ぼくのかんがえた ベヨネッタ3   作:(-_-)zzz

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 何度銃弾を撃ち込んだだろう。

 何度攻撃を放っただろう。

 何度魔獣を召喚しただろう。

 

 それでも、相手は全く堪えた様子はない。

 逆に光に打ち据えられ、吹き飛ばされ、たたきつけられ、ベヨネッタはボロボロだった。

 何とか与えたわずかな傷もすぐに修復される。

 横やりを入れたヴィオラもぶっ飛ばされて、動かなくなっている。

「はぁ、はぁ…」

 もう一度『デッドリー・シン』を行うべきか。

 ならば、誰を呼び出すべきか。

 荒い息の中そう考えた時、『シンギュラリティ』は転移のごとき速さで間を詰めてきた。

「!?」

 咄嗟に距離を取ろうとするも、それよりも早く首に手をかけられる。

「っぐぅ」

 凄まじい力で持ち上げられる。

 両手で首をつかむ手をつかみ返し、両足の銃から銃弾を連続で放つも、全く効いていない。

【多少の狂いはあったが、やはり事象の確定は揺るがない】

 『シンギュラリティ』がそう告げてから、思い切りベヨネッタを投げ上げる。

 ベヨネッタが態勢を整える前に、その体に岩が張り付いて彼女の動きを止めた。

「!」

 目を開けたヴィオラが、いつか見た光景と同じものを目にし、思わず愕然とする。

 同じだ。

 あの時と同じ繰り返し。

 だが、違う。

 磔にされ、追い詰められたはずのベヨネッタの唇がわずかに吊り上がる。

「何を焦っているのかしら? お得意の事象の確定、とやらも大したことないのね」

 そう笑いながら挑発する。

【何を言い出すのかと思えば…。君の『真実』は、ここで私に倒されること。それ以外に存在はしないよ】

 『シンギュラリティ』がそう言い返す。

 ベヨネッタは笑みを浮かべたまま、答えた。

「そう? それなら、私を撃ってみなさい。()()()()()()()()

 あまりの言葉に、ヴィオラが口を開けて唖然とする。

 逆に『シンギュラリティ』はあきれた様子で黒い槍を作り出すと、その切っ先をベヨネッタへと向けた。

【最期の負け惜しみなら聞いてあげようか】

「あら、私は言ったわよ。『私の真実』があなたの事象の確定とやらをぶっ潰すってね」

 そう、不敵に笑って見せるベヨネッタ。

 『シンギュラリティ』はそんな彼女へ黒い槍を投擲する。

 慌てたヴィオラが止める間もなくそれはベヨネッタへと迫り、飛来した弾丸によって打ち砕かれた。

「!?」

【!?】

 ヴィオラと『シンギュラリティ』が驚く中、今度はどこからともなく『魔獣』が飛び出し、『シンギュラリティ』へと襲い掛かる。

 咄嗟に『シンギュラリティ』は生み出した刃でその『魔獣』を切り裂くも、その陰から現れた人物によって切りつけられていた。

「はぁっ!」

【何っ?】

 その人物は妖刀を振り下ろし、『シンギュラリティ』を一度切りつける。

 彼女の桜色の髪が夜の中で輝くようになびいた。

「痛くしないわ」

 そう、告げた言葉とは裏腹に思い切り『シンギュラリティ』を蹴りつけて距離を取る。 

 次いで飛び込んできたのは巨大な死神の鎌を思わせる武器を振りかぶる、中華服をまとった人物だった。

「食らえ!」

 三つのうごめく刃が的確に『シンギュラリティ』を捉え、追い打ちをかける。

【馬鹿なっ!?】

 明らかに『シンギュラリティ』が狼狽え、体勢を崩す。

 そこに追撃をかけたのは、二人。

 片方は両手両足に刃をつけ、まるでコマのように回転しながら連続で『シンギュラリティ』へと切りつけ、思わず『シンギュラリティ』がのけぞったところへ、もう一人が手に持ったシルクハットから自動車を繰り出して、ぶつけて、ダメージを加速させた。

