呪術?呪霊?何それしらない   作:何も知らない人

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説明してくれるらしい。よくわからんけど。

「・・・私、高専ってきらーい」

 

うわいい歳した大人が拗ねてる。みっともない。

 

「冗談。でも高専と方針が合わないのは本当。ここの人たちがやってるのは対症療法、私は原因療法がしたいの」

 

「原因療法?」

 

傑君が聞き返す。

 

「呪霊を狩るんじゃなくて、呪霊の生まれない世界を作ろうよってこと」

 

え、そんなんできんの?

 

「少し授業しようか、そもそも呪霊とは何かな?」

 

「人間から漏れ出た呪力が蓄積し形を成したものです」

 

はえ~初めて知った。

 

「エクセレント、すると呪霊の生まれない世界の作り方は2つ...」

 

「な、なんだってー!」

 

「まだ言って無いよ」

 

「大輝、ふざけないでしっかり聞こう」

 

「ハイ」

 

二人から怒られた。ごめんよ、真面目すぎてふざけたくなっちまうんだ。

 

「気を取り直して...1、全人類から呪力を無くす。2、全人類に呪力のコントロールを可能にさせる。1はね、結構いい線行くと思ったんだ。モデルケースも居たしね」

 

「「モデルケース(ぅ)?」」

 

あハモった。今日はやけにハモるなぁ...

 

「君たちも良く知ってる人さ。禪院甚爾、天与呪縛によって呪力が一般人並みになるケースは結構見てきたけど、呪力が完全にゼロなのは世界中を探しても彼一人だった」

 

あのおっさん結構すごい人なんだな。

 

「彼の面白い点はそれだけじゃない。禪院甚爾は呪力ゼロにも関わらず呪霊を認識できた。呪力を完全に捨て去ることで肉体は一線を画し、逆に呪いの耐性を得たんだよ彼は」

 

へぇ~呪力無いのに呪霊見えてたんだすごいなあの人。

 

「まさに超人、負けたことを恥じなくていい」

 

「俺はリベンジしてこの短剣とか盗りましたけどね」

 

「黙ってようか大輝」

 

「うい」

 

ん~この扱い悲しいぜ

 

「彼を研究したかったが振られてしまってね、惜しい人を亡くしたよ。天与呪縛はサンプルも少ないし私の今の本命は2だね。全人類に呪力のコントロールを可能にさせる」

 

はえ~...俺やろうとしたこと無いけどできるんかな

 

「知ってるかい?術師からは呪いが生まれないって」

 

「そうなの!?」

 

てっきり術師からも生まれると思ってたわ...

 

「もちろん、術師が死後呪霊に転ずる場合を除いてね」

 

術師って死んだあと呪霊になることもあるんだ。勉強不足やでホンマ。

 

「術師は呪力の漏出が非術師に比べて極端に少ない。術式行使による呪力の消費やキャパの差もあるけど1番は流れだね、術師の呪力は本人の中をよく回る。大雑把に言ってしまうと全人類が術師になってしまえば呪いは生まれない」

 

はぁ~ん。すごいなぁ。

 

「じゃあ、非術師を皆殺しにすればいいじゃないですか」

 

・・・おい今なんて言った傑君。馬鹿な事を言うんじゃあない!ほら残念美人さんこと九十九さんも真剣な顔して名前を「それはアリだ」

 

「何言ってんだお前はぁ!!!頭のネジ2,3本どっかに投げ捨ててきたんか!」

 

「だってそれが一番イージーだからね。非術師を間引き続けて生存戦略として術師に適応してもらう。要は恐怖によって進化を促すんだよ」

 

「だとしてもイカレすぎじゃボケ!否定しとけよ人として!!!」

 

「流石にやるつもりはないさ、そこまでイカレてないからね。非術師は嫌いかい?」

 

「嫌いも何も多分枠組み的には俺は非術師側です」

 

「・・・そうか!君が噂の!」

 

「噂ぁ?」

 

「そうそ「わからないんです」」

 

ありゃ、九十九さんがなんか言おうとしてたのに傑君...あっ九十九さんちょっと膨れてる。実際見るときついものがあるな。

 

「呪術は非術師を守るためにあると考えていました」

 

「彼は必要なさそうだけどね」

 

「むしろ守ってやりますよ」

 

「でも最近私の中の非術師の概念が揺らいでいます」

 

「・・・十中八九君のせいだよ」

 

九十九さんがめっちゃジト目で見てくる...

 

「なんかごめん」

 

「大輝だってゴリラな事を除けば非術師だ、なのに最近は私が負ける事の方が多くて...」

 

「え、勝ってるの?」

 

「はい、まぁ出てくる奴片っ端からぶち殺していってるんで1級以上は出してきませんけど」

 

「そんなことしてるから彼にとっての非術師が分かんなくなってるんじゃないの?」

 

それはそう。

 

「私と同格の非術師が居るんだ。しっかり教育を施して装備を与えれば術師が守る必要なんて無いんじゃないかと思って来ているんです」

 

「あ~...大丈夫だよ。彼が規格外なだけさ、そもそも彼みたいなのがゴロゴロいたら今頃日本は修羅の国さ」

 

「・・・確かに、そうですよね、ありがとうございます」

 

「解決したならなにより。じゃ!眠くなってきたんで寝てきます!」

 

ひゃっほい!睡眠じゃ睡眠じゃ!

ばひゅーんという擬音が聞こえそうな動きをしながら寮に戻っていく。




後書きに書くこと無い...

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