ド ス ケ ベ 大 学 性 理 学 研 究 室 作:マルキド佐藤
『じゃ、じゃあ先ずは、自己紹介してくれるかな?』
『比良坂紗代と申します。下根岸ドスケベ大学四回生……いえ、四年生です。本日は実験のためにハメられに来ました』
カメラの前でも比良坂先輩は涼しげな表情で、凛々しく美しかった。口からは下品さが漏れ出ているがな。
シャワーでも浴びた後なのか、少し髪が濡れていて、白いバスローブに収まり切らない豊満な乳房がこれでもかと主張している。存在が姦淫の大罪だろ、18歳以下の全人類に謝罪しろ。
[BPM85]
「撮影しているのは、どなただと思いますか?」
何事もないように僕に尋ねてくる先輩。でもPCのモニターに心拍数は既に80を越えている。人の安静時は60-80くらいなので、少し興奮しているのが分かる。自分見て興奮してんのか?ナルキッソスかよ、うぬぼれし水仙の花。
[BPM60]
「……この声はまさか」
[BPM85]
「そうです。同じゼミの織田君です」
織田。苗字負けしている肥え太ったクソオタクある。ゼミ生同士の"実験"では主に豚として扱われている豚であり、普段からメスガキ先輩に良いように使われている。雑魚ワンちゃんにすらなれない生粋の豚だ。
『と、戸隠ぃ、み、見てるかお?ぼ、ぼきゅが、比良坂氏と仲良くするところ見てろよ、お、ぶ、ぶひ』
面見せんな。竿役の顔は細かく作画しなくていいんだよシンイチ。眉毛と口と汗だけでいいんだ。嘘じゃない。
[BPM85]
「彼は……戸隠君が、普段馬鹿にしている相手です」
[BPM60]
「先輩、馬鹿って人間に言う言葉で、豚には使わないんですよ?」
家畜如きが比良坂先輩と関わる?動物ふれあいコーナーか?命の尊さを学んだな。
[BPM85]
「……豚の方が悔しいかと思いまして」
[BPM60]
「先輩は、僕が小動物と戯れていたとして嫉妬しますか?」
[BPM85]
「……」
先輩は考え込んでしまった。それ悩むような事なの?悩ましい顔もまた美しい。比良坂紗代の憂鬱。
『さ、紗代たん、お、おっぱいの大きさを教えてほしいお!』
……紗代たん?不敬罪で処刑かな?
『Iカップです』
『ぶ、ぶひっ、どうりでこんなにでっかい』
『ん……』
豚野郎が比良坂先輩のバスローブの胸元に、前足を突っ込んだ。
『ぎゅおっふぉ!柔らかいおっ……おっ!本物のマウスパッドだおっ!!こぽぉ!!』
『……っ、痛いのですが……』
『ぶひっ、ぶひっ』
[BPM85]
「……見て下さい。私、あんなに乱暴に触られてますよ」
[BPM60]
「大丈夫ですか!?どこか怪我してませんか!?」
[BPM90]
「きゃっ」
……"幻聴"か?そんな女かお前。
先輩のはだけた胸元を確かめる。きめ細かい白い肌だ。そして謎の十字の光や心電図用の機材で大事な部分は見えない。
[BPM70]
「……大変です、先輩」
[BPM90]
「戸隠君……?」
[BPM70]
「こんなに腫れるまで揉むなんてアイツ……!乳が……デカ過ぎる……!どうしてこうなるまで放っておいたんだッ!!」
なんて事だ……乳房が以前よりも肥大している。そんな急成長は何かしらの病気に決まってんだろ。乳を盛るな。持ち味を活かせ。
[BPM90]
「戸隠君……それは太っ……ん……」
[BPM70]
「触診の時間だオラァ!!正体表せぇ!!」
『ぶひ、紗代たんは、じ、自分でし、したりするのかお!?』
『自分で……?』
『お、後で教えてあげるお!』
『んぅ…….あっ……』
映像では豚野郎の前足がバスローブの隙間をかき分けて、先輩の胸を揉みしだいている。つまりバトルってことだな?じゃあバトルしようぜ乳バトルをよぉ!!
