ブルーアーカイブ 校境なき生徒会   作:ゲーマーN

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E-1-1-6 便利屋邂逅!

 ――柴関ラーメン*1

 

「――で、どうしてここに来るのよ!?」

 

「うへ、セリカちゃんがバイトしてるなんて聞いたら、やっぱ見に行くしかないじゃーん?」

 

 結局、銀行強盗など冗談では済まされない意見は却下する方向で議論は纏まったのだが、その結論に至るまでに短くない時間を要した。

 そこでホシノが提案したのは、次の意見を検討する前に一旦休憩を入れようというものだった。

 というわけで、対策委員会の面々は柴関ラーメンを訪れたのだが、セリカは自分の働いている姿を他の生徒たちに見られたくなかったらしく、顔を真っ赤にしてむくれていた。

 

「セリカちゃん。バイトのユニフォーム、とってもカワイイです☆」

 

「いやぁー、セリカちゃんってそっち系だったんだねー。ユニフォームでバイト決めちゃうタイプ」

 

「ち、ち、ち、違うって! 関係ないし! こ、ここは行きつけのお店だったし……」

 

 ノノミとホシノの2人からからかい混じりの言葉を浴びせられたセリカは、さらに顔を赤くして否定する。しかし、否定すればするほど、それが図星であると白状しているようなものだった。

 

「ユニフォーム姿のセリカちゃん、写真撮っとけば一儲けできそうだねー」

 

「アイドルのブロマイドかなにかかな?」

 

「そうそう。どう? 一枚買わない、先生?」

 

「変な副業はやめてください、先輩……」

 

 にやにやと冗談か本気か分からない言葉を口にするホシノと、そんな彼女に対して呆れたような言葉を漏らすアヤネ。2人の反応を余所に、シロコが次の問いを口にする。

 

「バイトはいつから始めたの?」

 

「い、一週間ぐらい前から……」

 

「そうだったんですね☆ 時々姿を消していたのは、バイトだったということですか!」

 

 情け容赦のない質問攻めに、まさに羞恥の限界を迎えそうになっているセリカは、顔を覆ってぷるぷると震えていた。そんなセリカを救うかのように、ガタッ、ガララッと入口の戸が開く。

 新たな客に反応したセリカが振り返ると、そこにはオドオドとしながら店内を見回す、軍服にも似た黒い制服に身を包む1人の少女の姿があった。

 

「あ……あのう……」

 

「いらっしゃいませ! 何名様ですか?」

 

「……こ、ここで一番安いメニューって、お、おいくらですか?」

 

「一番安いのは……」

 

 メニュー内容を尋ねられたセリカは、手元にあるメニュー表を開くと柴関ラーメンを指し示す。

 

「580円の柴関ラーメンです! 看板メニューなんで、とっても美味しいですよ!」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

 セリカの答えを聞くと、その少女は嬉しそうに顔を綻ばせて店から飛び出した。

 

「ん?」

 

 少女の反応にセリカが疑問を持ったのも束の間。再び店の戸が開く。*2

 

「えへへっ、やっと見つかった、600円以下のメニュー!」

 

「ふふふ。ほら、何事にも解決策はあるのよ。全部想定内だわ」

 

「そ、そうでしたか、流石社長、なんでもご存知ですね……」

 

「はあ……」

 

 先程の少女が店内に戻ってくる。そのあとに続いて入ってきたのは、彼女の友人と思しき3人の少女たちだった。どうやら、一度店外に出たのは友人と合流をするためだったらしい。

 

「先生、あの4人は……」

 

「しーっ、まだみんなにはナイショだよ」

 

 店内に入ってきた4人の容姿に見覚えがあったワカモが、ハルにこっそり耳打ちをする。その言葉を聞いたハルは、口元で人差し指を立てると小声でワカモに返した。

 

「4名様ですか? お席にご案内しますね」

 

「んーん、どうせ1杯しか頼まないし大丈夫」

 

「一杯だけ……? でも……どうせならごゆっくりお席へどうぞ。今は暇な時間なので、空いてる席も多いですし」

 

