転生大魔族は生き残りたい   作:Yk7

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展開とか何も考えてない(やばい)


2話

 

そんなこんなで森の外にある村にやってきた。ちゃんと旅人っぽい装いをしてるから、どこにでもいる一般旅人エルフだと思われるはず。

 

第一村人発見!とりあえず話しかけよう!

 

「あのーすみません。ボクはフェルシュと言います。旅のものなんですけど、この村ってどの辺りなんですか? 実は地図を失くしてしまいまして。」

 

話しかけられたおじいさんは、優しい笑顔で親切に答えてくれた。

 

「おーエルフの旅人さんかい。この村は大陸の中央部のミッテ地方の西の辺りだよ」

 

ほうほう、大陸中央部とな。正直地方名とかはあんまり分からないから知っても意味ないけどこの情報はありがたい。

 

とりあえず行くアテも無いから、しばらくはこの村で過ごそうかな。そうと決まれば。

 

「なるほど、ちなみにしばらくこの村でお世話になろうと思うのですが、どこか宿屋はありますか?」

 

「宿なら村の中心にある大きめの建物だよ」

 

「ありがとうございます。それと、路銀が底を突きまして……申し訳ないのですが、何か村でお困りのことがありましたらその解決を代価とさせて頂きたいのですが……」

 

「そうだねぇ、村の近くに広い森があるだろう?あそこは魔物が多く生息しているんだよ。だから定期的に村が襲われるのだけれど、最近は活動が活発になっていてね。まるで何かから逃げるように襲いかかってくるんだ。この村は大きな街からは遠い辺境だから戦える者も少なくて困っているんだよ。ただ」

 

そこまで言っておじいさんは、心配そうな目をボクに向けた。それもそうか、エルフ(笑)とはいえボクの見た目は、非力な少女そのものだ。けれどボクは、ニッコリと笑っておじいさんに断言した。

 

「大丈夫ですよ!こう見えてボク、500年以上生きてる魔法使いなので!色々教えていただいて助かりました!では!」

 

もとはその森の奥に住んでたからね。魔物も倒しまくっていたから何とかなるでしょ!それにしても逃げるように、か。あの森にそんなヤバそうなやつ居たっけ?一応警戒しておこう。

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで戻ってきました森の中!一応村長さんにも挨拶と魔物討伐の旨を伝えておいたぜ!よっしゃー、この世界に来て初めての他人からの頼み事だ!気合い入れていくぞ!

 

……ちょっとテンション高いな。やっぱり久しぶりに会話らしい会話をしたからかな。孤独は辛い。はっきり分かんだね。

 

よし、落ち着いた。魔物が活発な原因は不明だから慎重に行こう。調子に乗って魔族と遭遇しましたなんてなったら目も当てられない。

 

具体的にどれくらいの数の魔物を倒せば良いのか分からないけど、ある程度間引けば問題ないかな?魔力感知で最大限警戒しつつ、魔物を探す。

 

しばらく捜索していると、三匹の人喰狼(ヴォルフ)を見つけた。見た目は文字通り、前世の狼を二回り程度大きくした感じだ。

 

この程度の奴なら魔法を使うまでもないかな。掌に魔力弾を浮かべて勢いよく撃ち出す。三発とも綺麗に頭を吹き飛ばした。

 

うん、良い感じ。この調子でどんどんいこう。

 

 

 

 

 

 

 

体感二時間くらいで百匹くらいは間引けたかな。これだけ減らしておけば、しばらくは大丈夫でしょ。

 

結局、大きな魔力は感知できなかったし、魔物の活発化の原因は分からなかったなぁ。まあ分からないことを気にしても仕方ないか。

 

早く村に帰って美味しいものでも食べよ〜っと。

 

 

◆◆◆

 

 

「美味しいよぉ!美味しすぎるよぉ!」

 

約600年ぶりのまともな料理。比喩抜きで泣ける美味しさだ……!

