自身の体を円とみたて、地球の気を取り入れて己の体の全てに流し込みそしてまた返す
・・・・自分の体を鍛えるのが無理であるのならば、-外-からの気を分けてもらうしか方法がない
自分の細胞の一つ一つまで意識して気を回して取り込み、幾ばくかを頂いて返す
そうすれば少しずつだが自分の気の総量が上がってる・・・と思う・・・
ターレスにデザートを作ってやってスカウターで戦闘力を測ってもらおうとしたら、そもそもが俺が気の開放自体が出来なかった。
三年前にお前の生態データをとらせろってゲロ爺さんのリクエストに応えてやってもいいかと一度気の開放をしようとした時、出来ずに丹田から取り出した気が解放されずに体内暴走してパンク寸前になって暴走しそうになって慌てて地球に気を流し込んで肉体爆発を免れたが・・・・あのゲロ爺さんの顔が青くなってたな。
「お前が死んだら儂の頭脳で生み出す予定の人造人間の性能を証明できないだろうが!!」
・・・俺の身を案じた理由が酷かったがぶれないところが凄いなと笑ったら、へらへら笑っている場合かと立ち会ってたお師匠様にあわくって怒られた。
以来マックスは無理でも少しの開放は出来ていたんだが・・・・近頃は少しでも駄目になったな・・・・気が使えない訳では無い。
こうして周りの事に気を配りながらでも瞑想して地球の気を受けとて返していると、自分もまた地球と一体になっている気がして・・・・自分の体が蕩けて一つになって・・・惑星内での雲の動き一つすらが感じられ始めている
どこかで嵐が起きて、最北の果ての大地に雨が降り、マントルは今のところ噴火の予兆は無くて海底地震の恐れも無い・・・あぁ・・・西の村で火事が・・・・あそこもサイヤンℱの支部があるから大丈夫か
大概の災害は、きっともう俺が何かしなくとも弟妹弟子達やサイヤンℱの警備員や軍や警察で対応できるくらいにこの星の人達は強くなってきているんだろうな
五日前に船舶の大火災があっても天津飯と師兄達が中に取り残されている人達を救出した後、餃子がテレキネシスで人の居なくなった船を浮かせて全員で気功弾を放って船舶の油ごと塵も残さず消していたっけ・・・・あれは本当に凄かった。
俺とカカロットがこの星に来た時は、気功弾を使える人間こそが珍しかったのが、いつの間にか人々が頑張れば手が届く技になって、習得者が増えている。
・・・増えているんだが・・・・
どうしたらカカロットとクリリン達の戦闘力がたったの数時間で爆上がりしてるんだろう?
瞑想中に山村で物凄い気の開放感じてすっ飛んで行ってみれば!カカロット達がターレスの前で物凄い形相で全員で気の開放をしていた!!
「・・・・・ジュニア・・・・お前達の潜在能力もある程度は把握しているんだが、ここまでの力は無かったよね?
何をしたのか正直に言いなさい?
パパ怒らないから・・・」
「フックックック・・・ハッハッハッハッ!!腹痛え!!
確かに強くなったら望みを叶えるとは言ったがな!!カカロットはあっという間に三千まで伸びて!クリリンは千五百って元の戦闘力の三倍ってなんだよ其れは!!」
この星の奴等は戦闘力の上昇さえイカレてやがると賭けを持ちかけた当の本人は大爆笑してやがる・・・・ジュニアなんて八千あったのが一万だし、ターレスからすればようやくミジンコになれたくらいだが問題は!たった二時間弱でどうしてここまで戦闘力が上がれたかの方が気になり、そもそもこんな魔法みたいな現象イカレテルとしか言いようがない・・・・
それに賭けをした時にいなかった地球人や獣人もちらほらいて、そいつらもついでに測ってやったら二千ちょっとずつありやがる
「本当にお前達なにをしてきたのかチョイと俺も知りたいところだな。」
賭けをして死に物狂いで三日後に来るだろうと踏んでいたターレスは、たった二時間で上げてきた悟空達の強く成れた方法が気になった。
その昔、フリーザ軍とまだそれなりに良好な関係であった頃に軍の間でまことしやかに噂された神聖樹の実に似た何かを摂取したのだろうか?
神のみが口にし、凡人も適正さえあれば口にすれば戦闘力が上がるという魔法の実
それを探そうとしたのだが・・・・その前にあの宙域を逃げる羽目になった!