「おー、親切な店員さんだね! ありがとう、それじゃあお言葉に甘えて」

 

 4人が席に向かおうとしたところで、それまで応対していた小柄な少女がふと足を止める。

 

「あ、わがままのついでに、箸は4膳でよろしく。優しいバイトちゃん」

 

「えっ? 4膳ですか? ま、まさか1杯を4人で分け合うつもり?」

 

「ご、ご、ごめんなさいっ。貧乏ですみません!! お金がなくてすみません!!」

 

「あ、い、いや……! その、別にそう謝らなくても……」

 

 セリカから咎められたと勘違いしたのか、途端に謝罪の言葉を繰り返すオドオドとした少女。セリカはそんな彼女を慌てて宥める。

 

「いいえ! お金がないのは首がないのも同じ! 生きる資格なんてないんです! 虫けらにも劣る存在なのです! 虫けら以下ですみません……!」

 

「はあ……ちょっと声デカいよ、ハルカ。周りに迷惑……」

 

 同行者の一人。骸骨のようなマークが描かれているパーカーを羽織った少女に、ハルカと名前を呼ばれた少女の言葉は、借金返済に苦しむアビドス高等学校の生徒たちにとって聞き捨てならないものだった。

 

「そんな! お金がないのは罪じゃないよ! 胸を張って!」

 

「へ? ……はい!?」

 

「お金は天下の回りもの、ってね。そもそもまだ学生だし! それでも、小銭をかき集めて食べに来たんでしょ? そういうのが大事なんだよ!」

 

 セリカは自信に満ち溢れた表情で、胸を張りながら自分の考えを口にする。

 

「もう少し待っててね。すぐ持ってくるから」

 

 それだけ言い残して、セリカは厨房へと戻って行った。その背中をぽかんとした表情で見送った少女たちだったが、すぐにハッとしたように我に返ったパーカーの少女が口を開く。

 

「……なにか妙な勘違いをされてるみたいだけど?」

 

「まあ、私たちもいつもはそんなに貧乏ってわけじゃないんだけどね。しいて言えば、金遣いの荒いアルちゃんのせいだし」

 

「『アルちゃん』じゃなくて社長でしょ? ムツキ室長、肩書はちゃんと付けてよ」

 

「ん? だってもう仕事終わったあとじゃん?」

 

 社長を自称する側頭部から2本の角を生やした少女の注意に、小柄な少女、浅黄(あさぎ)ムツキは殆ど悪びれもせずに答える。それどころか、彼女はそのまま『社長』をからかうように言葉を続ける。

 

「ところで、社長のクセに社員にラーメン1杯奢れないなんて」

 

「今日の襲撃任務に投入する人員を雇うために、ほぼ全財産使っちゃったし……]

 

「ふふふ。でもこうして実際ラーメンは口にできるわけでしょ? それぐらい想定内よ」

 

 右足を上に足を組み、顔色を変えずに言い放つ双角の少女。しかし、その頬には一筋の汗が流れている。それに気が付かないほど、彼女たちの付き合いは短いものではない。

 

「たったの1杯分じゃん。せめて4杯分のお金は確保しておこうよ……」

 

「ぶっちゃけ、忘れたんでしょ? ねえ、アルちゃん。食費取っておくの、忘れたんでしょ?」

 

「……ふふふ」

 

 不敵に笑う少女――陸八魔(りくはちま)アル。その笑みも、冷や汗を流しながらでは説得力が皆無だった。

 

「はあ。ま、リスクは減らせたほうがいいし。今回のターゲットは、ヘルメット団みたいなザコみたいには扱えないってことには同意する。でも全財産をはたいて人を雇わなきゃいけないほど、アビドスは危険な連中なの?」

 

「それは……」

 

 パーカーの少女。本名、鬼方(おにかた)カヨコに尋ねられたアルは、言葉に詰まったように目を泳がせる。

 

