黒き希望を手繰り寄せて   作:みりんはお酒

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第5話です


自分だけと思うことなかれ

蓮太郎は今街で買い物を済ませ、帰っている途中。

なんだかんだ言って欲しいものをすべて購入し、満足している。

今日はちょうど欲しいものがセールで安く購入することができ、その運の良さも合わさって満足度に貢献している。

荷物自体は重いが、満足しているのであまり気にしていない。

 

少し歩くと、見覚えのある集団がそこにはいた。

ルビーたちだ。

休日に全員で買い物しているらしい。

 

「お、チームRWBYか。今日はどうしたんだ?」

 

「もうすぐヴァイタル・フェスティバルでしょ」

「だから偵察に来たの」

「今日、参加者が来るらしいからね」

 

ヴァイタル・フェスティバルとは、2年に一度開催される平和を祈る祭典で、その中で各国のアカデミー生が勝負する機会がある。

おそらく、その相手を見に来たのだろう。

休日に移動を済ませるため、今日来るとのこと。

そのことをまったく知らなかった。

そもそもそんなものがあることさえ知らなかった。

休日返上して偵察するとは真面目なのか?

そんな様子は今まで見たことはないがそれくらい重要なもののようだ。

 

「蓮太郎も一緒に偵察なんでどうかな?」

 

「構わないよ、やることもねぇし」

 

重い荷物はあるが、どこかに預ければ問題ない。

それに重いとはいえ、そこまで苦労はしない。

なら一緒に行っても問題はないだろう。

 

こうして、ルビー達と港まで歩いていると規制線が張られていることに気付いた。

そこは見える範囲のガラスはすべて割れ、そこらへんにガラス片が散らばっている。

中を覗くと店の中が荒らされ、棚などもすべて破壊されている。

無事なのは壁くらいな感じ。

隅から隅まで破壊されつくしている印象を受けた。

 

「最近、物騒ですわね」

 

見ると、お店で刑事による調査がおこなわれた。

見た感じ10人くらいでやっている。

全員が慣れた手つきで仕事を淡々とこなしている。

 

「あのすみません。何があったんですか?」

 

ルビーが近くで調査している警察に話しかけた。

仕事中に話しかけて大丈夫かとひやひやしたが、その警察官が優しいほうなのか丁寧な対応をしてくれた。

 

「ダスト強盗だとよ」

「最近増えてきてな」

 

ニュースで聞いたくらいだが実際に増加傾向にあることのこと。

最近物騒だなくらいにしか思っていなかったが現場を見るとその考えを改めなければならない。

 

「休みが取れねぇよ、むかつくなぁ」

 

お疲れ様です。

やっぱそういうのは疲れるよなと心の中で蓮太郎は共感した。

その警察官は奥から先輩らしい人から呼ばれ、小走りで向かっていく。

中から「仕事に集中しな」と言われており、怒られていた。

申し訳ない気持ちでいっぱいになり事情を話そうとしたが、中に入れないためそんなことはできない。

すまんかった。

 

「どうせこんなことをするのはホワイト・ファングよ」

 

「決めつけるのはまだ早いんじゃない?」

 

ワイスの発言にブレイクが口出しした。

ホワイト・ファングは各地で強盗や暴力事件などを起こしている組織で、近年過激になっている。

過激になっているとはいえ、決めるのは確かに早い。

他の組織の可能性もあるし、組織に関係ない集団の仕業かもしれない。

蓮太郎もブレイクの意見に賛成し、ワイスに何か言おうとした。

 

「いいえ、私は見てきましたわ」

「ホワイト・ファングがこういったことをするのを」

 

蓮太郎が何か言おうとしたタイミングでワイスが入ってきた。

当の本人は蓮太郎の発言にかぶさったことには気づいていない様子。

 

「それと今回の事件は関係ないんじゃない?」

 

白熱してきた。

こうなったら止まることはないだろう。

何か言おうとしたが、この中に入れなかった。

何か言おうとしても常にかぶされ続け、隣のヤンから憐みの視線を受けた。

 

