妖精の尻尾と酒呑童子   作:月詠朧

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えーまず・・・



遅れてすいません!!

時間もあんまりなかったので短いです。話を前編後編に分けることにしました。

ほんとーに申し訳ない!!

それでは、短いですがどうぞ~



第9話  萃香と呪われた島 前編

 私は今、酒を飲みながらS級クエスト掲示板を見ている。

 この間のハルジオンの港の修理費で、お金の貯金が少なくなってきたのでS級クエストに行こうと思っているだ。

 このままでは宴会を開く頻度が少なくしなければいけなくなるし、宴会の規模も小さくしなければいけなくなってくる。

 働きたくないが、宴会は私の命の一部のようなものなので仕方なく働くことにした。

 

「ん~、どーれーにーしーよーうーかーなー」

 

 どれもこれもパッとしない仕事ばっかりだねぇ。

 できるだけ終わった後に依頼先で宴会ができるような仕事を選ばなきゃね。

 

「ふむ。島を救ってほしい、ね。場所はガルナ島・・・呪われた、悪魔の島か。S級の中じゃ最低額だけど、600万もらえるしこれでいいかな」

 

 そうと決まれば即行動開始!

 ガルナ島に行くには、ハルジオンから船に乗らないと行けない。

 まぁ船に乗れなくても、私の場合は能力でいけるけど。

 とりあえず、ハルジオンまで酒を飲みながら行こうっと。

 さぁ、待ってておくれ。私の宴会!!

 

 

 

 

 

 そんな訳で現在、ハルジオンに行くために列車の中。

 のんびり行くために列車に乗ったんだけど・・・

 

「ねぇねぇ、君かわいいねぇ。この後僕にちょっと付き合ってよ」

(うるさいなぁ。さっきから無視されてるのわからんのかね?)

 

 っとまぁ、頭の後ろで髪の毛を束ねた男がニヤニヤしながら声をかけてきた。

 さっきからうるさくて、ゆっくり酒も飲めやしない。

 他の人たちに迷惑がかかるから抑えてるけど、いい加減我慢できないかも。

 

「ねぇってば。聞こえてるよね。無視はよくないよ?・・・あれ、よく見たらキミ妖精の尻尾(フェアリーテイル)なのか。うちのギルドまったく女っ気がなくてさぁ。キミ、うちのギルドにおいでよ」

 

 勧誘までし始めた。面倒くさいなぁまったく

 

「・・・アンタ何処の誰だい?うるさくってしょうがないんだけど」

「お!やっとしゃべってくれた。僕は鉄の森(アイゼンヴァルト)のカゲヤマ。うちらの(ギルド)においでって。来れば可愛がってあげるよ?」

鉄の森(アイゼンヴァルト)ねぇ?興味がないね。むしろ、あたしは闇ギルドを潰す側だからね。これ以上私に関わるんなら・・・潰すよ?」

 

 最後の部分だけ殺気を乗せて言う。

 カゲヤマとやらは一瞬ブルっと震えたが、すぐにまたしゃべりだした。

 

「や、ヤダなぁ。闇ギルド差別だよ、ソレ。別に穏便にキミを連れて行かなくても、実力行使で捕まえても問題ないんだよ?」

「ふーん、実力ねぇ?」

「例えば、こうやってね!!」

 

 その言葉とともに、カゲヤマとやらの影が私の方に伸びてきて、私の手足を縛る。

 この程度ならいつでも霧散して抜けられるし、力ずくでも抜けられる。

 

「ヒャハハ!!これでもう動けないだろ?」

「はぁ。この程度であたしが動けないとか、あるわけ無いじゃあないか」

「強がっても動けてないじゃん!ヒャハハッ!!」

 

 耳障りな笑い声だことで。

 うるさいし、周りにも迷惑だから黙らせてそれから外に捨てて酒を飲も。

 少し霧散し、カゲヤマの肩の上あたりに萃め、ミニサイズの分身を出す。

 その分身でカゲヤマの頬をぺちぺちと叩く。

 

「あん!?なんだよ!いいところだから邪魔する・・・!?」

 

 叩かれた方を見たカゲヤマが分身を見て驚いた。

 その顔の顎先を掠めるように、程々に力を抑えて分身に腕を振らせた。

 すると、カゲヤマが糸が切れた人形のように前のめりに倒れこむ。

 私を縛っている影の魔法の拘束も散らして解く。

 

「な、何が!?」

「その分身(あたし)はあたしの能力(まほう)さ。んで、今アンタが動けないのは、アンタの脳が揺すらされて脳震盪を起こしてるからさ」

 

 そう言いながら窓を全開にし、カゲヤマに近づき首を掴んで持ち上げる。

 

