ド ス ケ ベ 大 学 性 理 学 研 究 室 作:マルキド佐藤
『間も無く急行新宿行きの列車が10両編成で参ります、危険ですので、黄色い線の内側でおハメ下さい』
『ぷしゅぅぅ!!マンin電射が膣駅に着床するのぁぉぉ!ドア開きますぅぅぅ!!ぷっしぃぃぃ!!』
『ちんちん電車がまだ到着してないのに勝手に開きやがって!いやらしいホームドアだよ!!ちゃんとシコを防止しろ!!申し訳ございません!!ちんちん事故発生によりダイヤが大きく乱れております!!閉まれドアぁぁぁ!!』
『ご乗車ありがとうございますぅぅぅ!!』
ドスケベ大学駅のホームはいつも通りの有様で、満員電車の押し込みは過酷だ。人生の悲哀を感じますね。
乗車列に並んだ僕らの前で、パンパンのキツキツになった電車が去って行く。次の電車は少し後だ。
下根岸ドスケベ大学は学園都市である。
無駄に広いので当然交通設備は充実している。ド田舎の大学と違って自転車で次の講義へ走ったりしなくても良いのだ。もう全部リモートで良いだろ。デジタル後進国がよ。
かつて神奈川県まほろ市だった一帯が国の方針で壁に閉ざされた学園都市となった結果だ。
まほろ市が神奈川県だったのか、本当は東京都だったのかはもう誰にも分からない。
今は全てが下根岸だ。
神奈川と東京都の上に跨っているので、学園内の下根岸ドスケベ線から、新宿-織田原までの織田急線に乗り換えることが出来る。
いまや下根岸は第二の東京と言って過言ではない。
「……あの……実験は何処で行うのですか?」
先輩には大学の外でも違和感のない服装に着替えて貰った。ワイシャツとパンツでOLみたいな格好だが乳がデカ過ぎる。乳が邪魔でキーボードが打てないだろ。はい不採用。
でも流石に全裸白衣は目立ち過ぎるからな。下品だし飼い主の品格が問われるんだ。先輩が下品なわけないだろ。ちょっと雌豚なだけだ!
「これから向かいます。まだ脱いでなくて偉いですね」
「……♡」
ちょっと背伸びして頭を撫でるだけで、先輩は嬉しそうになるし、雌豚を隠しきれていない。
もう褒められることに疑問もないのかよ、そうか。チョロすぎる……他の奴にもすぐに尻尾降りそう……連帯保証人にもなりそう。
どうしたら僕だけのものになってくれるのかな。やっぱ殺すしかねーな。
「うへ〜♡あつい〜♡暑すぎて死にそ〜♡動いてないのに暑い〜♡空調よわよわ〜♡」
「確かに暑いです、何故でしょうか……?」
「いつもまともな服着てないからだよ」
メスガキ先輩は私立の制服小学生みたいな格好で、織田に肩車されてなんかホカホカしている。エロ漫画とかで見る謎の湯気付きだ。
暑がりだからいつも薄着なのか。なんだ、比良坂先輩と違って露出狂じゃなかったんだな。
「ぼきゅのシャツがメスガキ先輩の汗でびしゃびしゃだお」
うわ、服を着た豚がラーメンのスープから這い出て来たのかと思った。肩車されてるメスガキ先輩まで香ばしくなってそう。
「これは全部豚の雑魚汗腺から染みてるの〜♡雑魚汁〜♡魚介スープ〜♡淡口ざあめん♡」
雑魚マゾって魚介だったのか。通りでイカ臭いわけだよ。だが──
「──それ、全部貴女の汁ですよ、メスガキ先輩。豚は汗腺が雑魚で発達してないから殆ど汗をかけないのです」
「私が汗っかきなわけないじゃない♡」
『"自慰"しろ、メスガキ』
「あへぇぇぇ♡」
通りすがりの"んほぉ使い"が"マゾを服従させるんほぉ"を呟いて去っていった。メスガキは敗北した。
前に30歳以上生きてるって言ってたが、一体何年大学にいるんだ……?博士課程よりも歳上だぞ……?まさか教員なのか……?何を教えるつもりだよ。童貞の守り方とか?ドスケベ大学じゃ必修科目じゃないか。
「くっ……まだ汁が増えるのかお……!?耐えてくれ……ぼきゅのシャツ……!」
頭上にメスガキがオナりでビシャりあそばせても、豚はひと味違った。
ヒト味がするわけねぇだろ豚だぞ。
「おっ♡……死ぬ、死んじゃう……♡水分なくなっちゃう……♡全部出ちゃう……もれる♡もれてる♡しょわぁぁ♡」
「実験の前に死んでんじゃねぇよ!もう仕方ないのでメスガキ先輩はいつも通りで良いです。その代わり指示には従ってもらいますから」
「ありがと〜♡何でも聞く〜♡」
移動中に勝手に死んで電車が止まったら色んな人に迷惑だからな。中に出してもゴムは着けるって言うもんな。言うんだよ。
「ぷは〜♡むわぁ♡蒸しガキだよ♡ほかほかの蒸しガキ屋さんだよ〜♡オイスタ〜♡」
結局魚介なのか……?
