四楓院夜一に転生したけど、生まれた世界が違うんじゃが⁉︎   作:のうち

1 / 29
転生と遍歴

 儂の名は四楓院夜一じゃ。木ノ葉隠れの里の上忍をしておる。えっ、作品が違うって?其んな事は儂が一番分かっとるわい!

 

 儂の実家の四楓院家……其して祖父の四楓院千日は、代々火の国の侍の家柄だったらしいのじゃが、忍の神と云う二つ名を持つ最強の忍び、初代火影・千手柱間殿と出会い、忍術を習う内にコッチの方が合ってんじゃね?との決断により、サッサと侍を辞めて忍者に転身。術の発明家と謳われた、後の二代目火影・千手扉間殿とは仲が良く、其の縁で飛雷神の術に適性が有った祖父が其れを習い、習得して、儂の親父(今は居らんのじゃ。)に伝授し、其れで儂にも伝わった訳じゃな。

 

 秘伝忍術は一応は瞬閧、原作のBLEACHでは高濃度に圧縮した「鬼道」を身に纏い炸裂させる事で、鬼道を手足に叩き込み、破壊力を大幅に増幅させる戦闘形態じゃ。NARUTOの世界準拠でコレに近しいモノは三代目雷影・エー殿の雷遁チャクラモードじゃろうか。違いは只チャクラを身に纏うだけでは無いと云う事じゃな。

 

 儂は初代殿が木ノ葉隠れの里を治めた時期の晩年に生を受けた。

其れから暫くして初代殿が亡くなり、二代目殿が木ノ葉の里を治めた時期に起きた、第一次忍界大戦により、祖父と親父が亡くなったのじゃ。

 

 家には母様と儂、其して弟の夕四郎を残して……

 

 儂が忍者アカデミーを卒業して其れから二年程した頃、教授(プロフェッサー)の異名を持つ、後の三代目火影・猿飛ヒルゼン殿が担当上忍となる、自来也、千手綱手、大蛇丸のフォーマンセルの小隊が結成されたのじゃ。

 

 因みに自来也は儂の親父の親友の子で、早くに両親を亡くした自来也は短い期間じゃったが、儂の家で面倒を見ていた事が有ったので、其れ以来儂は彼奴の姉貴分的な立ち位置に居るのじゃ。

 

 其れから暫くして、儂は口寄せ動物の猫から逆に口寄せされると云う奇妙な体験をする事になったのじゃ。

 

 儂の口寄せ動物の忍猫は祖父の代からの付き合いで、そろそろ歳だから自分の娘に其の後を継がせたいと思っており、娘の何方かと契約を結べと云う事で呼ばれたらしい。

 

 二匹の雌猫、黒歌と白音は何方も未だ未熟な猫又であるらしいから、黒歌の方が仙術の才能が白音より高い様じゃ。

 

 其して、儂も仙術を学んでみたいのじゃと興味本位で答えると、儂は口寄せ猫達の長老の前に連れて来られたのじゃ。

 

 其の長老猫は仙術をマスターした仙猫であり、見た目は尾の数は何と猫又の上位存在である猫魈を超える四本の尾を持つカ◯ン様って感じの人じゃ。

 

 其れから儂は猫の仙術を学び、仙人モードを何とか会得し、其の修行の過程で生み出した猫変化は素の姿で居るよりも消費が少ない為、普段から此の姿を愛用する様になってしまい、人よりも猫で居る時間の方が長くなってしまったのじゃ。

 

 じゃが、其れを続けていた結果なのかは知らぬが、儂の身体は何故か老化が止まってしまったのじゃ。原因は全く分からん。転生特典と呼ばれる奴なのか?儂の身体の寿命は死神レベルなのか?BLEACHの世界なら霊圧が高い程、身体が若い期間が上下するのじゃが……其れなら何故、行き成り二十代も其処等で身体の見た目の変化が止まったのやら……

 

 然う云えば、其の時期から自来也の奴からも微かに仙術チャクラを感じるが、若しやの……

 

 其れから数年後、二代目殿が金閣、銀閣との戦いで落命された。此の時は儂も含め、ショックが大きかったのじゃ。二代目殿は御意見番として初代殿の補佐をしていた時から今迄、長きに渡り政治に携わって来られたが其の功績は大きく、二代目殿を失ってから皆、改めて其の存在の大きさを思い知ったからじゃ。初代殿を失った時も然うじゃったが、彼の時は二代目殿が居った。じゃが、今はもう居ない……二代目殿の後継者はさぞ苦労する事じゃろう。彼れ程の方はもう生まれないじゃろうし。二代目殿の後任には、二代目殿が言い残した通り、三代目火影として猿飛ヒルゼン殿が就いた。ヒルゼン殿は無事に千手桃華殿を始めとする二代目殿の御意見番達や里の者達に認められたのじゃ。其してヒルゼン殿を火影とした新体制が始まる。始めは二代目殿の御意見番達が其の儘、御意見番として補佐をしておったが、ヒルゼン殿の体制が固まると同時に引退を表明し、徐々にヒルゼン殿の妻である猿飛ビワコ殿は勿論、志村ダンゾウ殿を始めとするヒルゼン殿の同期の者達と交代して行ったのじゃ。