 

「はっはっは!良い食べっぷりだね!魔物から村を守ってもらったんだ。この程度は当たり前さね!」

 

ご飯を提供してくれた宿屋の女将さんが、豪快に笑いながらそう言ってくれる。ご飯の温かさと人情の温かさが心に沁み渡る!これだけでも擬態する魔法を開発して良かったと思えるよ!

 

そんな感じで料理に舌鼓を打っていると、女将さんの後ろからボクに対する控えめな視線を感じた。

 

そちらに目をやると、女将さんと同じ茶髪をした、齢一桁くらいの女の子が顔だけ覗かせていた。

 

「この子は私の娘のニーエだよ。ほら、挨拶しな」

 

私の視線の先を追ったのか、女将さんが彼女に気が付いてそう言った。挨拶を促されたニーエちゃんは、消え入るような声で恥ずかしそうに「……こんにちは……」と言って、すぐに階段を上がっていってしまった。

 

「全く、あの娘はいつまで経っても人見知りだね。あの性格は父親似だよ」

 

そう言って、彼女が消えた階段を見つめる女将さんは、言葉とは裏腹に慈しむような笑顔を浮かべていた。良い親子だなぁ。ボクも思わず笑顔になっちゃうよ。

 

「お父様はどちらに?」

 

「死んだよ。昔魔族に襲われた時にね。魔族自体は偶然村に居合わせた魔法使いの方が倒してくれたんだけど、夫は私とニーエを庇ってそのまま……」

 

「すみません、無神経でした」

 

「良いさ、あんたの所為じゃない」

 

ボク自身がやったことじゃないと分かっているのに胸が痛い。やっぱりこの世界の魔族は、人類とは分かり合えないんだろうか。

 

気まずい雰囲気でご飯を終えて、泊まるための部屋に入る。荷物を下ろしてベッドに腰掛けていると、部屋のドアがコンコンとノックされた。

 

「どうぞ〜」

 

声を掛けると、遠慮がちにドアが開けられる。そこにはニーエちゃんが立っていた。

 

「どうしたの?」

 

特にすることも無いので、部屋の中に招き入れて話を聞いてみることにした。しばらく黙り込んでいた彼女は、突然バッと顔を上げて勢いよく話し出した。

 

「あっ、あの!お姉さんは、旅人さんなのですよね?!」

 

「……うん、そうだよ。そういえば名乗ってなかったね。ボクの名前はフェルシュ、見ての通り一人で旅をしてるエルフの魔法使いだよ」

 

「その、じゃあ、これまでの旅のお話を、聞きたいなって、思って、えっと……」

 

ニーエちゃん、すごく目を輝かせちゃってかわいいな〜。意外と冒険譚が好きなんだぁ。だが、しかし、ボクは旅人を名乗っているが、生まれてから殆どの時間を森の中で過ごすと言うなんちゃって旅人だ!

 

くうぅ、この期待に満ちた目を向けられて裏切ることなんてボクには無理だ!何か代わりになる冒険譚、前世の物語でも良い、唸れボクの記憶!

 

……あ、そうだ!とびきりの冒険譚があるじゃん!

 

「実はね、お姉ちゃんも旅を始めたばかりだから、それほど楽しいお話は出来ないんだ〜。だから!お姉ちゃんが大好きな、憧れの旅、いや冒険のお話をしてあげるね」

 

「うん!」

 

「このお話は、実際にあった話でね。偽物の勇者の少年が本物の勇者になるお話だよ」

 

未来で、だけど。

 

すまないヒンメル達、必ず魔王を討伐してくれ。じゃないとボクが嘘つきになってしまう。

 

「ある村に、心根が真っ直ぐな少年と、少し捻くれた少年がいました。二人は幼馴染で、───」

 

でも、こんなに嬉しそうに聞いてくれるなら、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頑張って布教しますか!!(前世オタクの使命感)

 




神話の時代から書いてるのやばくないか?
果たして主人公はフリーレン達に会えるのか!?(作者がそこまで書き切れるのか!?)って感じですね
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