ONE PIECE 〜夢幻の炎〜   作:ワンピース 夢幻の炎

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麦わらの一味 捕縛1

海軍本部元帥の部屋

部屋をノックされる音に元帥であるサカズキは入れと許可をだす

 

海兵が中に入ると椅子に座り眉間にしわを寄せるサカズキの姿があった

 

「し、失礼いたします

只今、スリープ中将より報告があり

目標の捕縛に成功したとの報告がありました」

 

海兵の報告を聞きサカズキはそうかと一言で済ます

 

「それと…ですが…」

 

海兵が言葉を続けようとするとサカズキの視線がこちらを向く

 

「あ゛ぁ?

まだ、何ぞあるのか?」

 

サカズキの声にビクリとしながらも報告を続ける

 

「はっ!

“麦わらの一味”が近くにいると言う情報を得たため、そのまま捕縛に向かうとの報告がありました!!」

 

追加の報告を聞き、サカズキの眉間のシワが少し緩む

 

「……“麦わら”…

ドラゴンの…息子か…

丁度ええ…スリープには絶対に!!!捕まえて来いと伝えろ」

 

サカズキの言葉に返事をし海兵は部屋を出て行った

 

「確か、革命軍のサボとも義兄弟じゃったな…

あの時は逃したが、今度こそ捕まえて革命軍も引っ張り出して………潰す!!」

 

サカズキは拳に力を込め、机の角を焦がした

 

 

翌日の朝

“麦わらの一味”はそれぞれの朝を迎えていた

 

1番早く起きたのはサンジ

みんなの朝食の支度をするために朝日と共に起き、キッチンからは包丁の軽快なリズムが聞こえる

 

次に起きてきたのはナミと、ロビン

ニュース・クーに新聞の値段を毎回交渉するあたり、さすがサニー号の金庫番である

 

「おはよう

サンジくん、いつもありがとう」

 

「おっはようございます!

ナミさん!ロビンちゃん!

今日も朝から素敵な笑顔で!!」

 

朝食の匂いにつられてチョッパーとウソップとルフィが起きてきた

 

いや、ルフィは寝たまま歩いてきて席に座り朝食を待っている

 

「おい、起きろよルフィ

行儀が悪いと、またサンジにどやされるぞ」

 

寝たままのルフィをウソップはなんとか起こそうとするが、全く起きる気配がない

 

「ヨホホホホホホ~」

 

どうやらブルックが起きてきたようだ

音楽家として朝の発声練習をしているらしいがどこが発声練習なのか…

 

「ゾロのやつはやっぱり起きてこねぇぜ」

 

起きたついでにゾロを起こそうとしたが全く起きる気配がなく諦めて朝食を食べにきたのはフランキーだ

 

「あいつはいつもの事だ…

それよりも!っと!!

朝メシ出来たぞ~!!

運べ~」

 

皿に盛られた朝食をテーブルに運ぶサンジ

それを手伝う、チョッパーとウソップ

皿が置かれるなり、皿を空にするルフィをみんなで呆れながら笑う

 

一方スリープ達の乗る海軍の船はルフィ達の捕縛作戦の打ち合わせをしていた

 

「やはり、村では被害が出る可能性がありますので村への通り道で待ち伏せをした方がいいのでは…」

 

村への被害を心配する海兵は、見た目はまさしくゴリマッチョ、頭は見事な坊主頭、ダンディなヒゲと上半身はいつも裸で、そこに将校用のコートを直接羽織っている

ムート大佐、スリープが部隊の立ち上げの際に1番最初に引き抜いた男であり、2つに分かれる部隊の1つを任されている隊長の1人である

 

「あらん、そんな事言ってられないでしょお?

元帥様から必ず捕縛と言われたんですから、場所は限定せずに捕縛の可能性の高い所を全て使うべきですわ」

 

ムートの言葉に反論するのは、階級は中佐であるがこちらも隊長の1人、デラ

ウェーブのかかった金色の髪

顔は整っており、誰もが一度は目を引かれるだろう顔立ちである

海兵の服はダサいとの理由で着ることを拒み、タイトなライダースーツを好んで着ている

某泥棒のヒロインに憧れているようだ

 

「どうお思いですか!?

