「ようやく買えた~」
クリスマスが近づいてくる中、俺
傍から見たら子供にクリスマスプレゼントを買って帰る父親に見えるだろうが、これは自分で楽しむ用だ。それ以前に俺に子供は居ない。何なら彼女すらいない。
非リアの独身貴族だ。
大好きなキョウリュウジャーのグッツを片手に道路を渡ろうとしたその時、俺の前で歩いていた子供がいきなり道路へと飛び出した。
「危ない…!」
それを見た俺は自然と身体が動き、子供を助けるために交通量が多い道路へと飛び出た。
車が子供に当たる瞬間、俺は身を挺して守ることができたが、俺自身は車にぶつかり盛大に吹き飛ばされてしまった。
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全身が痛い…
《確認しました。『痛覚無効』を獲得…成功しました。》
身体が熱いような寒いような…
《確認しました。『対熱耐性』並びに『対寒耐性』を獲得…成功しました。『対熱耐性』と『対寒耐性』を獲得したことにより、『熱変動耐性』にスキルが進化しました。》
喋れないし動けない…
《確認しました。『麻痺耐性』を獲得…成功しました。》
目が見えない…誰か、何が起きたか教えてくれ…
《確認しました。ユニークスキル『
せめて、キョウリュウジャーをもう一度見たかった…
《確認しました。個体名木崎 龍の記憶からキョウリュウジャーに関する記憶を検索…成功しました。ユニークスキル『
ああ、もうなんだよ…いい加減大人しく寝かせてくれ…
何処から聞こえてくる声に嫌気を感じながら、意識を手放そうとしたその時、ぽよっんと、何か柔らかくぽよぽよしている物が俺の上に乗って来たのを感じた。
そしてその何かが俺を包み始める。
目の見えず、身体も動かない俺はどうでもよくなり、そのまま意識を手放した。
《確認しました。種族:
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「……キャン…デリラ…ちゃん………」
俺様のことを酷く恨んでいるはずのキョウリュウブラックに、鎧の中に閉じ込められている魂を開放してもらい、俺様は最後の力を振り絞って
最後に花を渡せなかったなんて、沁みるわ~…
《確認しました。ユニークスキル『
俺様、地獄に落ちるんだろうなぁ~…その時もこの姿なのかな~…
《確認しました。身体を元の身体に再構成…成功しました。》
キョウリュウジャー…キャンデリラちゃん達を…守ってくれよぉ
そう願いながら、俺様は永遠の眠りへとついたはずだった。
《………確認しました。エクストラスキル『
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「おぬし、最後は拙者に倒されるつもりでござったな…」
剣を交えた後、俺の真意に気付いた空蝉丸が問いただしてくる。
「ありがとよ…俺の我儘に、付き合って…くれて……」
身体から雷のような火花を上げながら、俺は我儘に付き合ってくれた空蝉丸に礼を言う。
「悪党のくせに殊勝なことを申すな…腹立たしい…!」
空蝉丸のその言葉を聞いて、俺は自然と笑みを浮かべた。
「そうかい…腹立たしいかい……」
空蝉丸の言葉を聞き、満足した俺はそのまま前のめりに倒れ、光となって散っていった。
《確認しました。エクストラスキル『
光となって散った俺に、そんな声が聞こえて来た。
《エクストラスキル『
さっきから誰だ!俺はさっさと寝たいんだよ!腹立たしい…!
最後の怒りを爆発させ、俺は眠りにつくことにした。
《確認しました。ユニークスキル『