ぷるぷるぼくわるい魔族じゃないよ   作:メヌエットゆりー

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⭐︎1を2連続でつけられるとメンタルに対してメラゾーマ級の威力になるので気をつけようね


七崩賢アウラの不思議のダンジョン

 

『ムーンサルト』

 

僕の縦回転回し蹴りが魔物の顎にクリーンヒットして、会心の一撃を出す。

すると魔物は霧のように消えていく。

 

「アウラさーん!そっちも終わりました?」

 

「終わったわよ」

 

「じゃあ次に進みますか」

 

そうして僕たちはダンジョンの奥地へと足を進める。

 

 

 

なぜこうなったのかを説明すると

僕とアウラさんとスラリンで旅を初めて5年ほど経ち、北部から南部へと移動しながら路銀稼ぎとして各地で依頼などを受けていたのだが

立ち寄った村で放棄された坑道に巣くった魔物を倒してきて欲しいと依頼されて倒しに行ったのだがここで問題が起きた。

 

ところで皆さんはドラゴンクエストの魔力暴走をご存知だろうか?

名前を聞いてデメリットに思えた人もいるかもしれないが魔力暴走は会心の一撃の呪文版だ。もっとわかりやすく言えば魔法によるクリティカル。

 

そしていつも通り魔法で一掃しようと考えてイオラ(中級爆破呪文)を撃った時にその魔力暴走が起きてしまった。

本来なら少し壁を壊しながら魔物を倒す規模の爆発の威力が坑道の一部を破壊するほどの威力になってしまい自分たちの立っている場所も崩れたと思ったらダンジョンを見つけた。

 

ダンジョンと気づいた瞬間に僕は湧き上がった。

宝箱にダメージ床、モンスター部屋、色々なものがあるはずだと期待して入ろうとするとアウラさんに止められた。

 

アウラさんはなんだか嫌な予感がすると言って付いてこようとしなかったので無理やり抱えて連れて行くと諦めてダンジョン攻略を手伝ってくれるようになった。

 

アウラさんってばツンデレなんだから、最初から素直に協力してくれたらいいのに。

きちんとスラリンもついてきているぞ。何故かマスターの僕ではなくアウラさんに懐いて命令権の優先度がおかしくなったスラリンだが今のレベルは20以上45未満だ。

こんなに曖昧なのは覚えている呪文で判断しているせいだ。

ドラゴンクエストⅤのスライムと仮定するなら

 

Lv7ニフラム Lv25 トラマナ

Lv10 スクルト Lv30 ザオラル

Lv15 ルカナン Lv45 ぶきみなひかり

Lv18 リレミト Lv77 めいそう

Lv20 メダパニ  Lv99 しゃくねつほのお

 

こうやって覚えて行くはずだからね。

スクルト(パーティー全員の防御力を上げる呪文)とルカナン(敵の1グループの防御力を下がる呪文)とメダパニ(Ⅴでは敵の1グループを混乱させる呪文)を唱えているのは見たけどぶきみなひかり(Ⅴではバグで効果がない、Ⅴのリメイクで敵1グループの魔法防御を下げる呪文)を使っているところを見たことがない。エフェクト的にも敵を光で包み込むからわかりやすいのでまだ覚えていないと思われる。

 

ちなみに1グループを説明すると

 

スライムA

スライムB

 

スライム

 

ドラキー

 

こう現れた場合

スライム2匹とスライム1匹とドラキー1匹と数えられて3つのグループに別れる。

この状態でスライムにルカナンをかけたとしてもスライムAとスライムBとドラキーにはかからない。

同種のモンスターでも必ず一つのグループじゃないことを覚えておかないと呪文を無駄撃ちすることになるからこれからドラクエをする人は気をつけようね。

 

すごく脱線したから話を戻すとダンジョンを偶然見つけた僕とアウラさんとスラリンは宝箱を求めてダンジョンを進むのであった。

 

 

そして今に至る。

 

少し大きめの部屋を覗いてみるとなかなかに強そうな魔物が扉の前に鎮座している。

 

「アウラさん、いける?」

 

「ちょうど貴方に教えてもらった魔法を使うのに良い機会だしやらせてもらおうかしら」

 

そう言うとゆっくりと歩きゴリラと狼が混ざったような魔物に向かって

 

重力で押し潰す魔法(ベタン)

 

魔物が謎の力に押し付けられ地面にヒビをつけながらめり込む。

 

これは僕が教えた呪文の1つで通常の何倍、何十倍もの重力を発生させて敵の身動きを封じながらダメージを与える強い魔法だ。

しかしこの魔法を本来の使用者であるポップ(ダイの大冒険に登場する魔法使い)が使用した時はドラゴン達を一掃するほどの威力を見せていたが僕たちは実力不足か経験不足なのかはわからないけどそこまでの威力はない。

身動きを抑えた状態で天秤を使えば隙が減ると思ったので教えた。

 

 

魔力を奪う魔法(マホトラ)

 

ゴリラ・ゴリラ・ゴリラとカニス・ラパス(ゴリラとタイリクオオカミの学名)の合成獣(キメラ)のような魔物から紫色のモヤが発生して、そのモヤはアウラさんに吸収される。

 

マホトラも僕がアウラさんに教えた呪文の1つで敵からMP……この世界で言うところの魔力を奪う魔法だ。

アウラさんの天秤による支配は残っている魔力量で判断されるらしいので敵から魔力を100奪えばアウラさんには100増加されて200の差を作り出すことが可能になると思って教えた。

 

服従させる魔法(アゼリューゼ)

 

魔物とアウラさんから魂が飛び出して天秤に乗っていき、アウラさんの魂が乗った方が圧倒的に重く、下に下がる。

 

「自害しなさい」

 