「多分アルちゃんもよくわかってないと思うよ。だからビビっていっぱい雇ってるんだよ」

 

「誰がビビってるって!? 全部私の想定内! 失敗は許されない。あらゆるリソースを総動員して臨むわ。それが我が便利屋68のモットーよ!」

 

「初耳だね、そんなモットー……」

 

「今思いついたに決まってるよ」

 

 社長としての面子を守るためか、はたまたは単なる強がりなのか、アルは強気な姿勢を崩そうとはしなかった。ムツキとカヨコは顔を見合わせると、やれやれといった様子で首を振る。

 

「うるさい! じゃあ今回の依頼を成功させて報酬が手に入ったら、すき焼きにするわ! だから気合入れなさい、みんな!」

 

「すっ……すき焼きとはっ……!? それはいったい!?」

 

「大人の食べ物だね、すごく高価な……」

 

 すき焼き。食肉や他の食材を浅い鉄鍋で焼いたり似たりして調理する、主に百鬼夜行連合学院の自治区を中心に食される料理。一般的に高価なものであり、一般生徒では滅多に口にすることができない。まさに、大人の贅沢というべき食べ物である。

 

「う、うわあ……私なんかが食べていいものなんでしょうか? 食べた後はハラキリですか……?」

 

「ふふふ。うちみたいなスゴイ会社の社員なら、それぐらいの贅沢はしないとね」

 

「へえ~やる気満々じゃん、アルちゃん」

 

「『アルちゃん』じゃなくて、社・長!!」

 

「はい、お待たせしました! お熱いのでお気をつけて!」

 

 雑談で暇を潰している間に、大きなお盆の上に1杯のラーメンを乗せたセリカが戻ってくる。ダンッ! と勢いよくテーブルに置かれたラーメンを見て、アルたちは大きく目を見開いた。

 

「ひぇっ、なにこれ!? ラーメン超大盛じゃん!」

 

「ざっと、10人前はあるね……」

 

「こ、これはオーダーミスなのでは? こんなの食べるお金、ありませんよう……」

 

「いやいや、これで合ってますって。580円の柴関ラーメン並! ですよね、大将?」

 

「ああ、ちょっと手元が狂って量が増えちまったんだ。気にしないでくれ」

 

「大将もああ言ってるんだから、遠慮しないで! それじゃ、ごゆっくりどうぞー!」

 

 そう言って、気前よく返事をするのは、厨房から姿を見せた柴関ラーメンの大将だ。セリカもまた優しい表情で頷くと、4人分の割り箸をテーブルに並べる。

 

「う、うわあ……」

 

「よくわかんないけど、ラッキー! いっただきまーす!」

 

「……ふふふ、流石にこれは想定外だったけど、厚意に応えて、ありがたく頂かないとね」

 

「食べよっ!」

 

 アルたちは各々割り箸を手に取る。そして、それぞれがラーメンを食べやすいように自分の位置を調整すると、手を合わせ、元気よく食前の挨拶を口にした。

 

「「「「いただきます!!」」」」

 

 ズズズズズーッ! と麺をすする音が店内に響き渡る。

 

「!!」

 

「お、美味しいっ!」

 

「なかなかイケるじゃん? こんな辺鄙な場所なのに、このクオリティなんて」

 

「でしょう、でしょう? 美味しいでしょう?」

 

 一口ラーメンを食べるなり、アルたちは感嘆の声を上げる。美味しい。夢中になってラーメンを食べ進めるアルたちに、ノノミがスッと身を寄せる。

 

「あれ……? 隣の席の……」

 

「うんうん、ここのラーメンは本当に最高なんです。遠くからわざわざ来るお客さんもいるんですよ」

 

「ええ、分かるわ。色んなところで色んなのを食べてきたけど、このレベルのラーメンはなかなかお目にかかれないもの」

 

「えへへ……私たち、ここの常連なんです。他の学校の皆さんにも食べていただけるなんて、なんか嬉しいです……」

 

「その制服、ゲヘナ? 遠くから来たんだね」

 