[BPM70]
「トリアージ1!戸隠緊急マッサージです!リンパを流し、クンパカからサマーディにイニシエーションします……!」
[BPM90]
「あ……っ?……んっ?」
[BPM70]
「リンパです。リンパが悪さをしているんです」
僕はあくまで、医学的検知に基づき、触れるか触れないかのフェザータッチで触診を開始した。
[BPM70]
「先輩。今すぐ白衣と靴下以外脱いで下さい」
[BPM91]
「し……下着もですか……?」
[BPM70]
「僕はリンパの話をしている!!だからパンツは半脱ぎにしろ!!」
[BPM91]
「はい……?」
疑問符を浮かべたまま、先輩は素直にスカートと脱ぎ、パンツを降ろした。やはり局部は謎の光で見えない。
というか脱いだパンツも謎の光でよく見えない。なに今更健全アピールしてんだよ、もう手遅れなんだよお前はよ。
[BPM92]
「……脱ぎました……」
[BPM70]
「これより術式を開始する……」
この女、表情を変えていないつもりらしいが、少し心拍数は上がっている。さては心臓にもリンパが潜んでいるな?その心臓貫いてやるからな。
僕は一旦、乳房ではなく太ももの方から撫で始めた。いきなり強い刺激を与えてもそんなに感じたりしないのだ。僕は詳しいんだ。
『……ぶひっ、紗代たんは、セックスは好きかお……?好きだお?なぁ?好きだお?セックス!!』
『……はい……んっ』
画面の中で比良坂先輩が俯いて答えている。何だ?羞恥心を得たのか?師、曰く恥を知るは勇に近し。
[BPM70]
「先輩も恥ずかしがったりするんですね、実験なのに」
[BPM92]
「それは……勉強……んっ、しました…より効率的に……いっ、欲情を煽るには……」
[BPM70]
「イケメンとは経済的にノリノリだったのに?」
[BPM93]
「あの時は……夢中で……改めて……んっ、戸隠君に見られることを考えると……」
なるほど、技を磨いて来たな?こちらもギアを一つ上げていくぞ。
[BPM80]
「じゃあ先輩、今はとっても恥ずかしいんですね?」
[BPM94]
「ふぁっ……」
耳元に無声音の囁きを流し込みながら、優しく、彼女の身体を撫で続ける。
なんだこいつ……心拍の上昇が早い……?僕を置き去りにする気か……?僕はついていけるだろうか、君のいない世界のスピードに。
『じゃ、じゃあ早速、紗代たんとキスするお……ぶひ、ぶふぉ、ふごご』
『……分かりました……』
[BPM95]
「ああ、戸隠君……ほら、見てください。私の唇が奪われますよ……?奪われて、しまいますよ?」
事務的を気取っていても心拍は上がり続ける。顔は紅潮し、興奮を表す。
僕は油断なく、じわじわと指を彼女の体の内側へ這わせていく。
『……っ』
画面の比良坂先輩は生唾を飲み込んだ。まるで期待でもしているかのように。
[BPM96]
「ああ……戸隠君の大事な先輩が汚らしい豚に取られちゃいますね……?」
先輩は僕に囁き返し、吐息を耳に浴びせて煽る。くっ……!!豚に生まれたことを感謝しろよ織田ぁ……!
