オラリオで映画を作るのは間違っているだろうか   作:るい

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【ロキ・ファミリア】の面子がなんでか出そうとしても本編で出せないので、先に過去編から登場する事態に……いやほんとなんでこうなったんだろう。


004 勇者と唄歌いの魔女

 

 

 

 

 その時、【ロキ・ファミリア】の団長であるフィン・ディムナは暇だった。

 

 立場上彼が暇になることなんてあり得ないのだが、その時だけは確かに彼のスケジュールに穴が空いていた。わけを簡単に説明するならば、待ち合わせをすっぽかされたのだ。他でもない自分の主神(おや)に。

 普段の彼であれば主神を探しに辺りを軽く歩くなり抱えている別の仕事を脳内で進めるなりしただろう。

 しかし、その日の彼はそんな気力も湧かないほどに、明日に控えた派閥会議の準備のために疲れ果てていた。

 

 オラリオに千年もの間君臨し続けた絶対的な【ゼウス】と【ヘラ】という二大巨頭が消え去り既に三年が経っている。野望のために待ち望んでいた好機とは言え次代の最強派閥、つまり英雄の座という期待を受けて何の重圧も感じないわけがない。

 それに、フィンには成すべき事があまりにも膨大だった。

 

 自分たちの力不足による闇派閥(イヴィルス)の隆盛に伴う都市の治安維持、つまり戦略を考えられる“人”を相手とした戦争の指揮。地上での騒乱にリソースの多くを持って行かれ遅々として進まない迷宮攻略(ダンジョン・アタック)。次代最強として派閥の拡大も考えていかねばいけないため、日々訪れる玉石混淆の入団希望者を経験、観察、親指の勘で見極めていく流れ作業(ルーティーン)。ようやくお眼鏡にかなう新入りを見つけたら宛がう教育係を考え、それによってまた派閥の編成も考え直す。襲撃の危険を知っていながら外出を控える素振りのない主神の手綱握り(コントロール)。どれほど突発的な仕事が襲いかかってもなくならない通常の書類処理(デスクワーク)。最後にダメ押しとして、力も話し合う知性も年齢も持ち合わせているクセしてほんの些細なことで切った張ったの大騒動になるまでいがみ合う上級冒険者達をどうにかまとめ上げ、闇派閥(イヴィルス)に対しての意見を統一させて作戦まで組み立てそれを頭の足りない奴もそこそこいる彼らに理解させなくてはならない派閥会議という名の保育園。

 

 冒険者としての底なしの体力と自前の気力でそういった諸々をこなし続けてきたが、ここに来て主神の裏切り(予想通りではあったが)に遭い、少し、ほんのちょっっっぴりだけ、疲れた…………とフィンは思考を投げ出していた。

 