 更に数年後……ヒルゼン殿が三代目火影を襲名し、御意見番の交代が終わり、ヒルゼン殿の同期の者達が御意見番と成ってから暫く経った頃、第二次忍界大戦が起こり、其の最中、儂は火の国の木ノ葉隠れの里と同盟関係にある渦の国の渦潮隠れの里からうずまきクシナを木ノ葉へ連れて来た。クシナを初代火影・千手柱間殿の妻であり、初代・九尾の人柱力でもあるうずまきミト殿の後継者、二代目・九尾の人柱力にする為じゃ。幼い少女の身体に尾獣を封印する……此の様な行為に思う所は有るが、全ては里の為……割り切るしか無いのがツラい所じゃのう。其の縁も有り、アカデミー時代からクシナが結婚する迄の間、儂はクシナの保護者の役割をしとった。クシナと過ごす内に儂は何時しかクシナの事を本当の娘の様に想っておったのじゃ。

 

 クシナが毎日の様にクラスメイトをボコボコにした為、保護者の儂がアカデミーに幾度も呼ばれたのを覚えておる。今思い出しても素晴らしい……迚も大切さで幸せな日々じゃったな……此の時が何れだけ大切で幸せじゃったのかを後に儂は思い知る事になるのじゃ……

 

 其れから丁度儂が長期の任務で里を空けていた頃にクシナが雲隠れに誘拐されたのを木ノ葉の黄色い閃光と云う二つ名を持つ、後の四代目火影・波風ミナトが助けたと云う話を任務から帰って来てから聞いた時はうっかりヒルゼン殿をぶん殴ってしまったが、決して儂は悪くないと思う訳じゃ。

 

 ミナトは自来也が弟子にしたのじゃが、飛雷神の術を教える為に一時期儂がミナトを教えた時も有ったの。

 

 其の数年後に第三次忍界大戦が始まった。其の戦争の最中はクシナとミナトの結婚を祝った事くらいしか、良い思い出があんまり無いの。

 

 

 其れから暫くて三代目であるヒルゼン殿が火影を降りる事になった時に、儂の名前が四代目火影の候補の筆頭に上がった時は流石にビビったが全力で頑張り、ミナトに押し付……ゴホン、ミナトを四代目火影に推薦する事で回避したのじゃ。

 

 其してミナトが四代目火影に就任してから直ぐに第三次忍界大戦が終結。

 年明けにクシナがミナトの子を孕んでいる事が発覚。儂は此の時、大名の護衛の長期任務で里を出ており、クシナの出産祝いを土産に里に帰った時には既に里全体がボロボロで、クシナとミナトが亡くなってしまった事を聞かされたのじゃ。悲しみと絶望の中に居った儂は又ヒルゼン殿をぶん殴っておったし、暴れた九尾を如何にか出来る可能性が有ったうちは一族を退避させる命令を出したダンゾウの事もぶん殴っておった。此の時の儂は絶望の底に居った……

 

 クシナとミナトの忘れ形見であるナルトに本当の真実を言わない様にと云う掟を作り、剰え、幼いナルトに一人暮らしをさせると云う頭の可笑しい命令を出したヒルゼン殿をぶん殴って又ぶん殴って、儂は無理矢理ナルトを引き取って育てる事を決めた。儂は此の頃、クシナとミナトを失った悲しみで可成り荒れておったが、其れを癒して呉れたのが四楓院の家督を譲った、儂の最愛の弟である夕四郎の孫の砕蜂と娘の様に想っておるクシナとミナトの忘れ形見であるナルトの存在だけじゃった。砕蜂とナルトは迚も仲が良く、まるで本当の姉弟の様じゃ。砕蜂はナルトの面倒を良く見て呉れておる。砕蜂とナルトは儂の心の支えであり、ナルトを見ておるとクシナと共に過ごした幸せな日々が脳裡を過ぎったのじゃ……

 

 此の二人を護る為に、全力で頑張ろうと儂は決めたのじゃ。

 




最後まで読んでくれてありがとうございました。よければ感想やアンケートにご協力ください。


四楓院夜一(オリ主)
本作の主人公、自来也達、三忍が生まれる2年ほど前に生まれる。
 親の居ない自来也の姉貴分として2代目火影の時代から何かと面倒を見ており、ちょうど自来也が妙木山に呼ばれたのと同じ時期に猫の口寄せ動物達の暮らす場所へとやってきており、その場所で自来也と同じく仙術を学ぶ。

うずまきミトの死後、クシナを里に連れて来たり、その後、ミナトに一時期、飛雷神の術を教えたりしたこともあった等色々なことに首を突っ込んでおり、活躍しすぎたせいか、四代目火影になりかけてしまったことがあった。

今作での5代目火影

  • 主人公
  • 綱手
  • 自来也
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。