ONE PIECE 〜夢幻の炎〜   作:ワンピース 夢幻の炎

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正義の矛先

コビーが戻る頃には広場は戦場となっていた

ゾロはムート

サンジはスモーカー

ロビンはデラ

ウソップ、ブルック、チョッパーは多くの海兵達

ルフィとスリープはまだ寝ている

コビーはウソップ達の近くに戻り一言声をかけて戦いに参加した

 

「遅くなりました

僕は、リームさんを迎えに行きます!」

 

コビーの言葉にそれぞれ言葉を返す

 

「援護は任せろ!」

「お気をつけて」

「こっちは任せろ」

 

頼もしい言葉に頷きコビーは拳を握る

武装色の覇気を右手に(まと)い腰を深く落とし、右拳を引く

左手を前に出し親指とその他の指でL字を作り目標を捕捉する

そして軽く息を吐く

 

拳骨(げんこつ)‼︎」

 

技の名前を言うと同時にコビーの姿が消える

大きな音が鳴り海兵達の中に右拳を突き出したコビーが現れる

突き出された拳はすでに1人の海兵をものすごい勢いで殴り飛ばしていた

 

吹き飛ばされた海兵はそのまま何人もの海兵を吹き飛ばしながら壁にぶつかり気を失った

 

吹き飛ばされた海兵によって出来た道をコビーは走り出す

しかし、すぐに他の海兵達が道を塞ぐ

 

『『『行かせるかぁぁぁぁぁぁ!』』』

 

「退いてください!

拳骨(げんこつ)‼︎」

 

今度は走りながら拳を放つ

しかし、先程の拳骨(げんこつ)とは違い"剃"による加速が無かった為か2、3人が少し後ろに吹き飛ばされた程度だった

それを見て、身長3メートル程ありそうな大柄な海兵が前に出る

 

『俺が相手になってやんよぉぉぉぉ‼︎』

 

ボコボコに(へこ)んだ2メートル程の鉄バットを振り回しコビーを威嚇(いかく)する

 

『親衛隊のボコバットさん!』

 

名を呼ばれた大柄の海兵は鉄バットを大きく振りかぶり、コビー目掛けて振り下ろす

大きな音が鳴り、振り下ろされた場所にはクレーターが出来、コビーの姿は無かった

 

『ぶっ潰れちまったぜ

ヒャッハー!』

 

しかし、コビーは笑うボコバットの頭の後ろに姿を現し、右拳に力を入れて思い切りボコバットの後頭部をぶん殴った

殴られたボコバット、フラフラと前に2、3歩進み踏みとどまる

 

『痛ぇ〜』

 

殴られた頭をさすりながらボコバットは振り向きコビーを睨みつける

 

『球持って来ぉ‼︎』

 

ボコバットがそう叫ぶと、数人の海兵が砲弾を持って来た

 

海兵達の準備が出来るまで、ボコバットはバットを振りコビーに攻撃をする

しかし、コビーは単調攻撃を難なく躱す

 

『ボコバットさん!

準備完璧(ぱーぺき)っス‼︎』

 

海兵達の合図でボコバットは準備をした海兵達のところまで下がる

すると砲弾を抱えた海兵が並び同時に砲弾を上に放り投げる

ボコバットは放り投げられた砲弾をフルスイングで打ち出す

 

同時に5つの砲弾が、大砲より速くコビーを襲う

しかも、ボコバットはコビーに当たったかどうかも確認せずに次々と砲弾を打ち続ける

 

『次ぃ!』

 

『はいっ‼︎』

 

『次ぃ!』

 

『はいっ‼︎』

 

『次ぃ!』

 

『はいっ‼︎』

 

次々と打ち込まれた砲弾は大きな音と共に煙をあげ、全く周りが見えなくなってしまった

 

『畜生!

何も見えねぇじゃねぇか⁉︎』

 

自分が上げた煙に苛立つボコバットは、バットを大きく振り回し風を起こし煙を払った

煙が薄くなり、海兵達はコビーを探すが見当たらない

キョロキョロ探す海兵達にコビーが声をかける

 

「こっちです!」

 

声のする方を向くと、30メートル程離れた所にコビーを見つける

コビーは左手に砲弾を1つ持っていて

ポンポンと砲弾を軽く扱い最後に少し高く空へ(ほう)

 

拳骨流星(げんこつりゅうせい)‼︎」

 

そう言って覇気を(まと)った右拳で砲弾を殴る

殴られた砲弾は、ボコバットの砲弾よりも速く飛んでいきボコバットのお腹に直撃する

 

『ぐほぉっ!』

 

直撃を喰らったボコバットは、意識を飛ばされそうになりながらもバットを杖代わりにし踏みとどまった

よろよろになりながらもコビーの前に立ち塞がる

 

『い、行かせねぇゾ?

お前ら、海賊(ぞく)の思い通りになんてさせねぇ!

俺が、あの人が…

そんな事は絶対(ぜってぇ)にさせねぇんだよぉ‼︎』

 

その言葉は、コビーに疑問を持たせる同時に怒りを込み上げさせる

コビーは"剃"を使い、ボコバットとの距離を一気に詰める

 

「なら、なぜその正義を!

リームさんにも向けてあげられないんですか⁉︎」

 

バリッ

コビーの拳に覇気が(まと)われる

 

実直拳骨(ネオスティインパクト‼︎)

 

振り抜かれた拳は、ボコバットではなくボコバットの足元目掛けて繰り出され、先程ボコバットが作ったクレーターよりももっと大きなクレーターを作った

そのクレーターを見たボコバット含む海兵は戦意をなくした

 

それを見てコビーは走り出した

コビーを止めようとする海兵はいなかった

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