 

~~~~~♪♩♫♩♪♩♩♫~~~~~

 

 そんな思考の隙間を縫って、フィンの脳に竪琴(リラ)の音色が届いた。

 

 深く考えず、条件反射的に音の鳴る方を振り向く。

 振り向いた先には何十人も集まった人だかりが出来ていて、この音はその中心から鳴っているのだと判断すると、まるで光に誘われる蛾のようにフラフラとフィンは歩き出していた。

 

 人だかりの後ろに着き、小人族(パルゥム)という種族であることを有効的に活用して音の出所へと心惹かれるままに向かう。

 近づくにつれて親指の疼きが強くなる間も、中心にいる『誰か』の竪琴(リラ)は特徴的なリズムでメロディを奏で続ける。

 人の波を抜け、奏者の松葉色の髪がフィンの視界に収まったその時、丁度演奏が止まった。

 

 何か精神的な魔法にかけられていたような、頭のボーッとした理由のない昂揚と衝動が収まり、冷めた頭で自分がいつの間にか最前列まで出ていたことに気づく。フィンは内心オカルト染みた異様な状況に驚きながらも【勇者(ブレイバー)】としてそれを表情に出すことはなかったが、それでも人を押し分けてまで前に出てきた小人族(パルゥム)は目立つのだろう。中央のベンチで歌っていた年若い吟遊詩人の少女と目が合い、フワリとにこやかな笑みを向けられた。

 

「いかがだったでしょうか。かつてとある町で鼠はおろか子供までも操ったという魔性の笛のお話、気に入っていただけたなら幸いです。

お話に水を差すかもしれませんが個人的な見解を述べさせてもらうなら、獣人の方は他種族には聞き取れない音も聞こえると言いますし、彼の笛にはそういった特別な音色があったのかもしれませんね」

 

 曲が終わり語りに入ったことで、何人かの客は硬貨を地面に置かれた羽根つき帽に投げ入れて人集りの中から去って行く。フィンの隣で演奏に聴き入っていた兎人(ヒュームバニー)の女性もなにやら太陽の位置を気にして名残惜しそうにその場を去った。

 ヴァリスが投げられる度に律儀にありがとうございますと頭を下げていた少女はやがて新規の客との入れ替わりが一段落つくと、竪琴(リラ)を一撫でして新たに物語を一つここに喚ぶのだと言外に告げた。

 

「さて、次の唄で今日は最後になります。そうですね…………せっかく小人族(パルゥム)の方にも前方に来ていただいたことですし、かの有名な騎士団のお話をさせていただきましょう。

小人族(パルゥム)の栄光』と聞けばご存じの方も多いのでは?僅かな騎兵で大陸を駆け回り、助けを求める狼煙の元に必ず現れる勇敢な小さき騎士達の物語。

とは言っても、今から紡ぐ話の主役は件の騎士団長を務めていた聖女様ではありません。まだまだ未熟で、怪物に塗れた世界でさえも理想を夢見ることを忘れられていなかった、か弱き純朴な少年から物語は始まります。

『さてさて、これは今より数千年前、道化の踊った喜劇にあてられた豪傑達により『英雄の時代』が始まって十年もした頃…………』」

 

 

 松葉の髪を揺らし、場面に合わせコロコロと表情を変え、しなやかな指で竪琴(リラ)を鳴らし、細い喉から大きな歌声を響かせる少女の演奏はまるで魔法だった。

 

 横を通っただけの人々を立ち止まらせ、彼らの耳を奪い、情景が目の前で広がっているかのように錯覚させる特別な演奏に、フィンも心を掴まれていた。

 彼の敬愛するフィアナ騎士団が取り上げられているという理由も確かにある。しかしフィンをこの場に止まらせる最大の要因は、彼女自身を含めたその唄を構成する要素全てだった。

 

 一度その口から旋律がこぼれだしたら、もう動くことは出来なかった。形付きの良い潤いある唇や、目を伏せた時に目立つ長い睫毛、きめ細やかな白い肌に僅かな赤みを持つ頬、弦を絶え間なく(はじ)く細長い指、時折組み替えられるスラリとした脚、その全てから目を離すことが出来なくなっていた。

 歌声は素晴らしくこの上ない極上のもの。その声だけで、物語の景色がありありと目に浮かぶようだった。そこに彼女の一挙一動が加わり、世界は明確なイメージを見せる。まるで紡がれる物語に入り込んだかのような、不思議な感覚を呼び起こす。

 

 唄歌いの魔女に魅せられたフィンは、結局少年が家族を失い闇に堕ちる決意を決めたその曲の終わりまで、一歩も動かずに最後の一音まで聴ききった。

 少女の弾いた弦から鳴った音が消えてしばらくして、盛大な拍手が辺りを取り囲み空気を揺らす。例には漏れず、フィンもゆっくりとしたリズムで手を打ち鳴らし続けた。

 自身を褒め称える歓声に取り囲まれて松葉色の吟遊詩人は僅かにはにかみながらも、その声援を受け止めて笑顔を作り、前方右方左方後方と所作の整ったカーテシ-を四度返す。

 その度にまた盛り返す拍手の音に負けないように声を張り上げて彼女は終幕の挨拶を告げる。

 

「ご静聴ご声援ありがとうございます。このお話の続きや別のお話はまた明日、この場所で歌っております故、皆様お連れ様を連れてどうぞまたいらして下さい。それでは、どうぞお忘れ物のないように……あ、おひねりはこちらに忘れていってくださると助かります」

 