僕が預かっていた元のキャミソールみたいな薄着を返して早々、メスガキ先輩は後ろに並んだおっさん達に商売を始めた。復活すんの早いな。ガキだからか?脳みそちっちゃくて可愛いね。
「……戸隠君?私も暑くなってきました」
「可愛い顔で調子に乗らないで下さいねクソ雌豚」
「……はい♡」
もう何でも良いのな、無敵になったのかこの女。君が僕のお星様なのか?そこら辺のキノコに負けるくせに何が無敵だよ。
『下根岸ドスケベ大学〜下根岸ドスケベ大学〜お出口は左側です。JKヨコハメ線はお乗り換えです』
『ぷっしぃぃぃ!!ダァ開きますぅぅぅ!!』
満員電車とやかましいアナウンスがやって来た。
僕たちは人の波に押されてぎゅうぎゅうの電車に詰め込まれる。
「電車通勤の雑魚おじさん達に挟まれた〜♡脇の匂い嗅がれちゃう♡」
蒸しガキを購入したおっさん達に挟まれメスガキ先輩は人に飲まれていった。私たちは買われた?セックスは自由市場だろ。楽市楽座。
「ぼきゅもメスガキ先輩をくんかするお!」
当然、織田も着いていく。
「あっ」
転びそうになった先輩を僕は逸れないように抱き寄せる。何だこの体、柔らか過ぎるだろ。僕を堕落させる悪魔か?ああ、この哀れな豚をお許し下さい。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃないです……♡」
はぁ?なんでだよ。殺されたいのかこいつ。
『ドアの前で立ち止まらず、奥の方までお進み下さい!まん中までお進み下さい!』
『もう入らないのぉぉ!!次の列車をご利用くださいぃぃぃ!!おでんしゃ発射しますぅぅ!!』
『閉まれドアぁぁぁ!!』
威勢のいい駅員が乗客を限界まで押し込む。本当に大変な仕事だ。お疲れ様です。
「……戸隠君、そろそろ教えて頂けませんか?」
「いいでしょう。実験場所は──電車の中です」
「電車の中でしゅるのですね……じゅる」
垂れている涎を拭いてあげる。本当にダメな人だ。やっぱり赤ちゃんなのか?でも赤ちゃんはセックスしないからなぁ。
「戸隠君、実験しましょう?ねぇ……?私、何でもしますよ……?」
密着せざるを得ないのを良いことに、僕に熱った身体を押し付けて耳元で囁いてくる。
「戸隠君のお耳とお顔が赤くなりましたね」
なってないが?嘘を言うのはやめてもらっても良いかな?寝取られに詳しいと血流くらい操れるのは常識だろ。
「ではしてもらいましょうか……」
「はい……♡」
「勉強を」
「……はい」
何しょんぼりしてんだ。研究者って設定も忘れたらお前に何が残るんだよ。
「……では問題です。満員電車に乗ってて、周りには男性ばかり。そして先輩はぎゅうぎゅうに押されています。いろんな体型の人がいるでしょう。急行で、何十分も電車の中だとします」
「今の風景ですね……?特別な条件では無さそうですが……」
何言ってんだ?先輩が満員電車に乗ってきたら痴漢専用車両快楽性行だろ。
全身性器の冤罪製造マシーン出発進行!裁判所でHEROと握手!結論、死刑!
「では先輩の周りには一体、何本、おちんちんがありますか?」
「──!?」
先輩はごくりと唾を飲んだ。飲むなよ雌豚。僕以外で勝手に興奮するな。許可を得てから興奮しろ。これから他の人のおちんちんで興奮しますって言え。許すわけねぇだろ。死ね。
「仕舞ってあるから気が付きませんが、服の下は全員裸で、そこにあるんです。それは勿論、先輩のお胸も、お股も。布越しに隠しているだけで……いえ、隠しているから、殆どゼロの距離まで近付ける。殆ど交尾する距離まで」
さっきからずっと擦り付けられている先輩の股間を僕の太腿で押し返す。
「あっ……♡ぁぁぁ♡」
なんか垂れてきたな……興奮し過ぎて漏らしたのな。
犬とかでもある嬉ションだ。やっぱり赤ちゃんだった。このままだと僕は先輩のママにされる……あ、やば、ちょっとママになる……!
