「ああ゛ああ!!」
朝の出席確認という、学校でに当たり前な事柄になってしまう時間、皆が先生の名の読み上げに「はい!」と元気よくするものもいるし、いかにも寝不足だと感じさせる声、ガラガラとしているもしかして風邪なのでわと他人への余計な心配をしてしまうような返事をする者がいる、そのなんてこともないモーニングルーティンにノイズがかかった、当たり前すぎて誰を読み上げていたか忘れてしまったがどうでもいい、前から三番目で窓から二番目の席にる浅島くんが急に一部声が裏返るような低い奇声を上げた、僕含めもちろん、先生も唖然とした、皆アニメだとか漫画だったら頭の上に?が浮かび上がっているだろう、その奇声のあと、机と椅子を無理あり足を当てて、ガコガコと軽くゆれる、それで立ちすぐに振り返り、途中の椅子机にも足を当ててとにかくとにかくと焦りを感じさせる動き、挙動で、教室の後ろの廊下の方の角に壁を当てて倒れ込んだ、もちろん理解なんて追いつかない、
「せ、せ、せんせいい、!!!お、おれれ、れおれ、っわ、」
「ど、どうしたんだ浅島!?おい落ち着け?!ほんと?え?」
先生も怒りやらより心配の方が優っている、にしてもわからない何がしたいんだ?どうして?
すると浅島がよりわからないことを言い始めた。
「お、俺わああ!!!!!!ば、じ、時限爆弾だ!!!」
本当に余計にわからなくなった、なんなのだこの状況は、浅島はふざけてやってるようには見えるわけでもなく、だとしてもなぜこんなことを。
僕は真面目に考えていたが、聞き捨てならない音が聞こえた、『クスクス』と明らかな不味い笑い声が、嘲笑いというのか、僕はやっとわかった、
これは『いじめ』だ、
浅島くんはいわゆるいじめられっ子だ、弱気で空気を読む事をしなければならないが苦手なタイプだ、そしてこの不味い笑い声を上げている奴らはそういうグループの奴らだ、左村という男がまあいわゆるいじめっ子というやつだ、そいつがまたくだらない理由で浅島くんを気に食わないのだろう、それで今の状況は大体想像つく、でもなんてくだらない、
「は!早くうう教室から出ろおおおオオオオオ!!!!!!」
「ほ、ほんとどうしたんだ浅島!」
女子は言われた通りのするものもいれば、ただただ醜い者を見る目をする者、男子もその中の奴らみたいな反応だ、
「お、お願いみんなあ、は、はやくう、早くしてくれえ、」
浅島くんは倒れるように蹲り、叫び続ける、
「お、おいどうしたんだよ、」
後ろの席の瀬島くんが優しく声をかける、だがまた叫び続ける。
「な、なんでわかってくれないんだ!早く言ってくれよ、!お願いだから」
「おい浅島!一回落ち着け!」
瀬島くんは席を立ち、浅島近づこうとするが、
「あああ、だめだあ、瀬島くんん!し、しんじゃああ!」
背中を壁に当ててとにかくとにかく離れようとする。
「わ、わかったから、お、落ち着け、」
瀬島くんも喉が詰まるようにかける言葉を探しなら状況整理しているのだろう、だがこれは不味い笑い声を聞かなくては何もわからない、先生もゆっくり浅島くんに手を向ける、
「ほら、一回廊下行こう、なんでも話してごらん」
優しく、正しい回答だ、だが違う、ここで落ち着いたところでこの状況、いじめは終わらないのだから、
「ああああ、ああああああああああ、あああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
二人がかける声が奇声にかき消さられる、笑い声もよく聞こえる程度に、本当に胸糞悪い、何が面白んだよ。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
二人が手を当てると、必死に足を折れそうな勢いでゴダゴダと窓側に、
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛、」
「浅島!」
「あ゛あ゛あ゛、ああ、あ゛あ゛あ゛あ゛、」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
「浅島!いい加減にしろ!」
その奇声は隣のクラスまで聞こえるその担任の先生も覗きにくる、
それまた笑い尽くすこの汚れた音は、胸糞が悪く、吐きそうだ。
「浅島!早く廊下に行け!」
「だ、あ゛ダメだああ゛廊下にいったらあ゛その瞬間爆発するうう!!あ゛あ゛あ゛」
「何をふざけたことをいっているんだ!」
「あ゛あ゛あ゛、お願いだあ、やめてくれえええ、あ゛あ゛あ゛あ゛」
先生が腕を掴もうとしても叩き返し、まるで話が通じない、ある種の悪夢だろうこの状況。
すると左村が立ち上がり、汚らしい笑顔で
「おおい?!w大丈夫かよw」
と言った、だがそれの境に一変した、
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛、あ、、、、、あ、、」
その言葉の瞬間、浅島くんの奇声がやんだ、顔も柔らかくなり、そのままの体制で佐村の席の方、左村の顔を見た、
「お、おい、あ、浅島?」
すると浅島は、
「どうだった左村くん!僕の演技!」
というのだ、
「本当だすごいね!みんな僕のことをしてくれてるよ!君のおかげだね!君のアイデアのおかげだね!ありがとう!」
それからのいじめのターゲットというべきだろうか、それが左村に向いた、前までの浅島へのものは男の中だけだったがこれを境に女子からも左村は受けるようになった、もちろん先生からは叱られた浅島くんだったが、今は瀬島くんとよく喋って学校に楽しそうにきているのであった。