「おぉ。今日で2話目を上げるのか。大丈夫なのか?」
こればっかりは私の体調とかが関係してくるのでかなり遅くなる時もあれば今回みたいに早くなりますね。
「まぁこればかりは無理しないようにやってくれ」
そうですね!気をつけていきます!というわけでかなり時系列飛びますが2年生になる時の振り分け試験の所からスタートです!
春。それは学生からみると進学、もしくは進級の季節である。当然俺も進級をする。
俺が入学した文月学園では「試験召喚システム」とかいうよく分からんシステムを導入している。
なんでも事前に受けている自分のテストの点数がそのまま戦力になるとかなんとか。そしてその点数で戦うことが出来て、生徒達は自分の姿をデフォルメ状態にした「召喚獣」というのを操作するらしい。なんか戦国時代の戦みたいな感じだな
だがその召喚獣を使ってやる「試験召喚戦争」は2年にならないと出来ないらしい。だからこそ1年ではちゃんと進級するのが大事なのだ。そしてそのまま進級をかけた試験が今まさに行われている「振り分け試験」である。振り分け試験の点数次第で2年のクラスが振り分けられるらしく、みんな真剣に答案用紙に鉛筆を走らせている
しかしこの問題簡単すぎないか…?
クラスを振り分ける試験だというのに、そこまで難しいと思える問題がなかった。まぁこの程度なら上位クラスは確実にいけるな
答案用紙に答えを書いていく音が聞こえる中―――
ガタンッ
何かが倒れる様な音がした。音をした方を見ると女子学生が椅子から倒れていた。明らかに体調が悪いように見える
「姫路さん!大丈夫?!」
姫路という女子学生を庇うのは明久だった。
「姫路くん。途中退席するなら点数は無得点になる。それでもいいかな?」
「そんなのあんまりですよ先生!」
「吉井君。文句があるのなら君も無得点扱いになる。早く席に戻りなさい」
「…はい」
明久は諦めて自分の席に戻り、姫路は途中退席した
「ふん…クズが逆らうからだ」
ボソリと先生が呟いた言葉を俺は聞き逃さなかった。
クズというのは明久のことを指してるだろう。
俺は我慢できずに席から立ち上がり、先生のいる教卓まで歩いた
「…なんだね葉山君。早く席に」
ドガァン!!
先生が言い終わる前に教卓を思い切り蹴る
「な、何をするんだ君!!」
「葉山悠真、体調が悪いので途中退席。無得点扱いで良いぞジジイ」
「じ、ジジイ!?君、誰に向かってそのような言葉を使ってるんだ!!」
「生徒の事をクズというジジイに向かってだよ分からんのかクソジジイ」
「く、クソジジイだとぉぉ?!私は君のようなガキとは違うエリートだ!ただのガキが私に逆らうなど断じて許さん!!貴様は退学に値するぞ!」
先生は怒りが頂点に達したのか怒鳴りながら俺に言ってきた
「エリート…?お前みたいなのがエリートならこの学園も終わりだな。退学にするかどうかはアンタが決めることじゃない。学園長に報告するんだな」
俺はそう言い残し、試験教室から出た。
教室の方からジジイの怒鳴り声が聞こえるが興味が無いのでスルーした。そして俺は屋上に行き、柵越しに学園を見渡す
「ったく…これで俺はFクラスか退学確定だな…」
「全くよ。あんなことしなきゃ良かったのに」
後ろから声が聞こえた。振り返る間でもない、いつも聞いてるやつの声だった
「お前まで来ることはなかったんじゃねえのか…愛姫?」
「悠真が明久くんの事を庇ったのは分かったし、悠真がFクラスに行くなら私も行くからね」
こいつは
「お前なあ…」
「大丈夫。悠真はFクラスに行くことになっても私がいるし、みんながいるから」
愛姫は学生とは思えないほど豊かに実ったものを揺らしながらえっへんと胸を張る。その時試験の終わりを告げるチャイムが鳴り響く
「まぁいい。今日は試験も終わりだし俺は帰る」
「あ、私も一緒に帰る〜!」
〜翌日〜
昨日途中退席した俺は愛姫と少し会話した後家に帰った。明久や雄二、ほかの友人からメールが来ていたがどれも心配のメールだった
やっぱりアイツらは友達になってよかったと思ってる
「来たか葉山」
「おはようございます。西村先生」
学園の前にいる屈強な肉体の先生は西村先生。趣味はトライアスロンという事から生徒の間では「鉄人」
と言われている
「あー葉山…お前、昨日なにかやったか?」
「昨日?クソジジイを睨みつけただけですよ」
それを聞いた西村は額に手を置き深いため息を吐いた
「お前なぁ…仮にも相手は教師なんだ。せめて敬語は使え」
「そんなこと言われても俺は生徒の事をクズとしか見てないやつは教師だと思えなかったので」
「はぁ…まぁいい。ほら、これがお前のクラスだ。今日から1年間、そこがお前のクラスになる。それともうひとつお前だけに伝えることも記されている」
そう言うと西村先生は横にある箱から俺の名前が書かれた封筒を渡してきた。どうやらこの中にクラスが書かれてるらしい
「どうも。いやぁ退学にならなくて良かったです」
「ああ、その件だが、昨日の試験の後に叶先生が騒いでいたんだ。前々からの横暴な発言が録音されてるボイスレコーダーが学園長の所に送られてきてな。誰が送ってきたからわからんが、昨日の件も相まって教師として問題があると判断になり解雇された」
まぁ当然と言えば当然の結果だな
「ちなみに葉山。お前のことは1年の頃から見てやっていたが、なぜあんなことをしたんだ?1年の頃お前は成績トップだっただろう」
「え、トップなんですか?」
「ほとんどのテストで上位の名前に葉山の名前があったぞ。何も無ければAクラス首席だっただろうに惜しいことをしたな」
そういえばそうだったかもしれん。ただテスト前に教科書流し読みしただけなんだけどな
そう思いながら封筒を空け、中の紙を開く
【葉山悠真:Fクラス。基、観察処分者とする】
「西村先生。観察処分者って明久と同じやつですか?」
「あぁ。問題を起こした生徒の中の一部に送られるやつだ。と言っても吉井が初だったがな。さ、早く教室に行きなさい。遅刻してしまうからな」
「分かりました」
俺は学園に入り、Fクラスに向かった。
そしてFクラス前にたどり着いた時に
「…ここが教室か?物置の間違いだろ」
廊下は木製、窓はヒビが入っていたり割れている。とても勉強をするような場所には思えない
「…ひとまず入るか」
教室の扉を開いた…瞬間だった
ヒュンヒュン!!!
