彼の夢そして彼女たちの夢   作:ひめ

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なんだか、パラパラっと自分の作品を1話から読み返すと大分書き方が変わったお思います。
まぁ駄文はまったく変わってないんですけどねww
というわけで空いた時間でなんとか書きました。
 

どーぞ!


理解

人通りの多い道、そこLIGHT本社はあった。

高くそびえ立つビル。

「これだったのかぁ……」

ふと溢れる。

このビルは知っていた、LIGHTだとは知らなっかが、毎日のようにマンションから確認出来ていた。

ただぼう然とそのビルを見上げる。

「はいらないの?」

と、僕の斜め後ろからそんな声が聞こえた。

「ちょっと緊張して……先輩はしないんですか?」

「しないと言えば嘘になるけど、いつまでもここにいたら通行人の邪魔になるでしょ?」

たしかに今の僕たちは明らかに邪魔になっているだろう、待ちゆく人は僕達二人を避けて通ってくれてる。

よし! と自分に言いかけて深呼吸を一つし右足を一歩前にだしたその時、

「ちゅっとお二人さんデート中に悪いんだけど少しいいかな」

折角動いた足はまたしても止まってしまう。若干苛立ちを抱きながら声の発信源の方に視線を向ける。

「私ここで働いてる者なんだけどね~君たちモデルの興味ない?」

これはあれか? スカウトってことでいいんだよな……

でも、もうスカウトされづみなんだけど……いや! これを利用すれば。

「今日ここで高校生二人が打ち合せに来るって聞いてませんか? それが僕達なんですが……」

「へ?……あ、あぁ! うん聞いてる聞いてる。 へぇ、君たちが……」

先輩と僕の周りを何度か回りながらジロジロと見られる。

そして一言、

「やっぱり冬美さんはすごいなぁ、二人とも期待持てる!」

グッと親指をつきたてながら言う。

「ついて来て! お姉さんが案内してあげる!」

自動ドアの方に全力で疾走で走って、社内に駆け込むお姉さん、そういや名前聞いてなかったな。

「なんだかすごい人ね……」

「たしかにそうですね、穂乃果先輩に似てる気がします。」

「それは、苦労するわね……」

「え、えぇまぁ……」

絢瀬先輩は肩をすくめるように笑いながいった。

「もう、二人共早くしてよー! イチャイチャするのはお姉さんがいないところでしてよねー!」

社内の方から大声で呼ばれる、思いの他響き渡り社員の方に注意され、深々と頭を下げている。

「行きましょうか」

「…………」

「そ、そうね」

今の間はなんなんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前にドア凝視するの1分弱立つ。

さっきまで僕と絢瀬先輩を先導してくれた、工藤春は同僚に引きずられながらエレベーターを出て行った。工藤春とはお姉さんのことを指す、「私のことは春お姉さんとよびなさい、うふん!」 なんたら姫の姉様方を連想させるフレーズだが、絵本のまんまでは、むしろ可愛かった。

工藤さん……その呼び方は善処します。

その工藤さんは去り際に

「エレベーターが止まったら、真っすぐ行って、そしたら突き当たり右ねー!」

ということでこんな状況だ。

いつまでもこうしてる訳にも行かないため、ポケットにしまっていた手をゆっくり出す、ポケットの中のしまっていた手は、フロアの温度より暖かく、むしろ熱いいくらいだったためすぐに適応せず、折角では手がまた止まってしまった。

そんな唯を見かねたのか絵里が先にドアノブに手をかける、慌てて唯もドアノブに手をかける、正確には絢瀬先輩の手に重ねる形で。

「だ、大丈夫よ、私が開けるから」

驚いた表情のまま、唯の行動に返答する。

普通ならここで手を離すの定石だろう、だが唯は違う。そもそも手を添える時点でおかしい。

「い、一緒に開けましょう!」

まったく予想だにしない返答にさらに驚くも、笑顔で

「ええ、いいわよ」

唯もその喜びを噛み締めるような笑顔を作る。

「か、かわいい……」

「え゛?」

聞き間違いだと信じたい……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「し、失礼しまーす」」

ドアノブを回し、打ち合わせ室? いや待ち合わせ室とでもいった方が伝わり易いだろう。

「えらく仲良しなんだね、もしかして彼女かい?」

言うと僕は腕を組みすぐに、右手を顎に当て考える仕草をとる。 普通学校の先輩にこんなこと頼むかな?

「え? そうなの!? すんごい美人ね あの時すぐにでも紹介すればよかったのに」

机から身を乗り出し、確認を取ってくる。

「違う、違いますよ!? ですよね先輩!?」

「え、えぇ……」

そこははっきり答えてくださいよ……

僕の行動にもしやと思ったのだろう。

それと……近い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕と絢瀬先輩が入った1室はOの字の大きな机に一定の間隔で置かれた椅子な設備されていた、てっきりソファーがあり机を挟んで話合うのかと想像していた。

「とりあえず座って」

一番近くにある椅子に引き、座るここまでの道のり、決して長く、きつかったと言うわけではないが、やたらとつかれた気がする。

目の前には毎月発売されいる、雑誌があり、とりあえず目を通せと言うことだろうか。

実はLIGHTの存在こそは知っていたが目にするのはこれが初めてだ。 手に取りまじまじと表紙を見る。

なんだか色々明るいな……

表紙と裏を見ている間に絢瀬がパラパラと無造作に開き、唯も焦る必要もないのにそのパンドラを開ける。

「…………」

LIGHTデビューの感想を述べるしよう――正直よくわからない。

女性誌なのだから当たり前かもしれないが、男性に理解出来ない魅力ばかり詰められていた。

「せん、ぱ……い」

男性の自分の感性に限界に感じた唯は絵里に感想を聞こうと絢瀬先輩に視線を向ける。

視界に入ってきたのは、キラキラした表情で雑誌を凝視する絢瀬先輩、生徒会長で、大人っぽく、いつも冷静そうな絢瀬先輩はこの時だけは、綺麗と言う表現ではなく女の子らしくとても可愛らしかった。

無言で僕は一度置いた雑誌も手に持ち再び読み返す。

「…………」

なるほど――やっぱりよくわからん。

 

 

 




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