「あんたも大変ねぇ」

 

「ヤンもだろう」

 

二人の間にお互いを思いやる気持ちが形成された。

蓮太郎はこの後の部屋の状況を想像していた。

蓮太郎は部屋に戻れば自室に戻ることで回避できるが、同室のヤンとルビーは巻き添えをくらうことになるだろう。

そんなことを考えながら、なんとか仲介に入ろうとした。

 

「とりあえず落ち着いて」

 

「捜査していればわかることじゃないか」

 

「一旦頭冷やさない?」

 

ルビーやヤン、蓮太郎が落ち着かせようとするが、どうすることもできない。

少しずつヒートアップし、周りの視線が気になり始める。

さらに場所が悪い。

歩きながら喧嘩しているため周りからしてみれば注目しないでくれというのが無理な話だ。

喧嘩しているなら誰だって見る。

そんなことを続けているうちに、港のほうから声がした。

 

「「そこのファウナス!待ちなさーーーい」」

 

声の方向を見ると、どうやら無賃乗車したらしい金髪のファウナスが船から飛び降りて走っていた。

足音が少しづつ大きくなっていく。

そのまま、階段を上り、こちらに向かってきた。

気のせいだろうか、ブレイクのほうを見た気がする。

 

なにも改善されずにそのまま夜になってしまった。

蓮太郎は部屋に戻り回避することができたが、ルビーとヤンはやはり巻き添えをくらっているだろう。

怒鳴り声は聞こえないが今どうなっているか気になる。

なら明日にでも話を聞いてみようか。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その部屋の中。

そこは蓮太郎の予想通り険悪な雰囲気になっていた。

昼間は蓮太郎とルビーと一緒に何とかしようとしたがダメだった。

いっそルビーと部屋の外に出て鎮まるまで待とうかと思った。

だがそんなことをすればおそらく止まることはない。

行くところまで行くだろう。

そう思うくらいには白熱している。

 

ワイスの発言にブレイクが否定し続ける。

それに埒が明かないと思ったのか、ワイスが自分の話をし始めた。

 

「私の親族はホワイト・ファングに殺されましたわ」

「そんな組織がやっていないだなんて考えられませんわ」

 

一理ある。

が、それが今回の事件と関係しているかどうかは疑問だ。

 

「昔はそんなじゃなかった」

「今の暴走も一部だけよ」

 

永遠に続くんじゃないか。

一向に落ち着く気配がない。

あー、なんか起きて終わらないかな。

ルビーなんかさっきから落ち着けないのか、部屋の中を反時計回りに歩き続けている。

 

「「あんな組織崩壊してしまえばいいんですわ」」

 

『『私たち』はもう虐げられたくはないの!!!!!!!』

 

ここで場の空気感が変わった。

私たち?

どういうことだ?

何か起きてほしいと思ったが、違うそうじゃない。

 

「ブレイク?あなたもしや…」

 

ワイスの答え合わせ前にドアからブレイクが出ていった。

ルビーが追いかけるが間に合わず、どこかに消えていった。

 

「ホワイト・ファングの一員なら追いかけなくて正解ですわ!」

 

「ワイス、本気で思ってないよね?」

 

ワイスの発言の真意を知るように、聞いた。

もし本意ならどうしようか。

しかし、本心ではないらしい。

少し俯いている。

ワイスはそれ以降はなにかしゃべることはなく、次の日を迎えた。

休日だったため、事情を聞いた蓮太郎やピュラたちも捜索に加わることになった。

 

「ブレイク、大丈夫かしらね?」

 

「正直わからない」

「でも、信じるしかない」

 

ピュラとジョーンの会話を聞いていた蓮太郎も不安に駆られている。

一度、こういった経験をしたような気がするのか、不安は大きくなる。

 

電話がかかってきた。

レンだ。

もしや見つけたのか?

 

[見つかりました?]

 

[まだだ。そちらは?]