 刃を持つエジプト風の衣服をまとった彼女は、そのまま刃からかまいたちのように風を放ち、ベヨネッタを拘束する岩を破壊する。

 岩が破壊され、そのまま落下するベヨネッタは華麗に着地し、集まった女性たちを見回した。

 そんなベヨネッタの隣に、二人の魔女が降り立つ。

 一人は赤と黒を基調とした戦闘服を纏う『ベヨネッタ』

 もう一人は青と黒を基調とした戦闘服を纏う『ベヨネッタ』

 『赤のベヨネッタ』が妖艶にほほ笑むと、

「こんな素敵なパーティに招待してくれないなんて、ひどい話だわ」

 ねぇ、と『青のベヨネッタ』に目線を投げる。

 『青のベヨネッタ』はそれを受けて、同じようにほほ笑むと、

「私たちはVIPだもの。招待状なんてなくたって問題ないわ。そうでしょ?」

 そう、他の『ベヨネッタ』達に投げかける。

 彼女たちもそれぞれうなずき、武器を構えなおした。

「べ、ベヨネッタ…?」

 ヴィオラはまさかの光景に、そう呟くだけに留まるしかない。

 ベヨネッタが軽く服についた土を払って立ち上がると、銃で眼鏡の位置を器用に直す。

「さて、色男さん。これも、貴方の確定した事象とやらかしら?」

【あ、ありえない! こんな! 何故『アーク・イブ』達が!? どうやってここに!?】

 予定外の乱入者たちに、『シンギュラリティ』は狼狽える。

 ベヨネッタが言い放った。

「これが、私たちの『真実』よ。残念だったわね」

 桜色の髪のベヨネッタが手に持った妖刀の切っ先を『シンギュラリティ』へと向ける。

「そういえば、あんたこう言ってたわね。この世界を、私達『アーク・イブ』を守るなんて無駄だって」

 顔は笑っているが、目は笑っていない。

 ばさりと揺れる桜色の髪が魔力でうねる。

「これでもまだ、無駄だったなんて、言うかしら?」

 ベヨネッタたちに凄まれ、『シンギュラリティ』は言葉に詰まるが、すぐさま動き出し、『ホムンクルス』を召喚する。

 そして、分が悪いと判断したのか、その『ホムンクルス』と素早く融合すると、逃亡を始めた。

 最初に動いたのはベヨネッタだった。

「追うわよ!」

 言って、すぐさま、契約した魔獣たちへ、自分たちの本当の主のもとへ戻るように指示する。

 本来の契約者のもとへ戻ったしるしに、『ベヨネッタ』達の背中に魔獣の紋章が一瞬現れ、消える。

「逃がさないわよ!」

 次に動いたのは桜色の髪の『ベヨネッタ』だった。

 すぐさま相棒であるファンタズマラネアを召喚し、その背に飛び乗り、待っていたかのように即座にファンタズマラネアが走り出した。

「あんたには、返す借りが山のようにあるのよ!」

 高速で走るファンタズマラネアは本来の主のもとで力をふるえることに喜んでいるようで、その速度をいかんなく発揮し、『シンギュラリティ』との距離を詰めていく。

「捕まえたわ!」

 やがて、射程内に入ると、桜色の髪の『ベヨネッタ』が叫ぶ。

 それに答えて、ファンタズマラネアは糸をまるで投網のように放ち、逃亡する『シンギュラリティ』を絡めとる。

「踊りましょう!」

 そして、ジャイアントスイングのごとく、ぐるぐると『ソレ』をぶん回す。

 『シンギュラリティ』か、『ホムンクルス』か、どちらもかが悲鳴を上げるのを無視して、回転数を上げると、

「行くわよ!!」

 そのまま空に向かって投げ上げた。

 その先のビルの屋上にいたのは『赤のベヨネッタ』だった。

「ナイスパス、ね」

 そう、笑うと、本気を出すために、いつもは服と同一化させている髪をなびかせ、魔力をたぎらせる。

「はあああああっ!」

 そして、飛来する『シンギュラリティ』と『ホムンクルス』へ向かって、『マダム・バタフライ』の拳をたたきつけた。

【GYAAAAAAAA!!?】

 そのまま勢いが止まったのをいいことに、拳を連打する。

ズガガガガという、普通ならありえない音が連続してひびき、『ソレ』は滅多打ちにされ、 

「次!」

 最後の締めに、全力で殴り飛ばされた。

 再び空を飛ぶ『ソレ』。

 その先には、空をかける魔列車と、その先頭にいる中華服を纏った『ベヨネッタ』。そして、魔列車に乗り込み、砂漠の国の『ベヨネッタ』と怪盗アンブラン二世の3人。

 中華服を纏った『ベヨネッタ』が叫ぶ。

「ってええええっ!」

 待ってましたとばかりに『ベヨネッタ』達は魔列車の武装を解放した。

 爆撃を思わせる攻撃が『ソレ』へと吸い込まれていく。

【GYA!? GYAAA!!?】

 魔列車はそのまま『ソレ』との距離を詰め、

「食らえっ!!」

 そのままの勢いで体当たりをして、もう一度『ソレ』を空へと飛ばす。

 それを追って空へと飛び出したのは、砂漠の国の『ベヨネッタ』と怪盗アンブラン二世の二人。

 それぞれに空を飛ぶ魔獣を呼び出し、その背に乗ると、『ソレ』との距離をあっという間に詰める。

「風よ!!」

 砂漠の国の『ベヨネッタ』が相棒である『マルファス』へと指示を出し、マルファスはその指示に従って竜巻を巻き起こし、『ソレ』を巻き込む。

