「うおおおおおおおおおおおおおっ!!!」
サンジは走っていた
「うおおおおおおおおおおおおおっ!!!」
サンジは波の打ち寄せる砂浜を一人走っていた
そこがどこかと考える暇もなく、ただ彼の考えていることは、こんな事が現実であってほしくない!
夢であってくれ!これはただの悪夢であってくれ!と願うばかり
「待ってよぉ~!
サンジきゅ~ん!」
そう、彼は追われていた
「「「私たちと一緒にお茶でもしましょうよぉ~!!」」」
おかま達に…
「クソっ!
どこなんだココは?
それにあの大量のおかま共は、何で俺を追いかける!
と言うかなんで俺の事知ってんだ!」
走りながらサンジは考える
しかし、少しペースを落とすとすぐに追いつかれるほどもの凄いスピードで追いかけて来るおかまの大軍は、疑問を浮かべるサンジに答えを出す時間を与えなかった
サンジは走りながら、少しづつ自分の置かれている状況を整理する
…青い空
…白い雲
…広い海
…浜辺
…大量のおかま達
…逃げる俺
「そりゃ逃げるだろ!
こんな恐ろしい奴らに追われりゃ誰だって逃げる
俺は間違っちゃいない
うおおおおおおおおおおおおっ」
サンジは更にスピードを上げる
「クソっ!!
待っててくれナミさん!ロビンちゃん!
今俺が迎えに行くから」
サンジはなぜか、二人の記憶だけは残っていたようで、ココが現実ではなく夢の世界であると理解していた
おかま達もサンジと同じ、いや少し追いつくほどのスピードまで速度を上げる
しかも、女の子走りのままで…
「待ちなさいよぉ~」
「待てと言われて待つかよ!!」
サンジは空へと大きくジャンプして、空を飛び始めた
「スカイウォーク!」
焦りながらも、空への逃げ道を見つけたサンジは空中を数歩飛び上がったところで下に視線を向ける
しかし、おかま達の視線はサンジを逃す事なく狩人の目のままだった
「無駄よっ!」
「「「おかまウォークっ!!!」」」
後ろを追いかけるおかま達も、サンジの後を追い空へとジャンプした
続々と飛び上がるおかま達
しかも、空中に逃げた事によりおかま達は直線ではなく扇状に広がりサンジの逃げ道を潰す
サンジにとっては恐怖でしかない…
「なんで、手前ぇ等も空飛べるんだよっ!?」
おかま達に空まで追われ焦るサンジ
「知らないのぉ?
おかまに不可能は無いのよぉ~!!」
そう言いながら、おかま達は次々とサンジの後を追い空を飛んだ
「ナミさん!ロビンちゃん!
うおおおおおおおおおおおおっ!
生命を燃やせぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」
サンジは走り続けた