 

[こちらもです]

 

[そうか、何かあったら連絡する]

 

[お願いします]

 

どこに行ったんだ?

少しずつ焦り始める。

時間が経過しすぎると関係の修復はできないだろう。

もしそうなればチームの崩壊という最悪の結末を迎えることになる。

 

----------------------

 

今私はルビーとワイスと一緒に探している。

蓮太郎はジョーンとピュラで探してもらっていて、ノーラとレンにも違うところを探してもらっている。

 

「ブレイクーーーー」

 

「どこにいるの、ブレイクーーーー」

 

ルビーは一緒に探しているが、ワイスは探している様子がない。

先ほどから周りは見ているが声掛けなどはしていない。

ずっと後ろできょろきょろしながら歩いているだけだ。

 

「ワイス、探してよ」

 

「探していますわよ」

「目で」

 

目か、そんなに便利な目だっけ?

もしかしてブレイクを見つけると赤く強調表示されるのかな?

そんなはずはない。

 

「チームメイトなんだし、探そうよ」

 

なんとか説得し、ワイスに探してもらおうとした。

本人は仕方ないといった様子で先ほどはましになった。

だが、先ほどと大差ない。

 

「きっとブレイクにも事情があるんだよ」

 

「事情?きっとスパイですわ」

 

ルビーが再度説得しようとしたが、やはり自分の考えを変えない。

その態度に我慢の限界が来たヤンは強く注意した。

 

『『ワイス!!』』

 

ワイスとルビーがこちらを見てくる。

どちらも驚愕の視線。

さらに周りの一般の人々もこちらを見ており、自分が思ったよりも大きな声を出したようだ。

 

「本気で思ってないよね?」

 

その問いかけには確認の意味を含ませた。

もし本当にブレイクのことをどうでもいいとしたなら、本当にどうしようか。

何も考えていない、もしかすると感情のままに殴ることも我を忘れたらあるかもしれない。

これ以上が我慢ならない。

 

その背水の陣を感じ取ったのか、ワイスが硬直する。

そのまま何か言いかけたがどこかで止まった。

そのまま手を顎に当て、何か考えている様子を見せた。

ワイスは観念したかのように捜索に協力した。

 

----------------------

 

先ほど電話でヤンに確認した。

やはり、ヤン達も見つけていなかった。

一体どこにいるんだ?

 

「おや、だれかお探しかな?」

 

前を見ると、仮面をかぶり、シルクハットと赤いコートをきた男性がいた。

重い足音を鳴らしながらこちらに近づいてくる。

今からでも戦闘しても大丈夫なような雰囲気を漂わせ、油断なくこちらに向かっている。

蓮太郎以外は誰だかわからないだろう。

ジョーンとピュラが戦闘姿勢を取ったが、すぐに蓮太郎が制する。

 

「失礼」

「黒髪の青年以外は初対面だったね」

「私は蛭子影胤」

「ハンターをしている」

 

いまさらだが名前を聞いたことはなかった。

ここで名乗ってくれるのはありがたい。

 

「どうも、ピュラです」

 

「ジョーンです」

 

「蓮太郎だ」

 

姿に惑わされているのか、対応が遅れた。

蓮太郎も一度会っているが、店の常連というだけで詳しくは知らない。

 

「蛭子さん、黒髪の少女を見なかった?猫耳の」

 

「すまんが見てないね。その人がどうかしたんだい?」

 

「昨日いなくなってしまったんです。ですから、こうして探しているんですけどいまだに見つからなくて」

 

ピュラが影胤に尋ねたが、知らないようだ。

それにしても、この怪しそうな人物の名前をどこかで聞いたことがあるのか?

