ぷるぷるぼくわるい魔族じゃないよ   作:メヌエットゆりー

22 / 22
あけおめ
ことよろ

今年は小説をきちんと完結させたい


あれ?もしかしてペット?

 

ソリテールさんに誘拐されてから半年。

 

色んな場所でアウラさんについての情報を探しながら人探しに役立ちそうな民間魔法も探していたりするがどちらも全く成果が出ていない。

 

ソリテールさんはというと僕自身や僕が使っている魔法や特技を研究している。研究しているというのは少し違うかもしれないが僕の耐性やできることを調べている。あと僕が普通の魔族とどれだけ違うのかも研究しているようだったが僕自身もそれは気になっていた。

肉体的には魔族だとしても精神が人間の場合肉体にどのような影響を及ぼしているのかは調べておきたい。それに僕は何度も蘇生して普通の肉体ではなくなっている可能性もあったのでソリテールさんにすごく協力している。

 

とりあえず僕は今日の夜ご飯が完成したのでソリテールさんを大声で呼ぶ。

 

「ソリテールさん!!」

 

僕は元造船所の家の修理と改築をビルダーズの建築と破壊の能力を模倣して作り直した家の中にある大型キッチンで料理を作っていた。

 

ビルダーズ系統の力は戦闘にも建築にもアイテムの製作にも使えるのでめちゃくちゃ便利なんだけど2.5等身になるせいで少し違和感を感じる。

しかし作った作業所や調理室はめちゃくちゃに便利だしビルダーズ系統の能力も便利なので今後も使用し続けるだろう。

 

 

今日は海の魚で作ったアクアパッツァだ。この魚も僕が作った釣竿で僕が今朝に釣ってきたものだ。

 

「美味しそうな匂いだ、今日は魚のようだね。確かこの料理は漁師達が美味しそうに食べているのを見たことがあるよ」

 

そう言いながら地下室から上がってきたソリテールさんは僕の頭を数回撫でた後にいつもの席に座ったので僕も向かいの席に座り女神様にお祈りを捧げていると

 

「魔族なのに女神に祈る姿はいつ見ても奇妙だね」

 

「やっぱりそう見えますか?僕自身もそう思ってました」

 

そう言いながらアクアパッツァを食べ始める。

 

「そういえば魔族の研究テーマって何なんですか?ソリテールさんは人類の研究をしているって言ってましたがクヴァール師匠やアウラさんが研究テーマを持って研究しているような様子を見たことがないから気になって……」

 

「それはその2人が規格外だからだよ、偉大なる腐敗の賢老クヴァールは研究テーマは人を殺す魔法(ゾルトラーク)、この魔法は未完全な状態で完成としているのよ」

 

「未完全な状態で?なんでですか?」

 

「派生や状況に合わせた改造など美しいほどの魔法構造はそれ単体でも強いけど人を殺すことというシンプルな一点に特化したからこそ多様な使い方が可能なの。

断頭台のアウラは研究テーマである服従させる魔法(アゼリューゼ)は人智も人の(ことわり)も超えた完成された魔法。もうあれ以上に進化することはない完成品。つまりアウラの研究テーマはすでに終わっているのが正しいわね。強いていうなら魔力量からくる魔法だから後は生き続けることだけが研究ね」

 

え、あれで完成してたの?フリーレンに調子乗って使ったら1発アウトのような魔法なのに?もっと魔力がすごく高い人が使うべきやつでしょ……

 

「ちなみに私のように魔法ではないテーマを研究対象とするのかなり稀なんだ。あとは君のように魔族でありながら研究テーマを持たない魔族もね」

 

「いや、今の説明で僕にも研究テーマが生まれましたよ……僕の研究テーマは僕です」

 

言葉の通り僕自身を研究のテーマとしようと考えている。ドラゴンクエストの魔法や特技はどうしたって?

あれは戦闘用であって研究してもドラクエの魔法としか出てこないでしょ。それに外伝作品だと魔法についてよく語られてる作品も多いし研究する意味はあまりなさそうだったからね。

もちろん戦術やタイミング、使い方なんかは研究していくけどね。

それよりもこの世界に来た理由とかどうしてリーニエになった理由とかわからないからね。それを調べていこうと思う。

 

「いいテーマだ。君らしい」

 

ソリテールさんがそう言った後にお互い食べ終わったので日課のあることを提案する。

 

「食べ終わったことですし訓練しませんか?」

 

「いいよ、君の模倣する魔法がどこまで模倣できるのかも気になるし外に行こうか」

 

僕は魔力で服を運動用のものに作り直し、自室から僕が作ったはがねのつるぎを鞘にしまい持ち出す。

これもビルダーズ系統の力で山奥にあった使われていない鍛冶場を改造して作った作業所で作った物だ。

 

外に出るとソリテールさんからソリテールさんが使っていた剣を出す魔法を使えるか試してみてと言われたのでやってみることにした。

 

