呪術?呪霊?何それしらない   作:何も知らない人

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今回から懐玉・玉折編に入ります。原作とどのくらい差異があるかはまぁ...その場のノリで。
あと連載に変えとこ。


時間が経ったらしい。速いね。

やぁみんな。前回からなんやかんや1年くらい過ぎたよ。いやー時の流れって速いね。

そんな俺は今...

 

「どうやって出るんすかこれ」

 

「今考えてんの!」

 

閉じ込められているぅ!

冥冥さんというなんかすっごい人と歌姫先輩というなんか不憫そうな人と一緒に任務へ出かけてはや30分くらい。屋敷に住み着いてる呪霊の駆除とのことだったけど一切出られる気配がない。

 

「ふむ...沼岡君。君ならどうやって脱出する?」

 

「え、壁ぶち破りますけど」

 

「そんなんで脱出できたら苦労しないでしょ」

 

「試してみます?」

 

「やってごらん」

 

冥冥さんから許可が出たので壁を思いっきり殴る。すると思ったより頑丈で壊しきれなかった。けどダメージはある。

 

「ほら、無理でしょ?別の手を...」

 

「いや、壊れそうなんで行けますよ」

 

一発でダメなら二発、それでもダメなら三発撃ち込めばいい。とにかく壁が壊れるまでぶん殴りまくる。

 

「これでぇ!多分ラストぉ!」

 

「えぇ!?」

 

10発目くらいで完全に壁が壊れ、穴が開く。しかしその先にも屋敷の廊下が続いていた。

 

「ん~殴り損!」

 

「ふむ残念だね。では歌姫ならどうする?」

 

そう言われると歌姫先輩はおもむろに落ちているお菓子の箱を円形に並べ始めた。

 

「この廊下はループしています。始めはこのように円形に連なっていると思っていたんですが、冥さんが付けた印の間隔がランダムだったので恐らくは...」

 

冥冥さんが良く触れるねと言っているのを横目に説明をする歌姫先輩。今度は箱を直線に並べた。

 

「ツギハギ状に結界を構成している。なので全員で廊下を全速力で走れば、構築が間に合わずどこかで崩れる!」

 

自信満々にどや顔をして言う歌姫先輩。冥冥さんはそれに対して顎に手を当てながら答えた。

 

「惜しい。90点」

 

ガクッと体勢を崩す歌姫先輩。

 

「全員で一方向向かうよりばらけた方が効率いいですもんね」

 

「正解だ沼岡君」

 

「確かに!」

 

納得!と言った感じの歌姫先輩。俺はさっきあけた穴の方を指して一言。

 

「という事で俺はこっち行きますわ」

 

「え?」

 

「チャレンジャーだね」

 

そう言いながら歌姫先輩の向いている方とは逆を向く冥冥さん

 

「では321で行きましょう」

 

「本当にそっち行くの!?」

 

「3」

 

「2」

 

「もうどうにでもなれーっ!」

 

歌姫先輩のその声と同時に一斉に走り出す。少し走っていると歌姫先輩の予想通りだんだんと壁や床が崩れていった。

 

「いやこれ、普通に屋敷倒壊してねぇ~!?」

 

身体能力にものを言わせ何とか倒壊に巻き込まれる前に脱出した。それと同時に聞き覚えのある声が聞こえてくる。

 

「助けに来たよ~。歌姫」

 

まぁうん。学友の悟君である。

 

「泣いてる?」

 

「泣いてねぇよ!あと敬語ぉ!」

 

「エーンエンエンエン5000兆円欲しいよ~」

 

「めっちゃ棒読みだな大輝...あと泣いてる理由関係無いし」

 

「泣いてたら慰めてくれるかな?是非お願いしたいね」

 

さっすが冥冥さん余裕を一切崩していない!そこでブチぎれている歌姫先輩とは大違いだ!

 

「冥さんは泣かないでしょ。強いもん」

 

この学友の返答に概ね同意である。この人が泣いてる姿とか想像できない。歌姫先輩はともかく」

 

「そこぉ!心の声漏れてるよ!」

 

「おっとこりゃ失敬」

 

「それに!あたしは助けなんてい―――――

 

歌姫先輩が怒りながら立ち上がってすぐその背後から呪霊が飛び出してきた。そしてそのまま別の呪霊にその呪霊だけ食われた。

 

「飲み込むなよ。後で取り込む」

 

こっちも学友、傑君だ。

 

「悟ぅ、弱い者いじめはいけないよ」

 

「強い奴虐める馬鹿がどこに居んだよ」

 

うん、ナチュラルに煽ってるね傑君。悟君よりタチ悪いよ

 

「君の方がナチュラルに煽っているよ夏油君」

 

お、冥冥さんと意見があった。やったね!ちなみに歌姫先輩はぶち切れ寸前のすげぇ顔してる。おもろ

 

「歌姫せんぱーい。無事ですか~?」

 

何とも間延びした口調の声が聞こえてくる。それを聞いた途端歌姫先輩はパアッという効果音が似合うように表情を変え、声のした方を向く。学友、硝子ちゃんだ。

 

「心配したんですよ~。二日も連絡なかったから」

 

「俺の心配は?」

 

「だってあんた死んでも死ななそうだもん」

 

そんな問答をしながら歌姫先輩に抱き着かれる硝子ちゃん。

 

「硝子!あんたはあの二人...いや三人みたいになっちゃだめよ~」

 

「ははっ、なりませんよ。あんな脳筋とクズ共」

 

「あの二人と同族扱いしないでくださいよ。心外だなぁ」

 

そんな抗議をしつつ二人の方を見ると歌姫先輩が歩いたとこは崩れるとか言ってた...うん。本当に心外。

 

「そういえば...二日?俺らが屋敷にいたの長くても1時間なんだけど」

 

「あ~やっぱ呪霊の結界で時間ズレてた系ね。冥さんが居るからおかしいと思ったんだ」

 

「ところでさぁ...帳降りてる?明るくね?」

 

「「あ」」

 

本当にこいつらと同族扱いは心外。




硝子って「しょうこ」の予測変換だと出てこないんでわざわざ辞典登録しました
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