「うぉ?!!」
思わず反射で避けたがカッターが教室の中から飛んできた!危ねぇな!
「おいゴラァ!!カッターを投げたのはどこのどいつだ!!」
「黙れ裏切り者!裏切り者には鉄槌を!!!」
教室の中で妙な被り物…いやアレ死神みたいだな。
そんな格好をしたやつが俺を裏切り者扱いしてきた
「あぁ?!お前らを裏切った覚えはねぇよ!ていうか誰だお前!」
「自分の罪が分からぬか…横溝!やつの罪状を述べろ!」
「はい!須川会長!!裏切り者の葉山悠真は女性との関わりがとても多いであります!」
「簡潔に言え馬鹿者!」
「モテてるのが羨ましいんじゃボケェ!!!」
「知るか!!俺はなんもしてねえよ!!無罪だろうが!」
なんだコイツら!言ってることがめちゃくちゃすぎるぞ…!
「だまれぇ!裏切「うるさぁい!!」…え?」
いきなり教室内から怒りの声が聞こえた。だがこの声は聞き覚えがあった。愛姫だった
「あなた達!そうやって危ないことはしない!!そういうことする人はモテないわよ!!」
「「「すみませんしたぁ!!!!」」」
うわ、愛姫にみんな土下座してる…何だこの光景。わけが分からん…
ひとまず教室に入った俺は辺りを見渡す。机はなくちゃぶ台、椅子は座布団。床は畳だった。これ教室じゃねえだろ
「まったく…悠真、大丈夫?怪我してない?」
「あぁ。ありがとな愛姫。助かったよ」
「ううん。いきなり危ないことする彼らが悪いんだもん」
「あはは…災難だったね悠真」
愛姫以外から声をかけられそちらに目を向けると1人目の友人が見えた
「明久か。お前もFクラスになったのか。お前なら上のクラス行けただろ?」
「まぁね。けど僕は悠真と学園を楽しみたいから名前を書かないで出したんだ。他にも、ほら」
「災難だったな悠真」
「新学期初日から大変じゃのう葉山」
「…ドンマイ」
「雄二!秀吉!康太!お前らもここか!けどなんでだ?お前らも明久と同じくらいのクラス行けたろ?」
「まぁな。けどせっかくの学園生活。刺激がなけりゃ面白くないからな」
「うむ。見知った顔と過ごす方が良いからな」
秀吉と言われた男子は頷きながら答えた。
木下秀吉。1年の頃に別クラスだったが仲良くなった。見た目は女みたいだが男だと言っている。まぁぱっと見ればわかるし、男子の制服着てるしな。確かこいつは前は演劇部にいて、かなりすごいやつだったと思う
康太と言われた小柄な男子は無言で頷いている。
土屋康太。1年の頃に知り合った奴であまり言葉は話さないがとても優しいやつだ。確か写真撮影とかやってて商売を密かにしてた気がする。あと「ムッツリーニ」ってあだ名があったと思う。なんでかは知らない
「全くお前ら…やっぱりバカだよな」
「「「「葉山(悠真)に言われたくはない」」」」
雄二、秀吉、康太、明久は口を揃えて言ってきた。
やっぱりコイツらは友達で良かったよ
ここまで見て頂きありがとうございます!
今日は愛姫さんにも来てもらいました!
「皆さん初めまして!嵯木坂 愛姫です!よろしくね!」
愛姫さんよろしくお願いします!ここで初登場でしたね!
「うん!でもなんか、クラスメイトに土下座されるのってすごく複雑な気分だったよ…」
まぁそれに関しては愛姫さんの圧倒的な姉御オーラといいますかそういうのがあったのでしょうね
「うー…私はもっと悠真といたいのに」
「人前で恥ずかしいことを言うな馬鹿たれ」
「えー!いいじゃんそのくらい!」
まぁまぁそのくらいにしておきましょう。それではまた次回もお楽しみに!
「次回もよろしくね!」