四楓院夜一に転生したけど、生まれた世界が違うんじゃが⁉︎   作:のうち

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口寄せ動物との契約

 ナルトが我儘を言ったのを切っ掛けとしてナルト達、第七班がCランクの任務を行う事になったとの話を聞いての。依頼内容は波の国にて橋作りを行う大工や其の家族等の護衛で、橋作りを妨害する奴等が居る然うじゃ。期間は橋が完成する迄の様じゃの。

 其処で儂は口寄せ契約を結んでいる口寄せ猫の黒歌を口寄せして事情を説明し、忍猫達が住む村に逆口寄せの術で喚び出して貰ったのじゃ。其の後、別の用が有ると云う名残惜し然うにしておる黒歌と別れ、ナルトの口寄せの術に就いての相談をするべく獣兵衛を探して村を散策しておった時……

 

 「ふむ……ナルトの卒業祝いを如何するかの?サバイバル演習をパスした御褒美に口寄せの術の契約を仲介して遣ろうと思ったが、うむ……誰が良いかの。」

 

 「夜一、如何したんだ?お前がコッチに来るなんて珍しいじゃないか。」

 

 「おお、猫ババ様では無いか、久し振りじゃの。娘を紹介されて以来か?何、今日は獣兵衛に用が有ってな。何時もの所に居るのか?」

 

 「ああ、恐らくはの。」

 

 「然うか、有り難うの。久し振りに会うたんじゃ、積もる話も有る。後で猫ババ様の所に寄るでの。ではの。」「うむ、又の。」

 猫ババ様と別れ、儂は獣兵衛の家の在る方向の修練場に遣って来た。

 

 

 「獣兵衛!居るか?」

 

 「んっ?夜一か。珍しいな、お前がコッチに来るなんて。」

 

 「ああ、実はの。儂が面倒を見ている者が下忍に成ったんでな、其の祝いに口寄せ契約の仲介をしようと思っての。コッチが呼び出した時に来て呉れるか如何かを聞きに来た訳じゃ。」

 

 「むっ、砕蜂とは既に契約を結んでいるだろう?」

 

 「うむ、ナルトの方じゃ。」

 

 

 「ナルト?……おお、クシナとミナトの息子か。」

 

 

 「然うじゃ。んっ、然う云えば御主にもクシナを紹介したんじゃったか?」

 

 「ああ。良し、先ずは俺がソイツと契約を結んでやろう。」

 

 

 「良いのか?歳じゃからと儂に黒歌達を紹介した癖に。」

 

 「何を言っとるんだ?結局、其の後も俺は手伝って遣っていたろう?」

 

 「フン、クシナの息子だ。お前やクシナには恩が有るからな。面倒くらいは見てやるさ。」

 

 「済まんの。御主では聞いて呉れんと思って白音を紹介しようと思っておったんじゃが……」

 

 「白音を?駄目だ、駄目だ。唯でさえ黒歌はお前に懸想して子孫を望めそうに無いのだから。」

 

 「いやいや、御主等、他種族との間に子供なんて産めんじゃろ?」

 

 「違うぞ。忍猫の扱う仙術には人化の術が有るのは知っているだろう?伝説では人化した忍猫は他種族である人間と交わって、子迄成したと云う話が伝わっている。実際、黒歌と白音の母親は人化した俺とまぐわった結果の子だしな。其の所為か人化の術等の仙術に対しての適正が高い素養が見られる。忍猫の中で尾が二つや三つ有る猫又や猫魈の一族は他の種族との婚姻とかによって力を付けて来た種族だしな。」

 

 其れで良いのか、忍猫よ。

 

 まあ、取り敢えずはナルトが波の国に行く前に獣兵衛に会わせねばな。

 

 木ノ葉の里の門の前にカカシ達、第七班と今回請け負ったCランク任務の依頼人である波の国の大工のタズナが集結していた。

 

 「さて、それじゃあ波の国に出発しますか。」

 と出発しようとした時、カカシ達の前に苦無が飛んで来た。

 

 「ああっ!夜ばあちゃん!!」

 

 「「夜一様!!」」

 

 「「…………」」

 

 「少し良いかの、カカシ?」

 

 「な、何でしょう?」

 

 「今回の任務、御主が居るから心配は無いし、Cランク程度の護衛任務なら忍者同士の戦いも無いとは思うが、一応ナルトの卒業祝いも兼ねて此の術を伝授しようと思ってな。」

 儂は亥→戌→酉→申→未の順に印を結び、指を噛む。

 

 「忍法・口寄せの術!」

 

 「呼んだか、夜一?」

 

 「うむ、此の前の件だ。」

 

 「ああ、成る程……お前がナルトか?」

 

 「まさか、此処で口寄せ契約を?」

 

 「ああ、儂からの祝いじゃ。」

 

 「夜一様の口寄せの獣兵衛と云えば、夜一様と共に千軍万馬の古強者と呼ばれる程の武勇を誇る……良かったな、ナルト。これで万が一にもお前が死ぬ可能性がちょっとは減ったぞ。」

 

 「ええっ!?良いのかよ、夜ばあちゃん。」

 

 「おう。良いぞ、良いぞ。獣兵衛は如何じゃ?」

 

 「ああ、俺としても文句は無いぞ。」

 

 「扨、ナルト。御主は此れから忍びとして遥かな高い道程の一歩を踏む訳じゃ。御主が此の任務から帰って来た時、御主の本当の親に就いて話してやろう。」

 

 「夜一様、それは……」

 

 「良い。既にヒルゼン殿の許可は取っておるし、彼の掟もナルトが忍者に成る頃には此奴にしっかりと話す事を条件に儂は其れを受け入れた。もう良い頃合いじゃろう。カカシ、呉々も頼むぞ?」

 

 「御任せ下さい。」

 

 斯うして、ナルトと獣兵衛達との口寄せ契約は成ったし、万が一にも忍びが関わる事態になってもカカシや獣兵衛が居れば大丈夫じゃろ。其の後、儂はカカシによって紹介された今回、第七班が請け負った任務の依頼人である老人、タズナ殿に挨拶をし、ナルト達に其々声を掛けた後、ナルト達の出発を見送ったのじゃった。

 




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 夜一の口寄せ
ブレイブルーの獣兵衛、忍界大戦において夜一と共に活躍し自来也達、三忍の口寄せ三すくみとは別の意味で恐れられている。



砕蜂のチャクラ性質

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