ONE PIECE 〜夢幻の炎〜   作:ワンピース 夢幻の炎

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援軍

サニー号を迎えに行ったナミとフランキーは船着場の2階の通路出口に出た

船着場にいる海兵に気付き、すぐに身を(かが)めて様子をうかがう

広めの船着場にはいくつかの船がある

一般の荷入れ用の船だろうか、サニー号と共に停泊している

海への出口は1つだけ、しかも出入りの時以外は扉が閉まっているようで今は閉まっている

 

「こっちにも海兵が…

出口はあそこしかないみたいだし

サニーを取り返して、出口を開けて、しかもその間海兵達をなんとかしないと…」

 

もう1度顔を(のぞ)かせ船の近くの海兵達を確認する

 

「あそこにいるのは確か…

モモンガ中将、中将の中でも相当の実力だったはず…」

 

ナミはサニー号の真ん前に立つ将校のコートを羽織(はお)る男の顔を見て、自分の中の海軍の有名な人物リストに照らし合わせ、記憶の情報を引き出す

 

「私達だけじゃ、正面突破は難しいかも…」

 

「だが、急がなねぇとみんなが…」

 

「わかってるわよ!」

 

2人だけでは解決策が見つからず、ナミは少し苛立ちを見せる

良案が浮かばず船を眺めていると、不自然に波が動いた

普段から航海士として波や風を読んでいたナミだけが気が付く

 

「今のは…?」

 

ナミは違和感を持った辺りを注視した

何かに気が付きフランキーに指示を出す

 

「フランキー!

合図をしたら一気に行くわよ

あそこの海兵達に、思いっきりぶちかまして

すぐにサニーに乗り込むわよ

扉が開いたら一旦外へ」

 

「さっきは俺達2人じゃムリって言ってたじゃねぇか…」

 

「さっきとは状況が変わったの!

ほら、急いで!」

 

「あ、あぁ…」

 

ナミの態度が急に変わったのが何故か気にはなったが、ナミの自信のある言葉に託す事にした

フランキーは両手で四角を作りビームを出す準備をする

 

「ナミ、いつでもいいぜ!」

 

フランキーの言葉を聞き、ナミはフランキーの後ろに隠れる

 

「それを撃ったら、私を抱えてそのままサニーまでジャンプしてちょうだい!」

 

「了解だっ‼︎

フランキー!ラディカルビーム‼︎」

 

フランキーの両手からビームが放たれ、着弾と共に大きな爆発と煙を上げる

 

「行くわよ!フランキーっ‼︎」

 

フランキーはナミを抱え、2階からサニー号へ目掛けてジャンプした

 

「よぉっし!

フランキー・スーパージャンプ‼︎」

 

 

 

「アウッ‼︎」

 

しかし、飛び上がったフランキーは2階から飛んだ為、天井へとぶつかりそのまま落下した

 

「何しとんじゃっ!」

 

抱えられたままのナミは、思わずフランキーの頭を叩く

爆発に巻き込まれた海兵達は何人かは倒れていたが、ダメージの無かった海兵達は煙が消えてナミ達の姿を捉えた

 

『いたぞ!』

 

海兵達が剣を構えナミ達を捉えようとしたその時、海面がゆらりと揺れ海の水が1部分だけ()り上がり海兵達を襲う

 

「今よっ!

フランキーは船へ」

 

その隙にフランキーはサニー号に乗り込みコーラ樽の確認に向かう

ナミは、門を開けるために門の近くにある開閉のスイッチを押しに向かった

ナミの行動を止めようと走り出す海兵達の前に、海から水飛沫(みずしぶき)をあげながらジンベエが飛び出して来た

 

「待たせたのぅ」

 

ジンベエはナミに一言だけ声をかけ、ナミに駆け寄る海兵達に攻撃を仕掛ける

得意の魚人空手を使い次々と気絶させていく

モモンガもジンベエの登場に気付き、剣を構えジンベエに切り掛かるが、ジンベエに反撃をくらいそのまま掴まれ投げ飛ばされた

 

「助かったわジンベエ!

早く船に」

 

周りの海兵達を一掃(いっそう)したジンベエは船に乗り込もうとするが、モモンガが立ち上がりのジンベエの行手を塞ぐ

ジンベエは硬い皮膚を使い、モモンガの剣を(かわ)

ジンベエがモモンガと戦っていると、騒ぎを聞きつけた海兵達が集まってきてしまった

 

「もうっ!

こんな時に!ゼウス!」

 

ナミは魔法の天候棒(ソーサリークリマタクト)を構え

雲のゼウスを呼び出す

 

呼び出されたゼウスはナミが作り出す雷雲を食べて体を大きくする

十分に大きくなったところでナミは技を放つ

 

「ブリーズテンポ!」

 

大きくなったゼウスから海兵達が入ってくる入り口へと雷が落ちる

あまりの威力にモモンガは一瞬気を取られる

 

「今じゃっ!

千枚瓦正拳」

 

流石のモモンガもジンベエの拳をくらい倒れる

海兵達が全滅したのと門が開いたのを確認して

3人ともサニー号に乗り込み船を出した

しかし、1人の海兵がふらつきながらも出口の扉を閉め始めた

 

「扉が!」

 

閉まり始めた扉を見てナミが声を上げるが

その声に対していつのまにか船首に立っていたジンベエが声を上げる

 

「かまわんっ!

進めっ‼︎」

 

船首で腰を落とし、拳を構えたジンベエの声を受け、フランキーはレバーを引いた

 

「行くぜ!

風来(クー・ド)・バースト‼︎」

 

コーラ樽1本分の本来の威力より小さめの風来(クー・ド)・バーストを使いサニー号は急発進した

その瞬間、ジンベエは拳を突き出す

 

「魚人空手奥義

五千枚瓦正拳‼︎」

 

大きな音と共に扉は破壊され、サニー号は海へと飛び出した

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