噂ではあの宙域の何処かにあった筈なのだが、もしかしたらこの奇跡を体現したような惑星の何処かに似たような実があるのだろうかと・・・会ったら自分もぜひ欲しい!
賭けなんてしないでラディッツ情報全部がっつり渡すから!!
だが
「重力と時間の経過の進み具合が外界と違う部屋で修行しただけだ。」
ジュニアから得られた答えは全く持って真面目一辺倒な答えであった。
重力はこの地球の十倍で、外の時間で三十分で一週間経ち、空気も外の四分の一という環境の中で一時間修行してきたそうだ・・・つまり換算すると大体二週間の修行をしてきた事になる。
なるほど、二週間もすればカカロット達の顔つきが変わる訳だとターレスは納得するが、賭けの事も何も知らないラディッツは何故そんな事を弟達がしたのか分からずに唖然とする。
一体・・・急にどうしたと言うんだ・・・・
▲▲▲
「ここが・・・なんもない部屋だ・・・」
「空気が薄いのかな?いるだけで息苦しくなってきた・・」
ジュニアと入った悟空とクリリンは重力装置の部屋はあまりした事は無いが、普段から五十キロの重りを付けているので動かない限りはさして重く感じないが、重力装置で漸く五をクリアした鶴仙流の全員は一人ずつ入って体験し、悟空とクリリンが使った後に外時間十分を使わせてもらおうとしようと相成った・・・・そして外に出たら悟空とクリリンの重しの道着で鍛えようと誓ったのだった。
外で一時間だが、中で二週間の悟空とクリリンとジュニアの修行生活が始まった
「先ずはこの中でも自在に動けるようになろう、この部屋から百メートル範囲内で鬼ごっこをする。」
「んじゃルールは鬼に十回なっちまったら腕立て百回とか罰ゲームするか?」
「その方が真剣身が出るな。俺と悟空はまだ舞空術できないけど・・」
「安心しろ、俺も使わん。」
この中で自在に動けるようになったら舞空術を教えるというジュニアの言葉に、悟空とクリリンは瞳を輝かせて真剣鬼ごっこが開始された。
残像拳に閃光の目眩ましに瞬発力と知力と、鬼以外の二人の連携で片方が鬼に捕まりそうになったら小さな気功弾の妨害をし、誰が鬼になっても瞬時に攻守を切り替え模擬戦闘の如くの鬼ごっこは、悟空とクリリンの固まっていた精神を解す事にも成功した。
強くなりたいと思うのは大変結構だが、心と精神が硬直している状態で何事を成そうとしても上手くはいかんだろうとはジュニアの持っている知識から得られた情報であり、ならばどうするか
気負うなという言葉が届くとは思えんし・・・・父の様に包み込んで落ち着かせるという柄でもないし・・・・第一できる気が全くしない
二人も父に抱きしめられれば、もやもやとした気持ちに蹴りがつく前に霧散してしまう事が分かっているからこの数日避けている。
何時もならそれでもいいかと二人も周りも思うだが、今回はそれでは自分達はいつまでたっても父の庇護かから出られないと思い定めて必死なのだ。
そんな二人が強くならない筈がなく一日目で部屋の中で自由に動き回り、部屋の中に取り付けてある冷蔵庫の食糧をバクバクと食べてグースか眠った。
「今日はそうだな・・・・舞空術を覚えるか・・」
あれは気のコントロールを全身でしなければいけないので、気を操る修練にはうってつけである。
二日目は其れで過ぎ、ジュニアは二人が飛ぶ練習をしている傍らで父が昔していたという修練をしてみた。
即ち上空に気功弾を放って落ちてきた気功弾を撃ち破ってまた放つあれである
自分の中の気を空にする寸前で止めて、そこから気を使わずに己の残された力のみで腕立て指立て・武道の型をする事で気の総量が上がるのではないかと試してみて、結果は次の日力が前日よりも溢れているのを感じたジュニアは、悟空とクリリンに自分に向かって来させ、昨日の自分と同じ状態にした上で同じ事をさせた。
修行して食べて修行して食べて、風呂に入る時は三人で体を洗い合ってゆっくりとつかり、何が良かったか駄目だっか、強くなったら父・兄を楽させたい、二十歳になる前には結婚したい、その前に兄に恋人出来ないかな、出来れば姉ちゃんと結婚してくれれば・・・三人は様々な事を話して一日を終えて同じベッドで固まって眠りについた。
