今回は彼の紹介回みたいな感じです。
年が変わって暫らく経ち、お祭り騒ぎといった様相が薄れてきたこの頃。チーム・モーメントはいつものように、南西エリアにあるステージでダンスを踊っていた。そこに、
「よぉ。この前は結局勝負出来なかったからよ、来てやったぜ」
現れたのはチーム・蒼天の遠藤さん。手には戦極ドライバーが。
「受けて立ちましょう。みんな、下がってて」
チームメンバーに下がってもらい、ダンスステージはバトルステージへと一変する。
「「変身!!」」
『アップル!』
『ドラゴンフルーツ!』
『『ロック・オン!!』』
「行くぜ!」
「負けません!」
『ソイヤ!』
『サンバ!』
『アップルアームズ! 進め! grow up!!』
『ドラゴンフルーツアームズ! Dance With Dragon Claw!!』
薙刀型のアームズウェポン―リンナギ―を構えて突進。真っ直ぐに踏み込む。
「せい!」
だがそれはフェイント。蒼天が竜爪を垂直に振り下ろすのを誘い、薙刀を直前で抱き寄せてそのまま袈裟斬り。
「くそ! まだだ!」
蒼天は腕を大きく振るってリーチの短さを克服しようとしている。だが、脇が甘くなる欠点も同時に抱える。
「せいや!」
「おっと!!」
脇を狙った水平方向の一撃を側転しながら脚で弾く。もともと身体能力が葛葉さんレベルの人だから、ちょこまか動かれちゃ攻撃が命中しない。……待てよ、動かれるんだったら。
「これでどう!」
『チェリー! ロック・オン! ソイヤ! チェリーアームズ 桜・弓・一閃!!』
小型の弓のアームズである双桜弓に矢を番える。
「な! 飛び道具だと!」
「ずるくないですよっと!」
立て続けに二発撃ち込む。
「け! 当たるかよ――ぬぁ!」
速度重視で地面と水平に放った矢は外したが、威力重視で山なりに放った矢はアームズ特有のホーミング性能が発揮され命中。
「当たるでしょう?」
「この矢、俺を追いかけたぞ! ずるいじゃないか!?」
「別に、ずるくはないですけどっと!」
こちらへ走りこもうとする蒼天の足元に連射。
「せーの!!」
一気に三本が矢を命中し、蒼点はたたらを踏む。その隙にカッティングブレードに手を伸ばす。
『ソイヤ! チェリーオーレ!!』
桜色のオーラに包まれた弓を右手に持ち替えて投擲。
「うそだろ!?」
両腕を交差させてガードしようとした蒼天ではあるが、弓は彼の背後から命中。
「ぐぅあ!」
元々攻撃力の高いアームズではないが、戦意を削ぐには十分な威力だったらしい。
「ちくしょう! 今日は諦めてやるよ!!」
遠藤さんといい城之内さんといい、なんで見た目はいいのに性格あんなんなんだろう?
紹介回とは言ったものの、身体能力の高いイケメンってことしか伝わらない気がする。
あとは対人戦でチェリーを使ってみたかった。チェリーアームズは圧倒的な命中率と跳躍力を誇るものの、火力がめちゃめちゃ低いです。しかもソニックアローよりも矢のスピードが遅いため、回避はできなくても弾いたり防ぐことは簡単。なのでそんなに強いアームズでもないです。
蒼天はナックル同様、きちんとした武器を持っていないので相性が悪かったということです。
ドラゴンフルーツアームズとクルミアームズの違いは後日。ナックル登場の際に説明します。
あと、本作の世界観ではステージは
東 西 南 北 中央 南東 南西 北東 北西 屋内型
の10箇所という設定です。屋内型はビートライダーズのラストダンスをやった場所、です。