 ゲヘナ学園。この学園都市キヴォトスでも一二を争うマンモス校の一つ。「自由と混沌」を校風としており、各エリアの事故・事件数が年間100件を下回れば少ないほうという有様で、学級崩壊は当たり前。アビドスとは別の方向で教育機関としての機能をほぼ喪失している。

 ゲヘナ生というだけで色眼鏡で見るものも少なくないのだが、アビドス出身の5人はそんな素振りを少しも見せない。他の学園の生徒の来訪を喜び、互いにラーメンの美味しさを分かち合う。

 

「私、こういう光景を見たことがあります。一杯のラーメン、でしたっけ……?」

 

「うへ~、それは一杯のかけそばじゃなかったっけ?」

 

「(……連中の制服……)」

 

「(あれ、ホントだ)」

 

 アビドス高等学校の生徒たちが着ている制服を目にしたカヨコが、すっと目を細める。

 

「うふふふっ! いいわ、こんなところで気の合う人たちに会えるなんて。これは想定外だけど、こういう予測できない出来事こそ人生の醍醐味じゃないかしら」

 

「(アルちゃんは気付いてないみたいだけど?)」

 

「(……言うべき?)」

 

「(……面白いから放っておこ)」

 

 小声で話す部下2人を余所に、何も知らないアルはアビドスの面々と親睦を深めるのだった。

 

「(……便利屋にも、あとで依頼を出しておかないとね)」

 

 ◇ ◇ ◇*3

 

「それじゃあ、気を付けてね!」

 

「お仕事、上手くいきますように!」

 

「あははっ! 了解! あなたたちも学校の復興、頑張ってね! 私も応援してるから!」

 

 ラーメンを奇麗に平らげたあと、店の前でアルたちはアビドスの生徒たちと別れる。アルは新しい友人たちの姿が見えなくなるまで手を振り続けていた。そして、完全に姿が見えなくなると、

 

「ふう……いい人たちだったわね」

 

「社長。……あの子たちの制服、気付いた?」

 

「えっ? 制服? 何が?」

 

「アビドスだよ、あいつら」

 

 ぽくぽくぽくチーン!

 

「なななな、なっ、なんですってーーーーーー!!!???」

 

 白目を剥き、口から泡を吐き出しながら、アルは驚愕の声を上げる。

 

「あはははは、その反応うけるー」

 

「はあ……本当に全然気付いていなかったのか……」

 

 ムツキは大笑い、カヨコもどこか呆れたようにため息をつく。一方、アルはまだショックから立ち直れず、唖然とした様子で固まっている。

 

「えっ? そ、それって私たちのターゲットってことですよね? わ。私が始末してきましょうかっ!?」

 

「あははは、遅い、遅い。どうせもうちょっとしたら攻撃を仕掛けるんだし、その時暴れよっ、ハルカちゃん」

 

「う、うそでしょ……あの子たちが? アビドスだなんて……う、うう……何という運命のいたずら……」

 

 心の友。そう思える人たちに出会ったというのに、その人たちこそが標的だったという衝撃的な事実。アルはよろよろと近くの壁に手をつくと、そのまま突っ伏してしまう。

 

「なにしてんの、アルちゃん。仕事するよ?」

 

「バイトのみんなが、命令が下るのを待ってる」

 

「本当に? 私、今から……あの子たちを……」

 

 震える声で、アルが呟く。そんなアルの肩に手を置きながら、ムツキが口を開く。

 

「あはは、心優しいアルちゃんに、この状況はちょっとキツいねー。でも、『情け無用』『お金さえ貰えればなんでもやります』がうちのモットーでしょ? 今更、何を悩んでるの?」

 

「そ、そうだけど……」

 

「これ、完全に参ってるね……」

 

 どこか楽しそうに問いかけるムツキとは対照的に、カヨコは心配そうにアルのことを見遣る。

 

「こ、このままじゃダメよ、アル! 一企業の長として、このままじゃ!」

 

 迷いを振り払うように勢いよく立ち上がると、信頼する仲間たちにアルは命令を下す。

 