「ほら、数えられるよね紗代ちゃん?ママに教えてくれるかな?」
せっかくだから僕は左の耳に無声音を流したぞ。先輩はお耳が弱いのだ。弱点ばっかで可愛いね。逆に何が強みなんだよ。はい不採用。
「まま、おちんちん……いっぱい……♡たくさん……♡」
ママはおちんちんじゃねぇよ!
お目目がとろとろになって頭も馬鹿になってる。蛮族でも四つまでは数えられるってのに。このデカい馬鹿ちゃんは僕が守らなきゃダメだ……!
「しかも公の場なんですよここ」
「わたしもうでんしゃのれない……♡」
「電車だけではありません。外では裸の上に服を着て、性器や乳をぶら下げたりしながら歩いているんです。棒と穴がそこらじゅうにあるのです」
「……えっちすぎます……すごくえっち……」
「ですが、最初から皆服を着ていなかったらどうでしょうか。男性器や女性器が最初から見えるのが当たり前なら?」
「……えっちには思わない──そう言うことですか?」
急にスンッとなってトリップ状態から帰ってきた。お早いお帰りで。想像力だけで興奮して萎えられるって凄い才能だな。催眠に弱そう。
「そして、接触を避けるために満員の電車が存在しなくなるか、接触しても何も思わなくなる。良いですか?服があるからそこに想像の余地、そして隠された性器への"気付き"が生まれ、えっちになる……!」
「……流石は二年でゼミに参加しているだけのことはありますね。戸隠君。感心しました」
「先輩、それだけじゃありませんよ」
やっぱり先輩の方が身体が大きい。密着してるだけで幸せ指数がブータンを超えてしまう。
幸せ指数臨界点!あと15秒で爆発します!
「戸隠君……?」
「僕も、裸の上に服を着ているんですよ?分かりますよね?」
「あ……」
「先輩はえっち、ですね?」
耳元で囁いて軽く甘噛みをする。
「うひっ……♡」
うわぁ、ヒロインがしちゃいけない顔してるよ。クッソキモくて不様でございますね。もっと可愛い顔で喘げよ。それしか取り柄ねぇだろ今のところ。
「れろっ、また問題です。性器は何処からが性器ですか?」
「わ、わかりません……♡」
「正解です」
ご褒美に耳に息を吹きかける。
「んひっ」
「皮膚は繋がってます、身体の部位だって切り離された場所なんてありませんよね──つまり、何処から何処までか分からないのです。であれば、人間の身体は何処に触れても性器の延長線上……いえ、全身が性器です」
「……で、では、私は今、私の性器と戸隠君の性器を密着させているのですか……?」
「それだけじゃなく、周囲の無数の男性の性器も先輩に押し付けられているのです」
「あ……♡……あぁ♡」
「もはや乱行です。良いですか。とんでもないことなのです。なのに先輩はわざわざ満員電車に乗り込んで、見知らぬ人に体を押し付けている。わかりますか?貴女は
「こんなにたくさんの人と……♡」
「なんか胸にぷっくりしてるところありませんか?まさか下着をつけ忘れたとか言いませんよね?」
「……♡」
「そんなわけないでしょうけど、約束を守っているか一応確かめましょう。シャツ、少し引っ張りますよ」
「えっ、あっ」
裾を少し引くだけで、ボタンが弾けそうになった。何やら主張している突起があるがブラのワイヤーか何かだろう。
「変わった色の下着が透けてしまってますね。見られてますよ」
「……あ」
先輩の顔が更に真っ赤になった。血流くらい操れるになってから寝取られろよ。修行が足りない。修行するぞ!修行するぞ!修行するぞ!
