ONE PIECE 〜夢幻の炎〜   作:ワンピース 夢幻の炎

40 / 43
"仲間"の夢

「よし!

大丈夫だったかい?レディー」

 

「え?

あ、はい」

 

リームはサンジの無事を問う質問に戸惑いながら答える

 

「後はルフィか…」

 

サンジがそう(つぶや)き視線を向けると、みんなもつられて視線を向ける

 

 

 

『全く、ウチのヤツらもだらしねぇ』

 

スリープは倒れたムートとデラを見てため息を吐く

 

『しゃあねぇ

後は俺がビッとケツ持ってやんよ!

いくら踏ん張っても手前(てめえ)ら、もうボロボロだろ?

"白鬚"ならいざ知らず、たかだか一海賊(いちゾッキー)程度をこの"海軍本部"から逃す訳には行かねーんだよぉ!』

 

そう言いながらルフィに向かって爪を振り下ろす

 

「俺は、助けてくれる仲間の為に

助けようとしている友達の為に

お前に勝つ!」

 

ルフィもスリープの爪を(かわ)しスリープの顔面めがけ拳を振るう

その拳を首を横にして(かわ)し右脚でルフィを蹴り飛ばす

 

手前(てめえ)らなんかが…』

 

手前(てめえ)らなんかが!』

 

手前(てめえ)らなんかが‼︎』

 

スリープは言葉を繰り返しながら、吹き飛ばしたルフィに迫る

 

『"仲間"や"友達(ダチ)"を語るから、俺の…』

 

両爪をクロスさせてルフィを斬る

ルフィは咄嗟(とっさ)に腕を盾にするが左手が大きく傷つき大量の血が流れる

 

「くっ

痛ぇ…」

 

ルフィは傷ついた左手を抑えながら立ち上がる

 

『コレで終わらせてやんよ‼︎

兄貴の技であの世へ行きな‼︎』

 

スリープはまた1つ"夢球"を口に入れて

拳を打ち出す

 

『火拳‼︎』

 

大きな炎の拳がルフィに向かって放たれ、ルフィを炎が包む

 

「ルフィーーー!」

「あのバカ、まともに喰らいやがった」

「………」

「ルフィくん…」

「ル…ルフィ…」

 

一味の仲間やリームはルフィが炎に包まれ驚きの表情を見せる

 

『兄貴の技で()けて本望だろ?

大好きな兄貴のよぉ

ハーハッハッハッハッハ‼︎』

 

炎に包まれるルフィを見てスリープは高々と笑う

 

『所詮お前ら海賊(ゾッキー)なんて、"夢"だの、"ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)"だの、"ゴールド・ロジャー"の戯言(ざれごと)(そそのか)されて、一般人(パンピー)を襲ってるだけだろうが!

そんなモンは"夢"でも何でも無ぇ‼︎

俺が全部砕いてやんよぉ』

 

スリープの言葉、確かに海賊を現す言葉は"略奪者"が相応(ふさわ)しいだろう

しかし自分達は、ルフィはそうではない

"自由"である為に“海賊"であっただけで、略奪をしたり、楽しんで人を襲ったりなどはしていない

そう思いウソップは拳を震わせて声を上げる

 

「うるせぇ‼︎

お前がアイツの!

ルフィの何を知ってるってんだ!

アイツは、自由である為に"海賊"なんだ

俺たちは、"海賊"であることに"誇り"を持っている!

アイツは、俺の村を救ってくれた…

サンジのいたレストランも…

ナミの村も…

チョッパーの国も…

ビビの国も…

他にもいろんなヤツらを!

"仲間"の為に…

"友達"の為に…

お前なんかに、アイツの夢を奪わせねぇ

壊させねぇ!」

 

スリープはウソップの言葉を聞き、更に大きく笑う

 

『ハーハッハッハッハー‼︎

もう砕けてんだよ!

アイツの夢はよぉ

俺が目の前で砕いてやっただろうが!』

 

スリープの言葉をウソップは強く否定する

 

「アイツが何度夢を奪われようとも、何度夢を砕かれようとも、俺達が"仲間(アイツ)"の夢を忘れねぇ‼︎」

 

「ルフィーーーーーーーー‼︎」

 

ウソップの叫びに一味は声を揃える

 

「お前は…」

「アイツは」

「ルフィは」

「ルフィさんは」

「ルフィくんは」

 

「「「「「"海賊王"になる男だ‼︎」」」」」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。