「雷よ!!」

 そして、アンブラ二世が己の魔獣へ、命令を下す。

 それを受けた『ミクトランテクートリ』は、容赦なく轟雷を竜巻へと叩き込んだ。

【GYA!?GYAGYAGYA!!?】

 竜巻に切り刻まれ、轟雷を容赦なく浴び、だが、脱出することもできず、なすがままに『ソレ』が悲鳴を上げながら、さらに高い空へと打ち上げられる。

「お仕置きよ」

 その先に回り込んでいたのは『青のベヨネッタ』。

 背中にある黒い翼を羽ばたかせながら加速し、

「はああっ!!」

 全身を召喚した『マダムバタフライ』と共に、フライングキックを叩き込んだ。

 むろん、それに耐えられるはずもなく、『ソレ』は地表へ向かってすさまじい勢いで落下していく。

 締めを飾るために準備を整えたベヨネッタへ向かって。

 ベヨネッタが『マダムバタフライ』を召喚し、思い切り拳を振りかぶる。

 そして、『ソレ』へとぶつかった瞬間、『ソレ』から『シンギュラリティ』が分離した。

「っ!?」

 ベヨネッタが思わず驚き、何か行動を起こすよりも早く、『シンギュラリティ』が動く。

 他の『ベヨネッタ』達もウィッチタイムの中、移動するも、それよりも速い。

「キティ!」

 『シンギュラリティ』の先には、魔舞太刀を手によろよろと立ち上がったところのヴィオラ。

 ベヨネッタが必死に走り、ヴィオラが顔を上げて状況を把握し、だが、咄嗟には動けず、

【NYAAAA!】

 チェシャが飛び出し、『シンギュラリティ』を止めようと立ちはだかる。

 チェシャは一瞬にして切り刻まれ、魔界へと強制送還されてしまうが、ベヨネッタが動く時間を稼いでくれた。

 ベヨネッタは『タルタロスの門』を取り出すと、ヴィオラをかばってそれを掲げる。

 凄まじい勢いで『シンギュラリティ』と『タルタロスの門』がぶつかり、直後、距離を取って着地した『シンギュラリティ』は凄まじい轟音とともに地面がめくりあがるほどの勢いで光線を放つ。

「くぅ!」

 ベヨネッタはウィッチタイムを発動する間もなく、その光線を引き続き『タルタロスの門』で受け止めるしかない。

 空を、地面を駆けながら『ベヨネッタ』達がそれを見る。

「奴め! あれが最初からの狙いか!」

 中華服をまとう『ベヨネッタ』が吐き捨てるように言えば、『シンギュラリティ』が言葉を発する。

 

―――アーク・イブ・オリジン! ここで君を倒して吸収すれば、すべてが終わる!

 

「ふ、ざけないで…! 誰が、あんたなんかに…!」

 必死にベヨネッタが口答えをし、『赤のベヨネッタ』と『青のベヨネッタ』がそれぞれがパンサーウィズインでウィッチタイムの中を加速していくのを視線の端にとらえる。

 時間がないことを感知した『シンギュラリティ』がさらに力を増大させ、ベヨネッタはずるずると後ろへと押し込まれていく。

「ベヨネッタ…! だめだ、逃げてくれ…! あたしなんか…!」

 ヴィオラがそう訴えるも、ベヨネッタは笑って見せると、

「冗談じゃ、ないわ。あんたは、私の―――」

 だが、その言葉が最後まで終わる前に、ベヨネッタの掲げる『タルタロスの門』がかちあげられ、もろに光線を食らったベヨネッタが吹っ飛んでいく。

 その瞬間が、ヴィオラには、まるでウィッチタイムの中にいるようなスローモーションに見えた。

 

 吹っ飛ばされていくベヨネッタ。ヴィオラの上を越えて、廃ビルの壁にたたきつけられる。

 パンサーの姿で駆けてくる『赤のベヨネッタ』と『青のベヨネッタ』。

 『シンギュラリティ』がベヨネッタへとどめを刺すために、一度光線を止め、狙いを定める。

 

「!」

 ヴィオラは立ち上がった。

 体中が痛くても、それを精神力でねじ伏せて、走り出す。

 間に合うかはわからなかったが、何故かスローモーションの中をいつもの速さで駆けることができた。

 倒れ伏すベヨネッタの前へと立ち、魔舞太刀を手にしっかりと持ち、

「うおおおおああああああっ!」

 雄たけびを上げて、飛来する光の奔流のような光線へと叩きつけた。

 





 戦闘イメージ。

 東京ベヨネッタ→アラクネアを駆使した移動ミニゲーム。追いついたらQTE。コントローラーのトリガーをグルグル回そう!

 1のベヨネッタ→ラスボスが飛んできたら、連打QTE。Xボタンを押しまくれ!

 中華のベヨネッタ→空を飛ぶラスボスに砲弾を当てるミニゲーム。ウィッチタイムが自動発動するので、とても当てやすいぞ!

 エジプトベヨネッタと怪盗ベヨネッタ→竜巻の中にラスボスが入ったら、再びQTE!コントローラーを回せ回せぇ!

 2のベヨネッタ→ラスボスが飛んでくるので、Xボタン連打でパワーを貯めて、フライングキックだ!

 以上。
 こいつがしたことを考えれば、ここまでのフルボッコでも足りないと思う。
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