ルフィは自分の中の変化を感じていた
先程までとは違い力が湧いてくる
自分の中のぽっかり空いたような感覚が無くなっていた
今なら出来る
そう確信したルフィは"覇王色の覇気"を放つ
「あれは⁉︎
"覇王色"!」
先程"覇王色の覇気"を使えない事を見ていた一味は、ルフィの覇気を見て驚き声を上げる
『馬鹿な⁉︎
"チカラの夢"を奪われたお前が、"覇王色"を使える訳が…』
スリープは"バクバクの実"の能力でルフィの夢をのぞく
奪ったはずの夢の中心部にツギハギのカラフルな夢球
9色のカケラとその更に中心に透明な夢
『何だ⁉︎アレは?
ツギハギの"夢"?1人のじゃねぇ?
アレは
9つのカケラが光輝き、真ん中の透明な"夢球"に光が集まる
透明な"夢球"の中で光は混ざり合い、まるでオーロラの様に色を変えながら強く輝き出す
その光は大きくなり、9つのカケラを取り込み1つの"夢球"となった
夢の力を取り戻したルフィは右手を後ろに伸ばし巨大化させ、"覇王色の覇気"を
ルフィの状況に驚いていたスリープだが、"覇王色の覇気"に対抗する為"夢球"を乱暴に掴み飲み込んだ
『うぅぅ…
がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』
苦しそうな叫び声を上げながら更に身体を大きくさせ5メートル程の巨体となる
息を荒げながら、ルフィに向かって走り出す
右手に"覇気"を
覇気を
『
対するルフィも巨大になった右拳を打ち出す
打ち出された拳は炎を
「ゴムゴムの
互いの攻撃が衝突する
ぶつかった瞬間に2人を中心に衝撃波が周りに広がる
かなり離れて見ていた海兵達ですら、その衝撃波で吹き飛ばされる
「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」
『オラぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎』
ピシッ
スリープの爪にヒビが入り
段々とヒビが大きくなる
『ダボがぁ!』
スリープの叫びと共に爪が折れ、ルフィの拳はスリープの腕を弾きそのままの勢いでスリープの腹部を殴る
ルフィはさらに力を込めて拳を押し出す
「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」
巨大な拳に殴られ、スリープは壁まで吹き飛ばされ、ぶつかった後地面に倒れる
ルフィは息を荒げながら、倒れたスリープに向かって自分の夢を叫ぶ
「はぁ、はぁ、はぁ…」
「俺は!
"海賊王"になる男だ‼︎」
『お…俺が、負け…る?』
まだ、立ち上がろうとするスリープに寄り添う1人の人物
仮面を取ったコビーが、スリープに声をかける
「スリープ中将…
もう、やめてください
仲間の大切さ、家族を奪われる悲しみをよくわかっているはずのアナタなら、リームさんの気持ちがわかるはずじゃないんですか?
あんな子が家族と引き離されて、戦いの場に駆り出される
あの子の気持ちは…」
『………』
コビーの言葉にスリープは何も答えない
しかし、立ちあがろうとしていた腕から力が抜けたのを見てコビーは安心する
「リームさんは、家族の元へ返します
海賊を捕まえることに関しては、僕も協力しますから」
スリープは精一杯の力で仰向けになりコビーの顔を見る
『お…お
コビーに殴られた顔をさわり言葉を続ける
『気合いの入った、"
「えっ⁉︎」
コビーは正体がバレていた事にあせる
『ハッ
誰にも…言わねぇよぉ』
その言葉を聞いてコビーは安心して胸を撫で下ろした
「そういえば、スリープ中将…
黒ひげ海賊団のラフィットが接触してきたと聞いたのですが…」
『あぁ、俺の能力が欲しいんだと…
スリープの言葉を聞き、スモーカーからの調査も終えた事と全てが終わったことに安心してルフィに視線を送る
コビーの視線に気が付いたルフィは、大きくてを振り笑顔を向ける
「またなぁ!コビー‼︎」