『ぶふぅ、ぶふぅ、見てろ、戸隠ぃ……!』
鼻息の荒い豚の指が先輩の唇をなぞって、頬を掴んで口を無理やりこじ開ける。
[BPM97]
「ぁぁ、もう、逃げられません……♡』
そして豚が先輩の唇に吸い付いた。
ジュルジュルと、生々しい音を立てて豚は貪るように強引な行為に及ぶ。
『〜〜〜〜♡ッ』
にも関わらず、映像の先輩の瞳は恍惚としていた。
豚はそのまま彼女に覆い被さった。
『……っ….あっ……っ』
『ふごぉ!!ぶふぅ!!うぼぉぉ!!うおうぉぁぁ!!見たか戸隠ぃ!!』
画面の殆どは豚が支配し、先輩の長く美しい手足だけが見えていた。最悪の画角だぞ豚、童貞卒業おめでとう。そして死ね。
[BPM97]
「残念ですね……♡戸隠君は一度だって触れたことないのに……♡こんなに、近くにあるのに」
自分の唇を指でなぞる先輩。
[BPM85]
「それを僕に見せて興奮してるんだろ?」
[BPM98]
「……♡」
先輩は僕の囁きに返事をせず、俯くだけだった。だが、心拍数は明確に返事をしていた。
僕はくるくると、彼女の肌を這わせていた指先を鎖骨に当て、そして下へ、下へと向ける。
[BPM99]
「戸隠君……?」
蕩けた目で、僕を見るクソ女。
[BPM85]
「……豚が舐めやがって」
[BPM99]
「戸隠君には、あんなこと……出来ませんよね?あんな乱暴で……遠慮もなくて……とっても……気持ちが良いことは……」
[BPM90]
「──舐めてんのはテメェだよ、雌豚」
これまで優しく触れていた指で──先輩の敏感な場所を弾く。どこだろうか。光で僕にも分からない。
[BPM100]
「んあっ……!!」
[BPM90]
「下らねぇホームビデオ見せやがってよ。殆ど織田のケツ上映会だ。豚の交尾動画で興奮しろってのかぁ?本物のアニマルビデオだなぁ?ほら、今何やってんのかちゃんと分かんねぇから解説しろよ!!」
『ん……ちゅっ……じゅる……れろ……っぱ』
『戸隠ぃ……お前の先輩もこうだぞ……ぼきゅに触れて……汚れる……汚れろ……』
[BPM100]
「……んっ、……織田君……にっ……口を…」
弾く度に甘い声を漏らし、息も絶え絶えで何言ってんのか全然分からん。すまん、豚語はわからねぇから日本語で話してくれよ。
[BPM91]
「ちゃんと報告してくれないと実験にならねぇだろ?よく見て答えろ。何が映ってる?」
[BPM101]
「わたしは……」
『痛っ……ぁあっ……嫌っ』
『跡をつけてやる……戸隠ぃ……お前のモノを汚してやるお……ぶひぃぃ!戸隠ぃ……!』
先輩を脱がし、尻を鷲掴みにしている豚。
[BPM92]
「……やっぱり勘違いしてんな、お前ら」
[BPM102]
「……っ?…」
[BPM93]
「先輩は僕のモノじゃねえだろ」
[BPM102]
「──え」
『ぶひぃ……!僕を見るお!!戸隠ぃ……!!僕を見るんだぉ!!戸隠、戸隠ぃ……!!僕をぉおぉ!!』
どこに向かってんだよお前の感情は。
[BPM94]
「他人が豚と交尾して、それで寝取られか?人間が豚に嫉妬するか?分かりますか先輩、先輩はただ気持ちよくなって来ただけです」
[BPM103]
「でも……貴方の心拍数は嘘を…つけませんよ……そんなに上昇して……私で興奮したんでしょう?」
[BPM95]
「これは怒りです。僕は純粋な怒りによって目覚めたんです」
[BPM104]
「……嘘……嘘です」
『……戸隠!お前の先輩も豚にしてやるお……!!ぶひぃ!!』
織田が前足で先輩の尻を叩いていた。
『痛……んっ……』
結構良い音が鳴っている。先輩は打楽器としても一流で当然だ。オーケストラに尻を出しても恥ずかしくない。僕が奏でてやるよ。
[BPM95]
「叩かれて感じるとか、刺激があるなら何でも良いんですね」
[BPM105]
「感じてなんか……いっ」
これまで優しく愛撫していた手を振りかぶる。
[BPM95]
「先輩、謝ってくれますか?」
[BPM105]
「何を……ぁっ!!」
一発目。パシンといい音が鳴る。
[BPM95]
「謝ってくれますか?」
[BPM106]
「……ですからっ……ああっ!」
二発目。僕の手にはしっかりと先輩の柔らかい尻の感覚。織田に叩かれて柔らかくなったのか?流石は豚だ。同類の調理方法を心得てんだな?