 冗談交じりに地面の帽子を拾って周囲に差し出す少女に民衆は笑い、皆笑顔で投げ銭を放り入れてから各々それぞれの目的地へと去って行く。フィンにとっての一曲目が終わった時と同様、少女はヴァリス硬貨が投げられる都度「ありがとうございます」と頭を下げて観客への誠意を態度で示していた。

 

 そんな彼女に軽い足取りで近づく人影が一つ。細長い肢体に結い上げた朱色の髪という見慣れた神物の後ろ姿に、迂闊にもついさっきまで横にいたことにすら気づけていなかったフィンはギョッと目を丸くする。

 眷属として止める間もなく、朱髪の女神“ロキ”は少女へと語りかけた。

 

「いやーエエもん聴いたわ。お嬢ちゃんお名前なんてーの?」

「おや、女神様まで聴いて下さっていたなんて光栄です。私の名前はシャーリー。シャーリー・ウォルバーグと言います。どうぞお見知りおきを」

「よっしゃシャーリーたんやな、覚えたで~。そんでな、うち自分のこと気に入ってしもたんやけど、どや、ウチの【ファミリア】に入らん?」

 

 名乗りも上げず話し合う時間も与えず、全く段階を踏まない神直々のスカウト。

 突発的なアクシデントには慣れているシャーリーもこれは流石に経験が無いようで、突如与えられた選択肢に目を幾度か瞬かせる。

 そんな様子を見てか、フィンはロキの背後から腕をつかみ、ぐいと立ち位置を逆転させシャーリーの眼前に立った。

 

「よしてあげなよ、彼女も戸惑ってる。ウチの主神がすまないね」

「い、いえ……ごめんなさい女神様。お誘いは嬉しいんですが、私【ファミリア】はもう少し選んでから決めたくて…………」

「お、そないなこと言うっちゅーことは入る意思はあるんやな?」

「はい。長くオラリオに身を置くつもりではあるので、どこかには必ず」

「あー、ならかまへんかまへん!明日もここで歌うんやろ?また聞かせてもらうつもりやから、その時また口説かせてもらうわ」

「話はついたかな?突然割り込んですまなかった。それと、“これ”は君の唄への僕の気持ちだ、受け取ってくれ」

 

 女神と吟遊詩人が交渉を続けている間に懐から取り出していた厚手の財布をフィンはそのままそっくり彼女の帽子に置いた。一気に増した重量にシャーリーの帽子がたわみ、彼女のバランスが崩れて前のめる。

 

「こんなに……!?そんな、流石にこの金額はいただけません!」

「ハハ。これでも冒険者でね、手持ちはあるんだ。よければそれで安全な宿と美味しい夕食をとってくれ。本当に良い唄だったよ、聞き惚れた」

「…………ありがとうございます」

 

 恐る恐る、といった様子でシャーリーは過分とも思える自分への評価を受け入れてフィンの財布を自らの手に取る。それを見届けて満足そうに一つ頷いて、フィンは彼女に一つ問いかけた。

 

「フィアナ騎士団の物語を君のような実力ある歌い手の歌声で聴けたこと、小人族(パルゥム)の一人として嬉しく、そして誇らしく思う。ただ、一ついいかな?」

「はい、なんでしょう?」

「どうして『彼』にしたんだ?今日語られていない範囲になるけれど、彼はその非道な行いから主役と呼べる立ち位置にある詩は数少なく、何より存在を疑われて登場しない場合も多い。それを、なぜ?」

 

 フィンが言ったように、フィアナ騎士団の叙情詩においてその見習い騎士を取り扱う物はひどく稀少な解釈だ。ましてや存在すら疑われる彼を物語の主軸に据えるなどという暴挙に出るのは、とある古代の詩人をよほど崇拝しているかそれとも物好きの酔狂かだろう。

 真っ直ぐに貫くようなフィンの碧い瞳を前にして、シャーリーは逃げることはしなかった。

 

「私の流派が三大詩人が一人、『ウィーシェ』のそれにつながる物だから……とお答えすることは出来ますが、貴方が求めている答えはそうではないようですね」

「ああ。あれだけの唄を歌える君が、流派だからという理由だけで解釈を委ねたとは思えない。君自身が、何を思って彼を歌ったのかを知りたい」

「そう言っていただけるほど深い理由はないのですが…………強いて言うなら、今のオラリオと話の舞台が似通っているからでしょうか」

「……と、いうと?」

「彼がどれほど傲慢に生き、エゴを押し通し、道を踏み外し悪道に堕ちたとしても最後には英雄として返り咲いてしまったように。どのような方でも“そう”なれると伝えたいのかもしれません。

かつて諦めた方も、今は影に身を置いている方も、清い目的だけではない方も、永き平穏を祈る方も、その座に憧れを抱く方も。

敵が怪物だろうと人だろうと、人類全体の秩序と繁栄を願う立場からすれば同じ事。敵に満ちあふれた舞台で、英雄が求められている。ましてやこの神時代は素質という条件をひっくり返して誰もがその座に辿り着けるだけの『恩恵』(チケット)がある。これ以上にない配置(セッティング)でしょう?」

 

 都市のあまねく人々に向けて「英雄を目指しても良い」と発信していたと語るシャーリーの目は澄んだ輝きを放っていて、光を振りまく宝石のようだった。

 

 冒険者の厳しい現実を知るフィンはその言葉を全面的に肯定することは出来ない。しかし、その場で否定することも彼には出来なかった。

 

「その言い方だと、誰かに期待しなくても君自身が英雄になれるんじゃないのかい?」

