俺は逃げるぞッツ!!!ドクタァァァアッツ!!!   作:Orpheus@失踪主

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アークナイツのモチベが上がったので初投稿です。


ロドスから逃げたい

 

「ロドス辞めたい」

 

「は?」

 

唐突に、この「ロドスアイランド」に務めるエリートオペレーターの1人「アポカリプス」はこの会社を抜けたいと思っていた。

そんな馬鹿げた事を思いを口に出した同僚に危機感を感じたのは、隣に居た同じロドスのオペレーターにしてまともな部類である「レンジャー」は、とうとうイカれたのかと哀れな目で覗いて居た。

 

だってさ…最近の扱い酷いんだよ…前線に出てやるのはまだいいんだけど、事務が物凄くつらい。いや、うん…つらすぎ。それに他のオペレーターからの何こいつみたいな目や後輩達から教えて欲しいとせびられ、特訓してる時にはブレイズなんかが乱入してくるし、一回逃げようと思って龍門の方の調査行ったらどっかのペンギン共がバカスカやって捕まえる為に奮闘、更に強制的に近衛局の訓練に参加させられて指南役で扱き使われるし…そしてよ、アビサルハンター…あんたらもだよ。何?「同じ匂いがする」だぁ?知ら無いんだが?それで少し貼り付いて来るの怖いんだけど…」ネチネチネチ…

 

「そ、そうか…でも、やめるのは諦めた方がいいと思うのじゃが……」

 

後半から早口で呪いのようにポツポツと呟くアポカリプス。

種族不明、経歴不明、何処からか現れ、いつの間にかロドスに就職していた「存在不明」のオペレーターの肩書きを持ち、195センチの高身長と、リーベリ属特有の羽のような癖毛と異形と思える細長く包帯に巻かれた腕の様なマフラーに、片目を包帯で巻き、包帯で巻かれた巨大な大剣を携えて、包帯で覆われた様な見た目に不審者か何かだと思われる日常。そんな彼は疲弊していた。

 

「ああ、知ってる。だけども…俺は、今日退職届けを出しに行く…解放されたいんだいつの間にか入ったこの【ロドス】と言う監獄から」

 

「…」

 

レンジャーは彼に心のなかで十字架を切った。どうせ認証されないだろうと思いつつただ、彼の願いが届きますようにと。アポカリプスが懐から出した退職届けに祈りを。

 

「そろそろ行く……死んでも手紙は必ず送るよ、友人」

 

片手に持った空の缶コーヒーをゴミ箱に入れて、彼は去った。

ただ願うだけのレンジャーも彼が去った後に立ち、「死んだら手紙送れないじゃろ」と言うツッコミをしつつ、訓練の為に移動する事にした。

 

 

そんな会話を換気扇のダクトから聞いてる狼を気にすることも無く。

 

 

 


 

やぁ、俺の名前は「アポカリプス」このロドスアイランドに務めるオペレーターの1人だ……。

だが俺は今日この日をもって、ロドスを辞めると決意した。

俺の部屋物は先に龍門の隠れ家に送って置いたから質素な部屋になっている。そんな部屋の机の上に手紙を置いてきた。心の準備は出来ている。

 

ん?理由?理由はホワイト企業と言いながら全く別ベクトルの環境の酷さだった。休みは確かにあるだが、実際には休みなのに仕事をさせられるのだぞ?タイムカードは何処に行ったのだ……

そんなかの暴虐たる上司であるドクターへと俺の手元にはちゃんとした直筆の退職届けを持ち、部屋の前にやってきたのだ。

 

3回ノックして扉を開ける。

 

「ん、あ〜!アポカリプス、いらっしゃい。どうした?」

 

見た目からして完璧に不審者にしか見えず、俺と同類のように扱われるがその正体は博士(ドクター)と言われるほどの知識の量と指揮がとても上手い前世は孔明だったのでは無いかと思っている男が椅子に座り山の様に積み重なった書類を処理しながらこちらに声をかけてきた。

 

「ドクター……大事な話があるんだが…いいか?」

 

そう言うと、ドクターの動きが一瞬にして止まった。

 

「……アポカリプス。大事な…話とは?」

 

「ドクター……ッツ!!」

 

バンッツ!!と炸裂音が成程の威力で自信の懐から出した退職届けを机に置いた。

「……ッ!?え!?退職願!?ど、どうしt「長い間クソお世話になりましたァアアッツ!!」……えぇ?」

 

精神全霊を込めて土下座の構えに移る。地べたに頭を付けてまさに極東で言う「土下座」なる構えをする。

完璧だッ……!!