「何をするつもりだ!?」

「いやぁなに。ピーチクパーチクうるさいゴミは外に捨てちゃおうと思ってねぇ」

「や、やm」

「そぉら!飛んでけぇぇ!!」

 

 その言葉とともにカゲヤマを列車の窓から外へ投げる。

 地面におもいっきり顔面から突っ込み8回転程してようやく止まった。

 ズタボロになって気を失ったようだ。

 

「ふぅ、これでやっと静かになるね。さぁ酒を飲もう。」

 

 そういえば鉄の森(アイゼンヴァルト)って原作で見たような気がする。

 まぁ関わる気がないから別にいいかなぁ。

 そう考えながら窓を閉め、酒を煽った。

 

 

 

 1時間もしないうちにハルジオンに到着した。

 とりあえず、ガルナ島に行くために、港で船に乗せてもらえないか交渉してみた。

 結果、誰もガルナ島には近づきたがりませんでした。

 そりゃあ『呪われた』島だとか言われてれば行きたがらないよね。

 仕方がないのでハルジオンからの方角だけ聞き出して、能力を使って行くことに。

 今回は海の熱を散らして、海全体を凍らせて行こうかな。

 いつだかのS級試験の時みたいに海を割るのも疲れるし、いつもみたいに霧散してばっかりでもつまらないしね。

 あー、凍らせる前に海から町の人たちを離さないと。

 能力を使って、人の意識を海から散らして海に近づかないようにする。

 しばらく待つと港から人の気配が消えた。一応霧散して人がいないことも確認した。

 海に近づき、左手の指先を海面に触れるか触れないかぐらいまで近づけて、海の熱を一気に散らす。

 すると海は、見渡す限り一面氷の大地になった。

 

「ありゃ、やりすぎた。ここら辺の海が全部氷河期になっちゃった。まぁ島に着いたら熱を萃めて溶かせばいいよね。とりあえず行こう」

 

 あまり深く考えず、酒を飲みながら島のある方角に向かって進み始めた。

 

 3時間ほど行ったところで漸くガルナ島が見てきた。

 島を変な魔力が天蓋のようになって覆っている。

 

「なんだい、あの変な魔力は?とりあえず島の村について依頼の説明を受けたら、島全体の様子とあの魔力の影響とかでも調べてみるかね」

 

 島に到着し、村へ。

 海岸から村に辿り着くまでの間、島の動物を何度か見かけたがどれもこれも変質していた。

 具体的には鳥に変な尻尾が生えてたり、犬に骨みたいな羽が生えてたり、猫に触覚みたいなのが生えてたり。

 後、島を覆っている魔力は月に関係あるらしく、妖怪である私はもろに影響を受けるようでいやに力がみなぎる。

 もし戦闘があるなら気をつけないとね。いつもの手加減ぐらいで戦うと相手が塵になっちまいそうだよ。

 

 しばらく森のなかを進むと、村の門が見えてきた。

 村の中で依頼内容を聞いた所、月の魔力で悪魔の様な見ためになる呪いを解くために月の破壊をしてほしいそうだ。

 心まで悪魔になった者たちを幽閉していたが、牢を壊して出てきてしまうので、暴走した人を手にかけたとか。

 まぁ誰だって身内に殺されたくはないよね。

 

 しかしまぁ。

 なんだかとっても簡単な依頼だね。これって結局島を覆ってる天蓋みたいなのぶっ壊すだけで解決でしょ?あぁ、天蓋みたいなの張った元凶がいると張り直されるから、元凶も捕獲または討伐した方がいいだろうね。

 本当にこれS級クエストかい?

 まぁ私の能力がぶっ壊れなだけなんだろうけどさ。

 今日はもう遅いから、明日から島の様子を確認してこよう。

 手頃な家の屋根の上で紫色の月をみながら月見酒と行こう。紫色の月なんかめったに見れないからねぇ。

 

「紫色の月ってのもなかなか風情があっていいねぇ。ちょっと不気味な感じがまた、ね!・・・ん?なんだいありゃ?」

 

 島の遺跡に月の魔力が集まっている。かなりの量だね。

 

「ふむ、これはこれは。どっかの魔導師が何かデカい儀式をしてるのかね?明日、島じゃなくてあの遺跡を調査をして・・・かな?多分あれが原因でしょ」

 

 あんなに魔力を集めて何をしているのやら。

 どーせろくな事じゃないんだろうけどね。封印されてるモンスターの封印解除とかね?

 はてさて、どーなることやら。

 

 

 

 次回へ続く。




っというわけで、ガルナ島です。

前書きで前編後編に分けるって書きましたが、もしかしたら中編も挟むかもしれません。

それと、次回も投稿するのに時間がかかると思われます。
なるべく早く投稿したいと思っていますが、何分ネット環境が近場にないもので。

申し訳ありません m(_ _)m

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