「ご冗談を。私は吟遊詩人(バード)、世界を飛び回り語り広める者です。仮に成ったとしても、自らの功績を語るなんて恥ずかしくて碌に話を紡げません」

「ハハッ、それもそうか。じゃあ、明日は君ではなく彼の続きを語ってくれ。明日はいつからここに?」

「用事がありますから……昼下がり15時頃になるかと。先頭(ハナ)に歌いますので、よろしければまたご参加ください」

 

 そう微笑みかける少女の笑みは、何の策謀もなく本当にただ歌を聴いてもらえることを嬉しく思っていることが伝わるものだった。

 邪気の欠片もないその輝かんばかりの笑顔をフィンは眩しく思いながら、一つ無茶な約束を結んだ。

 

「わかった、必ず来よう。君の歌声で種族の英雄の唄を聴けて、年甲斐もなく本当に嬉しかったよ。僕に出来ることがあれば力になろう。何かあるかい?」

「そうおっしゃってくださるなら、遠慮無く質問を一つ。

冒険者として、今この地で()()()()()()()()()()()()】はどこだと思われますか?」

 

 少女の質問に、その立場にある者としてロキとフィンの目が細められる。だが、フィンは一度瞼を落としてサラリと嘘偽りの無い事実だけを返答にした。

 

「ンー、難しい質問だ。【ゼウス】と【ヘラ】という強大な二大派閥を失った今、オラリオは群雄割拠の戦国時代とも言える。ただまあ、その中で英雄に近しいと僕が思えるのは三つ。【ロキ】、【フレイヤ】、【ガネーシャ】だ。他の新興派閥が新たに台頭してくる可能性は捨てきれないけどね」

「なるほど、よくわかりました。ありがとうございます。それでは明日、またのお越しをお待ちしています」

 

 フィンの答えに満足したのか、シャーリーはペコリと腰を曲げ、彼らに踵を返して日の落ちる方向へと軽い足取りで離れてゆく。その背中を見送りながら、ここまで彼女にしては珍しく何の茶々も入れずに黙っていたロキがようやくその口の封印を解除した。

 

「よかったんか?フィン」

「ん?なにがだい、ロキ?」

「【ロキ・ファミリア(ウチ)】をプッシュせんでや。自分、相当あの()気に入っとったやろ」

「ああ、来てくれたら嬉しいけどね。ただ縁があったからといって選択肢を一つに絞り込ませるのも悪いと思ったのさ」

 

 喋りながら二人は少女の向かった方角からは多少逸れて北西方面、冒険者通りへと足を向ける。そもそもの目的であった、【ゴブニュ・ファミリア】に修繕に出していたフィンの武器を受け取るためだ。ロキがついて行きたいと言ったのはただの散歩目的である。

 

「そんな殊勝な性格しとらんやろ。欲しいもんがあったら何が何でも手に入れに行く。冒険者の流儀やで?」

「いや?本気だよ。こんな時代だし、出来れば【ガネーシャ・ファミリア】を選んでくれると良いとさえ思っている」

「は!?なんでや!?ウチがあの変態象ンとこに負けとるとこなんてないやろ!!」

 

 まさか自派閥の団長があの逸材を『都市の憲兵』に渡したいと考えていると聞き、ロキは大いに取り乱す。そんなロキをなだめるようにフィンは苦笑を浮かべて心境を語った。

 

「アソコは善良な派閥だからね。いくら切羽詰まっているとはいえあんな幼子までも戦わせようとはしないはずだ。だけど、もしあの子がウチに来て戦力になるなら、僕は戦場へと放り出してしまう。それを……嫌だと思ってしまったのさ」

「…………気に入りすぎたっちゅうわけか」

「まあね。フィアナを歌う吟遊詩人ってだけで評価したくなるほど、僕は単純でチョロい男だったようだ」

「あのカワエエ娘逃がすんは惜しいねんけどなぁ~~!それに、あの娘の目的は多分…………」

「ああ。ただの物見遊山ではなく、新たに今代の英雄を歌いに来たんだろうね」

 

 フィンとロキ、お互いに察していたことに対して驚きはない。観察力と直感の怪物二人組は、たった数分の僅かなやりとりでシャーリーの本当の目的まで見抜いて話をしていた。シャーリーに隠す気がないとも言えるが。

 

 『今代の英雄』。それは則ち、現状に於いて最も近い解釈は『暗黒期』を終焉に導いた者のことを指す。

 闇派閥(イヴィルス)に対する派閥連合の陣頭指揮を執っている立場としてフィンはその位置に最も近い一人であるが、だからこそ、シャーリーを無理に引き込もうとはしなかった。

 

「やっぱわかっとったか」

「確証はなかったよ。けれど、あれだけの歌い手が一つどころに留まろうとしている点やあの質問から簡単に推測はできる」

「なら尚更、フィンの野望のためにもあの()を逃がす手はないんちゃうん?」

「いや。彼女ならどこに入ろうと英雄を歌うさ。立場は関係なくね。なら安全に僕がその座に辿り着くまで生きていてくれた方がこちらとしても助かる」

「無事を思ってる風に言っといて、腹黒ぉ……」

「彼女の無事を願っているのは事実だし、“それ”は分かってたことだろう」

 

 軽口をたたき合いながら一柱と一人の影は雑踏へと紛れていく。果たしてフィンの返答がどうシャーリーの決断に寄与したのか。彼らの予想は当たっていたのか。それが分かるのは一日後のことだった。

 

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