中将!!」

 

「zzz…」

 

「「……………」」

 

「zzz…zzz…」

 

「「……………」」

 

「「中将ぉぉぉぉ!!!」」

 

見事な鼻ちょうちんが破れスリープが目を覚ます

そして、何事も無かったかの様に指示を出した

 

一般人(パンピー)への被害は避けたい所だが、必ず捕縛との命令もある、リームのドリームランドで全員を寝かせて即捕縛が理想だな

ドリームランドの範囲を15メートル位にしないと巻き添えを食うから、なるべく近づければいいんだが、近づくだけでも何かしらの警戒をされるかもしれんしな…」

 

「村人のフリをして近づいて船の近くで眠らせればいいんでしょ?

できたら、私が合図をするからそれまでは見えない所で待機していてもらえれば…」

 

扉を開けたリームの提案を聞き、ニヤリとするスリープ

 

「よし!

海岸はムート、村への道をデラ

それぞれの部隊で待機せよ!!」

 

「「はっ!!!」」

 

「もう~、呼び捨てにしないで…

デラちゃんて呼んでよぉ」

 

スリープ達はルフィ達に見つからないように、島の反対側から上陸をした

 

「1人リームについていけや

ムート、デラはそれぞれの場所で待機だ

俺ぁ、後から行くからよぉ」

 

「「はっ!!」」

 

「リーム、“麦わら”だけは必ず“夢檻”に入れてこい

“麦わらの一味”は“麦わら”だけじゃなく、他も危険だが、最悪の状況になったとしても“麦わら”だけは逃すわけにはいかねぇからよぉ」

 

スリープの言葉にリームはコクリと頷く

 

「よし!!

“麦わらの一味”捕縛!!ブッ込んでくんでヨロシクぅ!!」

 

「「「ヨロシクーーっ!!」」」

 

リームと1人の海兵は制服から着替えて村へ

デラの部隊、ムートの部隊はそれぞれの待機位置へと向かって行った

 

スリープは椅子に深く座り直しそのまま眠りについた

 

「さて、噂の“麦わら”如何程のものか…zzz」

 

再びナミ達に達が村を訪れた時には村人は全員眠りから覚めていた

 

「本当に、何事も無かったみたいに起きてるのね」

 

「正に、居眠りって言葉がぴったりだな」

 

ナミ、サンジ、チョッパーの3人は村の変わらぬ様子に驚きながらも買い物を済ませていた

 

その様子を遠くから覗き確認した海兵がリームに声をかける

 

「あの男女とペットが“麦わらの一味”

“黒足のサンジ”、“泥棒猫ナミ”です

まだ、他の一味がいないようですので今のうちに奴等を始末しておいた方が…」

 

「わかりました。

では、後は私がやりますから、一旦下がっていてもらえますか?」

 

そう言ったリームは、用意していたリンゴの入った袋を持ってナミ達に近づいていった

 

「あの…」

 

ナミ達が声に気付き振り向くとそこには俯き顔が見えない女の子が袋を持って立っていた

 

「どうかしたのかい?レディ?」

 

女性と気付きすぐにサンジが声をかける

 

「あの…リンゴ…

リンゴを買ってください!」

 

先程のリンゴを売ると言う口実でナミ達に近づく

 

「悪いけど余計なものは買うつもりはないから」

 

ナミに一蹴される

 

「まぁまぁ、ナミさんリンゴならデザートに使えるから俺が買いますよ」

 

内ポケットを探り財布を探しながらサンジが近づく

 

「ありがとうございます!!」

 

リームは袋を渡す時にサンジに触れ、静かに呟く

 

「おやすみ…」

 

すると、サンジは急にガクッと力なく倒れる

 

「え?」

 

急に倒れるサンジを見て、ナミとチョッパーは驚き急いでサンジに駆け寄る

 

倒れるサンジを抱えるように支えたのはリーム

 

「あの、ちょ、大丈夫ですか?」

 

リームはサンジを介抱するフリをする

そして、チョッパーとナミが近づいてきたところを2人に触れながら

 

「おやすみ…」

 

そう呟くと、チョッパーとナミもその場に倒れて眠ってしまった

 

3人とも眠っているのを確認すると海兵は待機していたデラの部隊を呼びに行き3人を引き渡した

 

「私は、そのまま船に向かいますので

船には私1人で行きます」

 

リームはすぐにサニー号へと向かって行った

 

 

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