どこかに引っかかる。

それは答えが判明するまで喉に突き刺さり続けるだろう。

夢の中で出てくるくらいには。

 

男は早く見つかるといいねと言い残し、消えていった。

その歩き方まで見覚えがある。

かといってお店で見たからかなと思ったが本能がそれを否定する。

 

そうして何も結果が得られないまま探していると、あたりが暗くなってきた。

一度、疲れたからカフェで休憩していると、港のほうで騒ぎがあった。

爆発があり、何か事故でもあったのかと思ったが、どうも違うかもしれない。

すぐに現場に行くことを提案し、お会計を済ませすぐに店を出た。

 

----------------------

 

少し戻って、騒ぎが起こる前。

ブレイクは先日の金髪のファウナスであるサンと一緒にいた。

サンにはすでに自分がホワイトファング出身であること、ファウナスであることをすでに話している。

驚きはしたが、秘密にしてくれて、さらに協力してくれるとのこと。

 

今は二人で港の倉庫の屋根に隠れながら港を監視している。

ここにいる目的は、ダスト強盗とホワイト・ファングの無関係を証明するため。

ホワイトファングは健全な組織だ。

一部が暴走しているだけだ、そう思っているからだ。

だが、そんな幻想は破壊された。

 

港に降り立ったヘリコプターからホワイト・ファングが出てきた。

それも複数人。

その衝撃はブレイクにとってかなりのものとなるだろう。

 

「そんな!」

 

さらに驚いたことに、中から人間が出てきた。

見ると、赤髪で杖を突いている。

白い服装をしていて、すぐに悪名高い人物であることを確認できた。

 

「ホワイト・ファングが人間と組むなんてありえない」

「それも悪人とはね」

 

おそらく彼が主犯と考え、すぐに降り立った。

そしてそのまま主犯と思われる男性を人質にとった。

その男の首に自身の武器を喉元に首付ける。

それと同時に、頭のリボンをとり、自身がファウナスであることを証明した。

ホワイトファングは少し驚いた様子を取ったが、すぐに警戒し始める。

その切り替えの早さはよく訓練されている証拠だ。

練度の高さは今まで通りだがどうしてこうなったのか。

 

「「どうしてこんな男に協力しているの?」」

「「目を覚まして!」」

 

それに答えたのは、人質の男だった。

今はブレイクの武器を突き付けているので喋りにくそうにしている。

 

「聞いていないのか?」

「我々は手を組んだんだ」

 

なにをいっているの?と思っていたが、周りのファウナスが武器を持って近づいてきた。

どうやらあの男が言ったことは本当の事のようだ。

 

そして人質の男が気づいたら抜けていて、そのままヘリの近くに行った。

何とかして捕まえようとしたがすぐにホワイトファングに妨害された。

 

「あの女を捕まえろ!」

 

赤髪の男は指示し、身の安全を確保しようとしたが、その近くに2人降り立った。

一人は金髪で猿のファウナスであるサン。

受け身を取りながら着地した。

もう一人は少ししゃがむくらいで受け身を取っている。

その動きは明らかに戦い慣れている人物だ。

黒いマントに白い手袋をしている。

一体誰だ?

それに味方か?

 

「やぁ、トーチウィック」

「久しぶりだね」

 

「お前は!仮面の!」

 

どうやら仮面の男とトーチウィックには因縁があるらしい。

トーチウィックの語気が強まる。

 

「おっさん、味方か?」

 

「そうなるだろうね」

「よろしく頼むよ」

 

すぐにサンと仮面の男は自分の武器を取り出していた。

サンは長い棒のようなもので、仮面の男は2丁拳銃らしい。

トーチウィックは即座に杖に仕込まれた銃を取り出し、仮面の男に向かって発砲した。

その動作がとにかく早い。

まったく見えなかった。

だが、銃弾は空中で止まった。

一体何が起きているの?

