【幕間弐】
とあるビルにある真っ白な会議室。そこにいる数人の大人達。
「今日、チーム蒼天のリーダーにドライバーを売り、初期型ドライバーは完売した」
黒のハットを被った男、錠前ディーラーのシドはさらに言葉を続ける。
「だが、鳳蓮とかいうオッサンがドライバーを欲しがっている。どうするよ? 主任」
主任と呼ばれた男、呉島貴虎は端整な顔を苦くする。
「凌馬、その男はどういう人物だ?」
「鳳蓮・ピエール・アルフォンゾ。元フランス軍の軍曹。紛争地域での従軍経験有り。今では人気スウィーツ店シャルモンのオーナー兼パティシエさ」
後半は彼が姪から聞いた情報である。凌馬の言葉に貴虎はさらに苦渋の表情を呈する。
「そんな男にドライバーを渡してなるものか。そもそも、初期型は既に配布し終えた。なんとか引き下がってもらわねば」
「それなんだが、貴虎。実はドライバーの量産に成功したんだよ。どうだい? その第一号を彼に試してもらうのは?」
「プ、プロフェッサー!!」
今まで静観していた凌馬の秘書、湊耀子までもが、その発言には苦言を呈そうとした。
「いざとなればガキどもをまとめて始末するための道具にできる。そういうことか?」
だが、シドは苦言を呈すどころか賛同するような素振をみせる。
「話が早くて助かる。どうする、貴虎? 決定権は君にある」
「ふむ……手駒として使えるならば、それが最良であるものの……。よかろう、目的を探るためにも一度渡してしまえ。頼んだぞ、シド」
「決定だね。シド、すまないが後でラボラトリーまで来てくれ。量産型を渡すよ」
「了解だ、プロフェッサー」
「それから、貴虎には悪いけどロックシードの回収に向かって欲しい。ドライバーが量産できた今、工作員にそれぞれドライバーとロックシードを持たせたい」
「低ランクの物で構わないか?」
「あぁ、マツボックリがいいかな。ヒマワリではエナジーの抽出しかできないからね。書類仕事は湊君に任せたまえ」
「分かりました」
「すまないな、湊」
「あぁ、それから貴虎。ゲネシスの作成も順調だよ。テストも必要になるが、完成にさほど時間はかからないだろう」
「そうか、分かった。あまり無理をするなよ、凌馬」
彼らの野望は、少しずつ進んでいる……。
【オリジナルアーマー性能紹介】
アーマードライダー・モーメント(アップルアームズ)
パンチ力 6.4t
キック力 11.8t
ジャンプ力 一跳び26m
走力 100mを5.7秒
アーマードライダー・モーメント(レモンアームズ)
パンチ力 9.5t
キック力 11.8t
ジャンプ力 一跳び22m
走力 100mを6.4秒
アーマードライダー黒影(イチジクアームズ)
パンチ力 6.1t
キック力 10.8t
ジャンプ力 一跳び28m
走力 100mを5.8秒
智音のドライバーが強力なので、変身した時のパラメーターは高めです。他の人が使うと弱体化します。
イチジクアームズはマツボックリの上位互換です。数値上では。ただし武器のリーチが劣ります。それでも、今作では黒影とトルーパーが同時に登場するので、マツボックリアームズの出番はほぼなくなります。