている訳では無く何よりも意志の強さを感じた・・・ならば、自分がもう何をどう言っても自分の側に居そうな子供・・・・

 

「ジュニア・・・・それでいいか・・・」

 

半べそかきそうになりながらももう一杯一杯なラディッツが適当に付けた名前を

 

「ジュニア・・・息子という意味か・・・わかりやすくてそれでいい。」

「そうか・・・・騒がせたな大魔王・・・・達者でなピラフ・・」

 

もういいやと、この件に関しては一旦思考放棄する事にしたラディッツは律儀に二人に挨拶をしてあっという間に飛び立つのを、大魔王は愉快気に、ピラフは悪態も付く暇もなくポカンとして見送った・・・・あの孫悟雲が心が安定していない駄目な奴って・・・・なんだそれはである・・・・だって、あの男は何もかもが完璧な奴だから・・・だからあんなに尊大なのだろうと・・・

 

そんなポカンとしたピラフの頭を、大魔王は撫でながらまた微睡む。

 

ピラフの中の葛藤を読心で読み取れば、これは本当にせわしなくて面白いと思いながら、産んだ卵の子共よりもこちらの方が大切だと言わんばかりに

 

-あれも勝手にしているのだから、俺も勝手にしよう-と、ジュニアとなった子供はそう誓い、神殿に戻った後自分の気で衣服を取り出し纏った。

 

父が白だったら自分は目立つようにと黒の道着に白の帯を締める。

 

白と黒は対の色

 

その様子も、悟空とクリリンは憮然とする。

なんか面白くないと・・・その日の夜はポポが神殿の中のポポの食べるものを分けてもらい夕食にし、悟空とクリリンも座り込んだ兄の膝から離れる事無く眠りにつき、ラディッツはもうなるようにしかならんだろうと、例の精神最強様に開き直りながら地球を見守った・・・・・そして朝になっても異変はなく、安堵しながらもうこの子供の事をきちんと関係者一同にさっさと伝えようとカプセルコーポレーションに自分の大切な人達一堂に会してもらったのだ。

 

爺様達には後程きちんと説明しようと集まってもらえば・・・お師匠様が泣いた・・

 

初めて見た、お師匠様が泣く姿なんて・・・・そして呆然としている自分の代わりに、ジュニアが自分が生まれるに至った経緯と顛末を話しているのに気が付いた時にはもう遅く・・・・・大魔王とピラフの時のように、弟妹達には絶対に知られたくない自分の心情知られてしまった!!・・・・もう駄目だ・・・この地球でなら戦力としては大丈夫だからと普段は強いお兄ちゃんをしてきたのに・・・本当はこんな心が弱っちい奴だと知られたらきっと・・・・

 

「お兄ちゃん!!!!!!!」

 

・・・・ほら・・・・ブルマが・・・・あれ?泣いてる?

 

「おい!!どうした・・・・」

 

おかしい、なんで泣く?お兄ちゃんがそんな弱い奴だなんてとか怒らないで・・・ラディッツは弟達と息子を抱いたままオロオロとし始めるが、

 

 

ブルマは怒っていた!それは、孫悟雲を愛している者全員に当てはまり

 

「ブルマ!!!悟雲師兄に何言っても俺達は怒らんぞ!!!」

「その通りだ小妹!!!その馬鹿兄者に言ってやりたい事は全部言ってしまえ!!」

「僕達代表で言って良いからね小妹!!!」

 

ヤムチャと天津飯と餃子に背中を押され

 

「・・・・お前の馬鹿なお兄様に言葉だけで足りなかったらこれ使え。」

 

・・・・たばこふかしながら何かカッコいい事を言いながら銃をブルマに渡そうとしているランチに

 

「鶴の・・・・そこを一旦どいてやれ?」

「は・・・・こ・・・ブルマ!!!!儂が許す!!!この馬鹿弟子好きにせい!!」

 

鶴仙人は亀仙人の言葉に我に返り、悟空とクリリンとお前もこちらに来いとラディッツの腕から引っさらって-場所-を開けてやった。

 

きっとこの言葉を言えるのは・・・

 

「お兄ちゃんの馬鹿!!!!!!!」

 

ランチが貸し出した銃を撃つでもなく、引っ叩くでもなくブルマは全身の力を込めて兄に抱き着いた

 

「お兄ちゃんの馬鹿!!!寂しいなら寂しいって言ってよ!!!悲しいなら悲しいって言ってよ!!!!ぎゅっとしてほしい時は言ってくれないと分からないじゃないのよ!!!!」

 

思いなんて!言葉にしてもらわないと分からないじゃないのよ!!!

 

なのに言葉にする前から分かってもらえないとか自分で勝手に決めて!!お兄ちゃんは私達の事なんだと思ってるのよ!!未熟なおバカ?頼りにならない子供のまま?