[BPM96]
「謝れ」
[BPM107]
「ごめ、ごめんなさ……痛っ」
三発目、四発目。
『戸隠ぃ!戸隠!!戸隠ぉあえぁぁ!!この女……!!お前がいるから!!」
『ぅっ……ぅぁ……あぁ!!』
映像では絶叫する豚が先輩の尻を何度も何度も叩いている。僅かに見える先輩の表情は苦痛の中に快楽を見出しているようなクソだった。
[BPM97]
「先輩、僕の膝の上にうつ伏せになって下さい」
[BPM108]
「……は、はい」
ビクビクと震えながら、僕の膝の上に乗ってくる。確かな重み。
[BPM98]
「尻出せ」
[BPM109]
「……」
先輩は無言で白衣を捲り上げ、お尻を上げた。少し赤くなっている。お猿さんみたいで可愛いね。もっと可愛くしてやるからな。
[BPM99]
「先輩は悪い子だったので、躾が必要です」
[BPM109]
「……はい……」
[BPM99]
「ちゃんと、"ごめんなさい"しましょう。上手に出来るまで手伝ってあげますから」
[BPM110]
「……うっ」
力をこめて叩く。スパンと良い音が響く。
[BPM100]
「見ろ、画面に映ってる豚は何だ?」
[BPM110]
「私……私です……あぅっ」
[BPM100]
「じゃあ、どうするべきだ?」
[BPM110]
「ご……ごめんなさ……あっ」
叩くと先輩は痛みに喘ぐ、僕の手のひらも少し痛い。
[BPM100]
「何に謝ってるか分かんねぇ謝罪があるかよ」
[BPM110]
「雌豚で……ごめんなさ……うっ」
叩く。どうして分からないんだろう。僕の躾が悪かったのかな。泣きそう。
[BPM100]
「先輩が雌豚で悪いわけねぇだろ!どんな先輩だろうと僕は認めますよ!!」
[BPM110]
「豚に唇を許して……ごめ……あっ!」
叩く。
[BPM100]
「僕は豚に嫉妬しない!何で怒ってるのかその明晰な頭脳でお考えくださいよ!どうぞ!」
[BPM110]
「……付き合ってもないのに……寝取られるなんて言ってごめんなさい……」
[BPM100]
「……はぁ。……言えたじゃねえかよ」
僕の思いを込めて、何度も力強く叩く。先輩がきちんと反省出来るように。
[BPM111]
「……ごめんなさいっ♡ごめんなさいっ♡」
[BPM100]
「反省しろ……勝手に人のモノになったつもりで、寝取られるだとか、奪われるだとか。馬鹿にすんのも大概にしろ……!」
[BPM112]
「うっ……ごめんなさいっ♡」
[BPM100]
「何勝手に心拍数上げてんだよ、叩かれて喜んでるんじゃ反省にならねぇだろ?」
手を止める。
[BPM112]
「喜んで……ません……そんなことありまっ」
叩くと、また先輩の心拍数が上がった。
[BPM113]
「ぁっ……♡」
叩くだけで加速するとか馬なのか?豚のくせに?バ鹿娘プリティーダービーなのか?
[BPM100]
「息止めたら心拍数下がるかなぁ?」
[BPM115]
「ぅぐ……♡」
首を絞めてやっても上る一方でダメだ。もう反省出来ないなこいつ。更生の余地なしのため、最高裁による死刑確定。
[BPM100]
「……はあ。今は何しても全部気持ちいいかも知れないですから、後で後悔するようにします。それで反省して下さい」
[BPM116]
「……え──んぅっ」
尻を全力で何度もぶっ叩く。暫くは痛みで座れないようにするしかない。座ろうとする度に痛みで思い出せ、臥薪嘗胆。
[BPM100]
「謝罪するなら原因と改善策を提示しろ!何のための実験だ!」
[BPM117]
「わ、わた…あっ…私は戸隠君のモノではありませんでしたっ!!」
[BPM100]
「あぁ!?それでどうすんだよ、答えろ雌豚ぁ!!」
[BPM118]
「私は……」
[BPM100]
「口に出さなければ、聞こえないぞ」
[BPM119]
「戸隠君の……恋人になります……っ♡寝取られるために……♡」
[BPM100]
「ハズレだよクソ女」
渾身の力を込めて尻を叩く。
[BPM120]
「っ〜!?」
[BPM100]
「恋人?雌豚の分際で人間と交際しようってのか?人間を食べても人間の力は手に入らない。貴女の血が汚れるだけです」