『模倣する魔法 ソリテール』

 

僕の周りにソリテールさんが出している剣と全く同じ剣が複数出現する。

 

「それを別の剣に変えたり、属性を付与することは可能かな?」

 

「とりあえずやってみます」

 

僕は脳内で出現する剣のイメージを全て手に持っているはがねのつるぎと同じように変えていく。

 

すると僕の周りに出現した剣も全てはがねのつるぎに変わった。

 

「できました!」

 

「それの状態は何分つづけられそう?」

 

「たぶん3分も持ちません。魔力の問題ではなくイメージ力の問題だと思います。属性の付与は手に持った時にしかできませんね」

 

ソリテールさんは頷きながら僕に関する記録をとっていく。

 

「じゃあ今から私が同じ魔法で攻撃をしていくからそれを防いでみて」

 

そう言うといくつもの剣が飛んできたので同じようにはがねのつるぎを操り、迎撃していく。

 

空中に浮かんだ剣と剣がぶつかり合い火花が散り、弾き飛ばされた剣が地面に切り傷をつける。

 

何度も斬り合っていると僕のはがねのつるぎが砕け、ソリテールさんの剣が僕の胸に突き刺さる。

おそらく心臓に突き刺さったのだろう……胸が苦しくなる。

 

僕はぶちぶちと音がなるのを気にせずに胸に突き刺さった剣を引き抜き、血飛沫を飛ばす。

 

『ベホマ』

 

心臓が元の形に戻り、穴が塞がっていく。

 

「今日はこの辺にしようか、模倣や改造の精度は前回より上がっているからこのまま続けていけば強くなれるよ」

 

また僕の頭を撫でながら励ましてくれる。

 

「じゃあ一度汗と血を流してくるといいよ」

 

「そういえば今日は人里に行く予定でしたね。あの魔法は習得できました?」

 

「安心してほしい、君に教えてもらってから1時間で習得できたよ」

 

「流石ですね。じゃあちょっと水浴びしてくるので待っていてください」

 

僕は近くの川で汗と血を洗い流し戻るとソリテールさんの角が消えていた。

 

「前髪がすごく違和感がありますね」

 

「角は見えないだけで無くなったわけじゃ無いからね」

 

「街に着いたらカチューシャでも買いますか?」

 

「それもいいかもしれないね、じゃあ行こうか」

 

僕とソリテールさんは近くの街へ徒歩で向かった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

魔族少女のエロタナティブ(作者:アナリザンド)(原作:葬送のフリーレン)

TS転生オリ魔族が魔法インターネットを構築しました。▼すると以下のような反応が返ってきました。▼フリーレン「魔族みな殺すべし。慈悲はない」▼フェルン「私が早漏ってひどくないですか……」▼ハイター「魔力は私の五分の一くらいですね(ニチャア)」▼リーニエ「もほーはびーえるのことじゃない!」▼アウラ「私に〇〇しろってできるわけないじゃない!」▼ゼーリエ「面白いやつ…


総合評価:17207/評価:8.75/連載:187話/更新日時:2026年04月14日(火) 08:26 小説情報

ダイクン家の二女はアホの子(作者:アキ山)(原作:ガンダム)

 側室に三人目の子供を仕込んだままくたばったジオン・ダイクンのやらかしによって大きく変わる宇宙世紀。▼ サイド7で暮らすマリー・マス、通称マチュはアルマリア・リム・ダイクンという自身の本名も綺麗に忘れた、趣味はなんちゃってジークンドーとロボゲーに格ゲーというアホの子である。▼ そんな日々の奇行の数々で姉を泣かせている小学生が、地獄の一年戦争を如何にして生き残…


総合評価:13630/評価:8.72/連載:66話/更新日時:2026年07月02日(木) 12:39 小説情報

古魔族、放漫のトラオムの羽ばたき(作者:リッチ)(原作:葬送のフリーレン)

魔法ってたーのしー! バタフライ効果? 水泳の技術だっけ?


総合評価:37143/評価:8.71/完結:66話/更新日時:2025年02月10日(月) 21:01 小説情報

ティファレトだったら美少女だろうがッ!!(作者:思いつきで書き出す見切り発車の化身)(原作:ブルーアーカイブ)

鋼鉄の心臓にアンチしようとしたら逆に脳を焼かれたアホの話▼※他作品ネタのタグを追加しました


総合評価:2695/評価:8.56/短編:6話/更新日時:2026年04月28日(火) 12:12 小説情報

転生したので前世の知識で生徒達と遊ぶことにする(作者:popoponpon)(原作:ブルーアーカイブ)

いろんな娯楽はあるけど前世の娯楽もこの世界で楽しみたい!ということでTS転生したけど諦めずに自分の好きなものを作っては皆で遊んだり、本編に絡んだりしてくる女の子、夢見モルフォのお話。


総合評価:14021/評価:8.78/連載:224話/更新日時:2026年07月03日(金) 12:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>