 

「……ちなみにだけど……どうして辞めたいと思ったの……?」

 

「……理由ですが、このロドスアイランドで働いて長い月日が経ったのですが……全くに職場が改善されず、戦場に出て帰ってくれば多大な書類の数。それを終わらし、部屋に戻ろうとすればほかの部署から手伝いが多く持ち掛けられて、睡眠時間が乏しく、現在あまり飯が進まなくなっていまして。そろそろ限界が近く……退職しようかと思った経緯です」

 

土下座したまま、心の中で誓ったのだ俺はこの監獄(ロドス)から抜け出す事を。

どんな手を使ってでも退職してみせる……ッ!!だけど1つ。今さっきの退職理由は大マジメの理由だ。いや、退職するにはちゃんと言わないとね?

 

「……ちなみにロドスを抜けたら……何するの?」

 

ロドスを抜けたらか……

 

「……龍門に住もうかな…とは思ってますね。それか極東の村でのんびり過ごすか…それか1度俺が住んでいた森に帰ってみようかなと。色々考えてる途中ですね」

 

まぁ曖昧だけど、そこら辺は問題無い。龍門でも行けばきっと平和な生活が出来るかもしれないからな。

 

「…………なるほどね、ならそれらが考え終えるまでまだロドスに居てくれないかな……?僕としても、まだ君にいて欲しいから……」

 

ん?

 

「それに、それだったら早く言ってくれたら良かったのに…アポカリプスの有給溜まってるし、何かあれば改善したのにな…まぁ、この退職届けは持っとくね。とりあえず1ヶ月は様子を見てほしいな、僕もある程度の改善はアーミヤや、ケルシーにも言っておくからさ」

 

あれ?これ引き伸ばされてる?

 

「……すみません、ドクター……つまり俺を手放す気は無いと?」

 

いや、ナワケナイヨネ。ウン、ホントウニ。ウソだと言ってくれドクター。いや、本当に嘘だと言ってくれよ。

 

「……勘のいいオペレーターは嫌いだよ」

 

その発言を聞いた瞬間。首に巻いた「腕」を使い、窓を本気で蹴り飛ばして飛び降りた。もう無理ッ!!この会社から逃げるんだァァァァァアアッツ!!

俺は逃げるぞおおおぉぉぉぉぉッッッッッッ!!ドクタア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッツ!!

 

「ア、アポカリプス!!」

 

ドクターの部屋から地上までビル2つ分ほどある高さだが、この俺の脳内物理演算が導き出せる答えは…必ず無傷で落下する事が出来るッ!!俺のアーツを全開にして飛び立つッ!!

暗闇「重力を制御」させてもらうッ!!

 

その日を境に俺はこのロドスアイランドを脱走した。

 

 

 

はずだった。

 

「 逃 が さ な い 」

 

なんで落下地点にスカジッ!!貴方が居るんだよぉおおおおォオオオッツ!!

 

落下地点に差し迫った辺りで人影が見えたと思ったら…白銀の髪に言葉は不要とするしていた「少女」が俺を捕まえんと待っていた。

だが捕まる訳にはいかない。

俺のアーツは「鳥」に関する名ならその力を使えると言う力を持っている……。だから、その力を存分に振るわせてもらおう。

 

「悪いなッ!!スカジ!!【その鳥は羽を捨て、その羽根で消えない灯火を作った】」

 

その言葉に反応して腰にかけていたランタンに灯火が宿る。

すると明かり以外が暗闇に包まれて行く。

 

「【目が沢山あった大きな鳥は森に怪物が居ないか観察する事にした】」

 

そこから数千の目が、開かれた。その【目】は少女に視線を向ける。スカジ、君はこの程度の脅しが効くとは思っても無いし、君がこの目を「知っている」はずだ。でも……それは1部にしか過ぎない。

スカジは俺が何かをしようとしてる事を察して大剣を構えるが……

 

「【これは森を守ろうとした3匹の鳥の内、1羽のお話】」

 

そこから目の数だけの黒い手がスカジを襲った。大剣で抗おうとするが、足から順に腕。身体を拘束して行く…。

一方で俺はその手がクッションとなり着陸する事ができた。

 

あばよッ!!ロドス!!俺は逃げさせてもらう「それは、想定済み」ッ!?