[BPM121]
「……そ、そんな……」
[BPM100]
「豚は鳥にはなれねぇ!恋人にもなれねぇんだよ。人って字が入ってんだからな!」
[BPM122]
「……!私、恋豚になります……!」
[BPM100]
「どこのブランド肉だよ、ルイ美豚の仲間か?」
[BPM123]
「……だめ、ですか……?」
[BPM100]
「人の膝の上でケツ突き出しながら?随分お偉くなりましたねお姫様」
[BPM124]
「……わかり……ふぐっ」
[BPM100]
「離れていいなんて言いました?」
離れようとしたのを捕まえて尻を叩く。
[BPM125]
「…….申し訳…ありません」
[BPM100]
「言いたいことはこのまま言え」
[BPM130]
「……私を、戸隠君の恋豚にさせて頂けませんか……?お願い致します……」
普段クール系気取りの比良坂先輩が、僕の膝の上で尻を出したまま、俯いてそう言った。
[BPM100]
「よく出来ました」
[BPM130]
「あっ……」
起こして抱き抱える。もうこのくらいで良いだろう。僕の手のひらも痛い痛いなのであった。
[BPM100]
「先輩はよく頑張りました。薄汚いマゾ豚と交尾までして、研究を進めようとしたんですよね?」
頭を撫でながら耳元で褒める。僕の取り柄は優しいところだと地元でも評判だ。
[BPM130]
「はい……」
[BPM100]
「ちゃんと問題点もわかって、解決できて偉いです。これからも頑張りましょうね。先ずは、ちゃんと僕を先輩に執着させるところから、始めましょうね」
[BPM130]
「わかり、ました……♡」
[BPM100]
「たくさん叩いたのは、全部先輩のためです。痛いの我慢できて、偉かったですよ。では後処理します。座ると痛いかも知れないので、四つん這いで待ってて下さい」
[BPM130]
「はい……」
僕は心電図の機材を外し、研究室に常備されている備品の棚から、ホットタオルや色素沈着を防ぐ軟膏を取り出す。ハードな実験を行う学生や研究者も所属している以上、このくらいは当然の準備だ。在庫を把握していなければ僕も先輩を叩いたりしない。
[BPM129]
「ひゃっ」
「動かないで下さいね」
真っ赤になっている先輩のお尻をホットタオルである程度温めてから、軟膏を塗りたくる。
白い肌には跡をつけたくなるかも知れないが、それは美しいからこそだ。僕のせいでそれが霞むのは許せない。
[BPM128]
「ありがとう、ございます」
「先輩のためなら当然です。暫くはあまり触ったり、自分で叩いたりしたらダメですよ。完全に治るまでは、叩かれるような行為は控えて下さいね。約束、出来ますか?」
[BPM127]
「わかりました……」
トロンとした顔で頷く先輩。
「……チョロすぎるのも大概にしてくれ」
同じことをされたら堕ちるってことだろ。だから信用できないんだ。
[BPM126]
「……戸隠君、手が赤くなって……戸隠君も痛かったんですね……?」
「先輩のためならなんだって耐えられます!」
[BPM127]
「戸隠君……」
「"研究"、一緒に頑張りましょう。全部そのため何ですから!」
[BPM128]
「──っ、そう、ですね」
そうだ。勘違いするなよ雌豚。あくまで研究のためなんだ。全て。
「そのため先ずは、恋豚らしいこと、しませんとね!」
恋豚って何だか知らねぇけどな。
そろそろ次回予告の時間か、よし。
「あ、いっけなーい!殺意殺意!
僕、戸隠暦、大学二年生!比良坂先輩が大好き!僕は普通なのに、先輩は寝取られる為に僕の豚になるって言うからもう意味わかんない!
それって僕に養豚場のオーナーになれってことだよね?豚が偉そうにしやがって、頼むから死んでくれ。
僕の大学生活、これからどうなっちゃうの〜〜!?
次回、「生きろ、そなたは美しい」
──寝取られマゾに、僕はなる。」
[BPM128]
「えっ」
「気にしないで下さい、発作です」
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