サボ対黄猿
「ルフィも起きた事だし、さっさと引き上げさせてもらいたいんだがな…
俺も忙しいんでね」
互いに相手の出方を伺う様に距離を保ち会話をする
『そうはいかないよぉ〜
君達の事を止める為に来てもらったんだからねぇ〜
ところで、ドラゴンは来ないのかい?
アレはドラゴンの息子なんだろぅ〜?』
そう言って、チラリとルフィに視線を向け、直ぐにサボに視線を戻す
サボはボルサリーノに笑顔を向ける
「迎えに来るのが、親とは限らないだろう?アイツは俺の弟だからな…」
ボルサリーノは小さくため息を吐く
『ガープさんにも困ったもんだよねぇ〜
ドラゴンに"麦わら"、とても"海軍の英雄"の息子と孫とは思えないよねぇ〜
本当に頭が痛いよねぇ〜』
そう言いながら、ボルサリーノは指先からいくつかのレーザーを放つ
サボは左手に"覇気"を
「
『コレも仕事だから、仕方が無いよねぇ〜』
その言葉が終わると同時にボルサリーノの光になって姿が消える
消えたボルサリーノはサボのすぐ後ろに姿を表した
ボルサリーノはすでに蹴りの体勢をとっていて、サボに光の速度の蹴りを放つ
サボはボルサリーノの蹴りをフワリと
「竜の
『おっとぉ〜』
ボルサリーノは右手でサボの左手首を捕まえて攻撃を止める
更に着地の瞬間を狙い左脚で蹴りを放つ
対するサボは"覇気"を
互いに手と脚を止めながら
『以外と力もあるんだねぇ〜』
急にボルサリーノは光になり少し遠くに離れる
しかし、サボも見逃さず現れるボルサリーノに向かって火拳を放つ
「火拳ー!」
ボルサリーノは飛んできた火拳に対して、両手を交差して人差し指と親指で輪を作り光の球を打つ
『
いくつもの光の球が火拳の炎をかき消す
『そういえば、サカズキのマグマに"メラメラ"は勝てなかったんだよねぇ〜
わっしの"ピカピカの実"とはどうなんだろうねぇ〜』
つい今し方、火拳をかき消されたばかりだが、光の球も同時に消えていた為どちらが強いとは言い難い状況ではあったがサボは言い切る
「負けねぇよ!」
下半身を炎にして空中に飛び上がる
炎の噴射によって空中で加速をしてボルサリーノに接近する
しかし、ボルサリーノも近接戦闘でのサボの"覇気"による攻撃を警戒してか距離をとろうとするが直ぐに距離を詰められる
空中でのサボとボルサリーノの戦いは広場全体に広がり周りの海兵を巻き込んだ
距離が開けられないと悟り、黄猿は両手を合わせ、その手を広げると光の剣が作られる
『
現れた光の剣を握ると、今度はボルサリーノから距離を縮めて攻撃をし始める
ボルサリーノの剣を見て、サボも背中の鉄パイプを構え炎を
「
お互いが真っ直ぐに加速し剣を振り抜く
剣がぶつかり合った衝撃は周りに大きな風を起こし
『力仕事は管轄外なんだけどねぇ〜』
「よく言う…」
『どう見ても、わっしはデスクワークでしょうが』
ボルサリーノは、スッと剣を引き今度は連撃を繰り出す
サボも連撃で対抗し、剣同士がぶつかり合い火花の様に炎や光が弾ける
2人を中心に線香花火が弾けている様に
「おおおおおお!」
『お、ととととと!』
互いに決めきれず少し距離を取る
プルルルルルルルル
プルルルルルルルル
サボの電伝虫が鳴る
ガチャッ
「サボくん!
準備できたよ」
電伝虫からコアラの報告を受け、わかったと一言だけ返しすぐに電伝虫を切る
『ん〜、何かやってくれたみたいだねぇ〜』
「まぁな…
そろそろ行かせてもらう」
『逃さないと言ったはずだよぉ〜』
ボルサリーノは指先に光を集めサボを狙う
サボは左手を前に出し手から炎を出す
その炎はサボの前に薄く広がり、サボの姿を隠した
「
サボが技の名前を呟くと炎の幕が一瞬燃え上がり、炎が収まったと思ったらサボの姿はなかった
『ふぅ…
逃げられちゃったねぇ〜』