 

後ろから拘束をものともせず引きちぎって前に進もうとするスカジの声が聞こえた。

 

「ええ、知ってるわ。貴方のこの力を見た時…感じたもの」

 

「…勘ってやつか…?」

 

「いや、違うわ。だって貴方が教えてくれたじゃない…貴方の話に出てくる()()を」

 

そう言った瞬間には、ド近距離まだ詰められてそのままハグする様に捕まった。

…?待って、今何が起きた?あんなに遠い距離を1歩でド近距離まで詰めてきた?ん?本当に何が起きた。

 

「ほら。捕まえた…もう、離さないわ……ねぇ?アポカリプス」

 

ハイライトの消えた赤眼が獲物を狩る。そう言わんばかりに視線が俺を貫いた…

ただ、理解できない頭の中で一言頭に過ぎった。

 

……ジ・エンドってね。

 

 

………………

 

 

……………………

 

…………………………

 

 

 

 

ド畜生がア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッツ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

その日、1人のオペレーターの叫び声が聞こえた。

哀れ、彼はアビサルハンターの餌食となった…その後、気絶させられてスカジに運ばれたアポカリプスはドクターより退職願は取り消され、割った窓ガラスの修理代を支払う事と1週間の自室謹慎を言い渡された。

しかし、彼にとって有難いことに今回のアポカリプスの暴走は上層部の非として彼の環境整理が行われる事となった。

 

だが……彼は諦めてはいない。この程度の事で逃げれるとは思っていない彼は何とか逃げようと考え耽る事にした。

 

これは、そんな逃げることが許されないオペレーターがこの会社から逃げ出す為に奮闘する様なお話である。





【アークナイツ風主人公紹介①】

・基本情報
【コードネーム】アポカリプス
【レアリティ】★6
【陣営】ロドスアイランド
【性別】男
【職業】特殊
【職分】傀儡師
【戦闘経験】不明
【出身地】【規制済み】
【誕生日】2月3日
【種族】非公開
【身長】195cm
【体重】██kg(可変の為不明)
【鉱石病感染状況】
メディカルチェックの結果、非感染者に認定。

・能力測定
【物理強度】【規制済み】
【戦場機動】普通
【生理的耐性】卓越
【戦術立案】標準
【戦闘技術】【規制済み】
【アーツ適性】【規制済み】

・個人履歴
アポカリプスはロドスアイランドのエリートオペレーターの1人である。見た目から思えない程の怪力とアーツを使用し戦場を駆け抜ける。ハードターゲット破壊、殲滅戦等多様な作戦において高い実力を発揮した。
ロドスアイランドに所属する前は自身の故郷である森を守る仕事をしていた。
現在はロドスの単数攻撃小隊の隊長として抜擢、同時に単独任務予備執行オペレーターの一員である。

・健康診断
造影検査の結果、臓器の輪郭は明瞭で異常陰影も認められない。循環器系源石顆粒検査においても、同じく鉱石病の兆候は認められない。以上の結果から、現時点では鉱石病未感染と判定。

【源石融合率】0%
鉱石病の兆候は見られない。

【血液中源石密度】【規制済み】

このサーバー壊れてるんじゃないか何もかも【規制済み】で埋まってるんだが……クソッ…*龍門スラング*、今度端末直してもらうか…… え?これが正常?
──█████

・資料
【第一資料】
アポカリプスはロドスの古参メンバーにしていつの間にか居たオペレーター。生まれについて聞こうとしても「森に生まれた」と言い、その場所は分からず。種族もリーベリの特徴を持っているが全くに異なる為にロドスのオペレーター達からは「正体不明のオペレーター」として噂が沢山立っている。その為か本人に精神的ダメージが積み重なり、退職願を提出したが上層部によって却下された。
また、彼のアーツは複数の効果を持っていると本人が言っており、彼の地元に伝わる「逸話」に沿ったアーツだと言うが効果は不明である。

(元ネタ:Lobotomy Corporationより「終末鳥」)

【あとがき】

久しぶりアクナイ書きました……
うちのロドスにはスカジが居ないので口調が分からずしまいで、少し変になってしまったかもしれません。
そこら辺はご了承してもらえると幸いです…。

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