ONE PIECE 〜夢幻の炎〜   作:ワンピース 夢幻の炎

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麦わらの一味 捕縛3

少し休んでいたゾロは小さな物音に反応した

 

「誰だっ!?」

 

『あ…』

 

船の影から出て来たのはリームだった

 

どうやら、逃げる時に浜辺で転んでしまって逃げ遅れたところで、ゾロとムート、スリープの戦いがあり逃げるに逃げれなくなったようだ

 

あわてて逃げようとするがゾロは唯一の手がかりを無くすわけにはいかないと、ダメージを負った体で立ち上がり行く手を遮ぎろうとするが傷が深く直ぐに倒れてしまう

その姿を見て、リームは手を貸す

 

「お前…」

 

ゾロはリームと船に戻り、一味を起こした

 

「結局、ルフィとブルックは連れていかれた

ナミとサンジとチョッパーが帰って来ねぇところを見るとあいつらも捕まった可能性が高い」

 

ゾロは、今現在の一味の状況予測をみんなに伝える

 

「おいおいおい、本当かよ?そりゃあ!!」

 

“麦わらの一味”の中でも闘って強い、ルフィ、サンジ、チョッパー、ブルックがいとも簡単に捕まってしまったと言う事にウソップは驚き信じられないようである

 

「でも、この状況だとそう考えざるを得ないわ」

 

ロビンも冷静に考え、同じ考えに至ったのだろう

 

「あいつらなら大丈夫なんじゃねぇか?

まだ、俺様と言う最高戦力が残っているしな…

んーーー、スーパー!!」

 

フランキーはそんなに心配するなと言いたいのか全く気にしていないようだ

 

「まっ、行き先はコイツに聞くしかねぇみてぇだな」

 

と、ゾロはリームを指す

 

「あ、あなた達は海賊ですよね…」

 

「あぁ、どっからどう見ても立派な海賊だ…

取り敢えず、あいつらがどこに連れていかれたのか教えてもらおうか」

 

ゾロの言葉に少しビクリとする

 

「おい、ゾロ!

脅してどうすんだよ?」

 

怯えるリームを見て、ウソップはゾロをリームから遠ざける

 

「た、助けてください!」

 

急に大きな声でロビンに抱きつきながら助けを求めてきた

ゾロ以外の一味は、そんなに脅すからとゾロを残念そうに見つめた

 

「ほら見ろ!

怖がってんじゃねぇか」

 

ウソップが迫るゾロを制する

 

『いえ…

私を海軍から助けてください‼︎』

 

リームの言葉に一味は一瞬沈黙する

 

「ちょっと待てよ

お前は海軍と一緒にいたんだろ?

俺達海賊に助けを求めるってのはどう言う事だ?」

 

フランキーがリームに尋ねる

 

リームは気を落ち着けるために深呼吸をする

ウソップが慌ててキッチンから水を持ってきてリームに渡す

 

「お水ありがとうございました

実は私、海軍に脅されて海賊の捕獲の手伝いをさせられていたんです」

 

「脅されたってどう言う事?」

 

ロビンが尋ねる

 

「実は私ユメユメの実の能力者なんです」

 

「悪魔の実の能力者か!」

 

能力者と聞いてウソップが少し距離をとる

 

「はい…

海軍のスリープ中将がその能力が自分に必要だと言って、4年前に私の村にやってきたの

でも、私が海賊とかは怖いから嫌だと断ったら

『断れば村ごと海軍への反逆行為とみなす』と言われて仕方なく…」

 

「とんでもねぇ話だな…」

 

フランキーは呆れてため息をもらす

 

『素直に手伝ってる間はお金もたくさん貰えて両親にも仕送りが出来てるんだけど、やっぱり怖くて…このままスリープ達のいない島まで乗せていってもらえないでしょうか?』

 

「だが、俺達は拐われた奴らを取り戻しに行かなきゃなんねぇんだ

悪いが他を当たってくれ」

 

ゾロが冷たくあしらう

 

ウソップも助けてやりたいが、自分の仲間が捕まっているのでそうも言っていられない事もわかっていてやりきれない表情である

 

『…………』

 

「まぁ、送ってやるだけなら次の島で下ろせばいいだけの話なんだが、俺たちの行き先は海軍のしかもお前がいた奴らのところだからなぁ…」

 

フランキーもそう言ってリームを諦めさせようと話す

 

リームが諦めて船を降りようとした時、しばらく黙っていたロビンが口を開く

 

「そもそも海賊にタダでお願いなんて…

考えが甘いんじゃないの?

私達の手伝いをしてくれるなら、その後送って行ってあげてもいいわよ」

 

『手伝い…?』

 

「もちろん、ルフィ達の救出よ」

 

ロビンの言葉を聞いて肩を落とす

手伝いと言われても、海軍それもスリープ達の部隊からルフィ達を助けることに手を貸す事になれば、例え逃げたとしてもその後海軍から追われる身になってしまうはず

それでは、スリープの元を離れる意味がない

 

リームが諦めかけていたその時、一隻の船がサニー号の海岸に着いた

 

それは、小船だった

沖には海軍の船が泊まっているので、海兵が乗ってきた事は明らかである

 

一味の中に緊張が走る

 

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