「行くわよ! バイトを集めて!」

 

 ◇ ◇ ◇*4

 

「なんだよ~、遅かったじゃん」

 

「少し野暮用よ。準備はできてるわね?」

 

「もちろん。なんでもいいけど、残業はナシでね。時給も値切られてるし」

 

 アルバイト――あらかじめ、戦力として雇っていた傭兵たちの準備が整ったことをアルが確認する。都合の悪い部分は横に聞き流し、傭兵バイトたちに指示を与える。

 

「細かいことは今は置いておいて。さあ、行きましょう! アビドスを襲撃するわよ!」

 

「出動~!」

 

「はあ……」

 

「アル様! わっ、私、頑張りますから! ひとり残らず、ぶっ潰しちゃいますっ!」

 

 ◇ ◇ ◇

 

 ――対策委員会・教室

 

「校舎より南15km地点付近で大規模な兵力を確認!」

 

「まさか、ヘルメット団が?」

 

 一方、アビドス高等学校の教室。アヤネの報告を受けて、シロコが眉を寄せた。昨夜、あんな辱めを味わったばかりというのに、まだ懲りずに学校までやってくるとは……。

 

「ち、違います! ヘルメット団ではありません! ……傭兵です! おそらく日雇いの傭兵!」

 

「へえー、傭兵かあ。結構高いはずだけど」

 

 ノノミが用意したお茶菓子をもぐもぐしながら、ホシノが言う。

 

「これ以上接近されるのは危険です! 先生、出動命令を!」

 

「うん、出動だ!」

 

 ◇ ◇ ◇

 

『前方に傭兵を率いている集団を確認!』

 

「あれ……ラーメン屋さんの……?」

 

「ぐ、ぐぐっ……」

 

 対面。傭兵部隊を先導するアルたちの姿を目にしたノノミが、不思議そうに首を傾げる。

 

「誰かと思えばあんたたちだったのね!! ラーメンも無料で特盛にしてあげたのに、この恩知らず!」

 

「あははは、その件はありがと。それはそれ、これはこれ。こっちも仕事でさ」

 

「残念だけど、公私はハッキリ区別しないと。受けた仕事はきっちりこなす」

 

 セリカの怒号にも動じることなく、飄々とした態度でムツキとカヨコが応える。

 

「……なるほど。その仕事っていうのが、便利屋だったんだ」

 

「もう! 学生なら、他にもっと健全なアルバイトがあるでしょう? それなのに便利屋だなんて!」

 

「ちょっ、アルバイトじゃないわ! れっきとしたビジネスなの! 肩書だってあるんだから!」

 

 ノノミの言葉にアルが顔を赤くして反論する。

 

「私は社長! あっちが室長で、こっちが課長……」

 

「はあ……社長。ここでそういう風に言っちゃうと、余計薄っぺらさが際立つ……」

 

 社長・陸八魔アル

 室長・浅黄ムツキ

 課長・鬼方カヨコ

 平社員・伊草ハルカ

 

 彼女たちこそ、問題児揃いで治安が最悪のゲヘナ学園内でも、特に悪名高き企業『便利屋68』!

 

「誰の差し金? ……いや、答えるわけないか」

 

「ふふふ、それはもちろん企業秘密よ?」

 

 カチャッ!

 

「力尽くで口を割らせるしか」

 

 一触即発。互いに銃を抜く。そして、

 

「総員! 攻撃!」

 

 アルの号令が響き、戦いの火蓋は切って落とされた。

*1
【推奨BGM:Lovely Picnic】ブルーアーカイブより

*2
【推奨BGM:Barrier】ブルーアーカイブより

*3
【推奨BGM:Connected Sky】ブルーアーカイブより

*4
【推奨BGM:Unwelcome School】ブルーアーカイブより




TIPS:
十六夜ノノミ。
名家のお嬢様で、そのためか対策委員会の費用のほとんどは、彼女の自腹で運営しています。
なお、その費用の大半がおやつ代です。
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