その言葉に従った魔物は鋭い爪がついた手を己の首に近づけ、勢いよく首を掻っ切る。

 

 

やっぱり鬼畜すぎると思うんだこのコンボ。

しかもいつかはこれよりも恐ろしいこともできるようになるし、僕が前衛で戦って魔力を減らしたりしたら安全圏からの即死コンボができるようになる。

 

「アウラさん、お疲れ様です」

 

「貴方の魔法はすごいわね。私の魔法との相性がとても良いわよ」

 

それはよかった。

さて、次の部屋に行きますか。この部屋には宝箱は無さそうだし敵からのドロップも無かったしね。

 

 

次の部屋へのそこそこ大きめの扉をギシギシと少し壊れそうな音を立てながら両手でしっかりと開ける。

 

その扉を開いた先に広がっていたのは安山岩でできた多数の道が広がっていた。

 

「どの道に進みたいですか?穴だらけの道に明らかに毒やからが見える道にモンスターの唸り声が聞こえる道に泥沼で進むことが困難になりそうな道にすごいぐらいに普通な道どれを選びますか?」

 

「……すごいぐらいに普通な道は嫌だわ、なんだか嫌な予感がして行きたくないわよ。絶対に行かないわよ」

 

「めちゃくちゃ普通な道を行きましょうか」

 

「…………なんでわかっていたのに素直に答えちゃったのかしら」

 

「馬鹿だからじゃないですか?アウラさんって魔力を隠している相手にその天秤を使用して逆に支配されそうじゃないですか」

 

「…………『小火球を出す魔法(メラ)』」

 

「あ!ちょっ!あち!!ごめんなさい!謝りますから!」

 

アウラさんが放ったメラが僕の皮膚を少しだけ焼き、すごく熱かった。

 

「さて、それはさておきハイパー普通な道に行きましょうか」

 

「…………もう諦めることにするじゃない……」

 

そうして普通の道を歩いていると道の途中で木で作られた年季の入った宝箱を見つける。

 

「アウラさん……見てください」

 

「……宝箱かしら?」

 

「そうです。そしてあれはミミックかもしれません。じゃんけんで負けた方が見に行くというのはどうですか?」

 

「面白そうじゃない、じゃあいくわよ」

 

最初はグー、ジャンケン…

 

 

 

 

 

 

 

「さっさと確認に行きなさいよ」

 

「待ってください!!ミミックは即死魔法を使ってくるかもしれないのですよ!!」

 

「そんなに怖いミミックはいないわよ」

 

「即死を使ってこなくてもつうこんの一撃を容赦なく出して殺してくるかもしれないのですよ!!」

 

「貴方には蘇生があるじゃない、それで頑張りなさい」

 

そっと忍び歩きで近づき宝箱をゆっくり、ゆっーーくり開けるためにじわじわと腕を伸ばす。

む?もしかしてこの宝箱はミミックじゃない?勢いよく開くか!

 

「……せーの!うわぁぁぁぁ!!!」

 

ミミックじゃねぇか!!

僕の腕に宝箱が噛み付いてきてるじゃないか!!

 

ミミックが今ま噛みついている右の腕を全力で振り回しどこかへ投げようとするがキバが服に引っかかりなかなか外れない。

 

僕は右腕の袖を左手で強引に引きちぎりミミックからの拘束を解き、ミミックの上部分をがっしりと掴んだ後、全力でダンジョンの壁にぶつけた。

 

バイキルトもかけていなかったからかそこまでの威力は無く、ミミックは壁にぶつかるもめちゃくちゃ元気そうだ。

 

「なんかレアアイテムでも落としやがれ!」

 

『凍りつく息』

 

口から0度以下の冷たすぎる水色のブレスを吐いた。

 

するとミミックの外側がどんどん凍りつき、身動きが取りづらくなっていく。もちろん攻撃技でもあるのでダメージも入っているようだ。

 

『バイキルト』

 

僕の攻撃力は2倍となった。

 

僕は剣を握り、動けなくなっているミミックの元へ素早く近づき技を発動させる。

 

『ぶっしつ斬り』

 

振り下ろした剣がミミックをバターのように簡単に真っ二つにした。

ぶっしつ斬りはミミックやゴーレムといった材料が石材や木材、鉄などで構成されているモンスターに1.5倍のダメージを出すことができる剣の技だ。

 

「さて、ミミックも倒したことですし進みましょうか」

 

「……袖はそのままでいいの?」

 

「………ワイルドだろぉ?」

 

「なんだか腹が立ってきたじゃない」

 

それからも魔物の群れと戦ったり、隠し扉を見つけた先で宝石を見つけたり、トラップが人の白骨死体に引っかかり作動しなくなっていたりとダンジョンを楽しんでいると何やら変な声が聞こえてきた。

 

「アウラさんはこの声聞こえてますか?」

 

「声?」

 

「そうですよ、こっちからです」

 

歩いて向かっているとどんどん言葉の内容がわかるようになっていく。

 

 

「暗いよー!怖いよー!」

 

やっぱり何か聞こえる……暗いとか怖いとか聞こえるしトラップにでも引っかかったのかな?

 

そう思って現場に着くと思いもよらない光景が広がっていた。

 

小さな少女の上半身がミミックにムシャムシャされてる!!

 

「暗いよー!怖いよー!」

 

僕とアウラさんは唖然として立ち止まり、その光景を1分ぐらい見ていることしかできなかった。

だって目の前の光景に脳の処理が追いついていなかったからだ。

 

 

 

 

この時に気づいておくべきだった……まさかあんなことになるなんてこの時は考えもしなかった。

魔法のカッコについて、どちらがいいですかね?下のやつなら今までのも修正してきます

  • 『』
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