リームは差し出された手を
「リームさん…」
リームはコビーが声をかけてもただただ下を向く
「リームさん…
家族に会いたいんじゃないんですか?」
コビーは優しく声をかけると
リームは動きが止まりその後小さく
「それならば、今少しだけ勇気を振り絞って下さい」
リームはまたしても首を振る
「まずは顔をあげて下さい…」
リームはそっと顔を上げる
そげキングの仮面から、少しだけ顔を見せたコビーの目は優しい目をしていた
コビーは仮面を戻し、指をさす
「見てください
あなたの為に、みんな戦ってくれています…
ゾロさんも、サンジさんも、ルフィさんも、他の皆さんもリームさんが家族の元へ帰れるように…」
リームは指差された方向を順に見て、デラやムートが倒されているのと、スリープと戦うルフィを見た
それでも震えてしまい足が動かない、手を出せない
そうしていると周りの
その光景を見たリームは数歩
恐る恐る振り返るとそこにはいつの間にか追いつき、背後の海兵達を牽制してくれていたジンベエか立っていた
「ワシが時間を稼ぐ
早くこの子を‼︎」
そう言ってジンベエは背中を向ける
その後ろ姿にリームは疑問をぶつける
「なんで?」
「ん?」
「なんで、助けようとしてくれるの?
少し前に知り合った、しかもあなた達を捕まえる手助けをしていた私を…
あなたなんて、初めて会うのに!」
リームの質問に対してジンベエは大きく笑う
「ウチの船長が助けると決めた
ルフィくんが助けると決めたのならそうする
それだけじゃ」
「なんで?なんで…」
理解ができない
助けてもらう理由がわからず、ただただ言葉を繰り返す
そして涙がこぼれる
その涙をそっとコビーが
「リームさん…
助けて欲しいんですよね?
家族に会いたいんですよね?」
「あ…会いたい
みんなと…」
涙を拭うが、家族の事を考えると次から次へと涙が溢れてくる
「それでいいんです
あなたは自由にする権利がある
それを守るのが僕達の役目です
だから、少しだけ勇気を…」
「………」
スリープの恐怖と、家族に会えない寂しさ、優しくしてくれるコビーの言葉
いろんな感情が溢れて涙が止まらず、声にならない
「コ…コ…
コビ…ー…さん……
た…たす……
…け…………て」
リームの精一杯の声
短いが泣きながらも勇気を振り絞って出した一言
コビーはリームの頭に優しく手を置く
そして、そっと離してジンベエとは反対側の海兵達に向かって拳を構える
「当たり前です‼︎」
目の前の海兵達に向かって
拳を振り下ろす
先程、ボコバットの時に見せた
その衝撃により、目の前の海兵達は気を失う
「こ、これは⁉︎」
驚くジンベエだが、今はそれよりも海兵達が倒れた今がリームを救うチャンスと思いコビーに行くぞと声をかける
コビーはリームを抱えあげる
「しっかり捕まっていて下さい」
それを更にジンベエが抱え上げる
「え?
ちょっと、ジ…ジンベエさん?」
急に持ち上げられコビーが戸惑う
「
どりゃあぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」
ジンベエはコビー達を投げ飛ばし、自分も後を追う
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「きゃーーーーーーーーー」
飛ばされた先ではゾロが刀を
「三刀流奥義
『ぐわっ』『ガハッ』『うぁらば』
海兵達が吹き飛んで出来たスペースにコビーは着地をし、ゾロに声をかける
「ゾロさん!」
「おぅ、コビー
お早いお帰りだな…」
コビー達に笑顔を向けたと思いきや、悪い顔をして違う方を見て刀を構える
「お帰りはコッチだ!
ゾロの斬撃は海兵達を吹き飛ばしながらサンジ目掛けて飛んでいく
飛んできた斬撃に気が付いたサンジは、脚に覇気を
そこにはいやらしい笑いをしたゾロがいた
「悪ぃ
手が
「あのクソマリモ野郎…
3枚に
さっさと戻って来い!」
怒りをあらわにするサンジだが、ゾロは気にする様子もなく更に斬撃を放つ
コビー達はゾロの斬撃によって出来た道を走りサンジ達の元へ合流した