 

「これは初めてかね」

「斥力フィールド、私はイマジナリーギミックと呼んでいるがね」

 

仮面の男がトーチウィックに発砲した。

響き渡る2丁の銃声。

手に持っている2丁拳銃で発砲していったが、トーチウィックはすべてを防いだ。

防いだといっても杖で基本的に弾き、それ以外はすべてよけた。

銃弾を回避するほどの身体能力。

明らかに強い。

 

その隙にサンが近接戦闘を仕掛け、トーチウィックもそれに応じた。

サンは三節棍を使用し、連続攻撃を仕掛ける。

どんなに攻撃してもすべて杖で弾き、一瞬のスキをついて杖を喉に差し込み、サンを吹っ飛ばした。

そのカバーに仮面の男が援護射撃をしたが、やはり防がれる。

 

一方ブレイクは襲ってきたホワイト・ファングのほとんどを撃破し、こちらに向かっている。

これで3対1。

人数有利。

 

トーチウィックは自身の不利を理解したのだろう。

サンの攻撃を大きくはじくと、そのまま後ろに後退。

後ろにあるヘリコプターで逃走する準備をしていた。

 

「大丈夫~?」

 

ヘリを出そうとした瞬間、ルビー達がやってきた。

それにピュラやレン、蓮太郎など、いつものメンツが集まってきた。

これなら…。

 

本格的に逃走する前に、ヘリコプターは不自然に旋回。

ルビーに向かい、ヘリの機銃を発砲した。

それらを武器である鎌で回しながら弾き、後ろに後退。

見事回避したが、転んだ。

まずい。

次の攻撃には耐えられない。

 

ヘリはミサイルによる追撃を選択。

ヘリに乗っている男のにやけ顔が見える。

そのまま発射。

ミサイルは意志を持つように動き、ルビーに接近。

いまからでは間に合わない。

近づいたとしても仲良く死ぬだけだ。

絶望に染まり始める。

体が現実を受け入れ始める。

だが、仮面の男は違った。

 

即座にルビーのもとに駆け寄ると、ミサイルの前に到着。

その瞬間にミサイルが爆破。

その衝撃は凄まじく、爆風で倒れるくらいには勢いのあるものだった。

爆発による煙が晴れると、そこには仁王立ちする仮面の男がいた。

 

「!!!!」

 

イマジナリーギミックで防いだのだろうが、ミサイルまで防ぐとは…。

敵でなくてよかった。

 

ルビーの後ろからまったく見覚えのない緑髮の少女が近づく。

その少女が背中から剣を取り出し、空中でとどめた。

彼女の周りで不気味に回り続けている。

それらが待ってましたといわんばかりにそのままヘリに向かい、突き刺して飛行を妨害した。

ヘリは空中で止まられており、おそらく剣に紐でもついてるのだろう。

だが、止められそうにない。

そのため、その少女は剣を円形状に複数本並べ、宙に浮かせる。

その中心にエネルギーのような物をためてビームを放った。

それが当たる前にヘリは脱出に成功したため、ビーム自体は空を切った。

結果、とり逃してしまった。

 

「ブレイクーーー」

 

遠くからルビーの声が聞こえてきた。

ブレイクは仮面の男とサンに感謝を伝えようとしたが、いたのはサンだけだった。

仮面の男はどこに行ったのだろうか。

 

「ルビー、仮面の男知らない?」

 

「仮面の男?見てないよ」

 

だとするとあれは誰なのか?

気になる。

 

「それにしても無事でよかったよ」

 

ヤンが安心しきった表情でブレイクを見つめた。

ブレイクとヤン、ルビーが集まったが、そこにワイスが近づいてきた。

ブレイクはワイスに自分のことを説明しようとしたが、ワイスに遮られた。

 

「気にしないことにしましたの」

「あなたの過去も全部」

 

そう言ってブレイクの元に近づき、再会の喜びを分かち合った。

それを遠くから見ている人物に近くにいた蓮太郎は気づいた。

 

「お前、あのときのファウナスか」

「無賃乗車の」

 

そう指摘され、ルビーやヤン、ワイスが気付いた。

全員がサンのほうを向く。

 

「やっぱ許されない?運賃は払ってあったから大丈夫なんだけど」

 

そんなことを言っているが、確認が取れるまでは身柄を拘束されるらしい。

そのまま、警察と一緒にどこかに消えていった。

ブレイクとワイスが仲直りしたから良しとしますか。




ここまで読んでいただきありがとうございました!
また次回もよろしくお願いします!
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