四楓院夜一に転生したけど、生まれた世界が違うんじゃが⁉︎ 作:のうち
君麿呂から呪印の力を扱う方法を習うと云う名目の殺し合いが始まって、既に何日経っただろう。
今日も又サスケと君麿呂はカブトの監視の下、戦いを続けていた。
「十指穿弾!」
君麿呂の指の骨を弾丸にした攻撃がサスケに向かう。
「ッ!……火遁・業火球の術!」
「甘い。其の程度の炎では僕を倒す事は出来無いよ。」
既に呪印状態2での戦いが始まって長い時間が経っているが此の状態での長期戦はサスケは勿論の事、呪印を使い熟す事の出来る君麿呂にとっても初めての事であり、サスケからの攻撃では傷を負ってはいないモノの、死の病に蝕まれた身体に此の長時間の戦闘は確実にダメージを蓄積させていた。
「くっ……」
「さあ、如何した?君は強いんだろう。さっさと立てよ。じゃないと死ぬぞ?早蕨の舞!!」
地面から無数の骨を広範囲に突き出す。
サスケは背中から生えた翼で訓練場を飛び回り回避するが、其れよりも早く、骨がサスケを襲う。
骨にぶつかったサスケが一瞬、目を離した隙に君麿呂はサスケの背後に移動しており、掌と肘から生やした骨で相手を切り付ける柳の舞でサスケの背中の翼を切り付けた。
「がぁぁっ!」
だが、サスケも其処は唯では終わらない。
咄嗟に千鳥の印を組み、左手に雷を纏う。
「おおおっ!千鳥!!」
「鉄線花の舞・花!!」
君麿呂は引きずり出した自分の脊柱をムチの様に操り、サスケを地面に叩き付けようとしたが、サスケは其れを何とか躱して君麿呂へと迫る。
「喰らえ!」
サスケは君麿呂の身体へ、千鳥を叩き込んだ。
だが、君麿呂は千鳥が当たった箇所に骨の盾を展開して其れを防ぎ、サスケの肩に君麿呂の身体から出て来た骨の槍が刺さっていた。
「くっ……見事だ、サスケ君。如何やら僕は時間切れの様だ。」
君麿呂の口から血が溢れ……其して……
「君麿呂……」
其の戦いを見ていたカブトが近付いて来る。
「先生……僕は……」
「ああ……分かったよ。君の事は大蛇丸様に必ず……」「有り難う御座……」「…………」
カブトは、カブトの気遣いと、サスケに全てを託した事で満ち足りた表情で事切れた君麿呂の目をそっと閉じて、其の身体を横にする。
「サスケ君……悪いけど、今日の鍛錬は終わりだ。大蛇丸様を呼んで来てくれないか?」
サスケは最初何が起こったのか分からなかった。だがカブトに言われ、大蛇丸の元へと向かって行く最中に嫌でも思い知らされた。
自分は初めて人を殺した。彼れが人を殺す感覚……サスケは其の感覚に初めて故の感情なのか、何かが込み上げ、嗚咽した。
其して、場面は木ノ葉隠れの里に移る。
「然うか……本当に行くんじゃな、ナルト……」
「おう……エロ仙人と一緒に旅して強くなって来るってばよ……」
「まあ、取り敢えずは三年程、コイツを連れて歩くが一旦、来年の中忍試験には帰って来ようかと思っとる。まあ、余裕が有ればだがの……」
「然うか。ナルト……自来也の言う事をしっかり聞くんじゃぞ?」
「分かったってばよ、夜ばあちゃん。次に帰って来る時はあっと驚くくらいに強くなって来るってばよ!」
「じゃあ、ナルト、行くぞ。」
儂に見送られ乍ら、ナルトは自来也に連れられて木ノ葉隠れの里を旅立って行くのじゃった。
「寂しくなるのう……」
其して、儂は然う呟き乍ら妹分である綱手と共に修行を見る事になった、サクラの修行内容を考え乍ら、火影屋敷へと向かうのじゃった。
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卯の花の弟子ポジ
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シズネの同期で虎徹勇音
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