分らない事があるのはお互いにそうじゃないのよ!!

なのに何で自分だけが分かってもらえないなんて思っちゃうのよ!!

 

「なんでそう思ったのかも言ってよ!!時間がかかるなら一日だって十日だってお兄ちゃんが言葉に出せるまでずっとこうして引っ付いてて上げるわよ!!

寂しくなくてもずっと一緒にいるわよ!!」

 

私達だってお兄ちゃんが大事で大切で愛しているんだから!!!!絶対に一人になんてしないわよと、泣いてくれるブルマが愛おしい・・・・ブルマの言う通りだと頷いている者達も、兄ちゃんそんな寂しさ持ってたんけと泣く悟空とクリリンとチチが・・・手のかかる奴じゃとまた泣きそうなお師匠様と、お師匠様を慰めつつ自分に優しい怒りを向けてくれる武天老師様も、手のかかる弟弟子だと呆れている師兄が・・

 

 

なんだ、下界でも大切にされているではないかという言っていたジュニアは正しくて・・・・何を俺は知った気になって距離を置こうだなんて馬鹿しようとしたんだろう?

 

これでは本当に・・・・ピラフの言う通りの傲慢な奴ではないか・・・

 

思いがあれば言葉にしなくてもいいというあれは嘘だと、ヤムチャが天津飯に言っていた通りで

 

「俺・・・俺は・・・・一人でいるのは苦手だ・・・」

 

はっきりと言えば嫌いだといえば、皆が近くに寄ってきてくれて

 

「俺は・・・・お師匠様とブルマと爺様には話したが・・・・悟空と俺は地球の外から来たんだ・・・」

 

そう言えば、驚いた表情をしながらも誰も拒絶の色は見せなくて

 

「故郷無くして、宇宙から地球に来たのが俺が十二歳の時で・・・・爺様に悟空と一緒に拾われたんだ・・・・」

 

ずっと、隠していた事も話せば・・・・

 

「お兄ちゃん・・・・お兄ちゃんはお兄ちゃんよ・・・・宇宙人でも、未来人だったとしても、私達の好きなお兄ちゃんと可愛い弟の悟空なのよ・・・」

 

それでも好きだと、皆から言葉で気配でいわれて・・・・・

 

 

でもずっとこの星にいるんだと言えば・・・・

 

「兄者!!!」

「「兄様!!!!」

「師兄!!!」

「悟雲兄さん!!!」

「兄ちゃん!!!!!」

 

・・・・みんなに抱きしめられて・・・・・・・・・・・・幸せで泣けてくる・・

嬉しく

 

 

「手のかかる父だな・・・お師匠様は行かなくていいのか?」

「ふん・・・野暮な事を聞く小僧じゃな。」

「そうか、・・・俺も父同様でまだまだ未熟者だ。

人間の中で暮らしていく知識の教えをお師匠様に乞いたいのが?」

 

ジュニアの言葉に、父親に教わればいいだろうと鶴仙人は言うが

 

「父は確かに社会生活で生きていく知識は断トツだろうが、地球の集団の中で生きていくには俺と然程変わるまいと思うのだが?」

「むぅ・・・否定できんな・・」

「鶴の・・・・口を挟むようですまんが・・」

「・・・なんだ亀?」

「そのな・・・このジュニア同様に悟雲の心を成長させる修行つけたほうがよくはないか?」

 

天下一武道会での特別試合であった悟雲の様子に、仕事と武術以外が欠けている気がする事を話し、

 

「今の話を聞いていて、悟雲はもしかしたら-他者を頼る-という基本がわかっておらんのではないかのう?」

 

そう危惧したのだと感じた事を亀仙人は話した。

 

確かにそうであるかも知れないと、鶴仙人も感じた。

 

気の運行の仕方以外は自分は特に何かを悟雲に教えた事は無く、子役の仕事もシネマキーンや現場で教わりこそすれその後は自分で工夫をして反対に周りを助け、サイヤンℱに関しては完全に悟雲一人で構想して専門分野の者達と協議して作り上げたので誰かに助けてもらったに当て嵌まっていない。

 

そもそもが、戦闘民族サイヤ人自体が他者に頼って助けてもらうという発想が無いので、ラディッツに前世知識があれども他者を頼って助けてもらう感覚がすっかりと無くなってしまったのだ。

 

「・・・・・心の修行か・・・・」

 

一番自分と縁がないなと苦虫を嚙み潰したような鶴仙人だが、空を見上げて溜息をつくとともに腹を括った。

 

あの馬鹿弟子をまた鍛えてやらんといかんなと・・・・そして自分達も、そんな馬鹿弟子の心の弱さを受け止められる者達へと鍛えんといかんのだろうなと

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