その日の修行メニューをジュニアが考え悟空とクリリンはそれをこなして三人は一層絆を深めた二週間であり、最終日にはジュニアを二人で追い詰めた。
クリリンが気功弾を雨嵐のようにバラマキ、その中に-光輪-という兄の発案技を三つばかり混ぜたのだ。
気を薄くして丸いのこぎりみたいにして飛ばしたら、気功弾の威力と速度ならば大抵のものは切れるのではないのかというラディッツの言っていたのを覚えていたクリリンは、悟空よりも繊細な気の扱いに自信があったので組手以外の時に少しずつ練習していたのを、最終日に完成することが出来たのだ。
当たれば衝撃と痛みが来る気功弾の中に、すっぱりと皮膚が切れる光輪に驚いたジュニアに向かって、動きながら気をギリギリまで練っていた悟空に背後をとられてかめはめ波を腹にぶち当てられてノックダウン寸前まで追い込まれたが、寸前で腹に気を集中させたジュニアは悟空の尻尾を捕まえてクリリンにぶん投げ、悟空思いのクリリンが避ける筈も無いところを狙って二人の体が受け身でくっついた時、悟空とクリリンの頭に手を置いてアウト宣言を出して・・・・惜しかったが、ここまでできればもうよかろうになってヤムチャ達に部屋を譲り、外で待っていたブルマと鶴仙人にお茶を注いでもらった。
「んん・・・私からは戦闘力ってのは見てもわかんないけど、あんた達の顔つきなんだが逞しくなったのは分かるわね。」
「お前達の心が静かで、ポポよりも三人強くなったと思う。」
「儂ももうそろそろ引退するかのぅ・・」
「鶴のじっちゃんはずっと鶴仙流のお師匠様だろう!」
「そうですよ!強さだって俺達まだまだで鶴仙人様にも武天老師様にもたくさんの事教わりたいです!!」
「む・・・そんなもんかの?」
「貴方が引退すると言えば、親父は泣いて引き留めるぞ?」
お茶会の様相で沢山の話をしている内に鶴仙流の全員も一通り部屋を使って悟空達程ではないにしろ著しく強くなって出てきた全員は、お師匠様の顔を見てほっとしたように駆けて来て・・・・確かにまだまだこ奴等は若鳥で、もう少し儂も頑張るかと鶴仙人は思いなおし、ポポと起きてきた神に全員で礼をし、兄との約束があるじゃろうと鶴仙人がブルマを西の都の家に送り届けた。
ターレスに戦闘力を測ってもらうには気の開放を当然するだろうし、其の時は察知した悟雲が来るだろうからという言葉に、そこを考えていなかったブルマを含めた全員が青褪めた・・・・強くなって浮かれかけてきた心に冷や水を浴びせられた気分であった・・・ターレスとの賭け内容もどうにか知られないようにしないといけないと鶴仙人がカバーストーリーを作ってくれた!!
「親父実はな・・・」
「・・・・ターレスが指定した戦闘力を超えればターレス達に組手の相手をしてもらうって・・・俺では駄目なのか?」
「済まんが親父相手だと-殺る気-がいまいちになるからな・・・」
ジュニアの言葉はターレス相手なら殺る気が絶対出るので偽りなく、嘘を聞き取るラディッツは其れですっかりと騙されて納得をしてしまった
「んん・・・確かに俺もお前達に本気を出す自信がないからな・・・ターレス、すまないが提供する飯のレベル上げるから相手をする時くれぐれも頼めるか?」
即ち賭けはしてもその内容のでっち上げであり、聞いたラディッツは素直に信じたがターレスは何だそりゃと思ったが、飯のレベルが上がるのであればそんなことはおくびにも出さずに
「安心しろよお兄様~。」
契約は絶対に守るが信条の俺に任せておけよと、ラディッツの肩に手を回してさも本当の事のように瞬時に合わせて良い奴ムーブをかましやがった・・・・神経図太いなこいつは・・・
そして本当の賭けの内容は、ラディッツの仕事が忙しい三日後とジュニアが話を付けたのであった・・・
クリリンの気円斬は光輪に
元ネタはウルトラマン大好きな兄です