瓦礫をどかし、なんとか立ち上がるコビーとルフィ
ルフィに何か違和感を感じるコビーはルフィの顔色をうかがう
『どうだぁ?
"夢"を奪われた気分はぁ…』
「‼︎」
スリープの言葉にコビーはスリープに目を向ける
「"夢"を…?」
しかし、スリープの言葉の意味が分からず、"夢"と言う言葉だけ繰り返した
『何も知らねぇまんまで死ぬのもかわいそうだからよぉ
特別に教えてやんよぉ』
スリープは得意げに話出す
『"夢"ってのはよぉ、記憶が作り出すものだが、俺の能力が喰う"夢"には2種類ある
それが、"記憶の夢"と"
「記憶とチカラ…」
スリープは腰の袋から球を1つ取り出す
『コイツは"夢球"っ
俺は夢をこうやって形にして奪うことが出来る
コイツを喰う事で俺は記憶を読んだり、能力者の能力を使うことが出来る
こんな風にな…』
スリープは持っていた"夢球"を飲み込んだ
するとスリープの身体がバラバラになった
バギーの"バラバラの実"の能力だ
スリープはそのまま話を続ける
『でだ…
"麦わら"がさっき"覇気"が使えなかったのは、俺が"麦わら"の"記憶の夢"を奪ったからだ…
"覇王色"ってのはよ、資質があれば使えるわけじゃあねぇ…
使いこなす為には、訓練が必要だ
だが、使う為にはどうする?
資質のある奴が、
今は"覇王色"を使えてねぇが、もしかしたら俺やそこの仮面のヤツも"覇王色"を使えるかもしれねぇなぁ?』
スリープは袋から更に1つの"夢球"を取り出す
『コイツが"麦わら"の"記憶の夢"…
その1番深い所にあったモンだ
海賊王っだったか?
夢の1番ど真ん中、ソイツが無くなりゃ"覇王色の覇気"は使えねぇだろうな…』
ルフィの夢、その言葉を聞きコビーは飛び出していた
考えるよりも先に体が動くとは、正にこの事だった
"剃"で姿を消したコビーはスリープの前に一瞬で移動し全力でスリープを殴った
「それを………返せ!」
バラバラの身体になっていたスリープは踏ん張りが効かず頭を吹き飛ばされ、壁にぶつかりめり込んだ
コビーは更に追撃で、残っていたスリープの腹部を殴る
「ぐはぁっ‼︎」
追撃を受け、痛みから手に持っていた"夢球"を落とす
しかし、殴られながらもスリープはコビーの頭を鷲掴みにし地面へ叩きつける
『はぁ、はぁ、はぁ…
船長の"夢"は大切か?
ダボがっ!
フワフワと顔や身体のパーツを集めながら
叩きつけられ動けないコビーに向かってスリープは言い放つ
そして、落とした"夢球"を広い手に力を込める
ピシッ
"夢球"にヒビが入る
スリープが更に力を込めると、ヒビが広がりルフィの"夢球"が割れてしまった
するとルフィは、チカラが抜けるような感覚に襲われ膝から崩れ落ちた
「ル…ルフィさんは…
ぼ…僕……の……」
コビーは気を失った
その姿を力無く見ていたルフィはコビーに駆け寄ろうとするも足に力が入らない
ほんの少し、歩けばすぐの距離に進めない
ルフィは声だけでもと名前を呼んだ
「そげキング⁉︎
おいっ!大丈夫か⁉︎
そげキング‼︎」