「恥ずかしい、ですね?」
「〜〜♡」
囁くと身動きも取れないのにプルプル震え始めた。
知り得たか?淫らな女。──羞恥心を。
わざわざ満員電車でおっさん共に挟まれた甲斐もあると言うものだ。誰か知らねぇけど、ずっと尻揉みやがって。
そんなに触りたいなら僕の尻肉で挟んでやるよ。
『ぶぉっ』
ポキっと手応えあり、"尻を触れさせ骨を断つ"とはまさにこのことを言う。
まさか痴漢してたら尻で指を折られたなんて証言できないもんな。その指ではもう満足に刀を振ることはできないでござるよ。痴漢はしても指は曲げるなって言うもんな。言うんだよ。
「……あ、あの、戸隠君、今、お尻、触りました……?」
やっぱり冤罪製造マシーンじゃないか!司法制度が犯されてるよ!お硬いモノなら何でも咥えやがって。ダメだよ赤ちゃん、法廷はおしゃぶりじゃないんだ。舐めちゃいけない。
「全く。僕が許可もなくそんなことをするはずないでしょう」
「ですが……」
「じゃあ、お手手繋ぎましょうね。指絡めんだよ、早くしろ」
恋豚繋ぎで両手の指を絡め合う。これで僕が潔白だって分かるだろ。
「やっぱり……さわられてます……戸隠君……たすけて……」
「助けて欲しい人の顔ですか?気持ち良さそうに見えますが」
「ちがいます、これは、わたしは悪くなくて、身体が勝手に反応して……」
「本当に嫌なら僕の手を離して、触ってるその手を掴めば良いです」
「えっ……?あっ……」
「先輩が倒れたりしないように、僕は真心を持って手を握っています。せっかく恋豚らしいことが出来てるのに、僕の手を離すんですか?あーあ、嫌いになっちゃいそうだなぁ」
「戸隠くん……わたし……んっ……私は……」
「……これがお仕置きです。苦しいでしょう?先輩。ただ痛いだけじゃダメですもんね。僕は先輩の手を取って、見ててあげます。先輩が頑張るところを、ここで、しっかりと」
「……酷い……酷すぎます……♡」
「手ェ離したら嫌いになりますよ。僕の豚さんなら、どんなに恥ずかしくても頑張ってね。じゃあ、問題です。先輩は今、何をされているでしょうか?」
「ち、ちか……」
「良いんですか?そんなことを言って。冤罪かも知れない。さっき言った言葉で、身体がえっちなことしてると勘違いしてるだけかも知れませんよ?全身が性器だと思い込んで、勝手に発情してるだけなんじゃありませんか?」
「う……うぅ……!」
「もう一度聞きますよ?先輩は今、何をされてますか?」
「わ、分かりません……」
「残念。外れです」
首筋を噛む。歯型が少しついた。
「ひゅっ……!?」
「脳に近い感覚ほど、強く感じるんです。注射を我慢する時に何処かをつねったりするでしょう?そんなに気になるなら、僕がずっと噛んであげます。でも跡になっちゃいますね。誰かに噛んで貰ったって丸分かりです。……恥ずかしいですね?」
「……許して、許して下さい……なんでもします、何でもしますから……たすけて、痛くしないで……」
「恥ずかしくなりました?」
「死んじゃいそうです……」
「反省出来ました?」
「……できました」
「じゃあ──もう良いですよ。メスガキ先輩」
「え……」
「ぷは〜♡狭すぎ〜♡蒸しガキになる〜♡磯の香り〜♡濃口ざあめん♡」
比良坂先輩の股の間から、汗と白濁液でびちゃびちゃのメスガキ先輩が顔を出した。
まるでたった今産まれてきたようにホカホカしている。赤ちゃんから赤ちゃん……僕もお婆ちゃんか。時が経つの早いな。
「メスガキ、さん……?じゃあ……触っていたのは……」
「全部メスガキ先輩です。怖かったですね。よく頑張りましたね、先輩」
ぎゅっと、きつく抱きしめる。猿での実験でも明らかになっていることだが子供の愛着は空腹を満たすことで生まれるわけではない。
触れ合う行為によって生まれるのだ。
人間でもそれは変わらない。我々はそう複雑には出来ていないのだ。猿共め……!
「……う、うぅ……うぅぅ」
わ、赤ちゃんになっちゃった……!
「そうです、赤ちゃんは言葉を喋ったりしないんです。苦しかったら泣くしか出来ないんだ。好きなだけ泣いて良いんです。大丈夫です、大丈夫ですよ」
簡単なことだ。服を返すついでに指示を渡しておいただけである。
メスガキ先輩の小さな身体なら、満員のおっさんをすり抜けるなど朝オナ前である。
具体的にどうやったのかは僕には全然分からないけど。
「ぁ、ぁぁ……」
僕の尻を触っていたのは織田の指だ。何度も触られてるから指の大きさと触り方で分かる。
まあ織田の指なら折られても次に会ったら治ってるから心配無用だろ。
……いや豚の巨体でどうやって満員を掻き分けたんだ?まさか液体なのか?ネコだから?豚じゃなかったのかよ。
「ぶひぃ……ぶひぃぃ……"痛み"だけが繋がりを"刻む"お──気高い"痛み"が……!」
僕の尻に縋り付いてなんか啜り泣いてる獣がいるが、そっとしておこう。豚にだって泣きたい時はあるのだ。尻くらい貸してやるさ。優しい子だからね僕は。それ以上したら折るけどね。
「安心してるところ悪いですが、新宿まではまだまだありますからね、先輩」
「え──?」
「豚足は始まったばかりですよ──」
僕はキメ顔でそう言った。
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